※2018年9月30日更新~最新の情勢に合わせて全面的に内容を見直しました。

車載WiFi環境の構築については2015年に初めてこの記事を書き、世間の通信環境や対応ガジェットの変化に合わせて内容を見直しています。

皆さんはあまり意識していないかも知れませんが、ここ数年で車そのものに通信機能が付いた(正確にはメーカー純正カーナビ)車種が増えており、トヨタであればT-ConnectニッサンならNissan Connect、などが有名ですが、これらのネット通信機能はカーナビに必要な情報を収集したり、緊急時のオペレーターとの対話に使われたりと、用途がまだまだ限定的です。

車載のスマホやタブレットなどのガジェットで、インターネットに接続してネットサーフィンやアプリの使用が可能であれば便利ですが、通信回線の太さや通信コストなどの問題で、このような使い方は今のところ出来ません。

従って車載WiFi環境を構築したいのであれば、通信用のガジェットと回線については別途手配する必要がありますが、そのやり方次第ではコストが2~3倍も変わってしまいます。

ここでは車載WiFiを構築する際の使い勝手、コスパから見たおすすめの方法についてご紹介します。

そもそも車載WiFiが必要となるシチュエーションは?

もともと私自身は車載WiFiの構築については否定派でした。

メーカー純正ナビやアフターマーケットのカーナビでスマホとBluetoothやUSB接続を行い音楽聴くであるとか、或いはスマホのカーナビアプリを使用したり、Youtubeで動画を再生してカーナビに出力するなどの使用方法などが考えられるとしても、これらは特別にWiFi環境を必要とするものではなく、スマホのLTE通信さえあれば実現できます。

■ 車でBluetooth音楽再生をするための3つの方法と、その他のおすすめ接続について紹介!

■ カーナビでYoutubeを再生する方法のまとめ!

 

また、最近のスマホにはスマホを親機としてその他のガジェットをネットに接続させるテザリング機能も搭載されていますので、普通に考えると別途車載WiFiを構築する必要はない、と言う事になりますね。

 

ただし、それぞれの使用方法に合わせた通信プランや通信キャリアを選択しておかないと、毎月の通信料金がぶっ飛んでしまう事もありますし、クラウド対応のドライブレコーダーなどで遠隔駐車監視を行う場合には、車載WiFiを構築するメリットが発生します。

それぞれの目的によってコスパや利便性に優れたキャリアやガジェットの組み合わせが異なりますので、ここからはその目的別に、私がベターであろうと考えるキャリアとガジェットの組み合わせを紹介します。

車内でネット動画をガッツリ見たい場合

最近はテレビよりもYoutubeやその他の動画配信アプリで動画を視聴する人も増えているようですが、動画データを予め端末や外部ストレージに保存しておく場合であれば通信環境は必要ありません。

ただし、リアルタイムでネットで動画をストリーミング再生したい場合には、かなりお財布に優しくない通信料金が発生する事になります。

初めに断っておくと、コスト度外視で通信の快適性を最優先に考えるなら、回線や通信設備を自前で保有しているdocomo・softbank・auの三大キャリア(MNO)の回線を使用するのがベターかと思います。

以下は各キャリアの通信容量ごとの価格と、1GB当たりの料金の比較ですが、通話プラン+データ通信の部分は50GBで7,000円を選択すれば常に動画を見っ放しでない限り足りるのではないかと思います。

お金に余裕がある、または通信の品質にこだわる方は三大キャリアの大容量ブランを契約しておけば問題ないでしょう。

MNOSoftbankdomocoauAEON Mobile
1GB2,900円 
2,900円/1G
2,900円 
2,900円/1G
2,900円 
2,900円/1G
480円
480円/1G
2GB3,500円 
1,750円/1G
--780円
390円/1G
3GB-4,000円
1,333円/1G
4,200円
1,400円/1G
-
4GB---980円
245円/1G
5GB5,000円 
1,000円/1G
5,000円 
1,000円/1G
5,000円 
1,000円/1G
-
6GB---1,480円
246円/1G
8GB---1,980円
247円/1G
12GB---2,680円
223円/1G
20GB6,000円 
300円 /1G
6,000円 
300円 /1G
6,000円 
300円 /1G
4,000円
200円/1G
30GB-8,000円 
266円 /1G
8,000円 
266円 /1G
5,500円
183円 /1G
50GB7,000円
140円 /1G
--10,300円
206円 /1G

