※2020年5月23日更新~実機レビューを追記しました。

こんにちは!Omiです。

スマートミラー業界では昨年後半から12型への液晶大型化とHDR化と言う技術的なブレイクスルーが起きており、以降はハードウェア・ソフトウェア面での進歩が止まってしまった感があります。

一方でドライブレコーダーとしての録画範囲を広げると言う試みから、昨年後半には4カメラタイプのスマートミラーも発売されていますが、2020年は360°タイプのスマートミラーがトレンドになりそうです。

今回ご紹介するAKEEYO「AKY-V360S」は、先行して発売されているMAXWINの「MDR-I001G」と同じく、フロントカメラが360°タイプ、リアカメラがフルハイビジョンの構成となっていますが、スペックを見る限り「AKY-V360S」の方がハードウェア的に上位の構成となっているようです。

「AKY-V360S」のスペック

「AKY-V360S」のスペックはこちらの表の通りです。

AKY-V360S
正規販売店以外での購入は保証が受けられない事があります。
■ 正規販売店 amazon「AKY-V360S」
■ 正規販売店 楽天市場「AKY-V360S」
■ 正規販売店 「AKY-V360S」
■ 正規販売店 ALinks通販「AKY-V360S」
11.88型IPS液晶
フロント:1920×1920/27.5fps
リア:1920×1080/25fps
LED信号対応
レンズ視野角
フロント180°×240°
リア:不明
リアカメラケーブル6m
microSD付属32GB/最大128GB
GPSは外付け付属
駐車監視モード
衝撃検知/自動起動
専用ケーブルはOP
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

実はスマートミラー機能がないミラー型の360°ドライブレコーダーは結構前から存在しており、例えば液晶王国の「QD-DVR360」などがそれに該当します。

ただし、これらの製品はドライブレコーダーとしても性能が微妙で、フロントカメラの解像度が207万画素に相当する「1440×1440」リアカメラは30万画素相当の「640×480」の解像度しかなく、非常に粗い映像になります。

また、360°カメラ部分の録画視野角が180°×180°の半天球となっている為、前方上部の信号やリアガラスがほとんど映らない場合があります。

コムテックの「HDR360G」「HDR360GW」などではこれらの状況を改善する為に、フロントカメラの解像度を「1856×1856」の344万画素相当、リアカメラは207万画素相当の「1920×1080」まで引き上げています。

※「HDR360G」はリアカメラなし

また、フロントカメラの視野角を180°×240°まで広げる事で前後の上方視野も確保しています。

今回発売される「AKY-V360S」はフロントカメラの360°カメラ部分が372万画素相当の「1920×1920」、リアカメラがフルハイビジョンの「1920×1080」、視野角は「HDR360GW」と同等の180°×240°と必要充分なものになっています。

フロントカメラには500万画素の夜間特化型STARVIS対応センサーSONY「IMX335」、リアカメラには200万画素のSTARVISセンサー「IMX307」を採用しており、ハードウェア的な素養は充分であるように見受けられます。

付属品とデザインについて

レビュー概要や操作方法等については以下のレビュー動画でも解説しています。

「AKY-V360S」の付属品は以下の通りです。(提供テストサンプルの為、付属品が少ないです

 

①11.88型ミラー液晶(反射防止フィルムが貼られていたが、製品版ではOP扱いとの事

②リアカメラ

③バック信号線付きのリアカメラ接続アナログ4極6mケーブル

④miniUSBシガーケーブル

⑤GPSアンテナ

⑥32GBのmicroSDカード

⑦ゴムバンド

⑧ふき取りクロス

製品版ではこれ以外にも

⑨内貼りはがし

⑩取扱説明書

が付属します。

なお、OPの反射防止フィルムはX2GR/X3GR用が適合するとの事です。

フロント筐体のデザイン

長方形11.88型のフロント液晶は過去に散々レビューしてきた、AKEEYOのAKY-X2/X3などの系統と同じサイズで幅が28.5cm、高さが6.5cmとなっています。

レンズが下から飛び出す形になっていますので、取り付けの際に純正ミラーが筐体からはみ出るような事はまずないでしょう。

レンズ上にはスタンダードな1ボタン、このボタンで液晶表示、または電源のON/OFFを行います。

 

レンズ部分は前後に広い範囲で角度の調整が可能となっています。

 

