※2021年1月3日更新~2021年に向けて内容を見直しました。
こんにちは!Omiです。
この記事では2021年向けにユピテルのレーダー探知機のラインナップ、おすすめの製品とその理由について解説しまます。
2021年モデルについては未発表ですので考慮していませんが、2019~2020年に掛けてのレーザー探知実装で大きな変更は実装済みですので、2021年モデルについては小型マイナーチェンジと予測しています。
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レーダー探知機の王道メーカー、ユピテル
ユピテルはレーダー探知機3社の中では最もインターフェイスや細かい機能・性能面が洗練された王道を行くメーカーです。
この王道とはシェアがNo.1であると言う事ではなく、変化球を使わずに正攻法でレーダー探知機としてあるべき機能や使い勝手を追求し、ブラッシュアップして来たと言うニュアンスで使っています。
なぜ「ユピテルのレーダー探知機が一番優れている」と言わずに、このような曖昧な表現を使ってるかと言うと、本来レーダー探知機求められる最大の要素であろう「取締り回避能力」が他社品に比べて絶対に高いとは言い切れないからです。
「取締り回避能力」が高いとは言い切れないけれども、私が王道と考えるユピテルのレーダー探知機の具体的な特徴を挙げてみましょう。
なお、この特徴はあくまでも他社と比較の上での相対評価で、一部体感的なものを含みます。
①GPS測位の速さ・精度の高さが安定感している
②ほとんどの機種が静電式タッチパネル採用であり、それを前提にインターフェイスが刷新されている為に操作性に優れる
③ポータブルナビも生産している関係でフルマップ表示や警報アイコンが非常に見やすい
④警報音声を数種類から選ぶ事が出来る上、他社のように素っ気ないものではなく遊び心が感じられる
⑤他社製品よりも薄型で液晶のベゼル部分も少なく、コンパクトでスタイリッシュ
これらの特徴を強引にまとめると、快適性と趣味性が高いと言えようかと思います。
ただし、ユピテルのレーダー探知機には他社にはない大きなデメリットがあります。
それは年間5,000円近くのGPSデータ更新費用を要求される点です。
まず、この点が絶対に許容できない方にはコムテック、セルスターの製品をおすすめします。
ユピテルの現行モデルはエスフェリックレンズ装備
ユピテルのレーダー探知機は2019年の春にレーザー対応が実装され、その年の秋にはエスフェリックレンズと言う従来機よりもレーザー探知距離が伸びた製品が発売され、現行モデルではエスフェリックレンズが標準装備されています。
2020年時点ではこのエスフェリックレンズ採用モデルは、以下の3つのカテゴリーに分類されます。
①レーザー・レーダーGPS受信部がセパレートのモデル
②レーザー・レーダーGPS受信部が一体化したモデル
③レーザーの受信のみが可能なスタンドアローンモデル
これらの製品はレーザー受信部には全て同一のエスフェリックレンズを採用していると見られ、過去のテストではそれぞれのタイプごとに探知距離の差異は認められませんでした。
従ってレーザー受信の面では一体化モデルに対して、セパレートとスタンドアローンモデルは受信部の設置の汎用性が高いと言う面以外にはアドバンテージはないと言えます。

セパレートと一体型ではKバンドの探知距離に差が出た
これはユピテル側が意図した仕様ではないようですが、過去のテストではKバンドレーダー波で探知を行う北本市、大垣市の小型オービスであるセンシスSSSでは、いずれもセパレートタイプの「LS700」の方が同世代の一体型「A360α/LS310/GS203/Z110L」よりも探知距離が長いと言う結果でした。
レーダー波は目には見えないので、個体の誤差、環境による誤差も考えられられますが、これは判断出来ませんのでLaBoon!!では結果のみを比較して探知距離に関しては「セパレート>一体型」と解釈しています。
…という訳なので、妥協なしでの探知性能を重視したおすすめモデルはセパレート型になります。
なお、Kバンドに対しては自販機の動体検知センサーを誤検知してしまうなど、どのメーカーの製品も問題があります。

