※2021年2月23日更新~タイムラプス実装のFWについて追記しました。
こんにちは!Omiです。
先日NEO TOKYOの3カメラスマートミラー型ドライブレコーダー「ミラーカムPro MRC-PRO1」のクラウドファンディング案件についてご紹介していますが、おそらくこの製品と最も競合するであろうと考えられる3カメラモデル「AKY-X3GTL」がAKEEYOから発表されています。
もくじ(クリック・タップで移動できます)
- 1 「AKY-X3GTL」のスペックと特徴
- 2 「AKY-X3GTL」の付属品とデザイン
- 3 「AKY-X3GTL」の取付について
- 4 「AKY-X3GTL」のインターフェイスについて
- 5 「AKY-X3GTL」のバックカメラとしての使い勝手
- 6 「AKY-X3GTL」のスマートミラーとしての使い勝手
- 7 「AKY-X3GTL」のドライブレコーダーの画質と機能・性能について
- 8 「AKY-X3GTL」のフレームレートとLED信号の映り方について
- 9 動画の再生方法について
- 10 駐車監視の仕様について
- 11 外部電源を使用した駐車監視の運用について
- 12 使用可能なmicroSDカードの最大容量
- 13 地デジへのノイズ干渉について
- 14 「AKY-X3GTL」車内リアカメラ+車外用サイドカメラ版の総評
- 15 2つのサイドカメラを比較テスト、車内に取付けも!
- 16 結論を先に言うと、サイドカメラとしてはドア用の方が良い
- 17 ドア用の方が取付けが簡単
- 18 ドア用の方が見た目がスマート
- 19 ドア用の方が死角が少ない
- 20 ミラー下用はフロントガラスに設置するのがおすすめ
- 21 サイドならドア用、インナーならミラー下用と言う事で
- 22 2つのリアカメラを比較テスト
- 23 車外リアカメラのデザイン
- 24 スマートミラーとして画質の特徴
- 25 ドライブレコーダーの画質の比較
- 26 基本的には車外カメラがおすすめ、でも注意点も?
- 27 まとめ
「AKY-X3GTL」のスペックと特徴
NEO TOKYOのミラーカムProの方は、2021年現在では「MRC-PRO1G」と型番を変えた上位版になっており、「AKY-X3GTL」と「MRC-PRO1G」ともに同じような構成となりましたが、「AKY-X3GTL」の方はリアカメラ・サブカメラがそれぞれ2種類から選択可能です。
・後:200万画素(車内専用タイプ/車内・車外共用タイプの2種類選択式)
・サブ:100万画素(サイドorインナーの2種類選択式)
※最近ではサブカメラを外した2カメラバージョン「AKY-X3GTL-2CAM」も販売されています。
ややこしいので整理するとこんな感じになります。
リアカメラ | サイドカメラ | |
---|---|---|
X3GTL | 車内専用 | 車外・車内兼用ブラック |
車外専用・シルバー | ||
車外・車内兼用 | 車外・車内兼用ブラック | |
車外専用・シルバー | ||
X3GTL-2CAM | なし |
主な仕様はこちらの通りです。
AKY-X3GTL |
---|
11.88型IPS液晶 |
フロント:1920×1080/27.5fps サイド/インナー:1280×720/25fps リア:1920×1080/25fps |
LED信号対応 |
レンズ視野角 フロント:対角135° インナー:対角125° リア:対角115° |
リアカメラケーブル10m |
microSD付属32GB/最大64GB |
GPS外付け付属 |
駐車監視モード |
衝撃検知/自動起動 タイムラプス/自動起動 |
専用ケーブルはOP |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
カメラの組み合わせが多いので、この記事では以下の順にレビューを行っています。
・サイドカメラの比較(車外用と車外・車内兼用)
・リアカメラの比較(車内用と車外・車内兼用)
「AKY-X3GTL」の付属品とデザイン
まずは、車内リアカメラ+車外用サイドカメラ版「AKY-X3GTL」の付属品は以下の通りです。他の組み合わせの場合、ここからサイドカメラ・リアカメラの種類が変わります。
・ゴムバンド
・ふき取りクロス
・その他取付部品
・取付・取り扱い説明書
フロント筐体のデザイン
最近は11.88型の大型液晶が定番化していますが、純正ミラーとのサイズ感の違いはこの通りです。
レンズはもちろん右側配置になっています。
本体下部にはスタンダードな1ボタン、このボタンで液晶表示、または電源のON/OFFを行います。
上部には左からminiUSB電源端子、リアカメラ入力端子、microSDカードスロット、GPS端子、サイドカメラ入力端子が配置されています。
リアカメラのデザイン
室内型リアカメラは同社の「X3G/X3GR」と同じデザインで、miniUSB端子に中継ケーブルを差し込むタイプになります。
因みに車外タイプはこの端子なので、リアカメラはケーブルとセットで互換性を維持と言う事になりますね。
ドア用サイドカメラのデザイン
サイドカメラはこの様にレンズ固定式で両面テープでフェンダー部分に貼り付けるタイプです。(厳密にはドアではないのですが)
取付けについてはサイドミラー下に貼るタイプよりもこちらの方が簡単ですが、レンズの向きを変えたい場合にはミラーしたタイプをおすすめします。(DIY向けはドアタイプと言うところでしょうか)