上部には左からminiUSB電源端子、リアカメラ入力端子、microSDカードスロット、GPS端子が配置されています。

リアカメラのデザイン

リアカメラはスライド式マウントのコンパクトな車内専用の円筒型で、上下にのみ角度調整が可能です。

デザインは同社の「AKY-X3G/X3GR」と同じです。

ケーブル端子はminiUSBタイプですが、フロント筐体側はアナログ4極となっています。

取付状況について

今回は初期型リーフに取り付けを行い、純正交換式のスマートミラーAUTO VOX「V5 Pro」に被せてみました。

電源ケーブルには筐体側から10cm程度の位置にフェライトコアが装着されていますので、車種によっては隠すのに工夫が必要かもかも知れません。

リーフの場合には簡単にルーフパネルに押し込む事が出来ました

リアカメラ接続ケーブルは6mですが、リーフの場合には長さは足りました。ミニバンなどでは上を這わせる必要があります。

インターフェイスについて

「AKY-V360S」の電源ONから録画開始までの起動時間は17秒程度と、2カメラドライブレコーダーとしては遅めです。

初期状態で画面に表示されている情報は、録画状態を示すアイコン、GPSの補足状態を示すアイコン、カレンダーの表示、速度、方位の5つの項目です。

※屋内駐車場ではGPSを捕捉出来ないのでアイコンが赤くなる事があります。

これらの表示項目のうち、右側の日時・速度・方位については設定からOFFにする事が出来ます。

基本操作はやや分かりにくいのですが…

①画面のダブルタップでリア画面→前後分割の切り替え

②画面の左半分の領域を上下ドラッグでリアカメラ映像範囲の調整(バックカメラ切り替え時も同様)

③画面の右半分の領域を左右ドラッグで液晶の明るさ調整(明るさバーの表示とAUTO調整なし)

となっています。

画面の表示は①リアカメラの全画面表示と、②フロント・リアの分割表示の2通りですが、左半分のフロント映像のライブビューはこちらの4つの形式から選ぶ事が出来ます。

①ワイドアングルモード(レンズを前方に向ける場合の設定項目で視点の移動は出来ません)

②球面モード(いわゆるVRモードで、画面ドラッグで視点を動かす事が出来る)

③3分割モード(フロントカメラの左右と真ん中にリアカメラの映像が映ります)

④4分割マルチウィンドウモード(フロントカメラの前後左右の4分割表示で、それぞれ画面ドラッグで視点の調整が可能)

なお、録画ファイルは常にこのような魚眼形式で作成され、ライブビューの表示形式の変更によって録画ファイルの保存形式が変わる事はありません。

ライブビューの表示はあくまでもレンズの向きの調整を行う為のものですので、走行時にはリアカメラの単一表示をおすすめします。

実際の操作イメージはこちらの動画内で解説しています。

液晶画面での動画の再生

「HDR360GW」に対する「AKY-V360S」の優位性の一つとして12型の大画面での動画の再生が可能である点が挙げられます。

「HDR360GW」はフロントカメラの映像がこのような固定視点の魚眼形式で、2.4型液晶での再生になりますので事故現場での動画の視認性は最悪です。

一方で「AKY-V360S」では12型の大型液晶でライブビューと同様にこちらの4つのフロントカメラの表示形式を切り替える事が出来ます。

※液晶を撮影しているカメラの性能の問題で映像が白く飛んでいますが、実際は白飛びはしません。画質はドラレコ動画を参考にして下さい。

①ワイドアングルモード(レンズを前方に向ける場合の設定項目で視点の移動は出来ない)

②球面モード(いわゆるVRモードで、画面ドラッグで視点を動かす事が出来る)

③2分割モード(VRモードの2分割、それぞれ画面ドラッグで視点を動かす事が出来る)

④4分割マルチウィンドウモード(VRモードの2分割、それぞれ画面ドラッグで視点の調整が可能)

ワイドアングルモード

ワイドアングルモードはフロントカメラのレンズを前方に向けて録画する際に使用するモードです。

レンズを前方に向けると横方向の視野が狭くなり、360°カメラの持ち味が生かせなくなりますので通常はこのモードの使用はおすすめしませんが、レンズを前方に向けるとこのような視野になります。

