※2025年1月20日:実機レビューを終了しました。
※amazon10%割引コード: 6UGNPN5N
開始日 2025/01/22 23:00JST
終了日 2025/07/20 23:59JST
使用方法: E360 (ACE)をカートに入れた後、レジにて6UGNPN5Nの割引コードを入力すると適用されます。
■E360 ACEのAmazonリンク
■E360 のAmazonリンク
こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
VANTRUEから全天球+リアカメラのドラレコ+アクションカムガジェット「E360」が発売されています。
今回は既に同社からサンプル提供を受けていますので、レビューを前提に「E360」の機能解説を行います。
「E360」のスペックと特徴
「E360」スペックはこちらの表の通りです。
E360 |
---|
フロント:2592×1944 インナー:2592×1964 リア:2560×1440 |
LED信号対応 |
レンズ視野角 対角180°/180°/160° |
リアカメラケーブル?m |
microSD付属なし/最大512GB |
GPSはマウント内蔵 |
駐車監視モード |
衝撃検知/自動起動 動体検知/自動起動 タイムラプス/自動起動 |
専用ケーブルはOP |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
過去にあまり出て来ていない特性のガジェットなので、少々分かりにくい部分があるのですが、最も類似する既製品はカーメイトの「DC4000R」です。
フロント筐体の2カメラは全天球、または1+1の映像を出力し、リアカメラは独立して2.5Kの録画を行います。(リアカメラはE2との互換品のよう)
ただし、今のところソフトウェアでどのように再生されるのかは未確認ですので、魚眼と2カメラを繋げたパノラマ形式以外に再生形式があるのかは今のところ分かりません。
駐車監視等のドラレコとしての機能面は、E3/N5などの同社のドラレコに準ずるものと考えていますが、「E360」はフロント筐体を車から取り外して360°アクションカムとしても使用が可能なようです。
ただし、アクションカムとしての使用を前提とするのであれば、再生ソフト・編集ソフトもそれなりのものを用意しなければならない気がします。
そこら辺がどうなっているかも未確認ですし、仮にフレームレートが60fpsをサポートしない場合には360°アクションカムとしては個人的に魅力を感じません。
更にアクションカムとして使うならマイク端子も欲しいですね。
この辺りは完全に個人の好みですが、私自身は2年くらい前から車載動画はGoProで撮影するようになっていますので、車載での使い勝手がGoPro以上でなければ、今更ドラレコに戻すような事はないでしょう…。
やはり最近のアクションカムは美麗な映像を記録する為にビットレートや彩度が最適化されていますので、アクションカムとしては中途半端な機能・性能になっているかも知れません。
セット内容とデザイン
今回はVANTRUEの提供サンプルにて実機テストを行いました。
セット内容は以下の通りとなります。(リアカメラ、アクションカムスタンド付きのフルセットVer)
・フロント筐体
・リアカメラ
・GPSマウント
・リアカメラケーブル(6m)
・Type Cシガー電源ケーブル
・PC通信用Type Cケーブル
・車載マウント台座×2
・アクションカム用マウント
・アクションカム用台座
・取付説明書
・ドラレコステッカー×2
・両面テープ
・取付部材
カメラ筐体
カメラ筐体のデザインは、この手の全天球モデルとしてはコンパクトなサイズ感です。
正面には正方形の小型液晶
筐体の下側面にはmicroSDスロット
左側面には電源ボタン
※この製品はタッチパネル操作対応ですので、物理ボタンは一つだけです。
上側面にはリアカメラ端子が装備されています。
付属のマウントにはGPSアンテナが内蔵されています。
リアカメラ
リアカメラはElement 3と同等品のよう。
リアカメラケーブル
リアカメラケーブルは6mと短めですので、ミニバンなどでは配線の取り回しが難しいかも知れません。
電源ケーブル
電源ケーブルはType Cシガープラグタイプとなりますが、
駐車監視の運用には別途専用の常時電源ケーブルが必要です。
アクションカム用のマウント類
アクションカム用のマウントにはバッテリーが内蔵されている為、ずっしり重い上に本機には手振れ補正機能がありませんので、あくまでも固定カムとして考えた方が良さそうです。
インターフェイスについて
