※2020年6月13日更新~2020年モデルはこれ以上出てこない?ような気がするので2020年向けに内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

この記事では2020年下半期向けにユピテルのレーダー探知機のラインナップ、おすすめの製品とその理由について解説しまます。

レーダー探知機の王道メーカー、ユピテル

ユピテルはレーダー探知機3社の中では最もインターフェイスや細かい機能・性能面が洗練された王道を行くメーカーです。

この王道とはシェアがNo.1であると言う事ではなく、変化球を使わずに正攻法でレーダー探知機としてあるべき機能や使い勝手を追求し、ブラッシュアップして来たと言うニュアンスで使っています。

なぜ「ユピテルのレーダー探知機が一番優れている」と言わずに、このような曖昧な表現を使ってるかと言うと、本来レーダー探知機求められる最大の要素であろう「取締り回避能力」が他社品に比べて絶対に高いとは言い切れないからです。

「取締り回避能力」が高いとは言い切れないけれども、私が王道と考えるユピテルのレーダー探知機の具体的な特徴を挙げてみましょう。

なお、この特徴はあくまでも他社と比較の上での相対評価で、一部体感的なものを含みます。

①GPS測位の速さ・精度の高さが安定感している

②ほとんどの機種が静電式タッチパネル採用であり、それを前提にインターフェイスが刷新されている為に操作性に優れる

③ポータブルナビも生産している関係でフルマップ表示や警報アイコンが非常に見やすい

④警報音声を数種類から選ぶ事が出来る上、他社のように素っ気ないものではなく遊び心が感じられる

⑤他社製品よりも薄型で液晶のベゼル部分も少なく、コンパクトでスタイリッシュ

これらの特徴を強引にまとめると、快適性と趣味性が高いと言えようかと思います。

ただし、ユピテルのレーダー探知機には他社にはない大きなデメリットがあります。

それは年間5000円近くのGPSデータ更新費用を要求される点です。

まず、この点が絶対に許容できない方にはコムテック、セルスターの製品をおすすめします。

2019年はレーザー探知元年

ここ数年のレーダー探知機市場の流れの中で、昨年の2019年は特別な年となりました。

…と言うのは、各都道府県警による新型にレーザー式オービスの導入に伴い、レーダー探知機メーカー各社もこれに対応してレーザー式取締りを探知できる製品を投入してきたからです。

ユピテルは従来から年始にいち早く新型モデルの発表を行っており、問題の2019年も2月に「GWR503sd/A340/A330α」(同一品の販路違い)と言う前年のマイナーチェンジモデルを発売していますが、これらの製品はレーザー式には非対応でした。

その2か月後の4月には「LS300/GS103/A350α/WR70」(同一品の販路違い)と言う型番でレーザー対応モデルが大々的に打ち出され、2月モデルの「GWR503sd/A340」はあっと言う間に型落ちになってしまい、更に10月にはレーザー受信部をエスフェリックレンズとする事でレーザー探知距離が3倍と謳われる「LS310/GS203/A360α」が発売された為、春モデルは全て型落ちになると言う異常事態となりました。

4月までに新製品を購入してしまった人は「騙された!金返せ!」と言いたくなりますよね。

そして2020年は?

通常は年に一度のモデルチェンジのところ、2019年は3回もモデルチェンジを行っていますのでこの記事を書いている6月中旬の時点では下位モデルの更新はあったものの、スタンダードグレード以上の製品に関してはモデル更新が行われていません。

出所が不明なのですが、コメントでユピテルの2020年のモデル更新は行われないなどの情報も頂いており、ひょっとするとこのまま更新が行われない可能性もあるかな?と考えています。

ただし、型落ち製品の救済の為にレーザー式取締りだけを探知できる「LS10」と言うスタンドアローン型の製品が発売されていますので、ユピテルのレーダー探知機はこの製品+価格の安い型落ちを軸に考えて行った方が良いかも知れません。

