※2019年2月13日更新~テストが終了しましたので総評を追記しました。

MAXWINは2005年創業のカーエレクトロニクスの総合メーカーで、昨年のいつ頃からかは分からないのですが、スマートミラー型の2カメラドライブレコーダーを複数展開しています。

■ MAXWIN公式サイト

商品構成はドライブレコーダー以外にもカーナビやモニター類、LEDやセキュリティ関連など、多岐にわたっており、生活雑貨などの取扱いもある事から、ドライブレコーダーに特化していると言う訳でもなく、中国からの輸入製品の販売と言うのが主な業務であろうと推察されます。

今回ご紹介する「MDR-C002」は、amazonや楽天などの通販サイトでは人気が高いものの、AUTO VOXの「X1」と見た目やソフトウェアの部分のソックリで価格帯もほぼ同じです。(正確には「X2」とほとんど同じですかね)

従って「同じようなものをいくつも紹介するよりも、目先の異なる製品を紹介したい」と言う私の考えから積極的に紹介はして来なかった訳であります。(「X1」の完成度が高かったので、これを超えるのは容易ではないだろうとの予測もアリ)

ただし、このところ「MDR-C002」も含めてスマートミラー型のドライブレコーダーに関するご質問が増えており、カテゴリーとしてもう少し細分化して紹介しても良いかな?と考えるに至りましたのでMAXWINの製品に関しても、いくつか良さそうなものをピックアップしてご紹介して行こうと考えています。

取り敢えず第一弾としては、最も汎用性とユーザーの関心が高そうな「MDR-C002」から始めます。

もくじ(クリック・タップで移動できます)

「MDR-C002」のスペック

「MDR-C002」のスペックは以下の表の通りです。

MDR-C002
18.0?発売
液晶解像度 IPS 400×1600(64万画素)
フロント:2304×1296/27.5fps
リア:1280×720/25fps(可変)
LED信号対応
録画視野角
フロント:水平120°
リア:水平126°
リアカメラケーブル6m
OPで10mケーブル
microSD付属なし
microSD最大128GB
GPS付属(外付け)
駐車監視モード
動体検知
衝撃検知
手動起動
専用ケーブル
CAB-DVR03
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

スペックに関しては未確認の部分も多い為、現在MAXWINさんに確認中ですので「?」が付いている部分は予測で書いてます。

実際の録画視野角などについては不明な部分がありますが、リアカメラの形状が若干違う(ような気がする)点、ステーの形状が異なる点以外はスペック表記や外観など、現時点で客観的に判断出来る部分では「X1」との差はないように見えます。

「X1」も「MDR-C002」も本来は車内ではなく車外に設置すべき仕様、と言う部分では共通となっており、ステーの形状からミニバンなどの垂直に近いリアガラスへの設置は難しそうな印象です。

車外に付ける場合でもリアワイパーとの干渉やその他の凹凸の絡みで、なかなかど真ん中に設置する事が難しい車もあると思いますので、ステーは車内用と車外用の2種類を用意した方が良いだろうと感じますね。

因みにセイワの「PDR770SM」は車内用のステーも付属してますし、アサヒリサーチの「MR-201」は車内用と車外用のカメラは別物で、標準は車内設置型のカメラが付属します。

「MDR-C002」のリアカメラのケーブルの長さ

リアカメラのケーブルについては長さが不明なのですが、寸足らずと言ったレビューも見受けられ、OPで10mのロングケーブルも用意されているようです。(MDR-CAB10-USB)

「MDR-C002」の印象のまとめ

結論としては見た目や仕様を見る限り「MDR-C002」と「X1」の違いはほとんどないように感じますが、フロント・リアのイメージセンサーやレンズなどが同じであるかまでは分かりません。

因みにMAXWINさんは自社でトヨタのスマートミラーと「MDR-C002」との比較動画をYoutubeにアップロードしており、この動画はなかなか面白く、純正スマートミラーと「MDR-C002」の良い点・悪い点をかなり的確に分析しています。