参考までに格安系のイオンモバイル(docomo回線使用)の価格を掲載していますが、動画の再生がストレスなく出来るほど回線は太くないので、この用途には不向きです。

 

因みに…自分でテストしてないので確実な事は言えませんが、DTI SIMの使いたい放題プランは回線の品質もそこそこ良く、データSIMだと2,900円の定額で使いたい放題なので、ひょっとするとコイツが最適解になる可能性はあります。(個人的に現在かなり気になっているので、契約期間の縛りがないデータSIMを試してみる事にしました)

■ DTI SIM公式サイト

音楽配信やカーナビアプリを使用したい場合

車載WiFiの構築を考える場合で最も多いのが、音楽配信やカーナビアプリを使用したい、と言う目的ではないかと思います。

この目的であれば通信速度は1Mbps~程度でもそれほどストレスを感じずに運用出来ますし、利用料金も抑える事が出来ます。

なお、過去に音楽配信とカーナビアプリを常時使用しながら1泊2日のドライブで通信量を計測した際には、2日間で1.5GBのデータ通信を使用していましたので、1日のドライブでは0.7~0.8GBと言ったところになろうかと思います。

 

従ってここで押さえておきたいのは、月にどれくらい車でこれらの目的で車載WiFiを使用するのか?、と言う部分になりますね。

月に1日程度ならスマホのテザリングで良いんじゃね?と言う気もしますし、週1日なら3~4GBの通信量が発生します。

おそらく…ですが、三大キャリアでスマホを契約している場合、5GBのプランの方が多いかと思います。

MNOSoftbankdomocoauAEON Mobile
1GB2,900円 
2,900円/1G
2,900円 
2,900円/1G
2,900円 
2,900円/1G
480円
480円/1G
2GB3,500円 
1,750円/1G
--780円
390円/1G
3GB-4,000円
1,333円/1G
4,200円
1,400円/1G
-
4GB---980円
245円/1G
5GB5,000円 
1,000円/1G
5,000円 
1,000円/1G
5,000円 
1,000円/1G
-
6GB---1,480円
246円/1G
8GB---1,980円
247円/1G
12GB---2,680円
223円/1G
20GB6,000円 
300円 /1G
6,000円 
300円 /1G
6,000円 
300円 /1G
4,000円
200円/1G
30GB-8,000円 
266円 /1G
8,000円 
266円 /1G
5,500円
183円 /1G
50GB7,000円
140円 /1G
--10,300円
206円 /1G

現在プランを契約している方の場合、5GBのうち1~2GBしか使っていないようであれば現在のプランでも良いですし、1,000円追加すれば6,000円で20GBまで容量が拡張されます。

外出先で動画の再生をしないなら格安音声SIMがお得

ただし、お金に余裕があったり、通信回線の品質にこだわりがあるなら三大キャリアの回線でも良いとは思いますが、車や外出先で動画の再生をほとんどしない人には、現在の情勢では三大キャリアの激高い通信費を支払うのはアホらしいと私は感じています。

私の場合には少々面倒でしたが、家庭全体で固定回線・スマホ・モバイルルーターなど、全ての通信費が月間で4.5万円ほどになってしまっていた上に、外で動画を再生するような使い方をする家族はほとんどいなかった為、イオンモバイルに切り替えました。

三大キャリアで5GBのプランを契約している場合には、1回線あたり7,000~8,000円の通話・通信料が掛かりますが、イオンモバイルなどの格安SIMに切り替える事で大幅に通信費が削減されます。

音声SIM×5回線でデータは全員で4GBをシェアするプランだと5,378円~となります。

イオンモバイルのレビュー、評価

5回線で4GBだと足りないですが、データを多く使う回線は限定されますので、外出先で最もデータを使う娘にはモバイルルーターを持たせています。(これも格安SIMの使い放題の方が良いと思いますが、期間の縛りがあり解約出来ない)