「AKY-X3GTL」の取付について
今回はアクアに取り付けを行いました。
フロント筐体は他の一般的なスマートミラーと同じく、純正ミラーに被せてゴムバンドで固定するだけなので、取付けは簡単です。
ただ、ここまでケーブルが多くなるとタコ足みたいで見た目が気になります。
リアカメラ接続ケーブルは10mと長めですので、ミニバンなどの場合でも配線を下から這わせる事が可能でしょう。
赤いバック信号線をバックランプの+線に割り込ませる事でバックギアに連動して映像範囲を切り替える事が出来ます。
サイドカメラはフロントフェンダーのやや上の方に付けました。
車体がシルバーだからかも知れませんが、見た目の違和感は全くありません。
配線はこちらのゴムチューブを通すか、付属の配線止めで固定します。(今回は後で動かすので固定してません)
なお、スマートミラーの一連の取付け手順は、一番面倒なパターンを以下記事にて解説しています。

「AKY-X3GTL」のインターフェイスについて
「AKY-X3GTL」の電源ONから録画開始までの起動時間は6秒程度で、一般的な2カメラドラレコと比べても起動は速い部類に含まれます。
インターフェイスは「AKY-X3G/X3GR」と同系統のもので操作性は良好です。
なお、本機はボイスコントロールでこちらの4つの操作が可能となっています。
・フロント/リアの映像切り替え
・録音開始/録音終了
・イベントロック開始
旧機種は一番使うであろうイベントロック機能が無かったので要望していたのですが、本機ではこの機能も追加され、より便利になっています。
※ボイスコントロールによるモニターOFFなどの誤動作報告もアリ
どうせならサイドカメラへの切り替えもあると良いなぁ~と。
走行時の液晶の表示項目はカレンダー、速度、方位計などとなっています。
その他、主な設定項目の有無はこちらの通りです。
・GPSの方角・車速表示~ON/OFF設定あり
・日付表示~ON/OFF設定あり
※実際の操作イメージは以下の動画で解説しています。
「AKY-X3GTL」のバックカメラとしての使い勝手
「AKY-X3GTL」のバックカメラ機能は、リアカメラ中継ケーブルの赤線を後退灯などに接続する事でバックギアに連動して画面がリア+サイドカメラに切り替わります。
※バック時にはこちらの3通りから出力映像を選べます。
リアカメラの映像の位置調整は個別に行う事が可能で、ガイド線の調整は上・中・下の3段階となっています。
サイドカメラについては左側の壁に寄せる際の間隔を掴むのに非常に有効で、このようにサイドミラーでは下の方が見えずに壁との間隔が掴めない場合にも…
この通り下の方までバシッと状況が把握できますので
ベタ付けするのがかなり楽です。
縦列駐車などもやり易いでしょう。
また、雨の日や夜間の視界もサイドミラーと比べると圧倒的に良い感じになります。
液晶を撮影した映像は白飛びが強く出ていますが、実際の見え方はこちらのドラレコ映像に近くなります。
土砂降りには遭ってませんが、そこそこ強い雨脚の日でも、レンズ部分はそれほど濡れていませんでした。
今回はやってませんが、雨に濡れるようならガラコなどの撥水コートを掛けた方が良いかも知れません。
なお、スマートミラーのバックカメラ機能には全般的に人によっては使いにくいと感じるような問題点もありますので、バックカメラ機能について真面目に考えている方はこちらの記事にも目を通しておいた方が良いでしょう。

※実際の操作イメージは以下の動画で解説しています。
「AKY-X3GTL」のスマートミラーとしての使い勝手
「AKY-X3GTL」は3カメラモデルなので、常時サイドとリアの2分割表示にしてしまいたくなると思いますが、そうすると後方の車が非常に小さく見えるようになり、距離感が全く掴めなくなると言うデメリットが出てきます。
MAXWINの「SMDR-B001」のようにウィンカー連動表示には出来ない仕様ですので、サイドミラーの表示領域の幅を3段階くらいで調整出来ると良いと感じました。
※おそらくリアカメラの赤線をウィンカー信号線に分岐させて接続すれば、ウィンカー連動にも出来ると思います。(バック時のガイド線は消しておく)これは要望が多ければそのうち試しても良いかな…と。
リアカメラ単体の映像は「X3G/X3GR」に近い印象ですが、トンネルの出口前後で露出が段付きで切り替わる事がありますので、人によっては気になるもしれません。
なお、毎回ではないですが、昼間はトンネル内では露出を上げてHDR補正の強度も上がり、トンネルを出ると露出を下げてHDR補正の強度を下げているような挙動で、夜はトンネル内の方が明るいのでこの逆の挙動を示す事があります。
また、色のコントラストを落してあるようなので空が白く見える事があり、白い後続車が遠くにいる場合には分かりにくい事があります。
状況によっては多少気になる部分はあるのですが、微妙な調整具合の話なので表現が難しく、概ね高画質とは言えるでしょう。
夜間のヘッドライトの防眩についてはバランスタイプで、明るさと防眩のどちらもそこそこ高めと言う印象です。
ミラーへの車内の映り込みの程度は他社モデルと同等ですので、反射を避ける為には画面をオフにした状態で着座位置からリアガラスが見えるような角度には設置しないようにしましょう。
内装が光を反射し易い淡色系の車は映り込みがきつくなりがちですが、OPの反射防止フィルムを使用すると映り込みが軽減されます。