なかなか商品愛がある会社なんだなぁ~と、この点については感心させられました。

なお、「MDR-C002」の仕様の不明点についてMAXWINさんに問い合わせたところ「サンプルを提供するのでAUTO VOX製品と比較しちゃってください!」と言う予想外のお返事を頂いてしまったので、お言葉に甘えて比較レビューしちゃおうと思ってます。

結果は神のみぞ知る…ってとこですかね。(笑)

「MDR-C002」のデザインと付属品

サンプルが届きましたのでレビューを追記します。

「MDR-C002」のセット内容は以下の通りとなります。

①ミラー型筐体

②リアカメラ

③5PINカメラ接続ケーブル(6m)

④リアカメラステー・ネジ・両面テープ

⑤miniUSBシガーケーブル

⑥GPS暗転

⑦ゴムバンド2本×2組

⑧ドラレコステッカー

⑨取扱説明書

 

ミラー型筐体

「MDR-C002」のミラー型筐体に関しては「X1」との色違いでおそらく「X2」と同じ物かと思われます。

以下、上が「MDR-C002」下が「X1」です。

本体上部の各ポートの配置も同様です。

因みに付属のシガープラグのL字コネクタの向きは「X1」とは逆の向かって右向きなので、電源ケーブルを抜かなくてもmicroSDカードの抜き差しは可能となっています。

「X1」の場合にはこうなります。

シガーケーブル

シガーケーブルについても配色とL字端子の向きは異なるものの「X1」と同等品かと思われます。

リアカメラと接続ケーブル

リアカメラについては「X1」よりも幅がやや狭く、ステーは車外設置専用な感じになっていますね。

接続ケーブルは6m程度でしたので、ミニバンなどでケーブルを床下に這わせると足りなくなるかも知れません。(多分…ですが、アルファードだと7mでギリギリ足りるか足りないか?と言ったところかと思いますね)

なお、接続ケーブルは「X1」と同様に5芯となります。

ルームミラーに取り付けた感じは以下のようになります。(ミラーはMurakami 7225)

ゴムバンドで締め付けるタイプなので多少ミラーが大きくても問題はなさそうです。

「MDR-C002」のインターフェイスについて

「MDR-C002」のインターフェイスは「X1」と似たような感じで、メニュー項目の翻訳が若干違う程度です。

内容的にはどちらかと言うとデンソーテンが販売する「SOLING」の「SL3118SMD」に近い印象ですね。

デンソーテンが販売するスマートルームミラー型2カメラドラレコ SOLING「SL3118SMD」

もともと「X1」のタッチの操作感はかなり優秀なので、「MDR-C002」も操作性は良好です。

「MDR-C002」の取付について

今回は「X1」との比較も兼ねてハッチバックのリーフのリアスポイラー下に「MDR-C002」を取り付けました。

まず、配線の仕様で気になった点が一つ。

リアカメラから生えている中継ケーブルの長さが50cmしかない為、リアスポの外側の目立たない位置にケーブルを這わせる手抜き施工をすると、中継ケーブルとの接続部分が車外に露出してしまうので、素人のDIYでの取り付けには向いていません。

因みに「X1」の場合にはこの部分が1.5mあるので、リアスポ裏の奥の目立たない位置に配線止めで固定する事が可能でした。(以下、過去にアルファードに設置した事例)

過去にいくつかの車でバックカメラの取り付けを行っていますが、車によって車内に引き込む経路が複雑になる事もあり、50cmだと接続部分が車内に入らないケースも多かろうと思います。

バックカメラの取り付け方法について

ランエボ10の場合だとバンパー下を這わせる経路の距離がそこそこある為、接続ポイントが車外に出てまうと何らかの防水対策を施す必要が出てきます。

因みに国内メーカーのアフターパーツのバックカメラは、接続ポイントまでの長さが2~3mあるものも多いかと思います。

中継ケーブルの長さも重要かも知れませんが、リアカメラ側のケーブルの長さを伸ばした方がユーザー的には有難いと感じるでしょう。

まぁ、最初から専門業者に頼む前提であれば、何れにしてもリアスポ部分などを取り外さなけれなならないので気にしなくても良いとは思いますが、スマートミラーとての視認性を考慮するとスポイラーなどに穴開け加工が必要になるケースも多かろうと思いますので、車外にケーブルを這わせる選択肢も残して頂けると有難いですね。

