実機レビュー「N4 Pro」と評価 VANTRUEの4K STARVIS 2対応の3カメラドラレコ

※2023年12月11日更新:実機レビューを終了しました。

CPL偏光フィルター無料コード: 74K9GBAX
開始日
2024/01/0416:00JST
終了日
2024/06/3023:59JST
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使用方法: N4 Pro とCPL偏光フィルター両方ともカートに入れて、74K9GBAXのコードを入力してください。

N4 Proと相性の良い純粋なスマートミラー

こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

VANTRUEから2023年向けの4K 3カメラドラレコ「N4 Pro」が発表されています。

同社からは4月に2.5K 4カメラドラレコの「N5」が発表されたばかりで、それぞれの差別化要素が気になるところではありますが、「N4 Pro」に関してはVIOFOの4K対応モデル「A139 Pro」を意識した製品であるように見受けられます。

「N4 Pro」のスペックと特徴

「N4 Pro」のスペックは以下の表の通りです。

N4 Pro
23.0?発売
フロント:3840×2160/?fps
インナー:1920×1080/?fps
リア:1920×1080/?fps
LED信号対応
レンズ視野角
対角155°/160°/165°
microSD付属なし/最大512GB
GPSはマウント内蔵
駐車監視モード
タイムラプス/動体検知/衝撃検知
専用ケーブルはOP
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

カメラの録画解像度は、「A139 Pro」と同じく4K+FHD+FHD、イメージセンサーはフロントが800万画素のSTARVIS 2センサー「IMX678」、リアが200万画素のSTARVISセンサーとなっています。

画質面では「A139 Pro」と非常に近いものである事が予測されますが、「A139 Pro」は逆光補正のチュー二ング精度がイマイチで、黒潰れが目立つ映像の特徴となっていますので、「N4 Pro」のチューニング精度に期待したいところです。

※「A139 Pro」に関してはVIOFOからの要請で、修正ファームウェアでのテストを2回実施していますが、まだ改善されたとは言えない状態。

「A139 Pro」、「N4 Pro」のいずれもWiFi対応モデルですので、ほとんど同じ両者の特性ではありますが、以下の点でハードウェアの構成が異なっています。

・「A139 Pro」:3ピースセパレート
・「N4 Pro」2ピースセパレート

他の部分ではほとんど同等ですので、後は特に逆光補正と夜間の明るさなどの画質のクオリティが差別化ポイントになりそうです。

 

また、同社の「N5」とどちらを選ぶべきが迷うところですが、録画解像度の差から駐車監視中のナンバー認識精度では「N4 Pro」有利、ドアパンチ対策としては「N5」有利、走行中の状況証拠の面では「N5」となりそうです。

全体のバランスを考えると、やはり4カメラの「N5」の方が強そうですね。

実機レビューVANTRUE「N5」の評価 STARVIS 2対応センサーで最強確定 4CHのWiFi対応ドラレコ
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セット内容とデザイン

今回はVANTRUEの提供サンプルにて実機テストを行いました。

セット内容は以下の通りとなります。

・フロント筐体(2カメラ)
・リアカメラ筐体
・GPSマウント
・リアカメラケーブル(6m)
・Type Cシガー電源ケーブル
・PC通信用Type Cケーブル
・取扱説明書
・ドラレコステッカー×2
・両面テープ
・取付部材

フロントカメラ筐体

フロントカメラ筐体のデザインは、「N5」とほとんど同じですが、若干カラーリングが異なる部分があります。

【以下N5】

液晶はドラレコとしてはイレギュラーな長方形の2.0型程度

筐体の下側面には4つの操作ボタン

左側面にはイベント録画/電源ボタンとmicroSDカードスロット

上側面にはリアカメラ端子が装備されています。

付属のマウントにはGPSアンテナが内蔵されています。

リアカメラ筐体

リアカメラはスタンダードな円筒型です。

 

リアカメラケーブル

リアカメラケーブルは6mと短めですので、ミニバンなどでは配線の取り回しが難しいかも知れません。

電源ケーブル

電源ケーブルはType Cシガープラグタイプとなりますが、

駐車監視の運用には別途専用の常時電源ケーブルが必要です。

VANTRUEの駐車監視用ケーブルの種類と違い
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インターフェイスについて

電源ONから録画開始までの起動時間は30秒程度と、ドライブレコーダーとしては極めて遅めです。

メニューツリーは従来のVANTRUEドラレコと同系統ですので、使い勝手は悪くありません。

ただし、本機はWiFi対応機種ですので、操作系はWiFiアプリを使った方が良いでしょう。

WiFiアプリについて

WiFiアプリについてはこちらからダウンロードが可能です。

■VANTRUE DASHCAM APP

本機では、本体側からの操作の他に、「WiFiを開く」「WiFiを閉じる」の音声コマンドでWiFiポートの制御が可能となっています。

WiFiメニューでは本体のメニュー項目が全て網羅されており、使い勝手は非常に良いと感じました。

今回は5GHz帯での接続を行いましたが、WiFiアプリでの動画のストリーミング再生は、カクツキなどは見られず、ストレスなく視聴する事が出来ました。

スマホへの動画のダウンロードも、他社製品と比べると速い方でした。(4K/28fps/5分の動画で2分強)