電源ONから録画開始までの起動時間は20秒程度と、3カメラドライブレコーダーとしてはかなり遅めです。
メニューツリーは従来のVANTRUEドラレコと同系統の改善バージョンですので、使い勝手は悪くありません。
ただし、本機はWiFi対応機種ですので、操作系はWiFiアプリを使った方が良いでしょう。
動画の録画方式について
フロントの360°カメラ部については、前後2つのカメラの映像を合成、または独立して出力する方式となっており、主に以下のパターンが選択出来ます。
・5.2Kパノラマ方式:2つのカメラ映像を横に繋げて引き延ばした方式
・デュアル魚眼方式:2つの魚眼を横に並べただけの方式
・魚眼+魚眼方式:2つの魚眼の個別の2ファイルとして出力する方式
・1440P+1440P方式:2つの2560×1440の2.5Kファイルとして出力する方式
魚眼方式はPCの市販の編集ソフトを用いて編集・加工する前提かと思われますので、純粋なドラレコとして使用する場合には、以下の2つの形式がおすすめです。
WiFiアプリについて
WiFiアプリについてはこちらからダウンロードが可能です。
本機では、本体側からの操作の他に、「WiFiを開く」「WiFiを閉じる」の音声コマンドでWiFiポートの制御が可能となっています。
WiFiメニューでは本体のメニュー項目が全て網羅されており、使い勝手は非常に良いと感じました。
WiFiアプリでの動画のストリーミング再生は、カクツキなどは見られず、ストレスなく視聴する事が出来ました。
スマホへの動画のダウンロードも、他社製品と比べると速い方でした。(5.2K/28fps/5分の動画で2分未満)
PC専用ビュワーでの動画再生について
PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード可能です。
パノラマ形式で録画したファイルに関しては、視点の移動が可能な複数のビューが選択出来ます。
また、このビュワーには明るさの調整機能もありますので、夜間でも他社製品と比べると圧倒的に見易い映像を実現可能です、
その他の機能的には以下のようにドラレコのビュワーとしてはスタンダードなものでした。
・映像の拡大縮小~〇(マウスホイールによる)
・地図への走行軌跡の表示~〇
・速度の表示~〇
・方位計の表示~×
・Gセンサーグラフの表示~〇
・再生速度調整~〇
・明るさの調整~〇
ドライブレコーダーとしての画質について
画質についてはVANTRUEの「Element 3」と映像を比較しました。
比較ポイントはこちらの通りです。
・逆光補正能力
・ナンバー認識精度
・夜間の明るさ
なお、夜間映像は専用ビュワーで補正したものをキャプチャーして比較掲載しています。
録画視野角について
「E360」録画視野角は以下の通りでした。
従前から一部の日本メーカー、中国メーカーの製品では全天球タイプが見られましたが、VANTRUEとしては初となります。
逆光補正能力について
逆光補正については3つのカメラともVANTRUEの従来品よりも精度が向上している印象です。
※リアカメラはE3と互換性があるとの事ですが、ソフトウェア・ハードウェアが微妙に異なるように見受けられる映像で、E3の方が圧倒的に洗練された補正となっています。
ナンバー読み取り精度について
「E360」はフロントの魚眼が実質2.5~2.6K、「E3」も同様の解像度ですが、「E360」の方が録画視野角が広い為、ナンバー認識精度は一般的なフルハイビジョンモデルと同等でした。
※カーメイトの「DC4000R」と似たような感じ(おそらく競合モデルとして研究していると考えらる)
なお、3カメラともビットレートがE3よりも1.5倍程度高く、特に解像度が同等のリアカメラにおいては、E3よりもにじみの少ない映像となっています。
また、夜のヘッドライトが強く反射した状態のナンバープレートの読み取り精度も補正技術が向上した恩恵で良好な結果です。
【前】
夜間の明るさについて
夜間の映像については、素の動画の他にVANTRUE VIEWERで再生したものをキャプチャリングして比較しました。
市街地での明るさなドライブレコーダーとしては、ほぼ最上位のクラスとなっています。(VANTRUE VIEWERによる、補正ありきの話)
フレームレートとLED信号の映り方について
「E360」のフレームレートは28fpsとなっていますので、日本全国でLED信号が高速点滅して映るでしょう。
駐車監視について
「E360」の駐車監視については別途専用ベージを作り、こちらで解説しています。
アクションカムとしてのインプレ
「E360」には手振れ補正機能がありませんので、アクションカムと言うよりは360°の固定カメラと言った方が良いでしょうか?
