※2020年8月16日更新~2020年夏のテストが終了しましたので全面的に内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

2019年の春からレーザー式の取締を受信するレーダー探知機が各社から一斉に発売され、さらに秋から2020年の夏に掛けてレーザー受信方式の変更などの改良が施されつつ、ようやく各社の形が定まった感があります。

また、最新の警察のスピード違反の取締情勢については、今後はレーザー式よりもKバンドのうち24.1GHzの周波数を使用するレーダー式小型オービスの運用が増えるだろうと言われています。

このような情勢の中で、昨年から各社製品のレーザー・レーダー受信距離、誤警報の状況などの比較を継続的に行っていますが、どのメーカーの製品も一長一短があり一概にどれがおすすめとは言い難い状態です。

ユーザーの皆さんからも過去に使用した特定のメーカーの製品の挙動などから、〇〇の製品はダメだ!使い物にならない!などのコメントを頂く事もありますが、好みの問題を抜きにすれば簡単には序列はつけられません。

好き嫌いで評価するなら簡単ですが、レーダー探知機の各社のシェアは拮抗しているようにも見えますし、それこそがどのメーカーの製品も一長一短があり、どれが優れているかは一概には言えない事の証左ではないかと思っています。

ですから、この記事では「どの製品が絶対おすすめです」と言った紹介の仕方はせず、主要な製品の特徴を述べた後にどう言ったユーザー向けであるかを考えてみたいと思います。

探知の精度・探知距離が優れた信頼性の高いユピテル「LS700」「LS70a」

まず一番初めに紹介するのが私が普段一番乗る時間が多い車に取付けているユピテルのセパレート型モデル「LS700」「LS70a」です。

「LS70a」はamazon専売の説明書ダウンロード版の廉価モデルですので、ネットで購入する場合には「LS70a」がおすすめなのですが

この製品はタイトル通り、レーザー・レーダーの探知距離の総合評価が最も高く、毎回の計測の誤差も少ないのが最大の特徴です。

【レーザー受信距離】

【Kバンド受信距離】

この評価のソースは以下記事を参照して下さい。

【2020年】最新版 レーザー探知機7機種の受信比較テスト

また、レーダー受信の誤報の多さに関しても設定の変更次第で他社品よりも優れている事が分かっています。

【誤報の傾向】

この評価のソースは以下記事を参照して下さい。

【2020年夏版】「LS700」「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」の都内での誤報テスト結果

「LS700」と「LS70a」は2019年秋に発売されたユピテルのレーザー探知対応モデルの第二世代に当たるレーザー・レーダー受信アンテナ部分が分離したセパレートタイプですが、同世代の一体型モデルである「A360α」「LS310」「GS203 」「Z110L」(販路別の型番)と比べるとレーダーの受信距離が長く誤警報が少ないと言うテスト結果が出ています。

ソースは以下の2つの動画です。

また、標識などの障害物の影響を受けやすいレーザー受信センサー部分をセパレート構造であるがゆえに自由に配置出来るのも大きなメリットです。(受信部は出来るだけ車両のセンターに配置したい)

社外品ではありますが、このようなステーを使ってアンテナ部を天吊り方式で設置する事も可能です。(ガラスに黒ドットの日除けがある場合には天吊りはおすすめしない)

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一体型の場合には出来れば運転席の右側にこのように斜めに設置したいところですが、これではレーザー受信部がピラーの方に向いてしまい、レーザーを受信出来なくなります。

一体型はダッシュボードの真ん中に置くと運転の邪魔になるケースもありますので、レーザー・レーダーの受信感度を落とさずに液晶の設置位置や向きをコントロール出来るのもセパレートタイプの魅力ですね。

こんな置き方もアリです。(上に置いているコムテックの2機種は運転の邪魔です)

次に「LS700」のデメリットですが、いずれもコストに関わる部分になります。

GPSデータ更新が有料(年間4,950円)

②WiFi機能を使う為の無線LANカードが高い

③本体価格が高い

本体価格は4万円弱ですので、諸々のコストを合わせると初年度は5万円程度の出費になります。

このコストを嫌ってコムテック製品を選ばれる方も多く、例えば次に紹介する「ZERO 707/807LV」と比較すると初年度のコストは最大で2万円程度の差が出てくる上、翌年からもデータ更新料が年間で5,000円加算されます。

5年使う前提なら「LS700」のトータルコスト7万円に対して、「ZERO 707LV」なら3万円で収まりますのでコスパ重視であればユピテルの製品は避けた方が良いでしょう。

また、個人的には同じユピテル製品でも、取付けも簡単で価格の安い一体型の「A360α」辺りをおすすめしたいところなのではありますが、前述の通り同世代のセパレートと一体型ではKバンドの受信感度と誤報の出方に差があり、セパレートの「LS700」の方が優れていると言う結果が出ていますので、ユピテル製品なら「LS700」またはWEB専売の「LS70a」を選びたいところです。

性能とコストのバランスならコムテックの2019~2020年モデルを時価で選ぶ

「LS700」の対抗馬となるのが、GPSデータ更新費用が無料でユピテル製品と比べるとコスパに優れたコムテックの2019~2020年モデルです。

※無線LAN SDカードはユピテル同様にOP扱い

2019年と2020年モデルではレーザー受信部の仕様が異なり、2020年モデルはレーザー受信性能が旧式の1.5倍という触れ込みでした。

【左が2020年「ZERO 808LV」、右が2019年「ZERO 807LV」】

今夏の大阪遠征では2020年モデルの「ZERO 808LV」が2019年モデルのレーザー探知距離をどれだけ上回れるかが最大の関心事でしたが、予想外に旧型の「ZERO 807LV」よりも大幅に探知距離が短いという結果に…。