真面目にやるとリアスポに穴を空けてこう言う経路で引き込む事になるでしょう。

穴開けをしたくない場合、カメラの設置位置を下方に移動させるか、車内側に設置する事が考えられますが、「MDR-C002」の場合ステーの形状の関係でガラスに設置するとカメラがかなり下を向いてしまいます。

因みにリーフの場合にはリアスポ下のセンター車外が視認性の面ではベストな位置になりそうですが、リアワイパーを動かした時に干渉しそうです。

もっとも、カメラを車外に出すならリアワイパーは必要ないので運用上は問題ないですが、リアワイパーが動かせない状態だと車検では引っ掛かる可能性もありますね。

まぁ、これは「MDR-C002」固有の問題ではなく、全てのこのタイプのモデルに言える事ではあります。

 

なお、ハッチの内張素材がフェルト系ではなくプラ系の素材であれば、内張り上部にカメラを設置する事も可能なケースが多かろうと思います。

今回のリーフの場合にはこの部分に設置が可能ですが、電熱線を回避できるかどうかは運任せとなりますね。

ただし、「MDR-C002」も「X1」も車外取り付けが前提のモデルなので、今回は車外取り付けでのテストをメインで行い、車内に設置での見え方については夜間の明るさテストのみを行っています。

取り敢えず今回は諸々のテストの為に、まずは車外のリアスポ下にカメラを設置し、配線はリアスポの奥に配線止めで固定しました。

カメラの接続部分は養生テープでグルグル巻きです。(笑)

バックカメラの信号線の取り方は通常のカメラと同じですので、以下の記事を参照して下さい。

バックカメラの取り付け方法について

また、筐体の取り付けについてもミラーに被せる点以外は通常のドラレコと同様です。

ドライブレコーダーの取り付け方法

なお、車内配線に関しては下側を這わせていますが、ケーブル長はちょうど足りた感じです。

ミニバンなどの場合は上を這わせないと足りないと思います。(上はサイドエアバッグなどがあるので、自分で取り付ける方にはケーブルは8m程度あった方が有難いですね)

足りなそうであれば以下の延長ケーブルを使用しましょう。

 

「MDR-C002」のバックカメラとしての使い勝手

「MDR-C002」は他のこの手のモデルと同様に、リバース信号を取っておけばバックギア連動でガイド線入りのバックカメラ専用映像に切り替わります。(映像範囲とガイド線はドラッグで動かす事が可能で、いずれも設定が記憶される)

なお、「MDR-C002」のリアカメラは「X1」と比べるとかなり広めとなっており、水平120°くらいありそうな印象です。

「X1 Pro」が水平95~6°でしたので、大分広く感じたのですがそれより更に二回以上広いです。

以下、画像上が「MDR-C002」です。

この画像に純正ミラーで見える範囲を入れ込むとこれだけの差が出ます。

距離感云々についてはどちらかと言うとバックカメラではなく、スマートミラーの使い勝手により大きく影響しますので詳しくは後述する事にして、バックカメラとしての機能性は視野角が広い事で「X1」よりも上かと思います。

リーフの場合にはハッチバックとは言っても、リアガラスは多少斜めになっていますのでバンパーは映らなくてもある程度車両後部が映りますので、距離感は掴みやすくなっています。

おそらく、リアカメラの垂直視野角は67~8°だと思いますのでこれくらいの範囲が録画され、そのうちの一部をミラー液晶に出力が可能となっているのでしょう。

ただし、これがミニバンなどの後部が垂直に近い車になると、バックカメラ優先でカメラの向きを設定してしてしまった場合にはスマートミラーとしては用を足せなくなる可能性大です。

トヨタ

まぁ、いずれにせよ「X1」よりは視野角が広いので車種によってはスマートミラーとバックカメラ機能の料率が可能なケースもありそうです。

 