サイドカメラに関してはHDR対応のような見え方ですが、リアカメラと比べると防眩能力をを落してある印象で、後続車の光が広がるシチュエーションはあるものの、昼夜ともに良好な視界を確保出来ている事が多いです。
なお、車体がシルバーの場合には光の当たり方で車体の境界線が分かりにくくなり事はあります。
■ AKEEYO「AKY-X3GTL」の2つのサイドカメラを比較テスト、車内に取付けも!
リアカメラの見え方については、こちらの異なる3つのチューニングの車内設置カメラと比較しました。
・AKEEYO「AKY-X3GR」~明るさ重視タイプ
・MAXWIN「MDR-C007B2」~防眩重視タイプ
視野角と後続車両との距離感
「AKY-X3GTL」のスマートミラーとしての視野角は、「X3GR」と全く同程度でや広い部類に入る水平116°程度です。
12型モデルの中では視野角はやや広い方ですので、狭角モデルと比べると後続車両との距離感が掴みにくくなりますが、広範囲の認識が可能です。
昼間の逆光補正
昼間の逆光補正能力に関しては、状況に応じて露出が段付きに切り替わるタイプですが、露出が絞られていない状態では「X3GR」と同等でやや白飛びが出やすく、露出が絞られると白飛びが抑えられて全体的にやや暗くなり、「C007B2」と似たような見え方になります。
※こちらの画像はiPhoneのカメラ性能のせいで白飛が強く出ていますが、実際の映像はドラレコ動画に近いものとなります。
夜間の明るさ
夜間の明るさについては、市街地では「X3G」と「X3GR」よりもやや明るさを落してあるようですが実用上は問題のない明るさです。
「X3G」と「X3GR」の方は室内カメラとしては最も明るい部類なので、「X3GTL」も室内カメラとしてはそこそこ明るい方かと思います。
暗視については室内カメラとしては最高クラスの「X3GR」に近い明るさです。
液晶を撮影した映像では液晶そのものの明るさの差があるので正確な比較は難しいのですが、元になるドラレコ動画はこのような見え方です。
後続車両のヘッドライトの見え方
後続車両のヘッドライトの防眩能力は、スマートミラーとして最も重視したいポイントです。
ミラーを撮影した映像は派手に白飛びしてしまいますので、ドラレコ映像を見てみましょう。
過去のテストでは「X3G」が明るめのバランス型、「X3GR」は超明るさ重視で防眩弱め、「C007」は防眩重視の暗めという結果でしたが、「X3GTL」は明るさでは「X3GR」に近く、防眩では「C007」に近いと言う、より洗練されたバランス型となっています。
明るさ | 防眩 | 視野角 | 距離感 | 精細感 | |
---|---|---|---|---|---|
9型リア200万画素の前後セパレートカメラ | |||||
MDR-A001A | ★★★★★ | ★★★★★ | ★~★★★★★ | ★~★★★★★ | ★~★★★★ |
MDR-A001B | ★★★★★ | ★★★★★ | ★~★★★★★ | ★★★★★~★★★★★ | ★~★★★★ |
12型3カメラリア200万画素 | |||||
AKY-X3GTL 車内カメラ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
AKY-X3GTL 車外カメラ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
MRC-PRO1G | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
12型リア200万画素の中央レンズ/フロント360° 500万画素 | |||||
AKY-V360S | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
12型リア200万画素のセパレート中央レンズ | |||||
MDR-C009 | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
PR998 | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
12型リア200万画素の右レンズ | |||||
H612R | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
PR996 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
G850 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
MDR-C007B2 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X2GR | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X3GR | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
★★★★ | ★★☆ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | |
12型リア200万画素の左レンズ | |||||
MDR-G002 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