試しに普通のアクションカムとして、歩きながら使用してみました。
やはり手振れ補正機能がほぼ効いていないようですので、固定カメラ限定用途で考えたほうが良さそうですね。
また、固定カメラとしてもマイク性能が怪しい為、思い出作りの動画撮影の用途にも微妙な感じが…。
個人的にはこのようにオープンカーの助手席にガッチリ固定して、車載映像を撮影する目的ならアリかな?と感じました。
普段とは違ったアングルで撮影出来るのが新鮮ですね。
なお、日本向けのフレームレートは28fpsですので、フレーム調整の為にカクツキが出ます。
これを防止する為には言語設定を英語にする事で30fpsのカクツキなしの動画になりますので、編集時に2倍速で60fpsで出力すれば、滑らかな映像を作れそうです。
なお、アクションカムとして使用する際には、バッテリーの残量がマウントの台座部分に表示されます。
「E360」の総評
最後に「E360」の総評ですが、「N5」が存在しなければ走行時・駐車監視時を問わず「E360」をおすすめするところですが、フロントカメラのナンバー認識精度は視野角の問題で「E360」はフルハイビジョン相当となります。
一方で「N5」は約2倍の精細感の2.5Kですので、駐車監視向けなのは「N5」と言えそうです。
駐車監視の省電力性と、その他の遊びの機能に魅力を感じるのであれば、「E360」もアリかと思います。
※amazon10%割引コード: 6UGNPN5N
開始日 2025/01/22 23:00JST
終了日 2025/07/20 23:59JST
使用方法: E360 (ACE)をカートに入れた後、レジにて6UGNPN5Nの割引コードを入力すると適用されます。
■E360 ACEのAmazonリンク
■E360 のAmazonリンク
コメント
これテストしてみたいんですよ。レビューしますよ。(^ ^)
VANTRUEに確認してみますね。
新年おめでとうございます。
この機種ではないですが、昨秋にパイオニアからドラレコが4種類ほど発売されましたね。
2カメラでVREC-DZ810Dは4K録画で、待望のメーカー3年保証も付きました。
omiさん的にはテストも考えていませんかね。
このところ、他の事業の方に時間を取られてまして、今のところはレビューは考えておりません。
状況が変わりましたら、レビューする可能性はあります。
現在N5+リン酸鉄モバイルバッテリーで駐車監視をしております。
駐車監視のタイムラプス録画の消費電力はN5と比べてどうでしょうか?
N5より電力が抑えられるなら一考の価値があるのですが、さほど変わらないでしょうか?
タイムラプスモードの消費電力は5.3W程度です。
やや省電力ですが、ナンバー認識精度はN5の50%程度ですので、より駐車監視向けなのはN5ですよ。
お返事ありがとうございます。
認識精度がN5と比べるとあまりよくないのですね。N5を使い続けることにします。ありがとうございました。
N5からE360ACEへ乗り換えです。
シガーソケットの接続できるANKERのリン酸鉄モバイルバッテリーに接続して使用しましたが、本体とリアカメラのみE360へ交換し、リアカメラケーブルはN5用です。
リアカメラが正常に録画できたり、電源が落ちたりしますが、N5のリアカメラ用TYPE-CケーブルとE360のリアカメラ用TYPE-Cケーブルは互換性がありませんか。
リアカメラをオフにし、解像度をフロント+車内に設定すると、問題なく、電源が落ちず録画します。
ただ、この設定でもリアカメラの電源ランプは点灯しています。
同じケーブルに見えますが、リアカメラまで送信する信号がケーブルによって若干違いますかね・・・
カメラケーブルの規格は、見た目が全く同じでも伝送方式等が異なることがあります。
流用される場合には、VANTRUEに確認して頂いたよろしいかと存じます。