コムテックから2019年モデルのレーダー探知機連動ドライブレコーダー「HDR103」「HDR203G」が発表されています。

スペックや機能的には「HDR-352GH」「HDR-751G」辺りの1カメラ単体モデルとよく似た仕様となっていますが、型番を見るとこれらの後継機ではないような気もします。

画質的には「HDR-352GH」「HDR-751G」が比較的完成形に近いものとなっている為、これ以上の改善が見込めない可能性もありますが、ざっくりと「HDR103」「HDR203G」の特徴を見て行きましょう。

「HDR103」「HDR203G」のスペック

「HDR103」「HDR203G」のスペックは以下の表の通りです。

HDR103HDR203G
19.03?発売
1920×1080/27.5fps/HDR
LED信号対応
水平136°(レンズ)
microSDフォーマット不要
microSD付属8GB
microSD最大32GB
GPSレーダー探知機より受信GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃検知
衝撃検知のみ
タイムラプス
自動起動
専用ケーブル
HDROP-014
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

スペック表を見ると「HDR-751G」にmicroSDカードのフォーマット機能を付けて視野角を若干広げただけのようなモデルですが、フレームレートが従来の29fpsから27.5fpsに変更となっています。

この変更が意味するところは、録画容量を圧縮する為なのか、西日本エリアでのLED信号をさらに高速で点滅させる為なのか、それとも特許絡みで何かの動きがあったのかの何れかであろうと予測されますが真相は不明です。

27.5fpsに関する特定の動画変換方法はアサヒリサーチが特許を取得していますので、これとは別の手法で記録しているものと思われます。

それ以外の部分については特に変更点は見当たらず、後は画質の部分がどう言った方向性の味付けになっているのかが気になるところですね。

因みに単体モデルでここ数ヶ月の間にモデル更新があったのは「ZDR-012/014」→「ZDR022/024」、「HDR852G」が新規となりますが、いずれも従来のコムテックの最大の特徴であった強烈なHDR補正が弱まり、景色もそれなりに綺麗に撮影可能であるという、他社に似た特性に振られています。

「HDR-352GH」「HDR-751G」の画質が完成度が高かった為、ここを変にいじくると改悪になり兼ねない危険をはらんでいるだけに画質面での改善の方向性は非常に気になるポイントになりますね。

個人的には「ZDR022/024」、「HDR852G」は嫌いではないのですがおすすめしにくいモデルになってしまったので、全ての面で「HDR-352GH」以上である事を期待します。

「HDR103」「HDR203G」の駐車監視の仕様

「HDR103」「HDR203G」の駐車監視は専用の常時電源ケーブル「HDROP-014」を使用し、エンジンのオン/オフに連動して以下の3種類のうちのいずれかの録画を行うものとなります。

①常時録画+衝撃検知

②衝撃検知のみ(衝撃から5秒前~1分間の録画)

③タイムラプス(1秒1コマ)

 

また、専用ケーブル接続時であればボタン操作で一時的な駐車監視のオン/オフの切り替えも可能で、カットオフ電圧とタイマー設定は以下の項目から選択する事が出来ます。

①カットオフ電圧の設定「11.7~12.2Vで0.1V刻み、23.4~24.4Vで0.2V刻み」

②タイマー設定「0.5/1/2/3/4/5/6/7/8/9/10/11/12/常時オン」

 

駐車監視中の衝撃検知に対しては復帰時にアナウンスがあり、キャンセルタイマーで設定した乗車・降車時の前後1/3分間に検知した衝撃に対してはアナウンスを行いません。

※衝撃クイック録画と駐車監視ナイトビジョンは非搭載の機種です。

まぁ、ここ2年くらいでコムテックの駐車監視の主要項目はほぼ完成されていますので、特にこれと言った特徴がある訳ではありませんが、他社のドラレコに比べると駐車監視の運用面は非常に便利であると言えます。

実際の駐車監視の運用手順は以下の通りです。

◆ほとんど駐車監視を行うパターン

①ドラレコの駐車監視は「ON」設定

②エンジンオフの際は操作なしで駐車監視モード起動

③エンジンオンで自動で常時録画に戻る

④自宅駐車場では「駐車監視スイッチ」を押して一時的に駐車監視をオフ設定にする

⑤エンジンオフでドラレコの電源が落ちる

 

◆滅多に駐車監視を行わないパターン

①ドラレコの駐車監視は「OFF」設定

②駐車監視を行う場所では「駐車監視スイッチ」を押して一時的に駐車監視をオン設定にする

③エンジンオフで駐車監視モード起動

④エンジンオンで自動で常時録画に戻る

⑤自宅駐車場では何も操作せず、エンジンオフでドラレコの電源が落ちる

 

「HDR103」「HDR203G」のレーダー探知機との連動機能

「HDR103」「HDR203G」をレーダー探知機と連動させる為には、別途専用のケーブルが必要になります。

通常は4mの「ZR-13」を使用しますが、今回からリアに設置するパターンを見越して8mケーブルの「ZR-17」も発売予定との事です。

連動機能は以下の通りとなります。

①レーダー探知機からの電源の供給(駐車監視時には常時ケーブルOPが別途必要)

②レーダー探知機からのGPS情報の吸出し

③OBD2接続時の車両情報の吸出し

④レーダー探知機への動画の表示

⑤レーダー探知機からの操作

⑥ビュワーソフトへのオービス、レーダー波検知ポイントの表示

 

詳細に関しては「HDR852G」のレビューで実機テストを行っています。

コムテック超広角・超高解像度ドライブレコーダー「HDR852G」のレビュー、評価

「HDR103」「HDR203G」の安全運転支援機能

「HDR103」「HDR203G」の安全運転支援機能は、「HDR852G」「ZDR026」に搭載されているもののうち、ドライブサポートと車速アラームのみになります。

急発進・急減速・急ハンドル時の警報と、予め設定した車速を超えた時の警報のみになりますね。

「HDR103」「HDR203G」のまとめ

「HDR103」「HDR203G」は機能面ではほぼ「HDR-751G」に順ずるものとなり、「HDR-352GH」からは駐車監視の利便性の面で大きな改善が図られています。

「HDR-751G」はマウントの形状の問題で垂直ガラスへの設置が困難なケースがありましたので、ミニバンのリアガラスに設置するのであれば「HDR103」「HDR203G」と言う選択肢もアリかも知れません。

レーダー探知機連動機能を活かすのであれば、リアに「HDR103」、フロントに「HDR-751G」または「HDR203G」と言う構成も考えられますね。

まぁ、2カメラのモデルの「ZDR026」と言う選択もありますのでなかなか難しいところではありますが…。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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