こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。
最近は趣味用途の車載動画の撮影には、ドライブレコーダーではなくアクションカメラを使用するようになっているのですが、ドライブと言うよりもツーリング動画なので景色だけではなく、車のエンジン音や排気音も可能な限り高音質で臨場感が感じられる音質で記録したいと考えています。
最新のGoPro HERO 11などでは、風切り音カットの機能もサポートされてはいるものの、窓を全開にして走ったり、オープンカーのロールバーに設置するなどの方法で撮影した場合、風切り音で聞くに堪えない音質になってしまいます。
そこで今回は特に排気音に重点を置いて、クリアで臨場感が感じられる音質で動画を撮影する為に、マフラー付近のバンパーやトランクに外部マイクを設置する前提でベターな製品、ベターな運用方法を探ってみました。
※やり出すとキリがないので、余り深入りしてはいけない分野のような気がしますが…。
GoProで外部マイクを使う為に必要なもの
GoProで外部マイクを使う為には、電源ポートを占有するこちらの外部マイクアダプタが必要です。
このGoProの外部マイクアダプタの端子は3極の3.5mmステレオミニジャックですので、スマホ用の4極プラグは3極プラグに変換しなければ使えません。
このアダプタには充電端子も搭載されていますが、GoPro HERO 11のファームウェアの不具合なのか仕様なのかは不明ですが、こちらで試した限りでは以下のような挙動を示しました。
…なので運用時には注意が必要です。
ドラレコ用の安い外部マイクを使った場合の音質
※そもそもスマホで再生した場合にはもともと低音がカットされますし、PCでも付属の安いスピーカーでも低音が出ませんのでご理解下さい。
まずは以前、ドラレコの撮影で使った事があるVIOFOの一式2,000円の安いピンマイクです。
これは付属品が充実していますので、マイク本体だけの価格は1,000円くらいのグレードではないかと思います。
実は以前このマイクを使用してVIOFOのA139でエボ10の排気音の撮影をした事があります。
全体的に音が籠ってる上に、低音もカットされていて微妙な音質です。
次にパウンダリータイプのオーディオテクニカのAT9920を試してみました。
台座にはスマホ用のマグネットプレートを分解して使用しています。
トランクに磁力で貼り付ける前提です。
このマイクには風切り音防止の為のローカットスイッチが背面に装備されていますが、スイッチをONにした状態で撮影したのが以下の動画です。
また、以下動画では、ロードスターでVIOFOのマイク→AT9920のローカット設定を比較しています。
VIOFOのマイクに比べると全体的にクリアな音質になっていますが、低音がほとんど聞こえていません。
ローカットスイッチをオフにして、マフなどで物理的に風切り音を防止した方が良さそうですので、以後マフを装着してローカットスイッチをオフでのテストを実施予定です。
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