コムテックから初の360°ドライブレコーダー「HDR360G」が発売されています。

360°ドライブレコーダーは、極めて広範囲の映像を録画可能である為、事故や煽り運転に遭った際の証拠能力は最強ではあります。

しかしながら、広範囲の動画を限られた画素数で表現しなければならない為、ナンバー認識精度が最大の弱点となっていますし、暗い車内から明るい車外を撮影した場合に白つぶれが発生し易く、夜間についても明るいレンズとセンサーを使用しなければ、暗く映って車外の状況が把握しにくくなるという問題を抱えています。

この辺りの問題点はハードウェアのスペックが上がっていけば解決可能になる部分もありますが、現時点では前後の車のナンバーを認識可能な360°モデルはありません。

■ 360度のドライブレコーダーって実際どうなの?

ドラレコメーカーとしてはトップクラスの人気を誇るコムテックは、ドラレコの実用面に関わる特性ついては徹底的に追及しますが、モデルによってはそこまでする?と言うくらいに重要ではないと判断した部分は容赦なく切り捨てています。

おそらく「HDR360G」についても、充実させる部分とそうでない部分がはっきりしたモデルになっている事でしょう。

「HDR360G」のスペック

「HDR360G」のスペックは以下の表の通りとなります。

コムテックユピテルカーメイト
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
HDR360GQ-02c
d’Action 360
18.07発売18.0?発売17.02発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
1856×1856/29fps
2560×1280/30fps1440×1440/27.5fps
2880×2880/27.5fps(駐車監視)
CMOS 500万画素CMOS 680万画素CMOS 1353万画素
WDRHDRWDR
LED信号対応
180°×240°録画視野角 180°×180°+180°×180°180°×194°
付属8GB付属16GB(SD)付属16GB
最大32GB最大32GB(SD)最大128GB
GPS内蔵
--WiFi
駐車監視モード
常時録画+衝撃録画?(5fps)走行時の録画を延長(常時録画+衝撃録画)衝撃録画
自動起動自動起動運用不明
専用ケーブル
HDROP-014
専用ケーブル
OP-CB5R
タイマーユニット
OP-VMU01
マルチバッテリー
OP-MB4000
専用ケーブル
DC200
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

「HDR360G」の特徴

360°ドライブレコーダーの中には、録画視野角が水平180°、垂直180°+αのものも多いのですが、この場合だと車種によっては上方向に弱く、至近距離の信号が映らなくなる事があります。

流石に後発だけあって、この神テック様がそんな凡ミスをする筈もなく、しっかり垂直方向は240°とかならい余裕がある画角となっているようです。

有効画素数は「1856×1856」の344万画素ですので、ナンバー認識は難しい…ではなく、ほぼ不可能かと思います。

その他、360°ドライブレコーダーのチェックポイントとしては、冒頭でも述べたように、昼間の白潰れ耐性・夜間の車外の明るさ・夜間の車内の明るさ、などが挙げられます。

360°カメラは録画範囲が物凄く広くなる事から、動画内の明るい部分・暗い部分の差が大きくなり安い為、白潰れ対策をしていないモデルだと、おそらくかなり白潰れが強めに出てしまうと思います。

因みにユピテルの「Q-02c」はHDR補正を入れていますが、HDR補正は録画の際のハードウェアの負荷を2倍くらいに上昇させてしまいます。

従って、その負荷に耐えうるように全体的にパーツを強化する訳なのですが、その分コストも上がってしまいます。

 

「HDR360G」については、WDRのみとなっている為、おそらくコントラストを最低限にまで落として白潰れ対策をしているのではないか?と、現段階では予測していますので、ナンバーの認識能力は完全に捨てている事でしょう。

前後分割録画も可能なようだが

「HDR360G」は前後分割記録が可能と書かれていますが、おそらく360°動画の中の前後の一部だけを切り取って表示させるものかと思いますので、ナンバー認識精度の点では有利になる事はないでしょう。

どちらかと言うと車内でドラレコ液晶画面で動画を確認する為の機能でしょうね。

※説明書がアップされていないので詳細不明

駐車監視の仕様について

駐車監視についても細かい仕様の部分が未公開なのですが、おそらく従来通り「常時録画+「衝撃録画」の録画方式となっているのではないかと思います。

「ZDR-015」のように0.01G単位で感度を変更できるのであれば、ドアパンチにも有効ですが、感度の調整が細かく出来ないようであればイマイチな感じになりますね。

 

価格帯的に画質面ではあまり期待は出来そうにありませんが、使い勝手や駐車監視の感度がクリア出来ていれば、+1台のスタンダードモデルのフロントへの搭載を前提で考える場合、かなり値ごろ感はあるモデルであると感じますね。

リアガラスに設置するものありなんじゃないかなぁ…と。

8月~9月中にはテストしてみようと考えています。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

この記事が気に入ったらいいね!しよう