MDR-C006A2 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X2 | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X3G | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
G840S改 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
G840S | ★★★★☆ | ★☆ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
10型リア200万画素の右レンズ | |||||
MDR-C003A1X | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
V5 V5 Pro | ★★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ |
PR992 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
10型リア200万画素の左レンズ | |||||
YA-350 | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★★☆ |
MDR-C004B3 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
MDR-C004 MDR-C005B | ★★★★☆ | ★★☆ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
MDR-C005A | ★★★★☆ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
MDR-D001 | ★★★ | ★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
MDR-E003 | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
MDR-H001 | ★★★☆ | ★☆ | ★★★★★ | ☆ | ★★ |
MR-A001 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★★★ |
SMDR-B001 | ★★★☆ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ |
10型リア100万画素の左レンズ | |||||
MDR-C002 MDR-C003 | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★ |
X1/X2 | ★★★★★ | ★ | ★ | ★★★★★ | ★★ |
X1 Pro | ★★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ |
SMDR-A001 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
★は2pt、☆は0.5pt |
「AKY-X3GTL」のドライブレコーダーの画質と機能・性能について
ドライブレコーダー画質は、次のポイントについてケンウッド「DRV-340」とフロントカメラの比較を行い、その他のモデルとはリアカメラの動画のみを比較しました。
・ナンバー読み取り精度について
・トンネル出口での白飛び耐性について
・夜間のナンバー読み取り精度について
・夜間の明るさについて
フロントカメラの画質
フロントカメラの画質はケンウッド「DRV-340」とのみ比較を行っています。
録画視野角について
視野角については、レンズ視野角が対角135°と記載されていますが、録画視野角の実測値はドラレコとしては標準的な水平119°程度でした。
ナンバー読み取り精度について
フロントカメラのイメージセンサーは不明ですが、「X3G」「X3GR」と同じくコントラストを弱めているのでナンバーの文字が薄く映りがちです。
従ってフルハイビジョンクラスとしては、標準よりも認識精度が若干落ちます。
トンネル出口での逆光補正について
トンネル出口などでの逆光補正能力はHDR対応の「DRV-340」よりも落ちますが、そこまで激しく白飛びはしていませんので許容範囲かと思います。
夜間のナンバー読み取り精度について
夜間は露出が解放される傾向が強く、先行車にヘッドライトの光が強く反射した状態でのナンバーの読み取りは不可です。
対向車のヘッドライトの絞りも効いておらず、路面照り返しも強く出るので少し露出を落した方が良いと感じました。
夜間の明るさについて
夜の市街地ではかなり明るく映り、ドラレコ全体の中でも最高クラスとなります。
街灯が少ない場所でのヘッドライトのみでの走行時にも同様に最高レベルの明るさです。
暗視能力についても一般的なドライブレコーダーと比べるとかなり明るい部類に入ります。
夜間の撮影能力は非常に高いのですが、全体のバランスを考えると少し露出を落として路面の照り返しを押さえた方が良いと感じます。
リアカメラの画質
リアカメラの画質はこちらの3モデルと比較しました。
・AKEEYO「AKY-X3GR」~明るさ重視タイプ