同一シーンの見え方を純正バックカメラ、「X1」と比較すると以下のようになります。

【リーフ純正バックカメラ】

【X1】

【MDR-C002】

こんな感じなので車種によってはバックカメラとしても利便性が高くなりそうです。

「MDR-C002」の白潰れ耐性は「X1」と比べてもやや高い印象ですね。

【リーフ純正バックカメラ】

【X1】

【MDR-C002】

欲を言えば縦方向にもう少し視野が広いと有難いですが、これは液晶の形状を考えると現時点では難しいところかと思います。

「MDR-C002」のスマートミラーとしての使い勝手

次に「MDR-C002」のスマートミラーとしての使い勝手ですが、表面がツヤありのグレアタイプの為、反射して見えにくい事があるのは他のモデルと同様です。(故障した時の保険としてどのモデルもグレアタイプとなっていますので、いくら液晶の明るさを上げたとしてもダメな時はダメです)

内装が光を反射しにくい黒系であれば反射はしにくくなります。

視野角と後続車両との距離感

「MDR-C002」のミラー液晶に出力される範囲は水平120°程度とかなり広く、後続車両が小さく映ります。

上が「X1」下が「MDR-C002」、赤枠の中が純正ミラーですが、視野角にこれだけの差があります。(ミニバンだともっと差が出ます)

映っているものの大きさを比較するとこれくらい違います。

【純正ミラー】

【X1】

【MDR-C002】

因みにサイドミラーではこれくらいに映りますので、かなり小さく映る事が分かるでしょう。

広範囲の状況が把握出来るメリットはありますが、慣れるまで距離感を掴むのが難しそうに感じます。

因みにスペックだけみると、セイワの「PDR770SM」やアサヒリサーチの「MR-201」も似たような感じで、SOLONGの「SL3118SMD」が水平85°となっていますのでこちらは「X1」と似たような距離感になるかと思います。

昼間の白潰れ耐性

「MDR-C002」は「X1」よりも絞りが強くなっていますので、昼間の白潰れ耐性に関しては「MDR-C002」が単純に優れていると言えます。

以下はiPhone 7で撮影した映像なので、iPhone側のダイナミックレンジの限界の問題で白潰れがきつく見えますが、実際はそこまで潰れません。

「X1」

「MDR-C002」

注)実際の見え方はドラレコに録画された映像に近いので、ドラレコの項目でリアカメラ映像を確認して下さい。

夜間の明るさと後続車両のヘッドライトの見え方

夜間の明るさについてはどちらもカメラを外出ししていますのでかなり明るく映ります。

以下、左が「X1」右が「MDR-C002」となります。なお、夜間の映像に関してもiPhone側のダイナミックレンジの限界の問題で白潰れがきつく見えますが、実際はそこまで潰れません。

注)実際の見え方はドラレコに録画された映像に近いので、ドラレコの項目でリアカメラ映像を確認して下さい

どうも「X1」の方はファームアップデートを行ってから以前より明るくなっている気がするのですが、一番下の画像はほとんど真っ暗に近い場所なんですけど、おかしな明るさになってますね。(これくらいの明るさになると、かなりノイズが出てきますが)

因みに…ですが、最近「X1」と「X1 Pro」をアルファードのリアガラス内に設置して撮影した画像と比較してみると…

 

まぁ、リアガラスの内外の差があるので単純比較は出来ないですが、今のところの印象では明るさは「X1」>>>「MDR-C002」>「X1 Pro」、ヘッドライトの絞りは「MDR-C002」=「X1 Pro」>>>「X1」と言った形となります。

車内設置で「X1 Pro」とも比較した結果、明るさは「X1」>>>「MDR-C002」>「X1 Pro」、ヘッドライトの絞りは「MDR-C002」>「X1 Pro」>>>「X1」でした。

表にすると以下のような感じです。

 MDR-C002X1X1 Pro
明るさ★★★★★★★★★★★★
絞り★★★★★★★★★★★
視野角水平126°水平85°水平95°

車内設置でのテストは後日行う予定ですが、車外設置の場合には明るさでは「MDR-C002」は「X1」に劣るものの、かなり真っ暗に近い場所でも必要充分な明るさを確保しているように思います。

ヘッドライトの絞りに関してはかなり強くなっていますので、明るさや絞りのバランスを考えると車外に設置するケースにおいては「MDR-C002」の方が良さそうな気がします。