球面モード

球面モードはいわゆるVRモードで、画面内のポイントを指でドラッグする事で視点を変更する事が可能です。

12型の大画面で自在に視野を調整する事が出来る為、メインに使って行きたいモードです。

なお、ドライブレコーダーとしての視野角の項目でも改めて解説しますが、液晶画面に出力される映像の視野角は最大で概ね水平180°×180°程度までとなっており、録画された映像のうち前後の上の方が見えないという問題点があります。

上の方を見たい場合にはパソコンの専用ビュワーで再生する必要があります。

2分割モード

2分割モードは画面の左右に違った角度の映像を表示する方式です。(ライブビューの場合には真ん中にリアカメラの映像が入りますが、再生は前後同時には出来ません)

それぞれのウィンドウの視野は個別に調整が可能で、前方と左右のどちらかを同時に表示したい場合に便利な形式です。

4分割マルチウィンドウモード

4分割マルチウィンドウモードは、画面を4分割して4つの角度の映像を同時に再生する方式です。

それぞれのウィンドウの視野は個別に調整が可能で、全体の状況を同時に把握したい時に便利な形式です。

液晶画面での再生では垂直方向の視野角が180°程度まで狭くなりますので、シビアな状況ではパソコンの専用ビュワーでの再生をおすすめします。

パソコンでの動画再生について

「AKY-V360S」の録画ファイルは「HDR360GW」と同様にフロントカメラ分がこのように魚眼形式で保存されます。

Windows media playerなどのパソコンの汎用ビュワーではこの魚眼のまま再生されますが、microSDカードに生成される専用ビュワーを使用する事でいくつかのビューや視点の変更が可能となります。

なお、専用のビュワー以外での再生も可能ですが、フロント・リアともにブロックノイズが出るなどの不具合も確認されましたので再生には専用のビュワーを使う事をおすすめします。

フロントカメラはこちらの4つの再生方法を選ぶ事が出来ます。

①VRモード…画面ドラッグで視点を上下左右に動かす事が出来る上、マウスのホイールで拡大縮小の操作が可能。視野角は垂直210°程度とやや狭く前方・後方の上の方が見えない。

②パノラマバモード…画面ドラッグで視点を左右に動かす事が出来る。視野角は最も広くなるが、垂直220°程度でコムテックの「HDR360GW」よりも10%ほど狭い。

③4分割マルチウィンドウモード…4つのウィンドウで前後左右の映像が同時に確認できる。それぞれのウィンドウの動画は独立して視点を上下左右に動かす事が出来る上、マウスのホイールで拡大縮小の操作が可能。視野角はVRモードと同様に垂直210°程度。

④2分割モード…4分割マルチウィンドウモードの2分割版。

フロントカメラ・リアカメラの映像をどうしても一般のPCビュワーで再生したい場合には、専用ビュワー内の変換機能を使う事で視野を固定したmp4ファイルを生成する事が出来ます。

なお、リアカメラの映像についてはフロントとの同期再生、視点の移動や拡大・縮小の操作は出来ません。

その他、ビュワーの主な機能はこちらの通りです。

①2カメラ同期再生~×

②映像の拡大・縮小~〇

③再生速度の変更~×

④地図への走行軌跡の表示~〇

⑤速度の表示~〇

⑥Gセンサーグラフの表示~〇

実際の操作イメージはこちらの動画内で解説しています。

「AKY-V360S」のバックカメラとしての使い勝手

本機はリアカメラ接続ケーブルの赤線をバックランプのプラス線に接続する事でバックギアと連動して映像を下向きに切り替える事が出来ます。(ガイド線の位置調整は不可)

スマートミラー型モデルのバックカメラ機能はどれも似たような感じですが、本機についても特にこれと言った特徴はありません。

バンパーは映りませんので距離感を掴みたい方は別途バックカメラをバンパーが映る角度で取り付けた方が良いでしょう。

なお、バックランプのプラス線との接続方法は一般的なバックカメラの場合と同様です。

■ バックカメラの取り付け手順

なお、スマートミラーのバックカメラ機能には全般的に人によっては使いにくいと感じるような問題点もありますので、バックカメラ機能について真面目に考えている方はこちらの記事にも目を通しておいておいた方が良いです。

スマートミラーのバックカメラ機能はどこまで使えるものなのか?