セパレート型はネット専売の「LS70a」がおすすめ
セパレート型には販路ごとに
②「LS70a」:WEB専売
③「Z200L」:指定店向け
の3機種がありますが、このうち最も価格が安いのがWEB専売で説明書がダウンロード版になる「LS70a」になります。
仕様的には指定店向けの「Z200L」がミラー裏に取り付けるステーが付属するなどの違いがありますが、本体仕様は同等です。
一体型は4型番の同一仕様
価格や取り付けの問題を抜きにすれば、セパレートモデルがおすすめですが、セパレートは高過ぎる…と感じる方は一体型を検討しても良いでしょう。
以下4機種は同一仕様です。
②「GS203」:一般向け
③「A360α」:WEB専売
④「Z110L」:指定店向け
amazonでは「LS310」と「A360α」が売られていますが、価格は時期によって変動しますのでどちらが安いとは言い切れない程度の差です。
スタンドアローンの「LS10」をベースに考える場合
ユピテルからはレーザー探知非対応のレーダー探知機と合わせて使用する事を前提とした、レーザーだけを探知できるスタンドアローンの「LS10」も販売されていますので、この製品と型落ちでレーザー探知非対応の製品を組み合わせるのも良いと思います。
この製品はスタンドアローンで動作するものですし、ユピテルのレーダー探知機と連動する機能もありませんのでコムテックやセルスターのレーダー探知機と合わせて使う事も可能です。
電源ケーブルはシガータイプが1本、ユピテルのレーダー探知機と合わせて使う際に使用する分岐ケーブルも付属します。
従って取り付けの面を考えるとユピテルのレーダー探知機と合わせて使用する方がスマートかと思います。
レーザーは電波とは異なり貫通力に乏しい為、受信部を設置する位置にこだわりたいところですが、本機に関してはダッシュボード上以外にもミラー裏やルーフパネルに吊り下げるステーが付属しています。(フロントガラスへの取付は保安基準に引っ掛かります)

「LS10」と組み合わせる前提なら、小型オービスで使われるKバンド探知に対応した2017年~2019年の年始までのモデルが候補になりますが、現状では2018年モデルの「A330」が1万円ちょいのリーズナブルな価格で売られています。
まとめ
以上、ユピテルのレーダー探知機のおすすめモデルについて解説しました。
コストの問題を除けば、他社の製品も含めてKバントの誤報の調整・レーザー探知距離の面で最も高い実用性を誇る「LS70a」がおすすめです。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)

コメント
Yupiteruの霧島レイモデルのレーダー探知機(Lei03等)が気になってます。
できればレビューいただけると嬉しいです。
ando toshi様
リクエストありがとうございます。
ユピテルさんにサンプル貸与を要望してみますね。
ando toshi様
10月末にLei03+が発売予定のようですが、このモデルでよろしいですか?
気がついたらLei03は終売になってたんですね。
Lei03+という後継モデルがあるのですねー。それでお願いします。
(前のモデルと違いがよく分からない)
他社には無い唯一の存在だと思うので、気になってる次第です。
ando toshi様
了解し致しました。
ただ、現状作業が立て込んでいる為、少し時間が掛かりそうです。
フルマップを重視していないので先日出た新機種のLS100が気になっているのですが、LS310から色々引き算したような感じなので、大事な性能面ではどうなのでしょうか?
カー用品店での取扱はまだのようですが…。
DETH様
LS100とLS310の差異についての見解は、6月21日9:00公開予定の記事で解説します。
https://car-accessory-news.com/ls100/
わざわざ記事にしていただき、ありがとうございます。
いくつか気になった点はそちらの記事で伺わせていただきます。
DETH様
また何かありましたら遠慮なくご質問下さい。
いつも読ませてもらってます。
LS700の、ファームの更新があるらしいのですが、調べてみると、文鎮化したひとがちらほらいるようです。
更新は、いかがでしたでしょうか。コメントいただけるとうれしいです。
あすたる様
LS700のファームウェアは
・各種動作安定性向上
とありますので、こちらではもともと不安定な動作は認められなかった為、アップデートはしていません。
ありがとうございました。
あすたる様
また何かありましたらご質問下さい。