【レーザー受信距離】

一方で24.1GHzのKバンドの探知距離については旧型の「ZERO 807LV」を上回ると言う結果でした。

【Kバンド受信距離】

誤報の傾向については年式間の顕著な差は認められませんでした。

【誤報の傾向】

ユピテル製品と比べると毎回の計測の誤差が大きいのが気になる部分ではありますが、2019年モデルの「ZERO 807LV」はレーザー探知距離が単独でNo.1である一方、Kバンド探知能力では2020年モデル「ZERO 808LV」未満と言う一長一短の特性です。

 10キロあたりの誤報回数24.1GHz探知レーザー探知
LS700(最高)6.1回178m276m
LS700 L2以上2.3回122m
ZERO 807LV4.2回86m295m
ZERO 808LV4.5回118m223m

従ってコムテックのレーダー探知機は下位グレードも含めて「ZERO 707LV」「ZERO 708LV」「ZERO 807LV」「ZERO 808LV」の4製品のうち、価格が最も安いものを選んだ方が良いと思います。

なお、コムテックの製品にはレーザー受信部がセパレート構造になった製品がありません。

取締機の前に標識などの障害物がある場合にはレーザーが受信部に届きにくくなりますし、右側からレーザーを当てられるケースもあるそうなので、探知機は車両のセンター付近に設置したいところですが…

運転の邪魔になったりダッシュボードの中央の盛り上がりが大きく、レーザー受信部が隠れてしまう車もあります。

自分の車がこう言ったケースに該当しないか、取付け位置をよく確認してから選びましょう。

小型オービスのレーダー波は受信しないが、誤報が少ない製品ならセルスター

レーダー探知機の誤報の大部分を占めるのは、コカコーラーの動体検知対応の自販機が発する24.1GHzの電波が原因です。

ユピテル・コムテックのレーダー探知機の誤報の傾向と対策のまとめ

この24.1GHz帯の電波はこれから増えると言われていいるセンシス製の小型オービス「MSSS」で使用されてる帯域なのですが、セルスターのレーダー探知機はこの帯域の電波を受信しません。

従って他の2社の製品と比べると圧倒的に誤報が少ないと言うメリットがあります。

 埼玉県75km東京都55km
LS700 L2以上37回11回26回
A350α L1以上114回38回76回
ZERO 807LV54回13回41回
AR-W86LA8回1回7回
AL-011回1回0回

 

また、GPSデータの更新は無料である上にWiFi対応モデルは無線LANモジュールを内蔵していますので、本体以外の追加費用が発生しません。

セルスターでは2020年からはレーザー受信部を分離させたセパレートタイプが主流となっていますので、液晶配置を選ばないと言う面でもアドバンテージがあるかと思います。

セルスターのレーダー探知機が優れている点をまとめるとこちらの3点となります。

①圧倒的に誤報が少ない

②トータルコストが低い

③セパレートが多いので液晶設置場所を選ばない

逆にダメな点ですが…

①小型オービスのMSSSのレーダー波を探知出来ない

②レーザー探知距離も他社と比べると短い

…と、探知性能が全般的に低いと言うことになりますね。

【レーザー受信距離】

小型オービスについてはGPS警報で対応しますが、そもそも小型オービスは同じ場所での取締頻度が低いゲリラっぷりが強みなので「レーダー波を受信するようにしました」と言うのが2017年以降の他社の動きです。

なので私はセルスターレーダー探知機は使いませんが、「MSSS」対策は捨てる、またはGPS警報だけで充分なので誤報の少さを優先したい方にはセルスター製品もアリではないかと思います。

なお、セルスターは昨年秋から細かいマイナーチェンジを繰り返しており、現行品は以下の構成となっています。

 レーザー探知部レーダー受信部液晶WiFiドラレコ
AL-01単独なし---
AR-46LA一体3.2型-連動
AR-W86LA一体3.7型タッチ連動
AR-1別体一体3.2型--
AR-2別体一体3.2型-
AR-3別体一体3.2型連動
AR-4(出ない?)別体一体3.7型タッチ連動
AR-5別体一体ミラー3.2型連動
AR-6別体一体ミラー3.7型連動
AR-7別体3.2型タッチ連動

【2020年版】セルスターレーダー探知機の違いとおすすめモデル

WiFiモデルならドラレコ連動なしの「AR-2」辺りがボリュームになるでしょうか?

スタンドアローンのレーザー受信機ならユピテルがおすすめ

2019年以降はレーザーが探知出来るレーダー探知機が主流となっていますが、それ以前の製品を使い続ける為の救済策としてレーザーのみを探知できるスタンドアローン型のレーザ受信機もユピテル・セルスターから発売されています。

ユピテルは「LS10」、セルスターは「AL-01」と言う型番ですが、レーザー受信性能ではユピテルの「LS10」に軍配が上がっています。

【レーザー受信距離】

それ以外の面では似たような特性ですので、スタンドアローン型のレーザー探知ユニットならユピテルの「LS10」がおすすめです。

実機レビュー ユピテルの後付けレーザー探知ユニット「LS10」の評価!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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