「AKY-V360S」のスマートミラーとしての使い勝手

スマートミラーとしての使い勝手については、単体使用のインプレッション(印象・感想)を述べた後に以下の3つの製品との比較結果を報告します。

①AKEEYO「AKY-X2GR」

②AKEEYO「AKY-X3GR」

③AUTO VOX「V5」

※リアカメラは全て車内に取り付けています。

単体使用でのインプレッション

インプレッションは感覚的なのものですが、強いHDR補正が掛かっておりトンネル内での白飛びに強いと言う印象を受けました。

明るいシーンでは露出を絞り、暗いシーンでは露出を上げる制御が入っていますので、場合によっては黒潰れが出易くなる事もあります。

夜間は市街地では明るさが絞られ、後続車のヘッドライトの絞りも強めに効いていますが、暗い場所に移動すると露出を開放しますので暗視能力はそこそこ高い印象です。

概ね同社の「AKY-X2/X2GR」に近い画質で、技術的には成熟したスマートミラーのリアカメラを360°モデルにも流用したように見受けられます。

反射防止フィルムが貼られていますのでややぼんやり感はありますが、これは致し方ないところかと思います。

※反射防止フィルムはすりガラスのように表面を薄く曇らせる事で反射を抑えます。(反射しない=液晶を消しても通常のミラーとしては使えない)

【AKY-X2GR】での事例

なお、リアカメラのフレームレートは25fpsで、他のスマートミラーと同等ですが、25fpsと言うのは1秒間に25コマの画面の切り替わり速度の事です。

過去に何度か25fpsのカクツキ具合についてご質問を頂いているのですが、初めてスマートミラーを使う方だと私がそうであったように若干違和感を覚えると思いますが、慣れるとカクツキは感じなくなると思います

 

他のスマートミラーとの比較ポイントは次の4つの項目です。

①視野角と後続車両との距離感

②昼間の逆光補正

③夜間の明るさ

④後続車両のヘッドライトの見え方

視野角と後続車両との距離感

「AKY-V360S」のスマートミラーとしての視野角は、やや広めの部類に入る水平117°程度です。

スマートミラーとしてはやや広めの視野角ですが、液晶サイズが充分に大きいので他の製品と比べて距離感が掴みにくいとは感じませんでした。

昼間の逆光補正

この4つのモデルのうち「V5」以外はHDRモデルですので強めの補正が入りますが、「V360S」「AKY-X2GR」は明るい部分に合わせて露出を強めに絞るチューニング、「AKY-X3GR」は暗い部分に合わせて露出を開放するチューニングとなっていますので見え方は違います。

白飛びに強いのが「V360S」「X2GR」、黒潰れに強いのが「X3GR」と言う結果ですが、「V360S」の画質は「X2GR」をやや明るくしたような特性で、白飛び・黒潰れのバランスではこの中で最も優れています。

※こちらの画像はiPhoneのカメラ性能のせいで白飛びしてますが、実際の映像はドラレコ動画に近いものとなります。

夜間の明るさ

夜間の明るさについては、後続車両のヘッドライトの防眩効果を重視して明るい部分に合わせて露出を絞る「V360S」と「X2GR」は市街地では暗めに映りますが、「V360S」の方が「X2GR」よりも若干明るめです。

液晶を撮影した映像では液晶そのものの明るさの差があるので正確な比較は難しいのですが、元になるドラレコ動画はこのような見え方です。

街灯が少ない場所や、街灯が無いような暗い場所では露出を開放する傾向が強く、「X3GR」についでかなり明るめに映ります。

元になるドラレコ動画はこのような見え方です。

後続車両のヘッドライトの見え方

後続車両のヘッドライトの防眩能力は、スマートミラーとして最も重視したいポイントです。

ミラーを撮影した映像は派手に白飛びしてしまいますので、ドラレコ映像を見てみましょう。

右上の「X2GR」は現行機としては最も防眩能力が高いランクの機種ですが「V360S」もほとんど同等の防眩能力となっています。

スマートミラーとしての見え方のまとめ

「V360S」のスマートミラーとしての特徴をまとめると、超防眩タイプの「AKY-X2GR」をベースに防眩能力を下げずに明るさを上げたものとなり、スマートミラーとしても過去にテストしてきた30機種の中で単独で最も総合評価が高い製品と言えます。