2017~2019年モデルの更新ポイント

レーザー探知以外の部分では2017年~2019年モデルともほとんど同じ機能ですが、この間の年次ごとの違いをまとめるとこちらの通りとなります。

①2017年モデル~小型オービスのKバンドレーダー波探知、ファームウェア更新自動チェック機能

②2018年モデル~インターフェイスの大幅な見直し、ブラケットの高さ変更、標高データ収録による警報制度の向上

③2019年2月モデル~可搬式・半可搬式の小型オービスのレーダー波を通常のレーダー波と識別して別種の警報を出す

④2019年4月モデル~レーザー式取締りを探知

⑤2019年10月モデル~エスフェリックレンズ採用でレーザー式取締りの探知距離が3倍、レーダー警報の発報強度をカスタマイズ可能

⑥2020年4月モデル~スタンドアローン型のレーザー式取締り機登場

以上のように2017年に小型オービスのKバンド探知に対応した後は、レーザー探知以外の部分に関しては重要な更新はありません。

従ってスタンドアローン型のレーザー式取締り機「LS10」を軸に考えるのであれば、2017~2018年モデルも価格によっては充分選択肢に入ります。

レーザー探知専用の「LS10」

まず、軸として押さえておきたいのがレーザー探知ユニット「LS10」です。

この製品はスタンドアローンで動作するものですし、ユピテルのレーダー探知機と連動する機能もありませんのでコムテックやセルスターのレーダー探知機と合わせて使う事も可能です。

電源ケーブルはシガータイプが1本、ユピテルのレーダー探知機と合わせて使う際に使用する分岐ケーブルも付属します。

従って取り付けの面を考えるとユピテルのレーダー探知機と合わせて使用する方がスマートかと思います。

レーザーは電波とは異なり貫通力に乏しい為、受信部を設置する位置にこだわりたいところですが、本機に関してはダッシュボード上以外にもミラー裏やルーフパネルに吊り下げるステーが付属しています。(フロントガラスへの取付は保安基準に引っ掛かります)

ユピテルから後付けレーザー探知ユニット「LS10」発表!

一体型の最新モデル

2020年6月時点での一体型最新モデルは、前述の通り2019年10月に発売された「LS310/GS203/A360α」となります。

この製品を選ぶ場合には「LS10」は不要です。

A360α LS310 GS203 Z110L
19.10発売
3.6型モニター
静電式タッチパネル
自動更新OP
情報共有OP
フルマップレーダースキャン
可搬式・半可搬式識別探知
レーザー光線照射探知
無線受信
GPS16.2万/取締5.7万

このうち「A360α」については実機テストを行っていますが、レーザー式の探知距離は他社製品よりもやや長めではあるものの、レーダー式の小型オービスで使われるKバンドの電波検知の誤報がコムテックの製品と同様に非常に多いのが難点です。

Kバンドの取締りに使われる24.1Ghz帯はコカ・コーラの動体検知自販機や、マツダ車の後方検知に使われているものと同じらしく、現状の技術ではこれらの電波を切り分けて警報するのが困難らしく、感度の調整で対処するしかありません。

なお、2月モデルと異なる点としてはエスフェリックレンズ以外にもレーダー警報の発報強度をカスタマイズ可能な点が挙げられますが、ほとんど誤報のないXバンド警報も一括して調整されてしまうのが難点ですし、強度を落とすと本物の取締りの際に警報が出るのが遅くなると言う問題点もあります。

このような事情からこの系統は手放しでおすすめ出来る状況ではありません。(それを言ったら各社の全モデルともそうなりますが、レーダー探知機市場の情勢がそんなものと理解して下さい)

最新の今井亮一氏の情報では、官僚の天下り先の確保の絡み(推察だが)で価格が高いにも関わらず日本の東京航空計器製のレーザー式取締機の導入が進んでいたが、最近はコストが効果に見合わないと言う評価を受けているようで、価格安いKバンドレーダー波を使うセンシス製を導入する都道府県警が増えているそうです。

同記事内の天下りに関するソース

2013年当時は、通学路等の安全を旗印に高性能の新型オービス(特に可搬式)を導入し、新制度すなわち速度違反金と民間委託へ進むつもりだった。可搬式はかなりの台数が必要となる。大きな商売になる。当然、高報酬の天下りポストが生まれる。良い悪いはともかく、日本の根幹は官僚、官僚の根幹は天下りといわれる。