・MAXWIN「MDR-C007B2」~防眩重視タイプ
なお、リアカメラのドラレコ画像の一部がミラーにそのまま出力されていますので、スマートミラーの実際の見え方はドラレコ動画が参考になります。
録画視野角について
「AKY-X3GTL」のリアカメラの録画視野角は、「AKY-X3GR」と全く同じでドライブレコーダーとしてはやや広めの水平116°程度です。
昼間のナンバー認識について
「AKY-X3GTL」のリアカメラは「AKY-X3GR」と同じ200万画素のSONYのIMX307イメージセンサーを採用しており、ナンバーの認識精度はフルハイビジョンクラスとしてはそこそこ高めです。
逆光補正について
トンネル内などの逆光補正については、黒つぶれを抑える補正が入っていますのでこの中ではやや白飛びが出やすいものの、全体の見え方は一番良いと感じます。
夜間の明るさについて
夜間の明るさに関してはスマートミラー機能で説明した内容と被りますが、市街地では「X3GR」と比べるとやや暗いものの、ドラレコとしては充分な明るさです。
街灯がなく、後続車もいない状態ではこのような見え方となります。
充分明るい市街地では明るさを絞る傾向がありますが、暗い場所になると露出を開放しますので暗視は得意です。
「AKY-X3GTL」のフレームレートとLED信号の映り方について
「AKY-X3GTL」のフレームレートはフロントが27.5fpsですので、西日本・東日本の何れにおいても高速点滅して映るでしょう。
サイド・リアは25fpsですので東日本では同期するはずですが、こちらは問題ないでしょう。

動画の再生方法について
「AKY-X3GTL」の動画の再生については、ミラー液晶、PCの専用ビュワー、PCの汎用ビュワーでのテストを行いました。
ミラー液晶での再生
ミラー液晶での再生に関しては、他社モデルと同様に操作性は良好です。
全画面での再生が可能ですので視認性にも優れていますが、映像の範囲を調整する事は出来ません。
※詳細は以下動画で説明しています。
PC専用ビュワーでの再生
専用のPCビュワーはこちらからダウンロードが可能です。
ビュワーを起動すると製品登録を促されますので、レジストレーションをクリックして説明書に貼られている製品番号と、メールアドレスを入力します。
このビュワーは「X3G/X3GR」とは全く別のもので、3カメラの同期再生が可能です。(ビュワーの方は4カメラまで対応しているよう)
なお、ファームウェアのバージョンが「20200806_V_0.1G」よりも前の場合にはGoogle Mapが上手く呼びせない事があるようです。
今回はテスト中に2回ファームアップデートを行いました。
製品版は「20200806_V_0.1G」になっているとの事ですが念の為。
こちらのビューワーは機能的には必要最小限となっています。
・3カメラ個別再生~〇
・映像の拡大縮小(0.5~2.0倍)~◯(固定視点なのでイマイチ使えず)
・地図への走行軌跡の表示~〇
・速度の表示~〇
・方位計の表示~×
・Gセンサーグラフの表示~〇
・再生速度調整~×
・明るさの調整~×
※詳細は以下動画で説明しています。
PC汎用ビュワーでの再生
PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。
駐車監視の仕様について
「AKY-X3GTL」の駐車監視の録画方式は内蔵バッテリーによる衝撃検知後の録画となります。
※旧ファームウェアからのアップデート用ファームウェアは、20200825_V0.1Gです。20201201は2カメラ用。
駐車監視については原則としては衝突の前後が記録できる5fpsのタイムラプスモードでの運用がおすすめです。
なお、自宅で駐車監視をしない場合には電源をオフにするなどの操作が必要ですが、こちらのLaBoon!!企画の製品と合わせて使用する事でドラレコの操作は行わず、自宅で自動で電源をOFFにする事が可能です。

外部電源を使用した駐車監視の運用について
外部電源を使用した駐車監視のテストは、「UPS300」「MIGHTYCEL」で行い、正常な動作を確認しました。
駐車監視の駆動時間の計測はタイムラプスモードで「UPS300」のみで実施しましたが、それぞれのバッテリーでの駆動時間の予測はこちらの表の通りとなります。
型番 | UPS300 UPS400 | UPS500 | EN6000 | EN12000 | iCELL |
---|---|---|---|---|---|
容量 | 28.8Wh | 115.4Wh | 76Wh | 153Wh | 422Wh |
駆動時間 | 4時間 | 16時間 | 10.5時間 | 21時間 | 52時間 |
満充電 | 180分 | 240分 | 50分 | 100分 | 150分 |
使用可能なmicroSDカードの最大容量
「AKY-X3GTL」のmicroSDカードのサポート範囲は128GBまでとなっていますが、以下の256GB以上のカードでの1時間の録画・再生に異常は見られませんでした。

1時間当たりの使用容量は12GB程度ですが、常時録画の領域は60%程度となっています。
地デジへのノイズ干渉について
地デジ・ラジオへの干渉については「AKY-X3GTL」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置などで状況は変わる事がありますので結果は参考として捉えて下さい。