 明るさ防眩視野角距離感精細感
9型リア200万画素の前後セパレートカメラ
MDR-A001A★★★★★★★★★~★★★★★★~★★★★★~★★★★
MDR-A001B★★★★★★★★★★~★★★★★★★★★★~★★★★★★~★★★★
12型3カメラリア200万画素のセパレート右レンズ
AKY-X3GTL 車内カメラ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
AKY-X3GTL 車外カメラ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
12型リア200万画素の中央レンズ/フロント360° 500万画素
AKY-V360S★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
12型リア200万画素のセパレート中央レンズ
MDR-C009★★★★★★★★★★★★★★★★★★
12型リア200万画素の右レンズ
PR996★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
G850★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
MDR-C007B2★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
AKY-X2GR★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
AKY-X3GR★★★★★★★★★★★★★★★★
12型リア200万画素の左レンズ
MDR-G002★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
MDR-C006A2★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
AKY-X2★★★★★★★★★★★★★★★★★★
AKY-X3G★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
G840S改★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
G840S★★★★★★★★★★★★★★
10型リア200万画素の右レンズ
MDR-C003A1X★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
V5
V5 Pro
★★★★★★★★★★★★★★★
PR992★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
10型リア200万画素の左レンズ
YA-350★★★★★★★★★★★★★★★
MDR-C004B3★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
MDR-C004
MDR-C005B
★★★★★★★★★★★★★★★★
MDR-C005A★★★★★★★★★★★★★★★★
MDR-D001★★★★★★★★★★★★★
MDR-E003★★★★★★★★★★★★★★
MDR-H001★★★★★★★★★★
MR-A001★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SMDR-B001★★★★★★★★★★★★★★★★★
10型リア100万画素の左レンズ
MDR-C002
MDR-C003
★★★★★★★★★★★★★★★
X1/X2★★★★★★★★★★★★
X1 Pro★★★★★★★★★★★★★★★
SMDR-A001★★★★★★★★★★★★★★★★★★
は2pt、☆は0.5pt

「AKY-V360S」のドライブレコーダーの画質と機能・性能について

ドライブレコーダー画質は、以下のポイントについてコムテック「HDR360GW」と前後の比較を行いました。

①録画視野角

②ナンバー読み取り精度

③逆光補正能力

④夜間のナンバー読み取り精度

⑤夜間の明るさ

⑥暗視能力

フロントカメラの画質

フロントカメラの映像は、「AKY-V360S」「HDR360GW」ともに動画編集ソフトでの直接の編集が出来ないので専用のビュワーで再生したものをキャプチャリング録画してから編集しています。(なので若干の劣化あり)

録画視野角について

「AKY-V360S」の魚眼状態での録画視野角は、「HDR360GW」とほとんど同様となってますので録画視野角は水平180°×垂直240°と言うのは嘘ではないとは思います。

ただし、ビュワーで再生する際には最も使用頻度が高いであろう、自在に視点変更が可能なVRモードだとこのように上の部分が欠けてしまいます。(垂直210°くらいかと思います)

4つの再生モードのうち、最も視野角が広がるのがパノラマモードで、このモードでは「HDR360GW」よりも10%ほど狭い水平180°×垂直220°程度の視野角は確保できています。

レンズの向きの調整によって至近距離の信号認識とサイドの見え方のバランスは、どうにか問題のないレベルに合わせる事が出来ると言う印象です。(もう少し広いと嬉しいけど)

【VRモード】

【パノラマモード】

ナンバー読み取り精度について

昼間のナンバー読み取り能力は「HDR360GW」よりも若干上でした。

いずれも前の車との車間距離をぶつからない程度に詰めた状態ではどうにか読み取り可能と言った感じです。

少し離れると読み取り不能になりますので、走行中のナンバー読み取り能力にはあまり期待しない方が良いでしょう。

通常のドラレコ換算では60~70万画素程度の精細感です。

逆光補正能力について

過去のテストで「HDR360GW」はHDR補正の処理の重さのせいか、トンネルや屋根付き駐車場の入り口付近で黒潰れが出ると言う結果が出ています。

一方で「AKY-V360S」のフロントカメラはWDR補正のような映像の特性となっており、若干白飛びはでるものの車内外ともに明るく映る状況が目立ちます。

トータルのバランスでは「AKY-V360S」の方が実用性が高いと感じました。

夜間のナンバー読み取り精度について

本機はもともと解像度が低いのでナンバー読み取りは得意ではありませんが、先行車にヘッドライトの光が強く反射した状態でのナンバーの読み取りはほとんど不可能です。

夜間の明るさについて

「HDR360GW」のフロントカメラは夜間の撮影能力が低い点が問題でしたので、今回のテストでは夜間映像に最も注目していたのですが、過去にテストしたどの360ドラレコと比べても劇的な明るさとなっています。