それでもスマホ5台で1万円以下に抑えられていますので、もっと早く乗り換えりゃ良かったな…と言うのが今のところの感想です。

格安SIMが普及してきた事で保険と同じように自分の使い方や求める条件に合ったものを選べば、通信費はかなり削減できる時代になっていますので、車載WiFiなどに興味を持つくらいの人であれば格安SIMへの乗り換えも検討すべきだと思いますね。

車載WiFi前提で格安音声SIMを選ぶならドコモ系の回線がおすすめ

格安SIMはドコモ・ソフトバンク・au(MNO)の三大キャリアから回線を回線を間借りしている通信事業者(MVNO)が提供するサービスです。

車載で音楽配信やカーナビアプリを使用するのであれば、通信速度はさておき、通信エリアは広い方が良いでしょう。

都市部や市街地であればどこの回線であっても繋がり易さはほとんど変わりませんが、車載の場合には民家が全くないような人の生活圏から大きく外れた場所を走る事もあります。

三大キャリアの4G/LTE通信網の広さは、①ドコモ→②ソフトバンク→③auの順となっており、私の経験上では民家のないような山や田舎道を走っている時にはソフトバンクでは圏外になっているものの、ドコモ回線は結構しぶとく粘っていた言う印象が強いです。

こんなコースでテストしてみました。

ソフトバンクではポツポツ圏外になっているところでも、ドコモ回線は圏外は確認出来ず、使用していた音楽再生アプリやYahoo!カーナビで再生や案内が飛ぶ現象はありません。(ストリーミングやキャッシュがあるので、短時間圏外になっても分からない)

各キャリアの4G/LTE対応エリアはこちらから確認出来ます。

■ドコモ回線エリア

■ ソフトバンク回線エリア

■ au回線エリア

ドコモ系の回線を使用した格安音声SIM

ドコモ系の回線を使用した格安音声SIMはかなり選択肢が多いです。

音声SIMなので番号ポータビリティによる移転と、SIMロックが掛かっている端末ではロックの解除が必要ですが、少々面倒な部分はあるものの、それほど難しい処理でもありません。

■ SIMロック解除の手順

■ iPhone 7でソフトバンクの分割払いのSIMロックの解除手順

 

通信業者によってはYoutubeなどの特定の動画再生が定額になるプランも用意されていますが、回線速度の問題で快適には見れないと思いますので、ここでは純粋に価格の比較のみを行います。

比較したMVNOが14社とかなり多く、プランの種類も多い為に分かりにくいのですが、以下の表をクリックすると拡大画像に飛びます。

ここでは現在使用しているスマホの回線を番号ポータビリティで移転する前提なので、現在毎月消費しているデータ量を把握する必要がありますが、3~8GB辺りの方が多いのではないでしょうか?

 

このレンジだとそこまで大きな価格差はないのですが、3GBであれば…

・DTI SIM~1,490円

・DMMモバイル~1,500円

・mineo~1,510円

 

辺りが最安値となっています。

 

4~6GBのレンジであれば…4~6GB帯に全てを掛けている、イオンモバイルがダントツの安さかと思います。

・イオンモバイル~1,580円(4GB)、1,980円(6GB)

・DMMモバイル~1,910円(5GB)

・U-mobile~1,980円(5GB)

 

7~8GBのレンジになると、nuro mobileが頭一つ抜けた感じになりますね。

・nuro mobile~2,400円(7GB)、2,600円(8GB)

・DMMモバイル~2,560円(7GB)、2,680円(8GB)

・イオンモバイル~2,680円(8GB)

 

9GB以上になると、以下の2社の使いたい放題プランに注目せざるを得ません。

・U-mobile~使いたい放題、2,730円

・DTI SIM~使いたい放題、2,900円

 

なお、U-mobileの2,730円と言うのは12ヶ月縛りの価格で、6ヶ月縛りだと2,980円になります。

DTI SIMの2,900円は12ヶ月縛りがありますので、単純に価格だけを比較するとU-mobileが優位、と言うことになりますね。

なお、複数回線を番号ポータビリティで移動させる場合には、イオンモバイルのシェアプランがダントツの安さになりますので、2回線以上ならイオンモバイルが良いのでは?と考えています。

