ドライブレコーダーの駐車監視用ケーブルの違いについて解説

※2021年12月11日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

最近はお店の駐車場などでの当て逃げ動画のニュースが流れるなど、ドラレコの駐車監視機能が注目されつつあります。

ドライブレコーダーの駐車監視の仕様、録画方式などはメーカーや製品によって異なり、様々なものがあり、既に自分の車に付いているドライブレコーダーで駐車監視をしたい、と考える方も増えて来そうな雰囲気です。

そこでこの記事では、これから自分の車に付いているドラレコで駐車監視を始めよう、新たに駐車監視を目的にドラレコを購入しよう、という方向けに各社のドラレコの駐車監視に必要な純正ケーブル類を紹介した後、応用編としてコストが安く抑えられる社外品ケーブルなどについてもご紹介します。

原則としては純正ケーブルがあります

各社のドライブレコーダーには指定の駐車監視用ケーブルが存在しますので、原則としてはそのケーブルを使用した方が無難です。

特にコムテックやセルスターなどの一部のメーカーの製品では、指定の駐車監視用ケーブルを使用しなければ駐車監視モードが起動しません。

ただし、そのような場合でも、車外の互換ケーブルが廉価で販売されている事もありますので、メーカー別に考えられる選択肢も合わせてご紹介します。

コムテック

最近のコムテックのドライブレコーダーは、そのほとんどが駐車監視用のOPケーブルとして3芯構造の「HDROP-14」が指定されています。

このケーブルはドラレコ側が3PIN形状となっていますが、このような廉価な互換ケーブルも出回っています。

ごく一部の機種ではDCプラグ形状の「HDROP-09」が指定品になっていますが

こちらも同様に廉価な互換ケーブルが存在します。

これらのケーブルではドラレコ側にエンジンのON/OFFを検知する為のアクセサリー信号も送られており、その信号をもとに駐車監視モードが制御されます。

コムテックのドライブレコーダーで駐車監視を行う場合には、これらの純正OPケーブル、または互換ケーブルを使用しましょう。

※コムテックのドラレコは、本体側でバッテリー保護の為の電圧カットオフ、タイマーを制御してますので、ケーブルは電気を流すだけの単純な構造です。

ケンウッド

ケンウッドのドライブレコーダーは製品企画の委託先のOEM工場が複数の生産地に分かれている事から、製品によって駐車監視の仕組み、ケーブルの種類が異なります。

miniUSBタイプ(箱型用)

このminiUSBタイプのコネクタのドラレコは、同社が2014年から展開している台湾系のOEMメーカーが使っていた規格です。

最近の製品では「DRV-MR450/740/745」「DRV-C750」「DRV-250/350/355/650/W650」などがこれに該当し、これらの製品ではこちらの「CA-DR350」が指定ケーブルとなっています。

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このケーブルは、ボックスのスイッチでタイマーやバッテリー保護の為のカットオフ電圧をコントロールしますが、ボックスからドラレコ側に繋げるminiUSBケーブルの部分に関しては、+と-の2芯構造となっています。

タイマー・カットオフ電圧の設定はこちらの通りです。

・タイマー設定:6時間/12時間/24時間
・カットオフ電圧:12.0V/12.2V/12.4V/12.6V

従ってエンジンがOFFになった事を判断させる為の信号などをドラレコ側に送っている訳ではなく、ドラレコ側では一定時間の振動の有無で駐車している事を判断し、駐車監視モードの開始・終了をコントロールします。

このような仕組みである事から、このOPケーブルを使用しなくても、例えば外部バッテリーを使用するなど、何らかの方法で電力を供給し続ければ、5分間の無振動を以って駐車監視モードを起動させる事が可能です。

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また、同社製品に使えそうな廉価な社外品のケーブルも多数販売されています。

エーモン タイマー機能付き電源ソケット

エーモンのタイマー付き電源ソケットはこの手のケーブルの中で最も機能は絞られ、30分・60分のタイマーが設定できる固定値での電圧管理機能が付帯した汎用品のシガーソケットタイプのケーブルです。

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停止電圧が書いていないのでどれくらいの電圧で停止するのかは不明ですが、スイッチで電源のオフも可能になっています。

タイマー時間がもう少し長いと実用的ですね。

MAXWIN 「CAB-DVR03」

MAXWINの「CAB-DVR03」は、ケンウッドの「CA-DR350」の廉価互換版のような特性の汎用ケーブルです。

この製品の特長は「CA-DR350」と同じく、以下の2点となります。

・ボックスのスイッチでタイマーやバッテリー保護の為のカットオフ電圧をコントロール
・ボックスからドラレコ側に繋げるminiUSBケーブルの部分に関しては、+と-の2芯構造

タイマー・カットオフ電圧の設定はこちらの通りです。

・タイマー設定:10秒/1時間/2時間/4時間/6時間/8時間/12時間/無制限
・カットオフ電圧:11.6V/11.8V/12.0V/12.2V

タイマーの刻みが細かく、しかも12時間を超えると無制限モードとなるので汎用性はかなり高そうな印象です。

価格的な面を考慮してもminiUSBモデルのドラレコであれば、これが最も良さそうに思います。

※各社製品への適合はLaBoon!!では保証しません。直接メーカーに確認して下さい。特にスマートミラーなど、電力消費が大きい製品に対しては動作が不安定になる可能性があります。

■ MAXWIN「製品に関するお問い合わせ」

miniUSBタイプ(スマートミラー型用)