ダウンロード動画にはこのように地図にGPS情報が反映されます。

音声操作について

また、本機ではこちらの9つの音声操作にも対応しています。

・WiFiを開く:WiFiポート開放
・WiFiを閉じるWiFiポート閉鎖
・写真を撮る:静止画撮影
・ビデオスタート:録画開始
・音声オン:録音開始
・音声オフ:録音中止
・スクリーンオン:ディスプレイON
・スクリーンオフ:ディスプレイOFF
・ビデオをロック:イベント録画

WiFiポートの開放が音声コマンドに追加された事で、この手の製品としては扱いやすくなっています。

車内への取付けについて

今回は初期型のアクアに「N4 Pro」の取り付けを行いました。

このタイプはインナーカメラのレンズがディスプレイ横に付いていますので、ミラー裏には隠せません。

以下手順を踏まないと、本体が脱落し易くなります。

一般的ドライブレコーダーの取り付け手順はこちらの記事で解説しています。

【保存版】自分で前後2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法について解説
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ドライブレコーダーとしての画質について

画質についてはVANTRUEの「Element 3」と映像を比較しました。

比較ポイントはこちらの通りです。

・録画視野角
・逆光補正能力
・ナンバー認識精度
・夜間の明るさ

なお、「N4 Pro」のビュワーは従来のVANTRUEビュワーと同様に明るさ調整に対応しています。

録画視野角について

「N4 Pro」の録画視野角は、以下の通りでした。

【前】

【後】

【中】

逆光補正能力について

逆光補正については、特にフロントカメラにおいてSTARVIS 2センサーを上手くチューニング出来ており、「Element 3」と比べると黒潰れが効果的に抑えられています。

【前】

【後】

【中】

「Element 3」と比べるとインナーカメラも白飛びが効果的に抑えられているのが分かります。

ナンバー読み取り精度について

「N4 Pro」はフロント4Kの超高解像度モデルなのですが、ビットレートが「Element 3」と変わらない為か、4Kなりの精細感は出てない気がします。

【前】

【後】

夜間はHDR補正が強く効いている為、「Element 3」よりもナンバー認識精度は高めです。

【前】

【後】

夜間の明るさについて

夜間の映像については、素の動画の他にVANTRUE VIEWERで再生したものをキャプチャリングして比較しました。

市街地での明るさなドライブレコーダーとしては、ほぼ最上位のクラスとなっています。(VANTRUE VIEWERによる、補正ありきの話)

対「Element 3」では、リアはがやや明るめと言った評価です。

【前】

【後】

【中】

【前】

【後】

【中】

【前】

【後】

【中】

フレームレートとLED信号の映り方について

「N4 Pro」のフレームレートは28fpsとなっていますので、日本全国でLED信号が高速点滅して映るでしょう。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ
...

駐車監視について

「N4 Pro」の駐車監視については別途専用ベージを作り、こちらで解説しています。

■「N4 Pro」の駐車監視の仕組みと使い方について解説

404 NOT FOUND | ドライブレコーダーの専門サイト LaBoon!!(ラブーン)
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PCでの動画の再生について

PCでの動画の再生については以下の2つの方法をテストしました。

・専用ビュワーでの再生
・汎用ビュワーでの再生

専用ビュワーでの再生について

PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード可能です。

■「N4 Pro」専用ビュワー

こちらのビュワーはElementシリーズと共通ですが、明るさ調整機能が実装されています。

その他の機能的には以下のようにドラレコのビュワーとしてはスタンダードなものでした。

・3カメラの同期再生~〇
・映像の拡大縮小~×
・地図への走行軌跡の表示~〇
・速度の表示~〇
・方位計の表示~×
・Gセンサーグラフの表示~〇
・再生速度調整~〇
・明るさの調整~〇

汎用ビュワーでの再生について

汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。

microSDでの録画時間について

microSDカードは最大で512GBまでがサポートされていますが、手持ちのこちらの512GBカードでは1時間以上の録画と再生に異常は見られませんでした。

※データサイズが4K相当以上なので4K対応のU3規格でないとエラーが出る可能性があります

録画データのサイズは、それぞれ以下の通りとなります。

・28fpsの常時録画:11.5GB/H
・15fpsのタイムラプス:6.2GB/H
・10fpsのタイムラプス:4.2GB/H
・5fpsのタイムラプス:2.1GB/H
・1fpsのタイムラプス:0.41GB/H

※データーサイズはファームアップデートごとに変更される事もあり得ます。

 地デジへのノイズの影響について

「N4 Pro」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。

ラジオへのノイズの影響も確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事がありますので結果は参考程度に捉えて下さい。

ドライブレコーダーのノイズ対策と、ノイズが少ないであろうドライブレコーダー
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「N4 Pro」の総評

最後に「N4 Pro」の総評です。

Element 3との比較結果では、昼間のナンバー認識精度では劇的な改善は見られないもののVIOFOは苦戦している4K STARVIS 2センサーのチューニングが秀逸で、ダイナミックレンジが4Kとは思えないほど広がっている上、インナーカメラでも「Element 3」からの進化が見られます。

同じ4KのVIOFOの「A139 Pro」よりも、フロントカメラのダイナミックレンジが圧倒的に広く、3CHモデルとしては現行品としては最もおすすめです。

ただし、「N5」の方がサイド方向の視野角の広さで勝っていますので、特に条件を設けなければ「N5」、次点で「N4 Pro」のおすすめ順位となります。

実機レビューVANTRUE「N5」の評価 STARVIS 2対応センサーで最強確定 4CHのWiFi対応ドラレコ
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