音声SIMは家族で4GBをシェアして、必要に応じてDTI SIMU-mobileのデータSIMをSIMフリーのルーターやUSBドングルで使っていく、またはデュアルSIMのスマホを持っているならスマホのみでも回線を分けられますね。

もちろん、SIMフリーではないモバイルルーター回線ごと契約して使う手もありますが、トータルコスト的にはSIMフリーよりも高くなります。

SIMフリーではないモバイルルーターについては、次の項目で説明します。

クラウド対応のドラレコで防犯目的の遠隔監視をしたい場合

最近は夜間の暗がりでも比較的明るく撮影が可能な、低照度センサーを搭載したドライブレコーダーが増えていますが、この中にはクラウドサーバー系経由で駐車中の異常をアナウンスしたり、映像の遠隔視聴が可能であったり、音声の送信が可能であったりするものがあります。

クラウド対応ドライブレコーダー BLACKVUE「DR750S-2CH」のレビュー・評価

こう言ったガジェットでの遠隔クラウド送信を行う為には、ガジェット設置場所にネットにつながるアクセスポイントが必要になりますので、要らなくなったスマホやモバイルルーターの類を手配しなければなりません。

要らなくなったスマホがある人の場合には、データSIMのみを新規で契約すれば良いですが(SIMロックの問題もありますが)、そうでない場合にはモバイルルーターとデータSIMのセット、またはSIMフリーのモバイルルーターとデータSIMを契約する事になります。

コスパ重視ならSIMフリールーターとデータSIM

車の駐車監視はバッテリーに負担が掛かるので、SIMフリールーターについては省電力性に優れたものを選びたいところですが、この点を重視するなら余計な機能が絞られたUSBドングルタイプがおすすめです。

車載WiFiにおすすめ? ドコモ回線対応のSIMフリーUSBドングル「PIX-MT100」の実機レビュー

データSIMは以下の画像をクリックすると各社の比較を見る事が出来ますが、ポイントは説明しますので見なくでもOKです(笑)

ドラレコのクラウド監視の為だけにデータSIMを導入するのであれば、余計なライブビューを視聴しなければ大体1ヶ月で1GB程度の容量で収まるかと思います。

そこで1GB以下の価格を比較していくと…

 

・イオンモバイル~480円(1GB)

・DMMモバイル~480円(1GB)

・LINEモバイル~500円(1GB)

辺りが最安値となりますので、単体でデータSIMを選ぶならこの3つのうちのいずれかで良いかと思います。

 

ただし、これはスマホの方は三大キャリアで契約してる場合の選び方なので、既にスマホも格安系のSIMを使っているなら、そのMVNOでデータSIMを追加した方が良いかも知れません。(言うまでもないですが)

また、この機会にスマホの方も番号ポータビリティで格安SIMへの乗り換えを検討しているのであれば、3枚目のSIMまで無料追加が可能なイオンモバイルを軸に考えた方が良いかと思います。

 

例えば音声SIM×2、データSIM×1、データ量が4GBの場合には、月々の支払いは2,678円になります。

データを8GBに増やすと3,974円となります。(税込み)

 

エキサイトモバイルもシェアプランではイオンモバイルに近い価格となり、使った容量の分だけの支払いプランを使用すれば、音声SIM×2、データSIM×1、データ量が4GBの場合には、3,434円となります。

データを8GBに増やすと3,877円となり、イオンモバイルよりも若干安くなります。

※この従量制プランは事前に容量が決まっている訳では無いので、7GB未満で収まる月があれば料金はもっと下がります。

と言う訳ですので、スマホのナンバーポータビリティを前提として、更に車載WiFi用にデータSIMを追加するなら、イオンモバイルか、エキサイトモバイルのいずれかが良さそうです。

月間で20GBくらいデータを使用するような家族がいる場合には、その回線だけ DTI SIMなどで契約し、あまりデータを使わない回線と、車載WiFiの分だけイオンモバイルか、エキサイトモバイルにすると言う選択肢もありますね。