なのにセンシスは天下りをどうしても受け入れなかったようだ。この点について、のちにセンシスは『ラジオライフ』(三才ブックス)からの質問に対しこう答えている。「本国には非常に厳しい企業倫理がありその企業倫理を日本でも守らなければいけません。弊社は製品の性能、サポート、信頼を勝ち取って戦うしかありません」。

また、同記事内では朝日新聞の以下記事を紹介しており、元記事には800万円と言う価格からセンシス製のKバンドレーダー取締り機と予測されるものが、北海道・埼玉・千葉・岐阜・三重・大阪・兵庫・福岡・佐賀など18都道府県警に計33台を追加される、と記載されています。

 可搬式オービスが初めて配備されたのは15年度で、埼玉、岐阜の両県警に計2台だった。その後、16年度計6台(5県警)、17年度計17台(13都県警)、18年度計39台(26都道県警)、19年度計60台(38都道府県警)と増えてきた。今年度は未配備の山形、茨城、新潟、鳥取、山口、徳島、高知、鹿児島、沖縄の9県警に計10台を置く。すでに配備実績がある北海道や埼玉、千葉、岐阜、三重、大阪、兵庫、福岡、佐賀など18都道府県警にも計33台を追加する。費用は1台800万円ほどだ。

現状のレーダー探知機側のKバンドの警報精度を考えるとセンシス製の取締機が増えるのは困りますね。

※セルスターの製品はKバンドの探知自体に対応していません。(電波を検知しない状態でも、GPSデータに紐付けて「レーダーを探知しました」と疑似探知警報を出す)

ユピテル一体型レーザー対応レーダー探知機「A360α」「LS310」「GS203 」「Z110L」の実機レビューと評価

一体化の型落ちはどうなのか?

レーザー非対応で小型オービスのKバンドを探知する型落ち製品は2017春~2019年2月モデルが該当します。

①2019年春~「A330α」(実勢価格1.7万円)

②2018年春~「GWR403sd」(実勢価格1.4万円)

③2017年春~「GWR303sd」(実勢価格4.0万円)

コスパを考えると2018年モデルの「GWR403sd」に「LS10」を組み合わせるのが良さそうですね。

セパレートタイプは偶然にも?好バランスに

ユピテルのレーダー探知機のセパレートモデルは、レーザー&レーダーの両方を受信するユニットが別体となっており、最新モデルの「LS700」ではレーザー受信部には探知距離が長いエスフェリックレンズを採用しています。

LS700
19.10発売
3.6型モニター
静電式タッチパネル
自動更新OP
情報共有OP
フルマップレーダースキャン
可搬式・半可搬式識別探知
レーザー光線照射探知
無線受信
GPS16.2万/取締5.7万

ベースは同時期に発売された前述の「LS310/GS203/A360α」ですが、レーザー・レーダー探知ともアンテナ部の設置の面での汎用性が高い為、受信面で若干有利になっています。

また、これは調整の結果ではなくセパレートと言う構造上の偶然からか、レーダー警報の発報強度をカスタマイズする事で一体型のモデルよりも誤報が少ない上に警報タイミングもそれほど遅れない状況を作り出す事が可能でした。

価格帯的には物凄く高いので安易におすすめは出来ないのですが、現時点でレーダー探知機の中から一つ選べと言われたらこれを選びます。

レーザー長距離探知!ユピテル「LS700」の実機レビューと評価

なお、本機に関しては受信部をダッシュボード上に設置する前提となっていますが、ミラー裏に設置できるステーが付属する指定店舗モデル「Z200L」と言うバージョンも存在しています。

まとめ

以上、ユピテルのレーダー探知機2020年モデルの状況とおすすめモデルについて解説しました。

コストの問題を除けば、他社の製品も含めてKバントの誤報の調整・レーザー探知距離の面で「LS700」が最も高い実用性を誇ります。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

レーザーが探知出来るレーダー探知機の性能比較テスト

■ レーダー探知機のメニュー入口

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