「AKY-X3GTL」車内リアカメラ+車外用サイドカメラ版の総評
「AKY-X3GTL」車内リアカメラ+車外用サイドカメラ版の評価をまとめると以下の通りとなります。
取り付けの簡易性
本機はフロント筐体を純正ミラーに被せるタイプですが、サイドカメラが付属しますので取付け難易度はやや高めです。
ただし、サイドカメラに穴あけは必要ないので素人でも充分取付け可能です。
なお、リアカメラ中継ケーブルは長めの10mですので、ミニバンなどの場合にも配線をマットしたなどに這わせる事が出来るでしょう。
スマートルームミラーとしての使い勝手
「AKY-X3GTL」のスマートミラー機能はサイドカメラが付いている点で他の製品とは全く異なるものとなります。
車庫入れの際に左後方が見えにくい車の場合には非常に便利に感じると思います。
ただし、バックカメラ機能については通常のスマートミラーと同様にバンパーは映せない仕様ですので…
純正のバックカメラ位置に別途バックカメラを取付けてカーナビなどに出力した上で、「AKY-X3GTL」については後退時にサイドカメラの映像だけを出力するようにすると一番便利に使えそうです。
通常のスマートミラーとしての画質も完成度が高いので、サイドカメラの機能面に魅力を感じている方には手放しでおすすめ出来る仕上がりになっていますので、気になる方は買いで良いと思いますが、この後ドアミラー用のサイドカメラ、車外リアカメラのテストも行いますので、急ぎでなければそちらのレビューをお待ち下さい。
※正規販売店以外での購入は保証が受けられない事があります。
2つのサイドカメラを比較テスト、車内に取付けも!
次に「AKY-X3GTL」の2つのサイドカメラの比較を行いました。
ドア用(フェンダー取付け)のサイドカメラは前回テストを行っていますが、今回はサイドミラー下(車内にも可)に取付けるタイプのカメラをメインにテストしています。
結論を先に言うと、サイドカメラとしてはドア用の方が良い
先に結論を言ってしまうと、サイドカメラとして使用するなら前回テストしたドア(フェンダー)用のカメラの方がおすすめです。
理由は以下の3点です。
②ドア用の方が見た目がスマート
③ドア用の方が死角が少ない
実際に試してみて感じたのが、この3点でドア用の方が優れている一方でドアミラー下に取付けるタイプのメリットが全くないと言う事です。
ドア用の方が取付けが簡単
ドアミラー下に取付けるタイプは「レンズの向きが前後左右に調整出来るので便利だろう」と思うかも知れませんが、ミラー下はフラットな部分の面積が少ないのでその部分にカメラ台座の両面テープ部分を収めようと思うと取付け角度がかなり限定されます。
台座の向きや位置がある程度限定される為、それに合わせてレンズの向きを調整する訳ですが…
調整幅がそれほど大きくないのでしっかり調整してようやくドア(フェンダー)用と同じような角度になる、と言った感じでした。
画面の1/3くらいにボディが映っていますが、本来はこの部分を映す意味がないのでもうレンズを少し外側に向けたいところなのですが、これが限界です。
ボディの映りっぷりはドア(フェンダー)用カメラと大差はないのですが、もう少し外側を映せるとミラー下用カメラのメリットも活かせたかと思います。
何れにしても2つのサイドカメラとも、映像範囲を左右に調整出来ると良いと思いますのでこの点はメーカーに要望しておきます。
ドア用の方が見た目がスマート
取付けに関してはミラーに穴あけしない限り、このように配線が少なからず露出しますのでサイドに取付けるならドア(フェンダー)用がおすすめです。
ドア用の方が死角が少ない
カメラの視野角自体はそれほど変わらないと思うのですが、取付けの位置・レンズの向きの関係でミラー下用カメラの方がやや死角が大きくなります。
例えばこの位置にカラーコーンを設置した場合…
ドア用ではからコーンの上部が映っていますが、ミラー下用では全く映りません。
ミラー下用も一度角度を決めてしまえばドア(フェンダー)用と同じ様に便利に使えますし、最初からこれだけしか無ければ「高評価」で終わっていた話かも知れませんが…
2台を比較した結果としては、サイドカメラ用なら迷わずドア(フェンダー)用の方をおすすめします。
ミラー下用はフロントガラスに設置するのがおすすめ
通常の3カメラドラレコはフロント・リアの他にインナー向けのカメラが付属するタイプがスタンダードで、スマートミラータイプでもNEO TOKYOの「ミラーカムPro MRC-PRO1」などがこれに当たります。
今回はこのカメラをフロントガラスに車内向きに設置して見え方を確認してみました。
元がサイドカメラ用だからなのか、若干傾いて映っていますが気にするほどではないでしょう。
ドラレコとしての見え方はこんな感じです。
録画視野角
録画視野角はおそらく水平110°くらいかと思います。
サイドガラスの前の方が映っていないのでもう少し広いとなお良いですが、カメラの位置を下に落とせばもう少し広く映ります。
逆光補正
今回は窓を閉めた状態ですが、逆光時にもそれほど白飛び・黒潰れしませんのでなかなかバランスは良いようです。
夜間の明るさ
夜間については露出上がるようで市街地ではかなり明るく
暗い場所でもそこそこ車内外が明るく映っています。
赤外線は搭載していませんが、赤外線モデルは車内の暗視能力が高いだけで、暗い場所では車外は窓ガラスへの赤外線の反射で逆に見えにくくなります。
こちらは赤外線モデルですが、外は見えてないですよね?