SIMとモバイルルーターのセット契約と言う手もある

コスパを重視するならSIMフリールーターと、格安データSIMの組み合わせが最もおすすめですが、色々設定の面で自信がない…と考えているなら、コスパでは劣りますがデータSIMとセットのモバイルルーターを契約すると言う手もあります。

この方式であればルーター側の設定はほぼ不要で、手元に届いた日からすぐに使用が可能です。

モバイルルーターもスマホの回線と同様に、ドコモ系・ソフトバンク系・au系+αの回線が使えるものが存在しますが、4G/LTEの回線を使う場合にはコスパは大手キャリアのスマホのプランと大して変わらなくなります。

WiMAXは高速だが車載には向かない

モバイルルーターとして、最もシェアが大きいのはWiMAXですが、WiMAXは専用の周波数の回線を使用する事で低価格で高速な通信環境を実現しています。

※WiMAXの独自設備の通信網をメインに使用し、auのLTE回線を補助的に使用する。

WiMAXの独自設備の通信網では、実測で30Mbps程度の通信速度なら普通に出てしまうので、かなりの高速ではあります。

ただし、スマホのLTE回線とは大きく周波数帯が違いますし、基地局自体物理的に別なので、LTE回線と比べるとちょっと民家のないエリアに入っただけで、通信状況が怪しい事になります。

都市部には強く、民家のある場所なら大体つながるので固定回線の代替として向いており、私も過去に固定回線代わりに使っていた時期がありました。(もうすぐ契約が切れますが、仕事の環境が変わったので契約は更新しません)

このWiMAXの速度は速いが、民家のないようなエリアに行くと全く繋がらなくなると言う特徴は、車載WiFiとしてはちょっと微妙ですね。(地方をドライブ中に音楽配信アプリを使用すると、結構な頻度で切れる)

また、WiMAXは独自回線以外にもauのLTE回線を補助的に使用する事も可能で、これによりエリアの狭さはカバーする事は可能になりますが、この補助回線を月間で7GB以上使用すると、全ての通信速度が制限を喰らって低速になってしまいます。

まぁ、4G/LTEはそんなに安くは使わせない…と言う事ですね。

 

…なので、車載WiFiとして使用するならイマイチ使い勝手が悪いという事になりますね。

車載WiFi以外の普段使いがメインで、時々車載と言う形で考えているのであれば、コスパに優れた良い回線であるとは言えます。

月々の料金はGMO経由がキャッシュバックなどが最も厚く、最安値となります。

■ 最大42,000円キャッシュバック!!月額料金も3,609円(税抜)~とお得!工事不要でお得なWiMAX2+はこちら

ソフトバンク系のワイモバイルもプランが微妙

ソフトバンクのLTE回線を使用しているモバイルルーターには、運営もソフトバンク系列のワイモバイルがあります。

冒頭で少し触れた「404HW」ですが、これはワイモバイル回線専用の車載WiFiルーターとなり、シガーソケットに直接挿し込むことで、電源のオン・オフが車のエンジンに連動し、運用面では便利であるものの、肝心の回線プランの方が割高です。

「404HW」はワイモバイルで通話SIMを契約している人向けの追加データSIMと言う位置付けなので、もともと単体での運用は想定されていません。(ただし、amazonなどで「404HW」を購入し、別途ワイモバイルのデータSIMを契約すれば使えるという話)

ただし、何れにしてもワイモバイルのデータプラン自体が割高で、LTE回線を使用した高速通信は、4G/月で2,480円~、7G/月で3,696円~、となっています。

また、月額4,380円~でWiMAXと同様にLTE回線を使用しない周波数帯での利用も可能なプランも存在しますが、これはWiMAX以上にエリアが狭いのが難点です。

■ 通信方式「AXGP」の提供エリア

従ってワイモバイルは、コスト・使い勝手の両方から見て、どちらも微妙と言うことになりますね。

ドコモ系の回線を使ったC mobile

C mobileはドコモの回線を使用した、モバイルルーターとデータSIMがセットのMVNOですが、WiMAXとは対極の特性を持ち、速度は遅い(一般的な格安SIMとそれほど変わらない)ものの、回線がドコモである為、通信エリアが広いのが特徴です。