「HDR360GW」もネオンが多い市街地ではそれなりに明るさが改善されており、先代の「HDR360G」と比べるとそれなりに頑張っていますが

「AKY-V360S」はこの辺りの機種とは次元が違う感じの明るさです。

ネオンが少ない場所では街灯がそこそこある状態でもこれくらい明るさに差が出ます。

【電話しながら運転の自転車】

このように歩行者や自転車、バイクの交通違反が原因となって自分が絡む事故につながった場合、相手の違反行為が映っているかどうかで過失割合が変わって来ますので、夜間はなるべく明るめのものを選びたいところです。

暗視能力について

街灯が少ないような場所では「HDR360GW」の方は真っ暗ですが、「AKY-V360S」の方はそこそこ粘ります。

流石に街灯が1本もないような状況ではサイドが暗くなりますが、20~30m以内に街灯があればぼんやりと外の様子が映ります。

歩くのに懐中電灯が必要になるような、20~30m離れた位置に街灯がある状況では…

このような感じに映ります。

街灯が全くない場所では厳しいと思いますが、肉眼である程度人の顔が見える場所であればかなり明るく映る筈です。

リアカメラの画質

リアカメラの画質はダイレクトで編集が可能でしたので劣化の少ないものとなっています。

録画視野角について

「AKY-V360S」のリアカメラの録画視野角は、水平117°程度でしたのでドライブレコーダーとしては広めです。

「HDR360GW」は更に広い水平136°ですが、これは2カメラドライブレコーダーとしてはほとんど最大値になります。

昼間のナンバー認識について

ナンバー認識についてはにじみが強い「HDR360GW」に対して、「AKY-V360S」の方は比較的クッキリと映っています。

隣の車線の後方車両のナンバーもなんとか読み取れています。

逆光補正について

リアカメラはいずれもHDR対応の為、白飛びには強く黒潰れについては「AKY-V360S」の方が耐性が高めです。

ただし、「AKY-V360S」には周囲の明るさに合わせて露出を段付きに調整する機能があり、ブレーキランプに反応して明るさを落とすケースがあります。

【調整なし】

【調整あり】

夜間のナンバー読み取りについて

夜間に後続車のヘッドライトが点灯した状態でのナンバー読み取り精度に関しては、昼間と同様に「HDR360GW」のにじみが強く、「AKY-V360S」の方はクッキリと映る傾向が見られます。

夜間の明るさについて

「AKY-V360S」はスマートミラーを兼ねていると言う事もあり、夜間は後続車両のヘッドライトの防眩効果を上げる為に全体の明るさを絞っています。

ただし、周囲が暗く後続車両もいない状態では露出を上げる調整になりますので、実用上の問題はそれほどないように思います。

暗視能力について

暗視能力については「HDR360GW」もかなり高い方ですが、「AKY-V360S」は暗い場所では露出を開放してきますので、若干ですが「HDR360GW」の明るさを上回っています。

「AKY-V360S」のフレームレートとLED信号の映り方について

「AKY-V360S」のフロントカメラのフレームレートは27fpsですので、西日本・東日本の何れにおいても高速点滅して映るでしょう。

リアカメラは25fpsですので東日本で同期する可能性がありますが、後方ですので問題ありません。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ

 駐車監視の仕様について

「AKY-V360S」の駐車監視の録画方式は専用の常時電源ケーブルを使用しての衝撃検知録画となります。

※「AKY-X2/X2GR/X3G/X3GR」とは別のケーブルとの事

専用ケーブルを使用するとエンジンのON/OFFに連動して自動で駐車監視モードが起動しますが、衝撃を検知した後からの録画開始となりますので衝突の瞬間は映りません。

当て逃げ・ドアパンチ・イタズラ対策としての駐車監視を検討するのであれば、外部電源と純正シガーケーブルを組み合わせての常時録画の継続をおすすめします。

外部電源を使用した駐車監視の運用について

外部電源を使用した駐車監視のテストは「UPS300」「MIGHTYCEL」で行い、正常な動作を確認しました。

駐車監視の駆動時間の計測は「UPS300」のみで常時録画の継続にて実施しましたが、それぞれのバッテリーでの駆動時間の予測はこちらの表の通りとなります。

型番UPS300
UPS400
UPS500EN6000EN12000
容量28.8Wh115.4Wh76Wh153Wh
駆動時間5.25時間21時間14時間28時間
満充電180分240分50分100分

MIGHTYCELLと「AKY-V360S」の純正シガーケーブルを接続する場合には、エーモンなどのシガーソケットを使用します。

①「MIGHTYCELL」赤線~絶縁

②「MIGHTYCELL」白線~ソケットケーブルの+側に接続

③「MIGHTYCELL」黒線~ソケットケーブルの-アース側に接続

ドラレコ駐車監視用 急速充電バッテリー ikeep MIGHTYCELL「EN6000」「EN12000」

使用可能なmicroSDカードの最大容量

「AKY-V360S」のmicroSDカードのサポート範囲は128GBまでとなっていますが、以下の256GB以上のカードでの1時間の録画・再生に異常は見られませんでした。

■ サムスン512GB U3

■ 上海問屋256GB U3

1時間当たりのデータ使用量は11GB程度です。

地デジへのノイズ干渉について

「AKY-V360S」の単体使用では、初期型リーフ+純正ナビの組み合わせで影響は確認出来ず、ミラー型のモデル2台の同時起動でアンテナが1本減りました。(車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事があります)

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

「AKY-V360S」の総評

「AKY-V360S」の評価をまとめると以下の通りとなります。

ドライブレコーダーとして

フロントカメラは360°カメラとしての視野角も水平180°×垂直220°と必要充分な広さで、コムテックの「HDR360GW」でイマイチと感じていた夜間の撮影能力が劇的に高いと言うのが最大の特徴かと思います。

「HDR360GW」は街灯があっても、ネオンがないような一般的な郊外の道路でもサイドはほとんど真っ暗ですが、「AKY-V360S」の方は少しの光でもかなり明るく映っています。

リアカメラについてはフルハイビジョンクラスの製品としては、駐車のナンバー認識精度に優れており、夜間は市街地ではやや光が絞られるものの、暗い場所では露出が上がって充分明るく映ります。

また、12型の液晶で簡単に動画の再生が出来ますので、事故現場での操作も安心です。

フロントカメラのナンバー認識精度は通常のドラレコよりも低いですが、事故の際の状況認識と後続車のナンバー認識の面では最強のドラレコと言えるでしょう。

スマートミラーとして

スマートミラー機能に関しては業界全体として2019年後半のHDR化で大幅に画質が向上しており、その後は細かいチューニングの部分を煮詰めている状況です。

他の製品と比較した結果、防眩と明るさのバランスが非常に良く、こちらも現行機としては最も高い総合評価となりました。

360°ドライブレコーダー機能、スマートミラー機能のいずれもそれぞれのカテゴリーの中では最高評価ですので、事故の際の状況認識を重視するなら3カメラタイプよりも本機を選んだ方が良いでしょう。(3カメラタイプに比べると斜め前方向の認識能力が大きく変わります)

一方でナンバー認識は苦手としていますので、駐車監視もしっかりやりたい場合には別途狭角の高解像度ドラレコを設置するなどの方法がおすすめです。

■ 正規販売店 amazon「AKY-V360S」
■ 正規販売店 楽天市場「AKY-V360S」
■ 正規販売店 「AKY-V360S」
■ 正規販売店 ALinks通販「AKY-V360S」

実機レビュー 4Kドライブレコーダー VIOFO「A129 Pro」の評価

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ 後付けスマートルームミラーのまとめ

■ 完全版!ドライブレコーダー メニュー入口

■ 初心者必見!ドライブレコーダーを選ぶ上で押さえておきたい7つの重要なポイント

■ ドライブレコーダーの取り付け方法をまとめて解説

電装品の持ち込み店舗はこう探せ!

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