過去に何台も車内撮影モデルをテストしていますが、これくらいの明るさがあるカメラであれば赤外線は要らないですし使わない方が良い場合もあります。
インナーカメラとしての評価をまとめると、もう少し視野角が欲しいところではありますが、昼夜ともに概ね良好な高画質な映像と言えます。
サイドならドア用、インナーならミラー下用と言う事で
結論としては、サイドカメラとしてはドア用、インナー用としてはミラー下用をおすすめします。
※正規販売店以外での購入は保証が受けられない事があります。
2つのリアカメラを比較テスト
次に「AKY-X3GTL」の2つのリアカメラの比較を行いました。
車外リアカメラのデザイン
車外リアカメラは一般的に使われているスマートミラーのカメラと似たデザインではありますが、ステーが可動式ではなく固定式となります。
※こちらはサンプルの為、製品版では角度調整可能なステーが付くとの事
スマートミラーとして画質の特徴
スマートミラーの画質は先にテストした車内タイプが、スモーク対策の強い補正でコントラストを落していたのに対して、自然な見え方で色目もハッキリと出る感じです。
同様にHDR補正が掛かっていますので、若干ですが段付きでの明るさの調整が入るものの、室内カメラと比べるとよりマイルドな仕上がりとなっています。
視野角と後続車両との距離感
車外カメラのマートミラーとしての視野角は、車内カメラと全く同程度でや広い部類に入る水平116°程度です。
昼間の逆光補正
昼間の逆光補正については極端な露出の調整は行われていないものの、高い白飛び・黒潰れを備えています。
室内タイプのカメラについては、この車外タイプをベースに室内用のチューニングが行われているらしく、より強めの段付き調整が入る事があります。
夜間の明るさ
夜間の明るさについてはネオンや街灯が多い市街地では、車内・車外タイプともに明るさはそれほど変わらず、充分なものとなっています。
アクアのリアガラスには純正のフィルムだけが貼られている状態ですが、通常のドライブレコーダーでは純正レベルのフィルムでもかなり暗くなります。
この比較を見ると車内カメラの方のスモークの影響を受けないチューニングが非常に優れている事が分かります。
暗視については液晶を撮影した動画では室内カメラの方がノイズを出しながらもやや明るいようにも見えますが
実際の明るさは同程度で、車外カメラの方がノイズが少ないクリアな映像となっています。
また、車内カメラの方はブレーキを踏んだ時の露出調整の幅が大きく、一瞬暗くなる事がありますので総合力ではやはり安定的に明るくクリアな車外カメラの方に分があります。
後続車両のヘッドライトの見え方
後続車両のヘッドライトの防眩能力は、スマートミラーとして最も重視したいポイントです。
ミラーを撮影した映像は派手に白飛びしてしまいますので、ドラレコ映像を見てみましょう。
カメラ自体の防眩能力にはほとんど差はないと思いますが、リアガラスは多少のウロコや汚れが付くものですので光の広がりは若干ではあるものの、車外カメラの方が強めに抑えられていると感じます。
明るさ | 防眩 | 視野角 | 距離感 | 精細感 | |
---|---|---|---|---|---|
9型リア200万画素の前後セパレートカメラ | |||||
MDR-A001A | ★★★★★ | ★★★★★ | ★~★★★★★ | ★~★★★★★ | ★~★★★★ |
MDR-A001B | ★★★★★ | ★★★★★ | ★~★★★★★ | ★★★★★~★★★★★ | ★~★★★★ |
12型3カメラリア200万画素 | |||||
AKY-X3GTL 車内カメラ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
AKY-X3GTL 車外カメラ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
MRC-PRO1G | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
12型リア200万画素の中央レンズ/フロント360° 500万画素 | |||||
AKY-V360S | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
12型リア200万画素のセパレート中央レンズ | |||||
MDR-C009 | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
PR998 | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
12型リア200万画素の右レンズ | |||||
H612R | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
PR996 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
G850 | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
MDR-C007B2 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X2GR | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X3GR | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
★★★★ | ★★☆ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | |
12型リア200万画素の左レンズ | |||||
MDR-G002 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
MDR-C006A2 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X2 | ★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