市街地での後方の視認性では明らかに「MDR-C002」が優れていると感じましたし、暗闇に近くても必要最小限の明るさは確保できていると思います。

後は視野角の問題をどう捉えるかですね。

なお、液晶の左側に表示される方位計ですが過去のAUTO VOXのファームウェアバージョンと同様に、針が左右に反転して表示されます。

これはファームウェアですぐ直せると思いますので、現況をMAXWINさんにお伝えしておきました。

ドライブレコーダーの画質と機能・性能について

ドライブレコーダーとしての評価については、取り敢えず以下のポイントを車外設置の状態で「X1」と比較しました。(車内設置の見え方は夜間のリアのみ、後日「X1」・「X1 Pro」と比較します)

①録画視野角

②昼間のナンバー認識精度

③昼間の白潰れ耐性

④夜間の明るさ(明るい場所・暗い場所)と後続車両のヘッドライトの絞り

録画視野角について

「MDR-C002」の録画視野角についてはフロントカメラは概ね「X1」と同等の水平120°程度でした。

リアに関してはかなりの差があり、水平85~6°の「X1」に対して「MDR-C002」は125~6°ありました。

念の為「DRV-320」とも比較しましたが、やはり水平125~6°程度出ています。

2カメラのモデルのドラレコとしてはかなり録画視野角は広い方ですので、ナンバー認識精度はともかく、全体の状況認識には非常に優れたモデルと言えそうです。

昼間のナンバー認識精度について

昼間のナンバー認識精度につては、「X1」は「2306×1296」の高解像度の割にナンバー認識精度はイマイチでしたが、「MDR-C002」は全体的な画質の印象は似ているものの、コントラストが強めなのでナンバー認識精度は「X1」よりも高めです。

多分、イメージセンサーは同じ物ではないかと思うのですが。

リアに関しては100万画素でかなりの広角となっていますので、ナンバー認識精度は高くありません。

まぁ、車両の後端にカメラを設置してぶつかる様な距離になればもちろんナンバー認識は充分可能ですが、セダンやクーペのリアガラス内に設置した場合、またはカメラを水平方向に向けた場合では読み取れない可能性はありますね。

昼間の白潰れ耐性について

「MDR-C002」の昼間の白潰れ耐性は、フロントに関しては「X1」とほぼ同等と言ったところで、普通のWDRと謳われているモデルと大差ない印象です。(HDRモデルと比べると劣る)

リアはヘッドライトの絞り対策が入っていますので、そこそこ高いかと思います。

夜間の明るさと後続車両のヘッドライトの絞りについて

「MDR-C002」の夜間の明るさはフロントに関しては明るい場所、暗い場所ともに「X1」と同等でリアのみ強い絞りを効かせていますのでやや暗い印象ですが、いずれも非STARVISモデルとしては最高レベルの明るさです。

リアは「X1」よりも暗いですが、普通のモデルに比べたら天と地ほどの差があります。

車内に設置した場合のテスト

車内設置のテストについてはアルファードで実施しました。

特にステーの加工はせずとも以下のような形で取り付けが可能でしたが、ワイパーの拭き取り範囲からは外れます。

車内設置では「X」と合わせて「X Pro」と夜間の明るさとヘッドライトの絞りの状況のみを比較してます。

結論だけ先に言ってしまうと、「MDR-C002」のダイナミックレンジの広さが優秀だった…で終わります。(笑)

取り敢えず以下の動画を見て頂けるとお分かり頂けるかと思うのですが、「X1」の明るさを抑えて絞りを強くしたのが「X1 Pro」です。

「MDR-C002」については明るさは「X1」よりも抑えられていますが、「X1 Pro」よりも明るく絞りも「X1 Pro」より強いです。(多分これはイメージセンサーの性能によるものかと思います)

画像ノイズは「X1 Pro」よりもやや出易く、「X1」よりは少ないですが、そこまでノイズは目立たないのでバランス的にも良く出来ていると感じました。

リアカメラMDR-C002X1X1 Pro
明るさ★★★★★★★★★★★★
絞り★★★★★★★★★★★
リア視野角★★★★★★★★★★
距離感★★★★★★★

スマートルームミラーとしての見え方は以下の通りです。

注)実際の見え方はドラレコに録画された映像に近いので、ドラレコの項目でリアカメラ映像を確認して下さい

 

