クラリオンのカーナビ2019~2020年モデルの違いとおすすめモデル

※2019年10月30日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

クラリオンは2019年の春に日立からフランスの自動車部品メーカーの「フォルシア」に売られ、もともと勢いの衰えていたアフターパーツのカーナビ市場からは撤退するものと予測していましたが、9月に最上位の2モデルのみの更新が発表されています。

2017年は6モデル、2018年は1モデルの更新でしたので事業整理が一段落して利益が取り易い大画面ナビのカテゴリーのみを存続していく様子です。

2019年モデルは2モデルだけ

2019年に年次更新があったのは以下の2モデルのみとなります。

NXV897D NXV997D
19.10発売
8.0型HD液晶9.0型HD液晶
VICS WIDE
ETC2.0対応車載機
フルセグ/SD/USB/Bluetooth/CD/DVD/CD録音/ハイレゾ
HDMI IN×1
HDMI OUT×1
NaviCon
対応バックカメラ
地図更新は3年無料
-適合車種
取付・取扱説明書
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「NXV997D」は2017年から展開している9型HD液晶の後継モデル、「NXV897D」は新たに追加された8型HD液晶版になり、機能的には実質1系統にまとめられています。

もともとクラリオンは他社がスタンダードグレード以上で搭載していた各種メディア対応機能をエントリークラスのモデルに落とし込んで、コスパの高さで戦ってきたメーカーです。

ところがここ2~3年では、ケンウッドなども同価格帯で同機能、さらに地図更新が格安のモデルを展開してきた事、そもそもこの低価格ゾーン自体がスマホと競合しやすかった事で、儲からないところで勝負してきたクラリオンはシェアも落としてしまったように見受けられます。

そのような流れのなかで高価格ゾーンのみを残した形となっています。

「NXV897D」「NXV997D」の主な機能

「NXV897D」「NXV997D」は高価格モデルですので、メディア対応は全部ありで以下の通りとなっています。

・フルセグ/SD/USB/Bluetooth/CD/DVD/CD録音/ハイレゾ

因みにハイレゾに関してはフルデジタルシステムに対応しており、場合によっては他社よりも優れた音響環境を作り出せる可能性があります。

また、これらのモデルの最大のセールスポイントは、画面を4分割してナビ・AV・アプリなどの内容を同時に表示、自在に各エリアの大きさを調整出来る点となっています。

ただし、これらの機能は2017年ベースであり、100万画素のHDナビについてはほとんどのメーカーが2019年モデルから対応済みとなっていますので、他社と比較した際の特徴に乏しいナビとも言えます。

まとめ

以上、クラリオンのカーナビ2019~2020年モデルの特徴についてご紹介しました。

数ある8~9型のHDナビの中でクラリオンの製品をおすすめする理由を見つけるのが、少し難しい状況になってしまいました。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ クラリオンナビ以外のモデルの比較はこちら

コメント

  1. iPhone より:

    Apple Car Playが使える社外ナビは殆どないのでそれだけでクラリオン検討してました。CarPlayは積極的に入れたいメーカー少ないんでしょうかね。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      iPhone様
      以前はCarPlay+Android Autoの両方が使えるものが主流でしたが、最近はCarPlayを外しているものが多いですね。
      何かライセンス上の問題や、OSアップデートの際に起きる不具合の対応の問題などがあるのかも知れませんね。

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