ケンウッドのスマートミラー型のドライブレコーダー「DRV-EM3700/4700」は、箱型と同じくminiUSBタイプの端子を採用していますが、箱型とは異なり中国のメーカーによるOEM生産と見受けられ、消費電力が大きく、駐車監視モードの仕組みも異なります。

指定のケーブルはこちらの「CA-DR550」が該当します。

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こちらのケーブルは箱型用の「CA-DR350」とは異なり、miniUSB部分に電力だけでなくエンジンのON/OFFを検知する為のアクセサリー信号も送られています。

その信号を検知して「DRV-EM3700/4700」はエンジンのON/OFFに連動して駐車監視の動作を行いますが、これらの製品の駐車監視モードは、衝撃を検知してからの起動→録画開始となりますので、あまり実用性の高い機能ではありません。

従って本機で駐車監視をしたい場合には、外部バッテリーと合わせて常時録画を継続する方法などをおすすめします。

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3PINタイプ

こちらは「DRV-MR760」「DRV-MR8500」などで採用されている規格で、コムテックと同様の3PINケーブル「CA-DR100」が指定されています。

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このケーブルはコネクタ部分の形状がコムテックの「HDROP-14」と同等でLaBoon!!では互換性も確認していますが、赤・黄のケーブルの配列が逆になっています。

また、「CA-DR350」とは異なり、miniUSB部分に電力だけでなくエンジンのON/OFFを検知する為のアクセサリー信号も送られています。

その信号を検知して「DRV-MR760」「DRV-MR8500」はエンジンのON/OFFに連動して駐車監視の動作を行いますが、これらの製品の駐車監視モードは、衝撃を検知してからの起動→録画開始となりますので、あまり実用性の高い機能ではありません。

従って本機で駐車監視をしたい場合には、外部バッテリーと合わせて常時録画を継続する方法などをおすすめします。

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ユピテル

ユピテルのドライブレコーダーでは、こちらの「OP-VMU01」が専用の駐車監視用の常時電源ケーブルとして指定されています。

仕組みとしてはケンウッドの「CA-DR350」とよく似たもので、ドラレコ側には+と-の駆動用の電力しか送りません。

ボックスのスイッチでタイマーやバッテリー保護の為のカットオフ電圧をコントロールしますが、エンジンがOFFになった事を判断させる為の信号などをドラレコ側に送っている訳ではありませんん。

従って駐車監視の際には、ドラレコ側で動体検知やタイムラプスモードを手動起動させる必要があります。

「OP-VMU01」の設定項目や仕様は以下の通りです。

・タイマー設定:30分/1時間/2時間/3時間/4時間/6時間/12時間

・カットオフ電圧:11.6V/11.8V/12.0V/12.2V
・電源のオン・オフ:スイッチ操作で可能
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なお、ユピテルのドライブレコーダーは、ドラレコに付属するケーブルがシガープラグタイプのもの、2芯の直結タイプのもの、と2種類ありますが、いずれの場合にも「OP-VMU01」を使用せずに社外品の汎用ケーブルと組み合わせる事も可能です。

MAXWIN 「CAB-DVR03」/「CAB-DVR06」

MAXWINの「CAB-DVR03」は、ケンウッドの「CA-DR350」、「CAB-DVR06」はユピテルの「OP-VMU01」の廉価互換版のような特性の汎用ケーブルです。

それぞれの違いはこちらの通り。

・「CAB-DVR03」:miniUSB出力
・「CAB-DVR06」:シガーソケット出力

共通する特徴は以下の2点となります。

・ボックスのスイッチでタイマーやバッテリー保護の為のカットオフ電圧をコントロール
・ボックスからドラレコ側に繋げるminiUSBケーブルの部分に関しては、+と-の2芯構造

タイマー・カットオフ電圧の設定はこちらの通りです。

・タイマー設定:10秒/1時間/2時間/4時間/6時間/8時間/12時間/無制限
・カットオフ電圧:11.6V/11.8V/12.0V/12.2V

タイマーの刻みが細かく、しかも12時間を超えると無制限モードとなるので汎用性はかなり高そうな印象です。

※各社製品への適合はLaBoon!!では保証しません。直接メーカーに確認して下さい。特にスマートミラーなど、電力消費が大きい製品に対しては動作が不安定になる可能性があります。

■ MAXWIN「製品に関するお問い合わせ」

セルスター

コムテックのドライブレコーダーは、そのほとんどが駐車監視用のOPケーブルとして3芯構造の「GDO-10」が指定されていますが、電力消費量が大きいスマートミラー型の「CS-1000/DM-10」に関しては「GDO-41」が指定ケーブルとなっています。

ドラレコ側の端子はDCプラグタイプとなってはいますが、コムテックと同様にドラレコ側にエンジンのON/OFFを検知する為のアクセサリー信号も送られています。

その信号を検知してドラレコ側はエンジンのON/OFFに連動して駐車監視の動作を行いますが、セルスターのドライブレコーダーは、駐車監視モードになると録画解像度が大幅に落とされ、ナンバー認識精度が落ちてしまいます。

従って、セルスターのドライブレコーダーで駐車監視を行う場合には、外部バッテリーと併用しつつ、走行中の常時録画モードを継続する方法がおすすめです。

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まとめ

以上、各社のドライブレコーダーの駐車監視用のケーブルの違いと、汎用ケーブルについてご紹介しました。

なお、接続の工夫次第で「iCELL」などの駐車監視用バッテリーとも併用できますので、車のバッテリーを傷めずにドラレコを便利に使いたい方は試してみては如何でしょうか?

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