 

絶対的な明るさは「X1」には敵いませんが、ダイナミックレンジが最も広く「X1 Pro」では「もう少し明るいと良いな」と感じる場面でもそこそこ明るめに映っています。

視野角がやたらと広い部分を除けば、おそらく見易さでは「MDR-C002」が最もバランスが取れてて良い感じです。

リアカメラMDR-C002X1X1 Pro
明るさ★★★★★★★★★★★★
絞り★★★★★★★★★★★
リア視野角★★★★★★★★★★
距離感★★★★★★★

リア動画のファイル間ギャップについて

現時点で「MDR-C002」の最も気掛かりなポイントは、リアの動画ファイルのつなぎ目に0.5~6秒のギャップ(録画されない時間帯)が存在している点です。

過去にも前後のフレームレートが異なる2カメラモデルでは、リアのファイル間ギャップが発生知っているものがありましたが、「MDR-C002」もこのポイントが引掛かっています。(MAXWINさんに問い合わせ中)

後述しますが、リアは可変フレームレートとなっていますので「X1」と同様の25fpsの固定にすればギャップはな無くなるのではないかと思うのですが。

「MDR-C002」のフレームレートとLED信号の映り方について

「MDR-C002」は説明書にはフロント30fps、リア25fpsと記載されていますが、実際の出力ファイルはフロント27.5fps、リアについては24.4~24.7fps程度の珍しい可変フレームレートとなっています。(おそらくこれが前述のギャップの原因かと)

西日本エリアではおそらくフロント・リアともに高速点滅、東日本ではフロント高速点滅、リアに関しては0.3~5秒間隔程度での点滅になろうかと思われますので同期はしないと思いますが、カメラをバックカメラ用にやや下に向けていたので信号は映りませんでした。

まぁ、後方の信号は同期しても問題はないでしょう。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ

地デジへのノイズ干渉について

地デジへのノイズ干渉については、ギリギリフルセグが映る場所で電源をオン・オフにしても映像に変化は認められませんでした。(車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事があります)

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

microSDカードの最大容量と仕様外のmicroSDカードでの運用

「MDR-C002」の1分当たりの録画データの容量は前後合わせて170MB程度ですので、1時間だと10GBとなります。

サポート範囲のmicroSDカードは128GBまでで12時間程度の録画データの保存が可能ですが、以下の200GBのmicroSDカードでは「MDR-C002」でメニューからのフォーマットで使用が可能で、1時間程度の録画では不具合等は出ませんでした。

偽物に注意!!ドライブレコーダーにおすすめのmicroSDカードは?

録画ファイルの形式とビットレート

「MDR-C002」のフロント・リアカメラの動画ファイル形式は「MOV」、コーデックはH.264です。

ビットレートはフロントが16,000kbps、リアが5,922kbpsとなっています。

リアのフレームレート以外はほぼ「X1」と同等ですね。

動画の再生方法について

「MDR-C002」の動画の再生は、ミラー液晶、PC専用ビュワー、PCの汎用ビュワー、スマホでの状況を確認しました。

ミラー液晶での再生

ミラー液晶での再生に関しては、「X1」と同様に操作性は良好です。ただし、ミラーの全領域が再生画面になる訳では無いので、それほど大きな画面で映像を確認出来る訳ではありません。(まぁ、普通のドラレコに比べると充分デカいので、本体での動画の確認は容易な部類に入ります)

PC専用ビュワーでの再生

PCの専用ビュワーはmicroSDカードに自動生成されるインストールファイルから、PCにビュワーをインストールします。

ビュワーの機能は必要最低限と言ったところで、地図への走行地点の表示、Gセンサーグラフの表示、速度と方位の表示などが可能です。

拡縮や逆再生、再生速度の変更などは出来ず、1秒ごとのコマ送りのみが可能となっています。

前後の動画の同期再生は出来ませんので個別に各ファイルを再生する事にります。

ビュワーのウィンドウサイズはフルハイビジョンだと以下の大きさになりますが、動画部分をダブルクリック、または右上のウィンドウ最大化のアイコンをクリックすると動画の全画面表示に切り替わります。

