Androidスマホやタブレットにアナログ動画を出力してキャプチャリングするケーブル

androidスマホやタブレットの画面をカーナビやその他のモニターに出力させるミラーリングについては、様々な方法が知られていますが、その逆…つまりカーナビやその他の再生機器などの映像をandroidスマホやタブレットに出力っする方法はあまり知られていません。

…というか、私も今日知ったばかりです。

タブレットの大画面で録画データを確認したいという話

何でそんなものを見つけたのかというと、ドライブレコーダーの動画をタブレットの大画面で再生したいというご要望と頂いたからです。

なお、大概のドラレコのファイルであればandroid端末にドラレコのmicroSDをぶっ込めば再生可能ではありますが、中には再生不可の形式のファイルも存在します。

今回問題になっているのはコムテックの「ZDR-015」という前後2カメラのモデルで、もちろんドラレコ本体ではフロント・リアの個別の再生は可能ですし、PCでの再生に関しても専用ビュワーを使用すれば問題はないのですが、このモデルはフロントとリアのファイルが表裏で一体化してAVI形式のコンテナに収納されており、汎用のPCソフトやスマホの動画再生機能ではフロントの動画しか再生が出来ません。

なお、PCで特殊なソフトを使用してAVIのコンテナを分解すれば前後個別のmp4ファイルが抽出出来ますが、事故現場においてタブレットのアプリでその処理を行う事は出来ませんので、これは困った…というお話です。

I/Oデータのアナレコ「GV-USB2/A」を使用すれば何とかなりそう

最近のドラレコはWiFi通信でスマホやタブレットに直接動画を出力する事が可能なモデルも増えてきていますが、AVポートから動画を出力するタイプ、microHDMIから動画を出力するタイプ、動画の出力が出来ないタイプなど、様々なものがあります。

事故の場合にはその場で動画を提出しない方が良いとアドバイスする事故処理や法曹関係の専門家もいますし、そう言ったケースもあるかとは思うのですが、全ての場合にそのような判断をすべきであるかどうかはその道の専門家ではない私には判断し兼ねます。

まぁ、事故現場で相手が事実と異なる証言をした場合、その場で警察と相手に動画を見せれば相手の証言が覆る可能性が高いので、そう言った面ではドラレコの液晶は大きい方が便利ではありますが、その弊害として筐体も巨大化して運転の妨げになる事もありますので、液晶は大きければ大きいほど良いとも言い切れませんね。

今回のケースではアナログ出力ポートを搭載している「ZDR-015」のリア動画をタブレットの大画面で確認したいという事なのですが、以下の「GV-USB2/A」というケーブルと汎用のRCAケーブルを使用する事で可能ではないかと思います。

※コムテックの場合は汎用の音声×1、映像×1のケーブルだと電極の位置が微妙に異なるらしく、奥まで差し込まない位置が適正ポイントとなり、かなりノイズが入り易くなりますので、専用のVC-100を使用した方が良さそうです。

なかなか題材的に面白いと感じる案件ですし、解決出来れば多くの方の役に立ちそうなアイテムですので、早速ポチっておきました。

ブツが届き次第、本当に期待したような使い方が出来るのか検証してみます。

android端末でも対応機種が指定されており、動かない端末の方が多いんじゃないか?というオチ

ブツが届いたのですが、大変残念なオチがついてどうやらSONY、SAMSUNG、ASUSなどの一部の端末でしか動作しないという事が判明。(笑)

■ GV-USB2/A対応情報

amazonの販売ページには [対応OS] Windows(10/8.1/8/7)、android OSを搭載したスマートフォン・タブレット端末」と書かれていたので機種限定ではないかと思ったのですが、全然ダメでした。

ただ、発送的にはかなり良いものだと思いますので、今後もこの手のものがないか探し続けてみようと思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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