■ Cモバイル公式サイト

料金は3,600円/月となっており、3日で2GBを超えると低速化の制限はあるものの、コスパはなかなか良いと感じています。

私は昨年C mobileを契約していますが、やはり通信エリアが広いのでドライブでは非常に使い易いと言う評価をしています。

Cモバイルを実際に契約してみた

という訳で…実際にCモバイルを契約してみました。

ルーター本体についてはCモバイルサイトに掲載されていたものよりも新しい、FUJISOFT製の「FS030W」というものです。

最大通信速度は150Mbps、WiFi通信時のバッテリー駆動時間は20時間となっています。

まあ、車のグローブボックスに入れっぱなしにするので見た目はどうでも良いですがWiMAXのルーターに比べるとレトロな感じですね(笑)

やはりWiMAXの「WX02」に比べると随分バッテリーの持ちは良いです。(ほぼ100%車載なのであまり関係ないんですが)

回線の細さは思った以上だったが、なかなかしぶとく圏外にはならない

Cモバイルの回線は、ドコモの回線を一部間借りしているものなのですが、私が住んでいる埼玉県久喜市辺りだと昼間で8~10Mbpsくらい、夜間は0.5~3Mbpsと予想以上に回線が細いです。

アップロードは10~20Mbps程度で安定しているので、これはユーザ数に対して必要な回線の広さが確保されていない為だと思われます。

流石に1Mbpsを切るのはどうなの?と思いますね。

ただ、1Mpsを下回っていてもヤフーカーナビや音楽配信を使用する程度なら問題はありませんでした。

スマホやタブレットでネットサーフィン程度も問題はないです。

ただ、Youtubeの視聴などはちょっとしんどいですね。

 

因みに今回はドライブ目的でどうか?という事がテーマだったので、埼玉からこのようなルートで八ヶ岳まで往復してきました。

この間、ポイントポイントでCモバイル、ワイマックス、ソフトバンクのスマホで通信速度のチェックを行ったのですが、ちょっと山に入ると…というより周りに民家がないような場所ではワイマックスは圏外になる事が多いです。

一方でCモバイルについてはこのルートではほとんど圏外になる事はなく、圏外が確認できたのが1回のみでした。

ソフトバンクのスマホについては4回くらい圏外が確認出来ましたので、やはり繋がり易さはドコモ>ソフトバンクというのはあながち間違いではなさそうです。

因みに田舎の方に行くと、おそらくCモバイルを契約しているユーザーが少ない為か、通信速度は夜間でも遅くなりませんでした。

昼夜通しても3~10Mbpsの間で安定しており、人口密集地のように1Mbpsを下回るようなことはありませんでした。

もちろん、ヤフーナビと音楽配信ソフトが機能しなくなった事は一度もありません。

2日間のドライブで1.5GBくらい通信した

今回は丸二日間、ほぼヤフーナビと音楽配信ソフトを使用しっぱなしで走ってみたのですが、2日間のドライブで1.5GB程度の通信量だったので、一日だと0.7~0.8GB程度になります。

通信上限に関しては3日で2GBなので、丸3日間この使い方をすれば上限に引っ掛かりそうですが3日連続で1日中ドライブは体の方が先に壊れます…多分。

従ってデータの使用上限もドライブ目的なら問題なさそうですね。

■ Cモバイル公式サイト

車載WiFiのまとめ

以上、車載WiFiの構築方法について通信プランや目的別にご紹介しました。

個人的にはスマホも合わせて格安SIMに切り替えてしまうのが、最も幸せになれるのではないか?と感じています。

番号ポータビリティを使用した格安SIMへの切り替えは、初めての場合にはちょっと面倒で敷居が高い印象もありますが、気になっているならなるべく早めに切り替えをした方が良いと思いますよ。

…でないと、三大キャリアに知らず知らずのうちにどんどんお金を吸い上げられますから…。

イオンモバイルのレビュー、評価

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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