PC汎用ビュワーでの再生

PCの汎用ビュワーでの再生については、Windows 7から10にアップデートしたPCでメディアプレイヤー12を用いて問題なく可能でした。

スマホでの再生について

スマホでの再生についてはiPhone 7の場合には以下のカードリーダー機能付きのモバイルバッテリーで可能でしたが、映像のみで音声は出力されませんでした。

ドライブレコーダーの動画をスマホで再生 Remax RePower 10000mAh

Android端末での再生については、microSDカードをカードリーダー、または本体のスロットで認識させ、再生は可能であったものの(「X Player」を使用)、フロントの動画はカクツキが見られ、リアのみ正常に再生が可能でした。

※スマホでの再生はメーカーサポートの対象範囲外です。

ドライブレコーダーの動画の見方、ソフトや8つの再生方法のまとめ

駐車監視の仕様について

「MDR-C002」の駐車監視の仕様は「X1」と同様で、内蔵バッテリーによる衝撃後の録画と、常時給電による動体検知録画となります。

これらは設定項目では駐車監視で一括りにされており、どちらか片方だけオンにする事は出来ません。

常時電源に接続していない場合、エンジンオフで電源が落ちた後に内蔵バッテリーによる衝撃検知の待機モードとなり、常時給電を行っている場合には5分間の無振動をもって動体検知モードに入ります。

衝撃検知だけオフにする事は出来ませんので、常時給電が何らかの要因で終了した後には、衝撃検知の録画モードに切り替わるという事ですね。

なお、こちらでテストした感じでは駐車監視をオンにしっ放しでも走行中に動体検知モードに入る事はありませんでした。(渋滞で5分くらい止まっていると入るかも知れませんが)

 

この駐車監視の出入りの仕様は、ケンウッドの動体検知モデルとほぼ同じとなりますが、一つ注意点があり、動体検知から常時録画モードに復帰させる判断は「一定以上の振動が連続して加わる事」となりますので、状況によっては車を動かしてもしばらく動体検知モードが継続される事があります。(これはケンウッドも「X1」も同様)

今回はEVのリーフでテストしたからと言うのも影響してる可能性もありますが、HVでも最初はEVモードで始動する車が多いので状況は変わらないかも知れません。

 

ドラレコとしては録画はされているので問題はないのですが、動体検知中は画面がオフになりますのでスマートルームミラーの機能は使えません。

通常、スマートルームミラー機能を使う場合には反射を避ける為、ミラーにはリアガラスが映らないように設定すると思いますので、実際の運用を考えた場合には車を動かす前に本体下部のボタンを押して動体検知を強制解除する必要があります。(この操作で駐車監視の設定自体はオフにはなりません)

なお、常時電源ケーブルは専用品という訳ではありませんが、同社が販売している「CAB-DVR03」と言うケーブルが使える筈です。

また、自宅駐車場などで駐車監視をしない場合には、本体メニューから駐車監視の設定をオフにする必要があります。

駐車監視に特化したおすすめドライブレコーダー 2018年版

外部電源を使用した駐車監視の運用について

外部電源を使用した駐車監視については、「UPS300」を使用して動体検知モードでテストを行ったところ、6時間程度の待機&録画が可能でした。

ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー 「UPS300」の使い方

「MDR-C002」の総評

今回はスマートルーム型のドライブレコーダー比較のベンチマークとして「X1」を使用しましたが、「MDR-C002」の項目別の評価は以下の通りとなります。

取り付けの簡易性

車外に設置する場合には最初から業者にお願いする前提で考えるのであれば「X1」と作業工程は変わりません。

ただし、リアケーブルとの接続コネクタの位置がカメラから50cmの位置にあるので、ケーブルをリアスポ周辺に這わせるのは難しいと思います。(「X1」は1.5m、理想は2~3mか?)

バンパー付近の設置であれば大抵の場合にはコネクタは隠せる位置に来ると思いますが、これは車種によるでしょう。

車内設置を考えた場合、内装にプラ系の素材が使われてる車であればルーフパネルに両面テープでそのまま固定が可能でした。

ただし、車種によってはワイパー拭き取り範囲に入らなかったり、電熱線が視界に入る可能性が出てきます。

「X1」の場合にはリアガラスにも設置が可能ですが、ステーをひん曲げる必要がありこちらも利便性が高いとは言えず、車種次第で「MDR-C002」の方が簡単だったり、「X1」の方が簡単だったりします。

他のモデルではSOLINGの「SL3118SMD」、セイワの「PDR770SM」が車内取り付けも意識したステーの形状となっており、アサヒリサーチの「MR-201」は基本車内設置が前提のカメラ、車外用の防水カメラはOP扱いとなっています。

なお、リアカメラのケーブルに関しては5芯の6mが付属しますが足りない場合にはOPの10mケーブルで対応可能です。

おそらく…ですが、購入を検討しているユーザーにとっては自分の車に必要なケーブルの長さのシミュレーションなどは極めて困難な作業であり、ディーラーなどで取り付けまでまとめてやって貰えるお店ならケーブルの選択式やOP扱いも良いですが、ネットで販売するなら最初から10mケーブルを入れた方が親切だと思います。

実際のところ、「X1」は「8mの中継ケーブル」+「1.5mのリアカメラから生えているケーブル」を合わせて9.5mのケーブル長があり、アルファードでもややケーブルが余っていますが、それでも10mケーブルで価格が高い「X2」の方が売れています。(普段車をいじり慣れている私ですら、必要なケーブル長のシミュレーションなんてやりたくないですからね)

バックカメラとしての使い勝手

「MDR-C002」のバックカメラとしての機能は「X1」と同等で、ミニバンなどの場合にはバンパーを映すとスマートルームミラーとしての機能性が損なわれます。

ただし、視野角が広い為、リーフのようにハッチバックでリアガラスのトップがそこそこ奥まっている車であれば併用が可能です。

「X1」の場合にはどうやってもバンパーを映すとスマートルームミラーとして必要な後方の視野角が確保できません。

従ってバックカメラ機能は「MDR-C002」の方が上であると言えますね。(取付車種によります)

スマートルームミラーとしての使い勝手

「MDR-C002」のスマートルームミラーとしての特徴は、①超広角、②超防眩、③かなり明るめ、の3点となります。

②③に関しては「X1」「X1 Pro」と比べてもかなり高性能で、トータルでの視認性は最も優れています。

問題となるのは視野角がかなり広く、慣れるまで時間が掛かる、家族で共有する車だとどうかな?と言う懸念もあります。

それぞれのユーザーがこの部分をどう考えるかですね。広範囲に状況が確認出来ると言うメリットもありますので。

ドライブレコーダーのとしての使い勝手

ドライブレコーダーとしての性能は後方カメラの視野角、ダイナミックレンジの広さを考えると「X1」「X1 Pro」よりも高バランス型で状況認識能力に優れています。

一方でリアカメラが超広角なので後続車両のナンバー認識は得意ではありません。(フロントはそこそこ認識精度は高い)

ただ、現時点ではリアカメラに0.5秒程度のファイル間ギャップが出ているので、これをどう捉えるかですね。(ファームウェアでの修正をお願いしています)

「MDR-C002」のまとめ

以上をまとめると以下の表の通りとなります。

総合評価MDR-C002X1X1 Pro
取付簡易性
バックカメラ機能
リア明るさ
リア絞り
リア視野角
リア距離感
フロントナンバー認識
フロント明るさ
フロント白潰耐性

「MDR-C002」と最も競合するのは「X1」となります。

車種限定になりますがバックカメラ機能重視なら「MDR-C002」、スマートルームミラー機能は評価が難しく、全体の視認性は「MDR-C002」が上、距離感なら「X1」ですね。

ドライブレコーダー機能では全体的に高バランスな「MDR-C002」の方が良いでしょう。

リアカメラの明るさと防眩の面を考えると、車外設置なら「MDR-C002」が最も力を発揮してくれそうですが、DIYでの取り付けは厳しいと思います。

また、車内に設置した際の見え方が思いの外良かったので、ルーフパネルにリアカメラが取付られそうな車であれば「MDR-C002」の方が良いんじゃないかなぁ~と言う気はしますね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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