AKY-X3G | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
G840S改 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★☆ |
G840S | ★★★★☆ | ★☆ | ★★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
10型リア200万画素の右レンズ | |||||
MDR-C003A1X | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
V5 V5 Pro | ★★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★ | ★★★★ |
PR992 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
10型リア200万画素の左レンズ | |||||
YA-350 | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★★☆ |
MDR-C004B3 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
MDR-C004 MDR-C005B | ★★★★☆ | ★★☆ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
MDR-C005A | ★★★★☆ | ★★ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ |
MDR-D001 | ★★★ | ★ | ★★★ | ★★★ | ★★★★ |
MDR-E003 | ★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★☆ |
MDR-H001 | ★★★☆ | ★☆ | ★★★★★ | ☆ | ★★ |
MR-A001 | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★★★ |
SMDR-B001 | ★★★☆ | ★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ |
10型リア100万画素の左レンズ | |||||
MDR-C002 MDR-C003 | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★ | ★★ |
X1/X2 | ★★★★★ | ★ | ★ | ★★★★★ | ★★ |
X1 Pro | ★★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★ |
SMDR-A001 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
★は2pt、☆は0.5pt |
ドライブレコーダーの画質の比較
ドライブレコーダー画質は、次のポイントについて車外・車内カメラの比較を行いました。
・ナンバー読み取り精度について
・トンネル出口での白飛び耐性について
・夜間のナンバー読み取り精度について
・夜間の明るさについて
録画視野角について
車外カメラの録画視野角は、車内カメラと全く同じでドライブレコーダーとしてはやや広めのな水平116°程度です。
昼間のナンバー認識について
ナンバー認識については目立った差はなく、いずれフルハイビジョンとしてはそこそこ高めです。
※カメラ外出しの分だけ車外カメラの方がやや上だが。
逆光補正について
トンネル内などの逆光補正については、車内カメラは段付き補正が目立ち、車内カメラの方はより自然な見え方ですが、白飛び・黒潰れはどちらも良く抑えられています。
夜間の明るさについて
夜間の明るさに関してはスマートミラー機能で説明した内容と被りますが、市街地・暗い場所とも概ね明るさは同程度ですが、車外カメラの方がノイズが少ないクリアな映像です。
基本的には車外カメラがおすすめ、でも注意点も?
基本性能は同等で、チューニングを変えてあるこの2つのカメラですが、原則としては①夜間のノイズが少なく、②映像がクリアで、③補正の切り替えもマイルドな車外取付けカメラの方をおすすめします。
車内カメラがおすすめになるのは、車外に充分な高さがある適切な取り付け場所がない場合になります。
例えば車外カメラの取付け位置を高さ130cmのリアスポ下から、80cmのナンバー上に落した場合には…
昼夜の見え方はこのようになります。
【車内カメラ】
視点が低くなるので圧迫感もありますし、如何にHDR対応モデルであっても夜間の後続車のヘッドライトの直撃を受けると視界が悪化し易くなります。
80cmの高さであればまだそれほど影響は大きくないですが、これくらいの位置まで下がるとかなり影響が大きくなります。
あまりにも低い位置に設置しなければならないようであれば、車内カメラを検討した方が良いと思います。(60cmくらいが限界かと)

まとめ
以上、「AKY-X3GTL」の車外・車内カメラの画質を比較しましたが、結論としては車外カメラがおすすめ、60cm以上の高さに設置できない場合には車内カメラをおすすめします。
※正規販売店以外での購入は保証が受けられない事があります。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
管理人様、いつもお世話になっております。最新のものも含めて、レビュー動画を拝見いたしましたので、参考にさせて頂きたいと思います。
車内カメラでも問題の無い性能だと感じましたが、当方の車両のフィルムの透過率を考慮すると社外カメラを待ってみたいと感じました。接続ケーブルに関して質問なのですが、サイド・リアカメラともに4極ケーブルとなっておりますが、社外品を購入して接続の場合ですと、画像のように5ピンのものを購入すれば接続は可能でしょうか?当方は再度カメラに関しては、ドアミラーに埋め込みを検討しておりますが、AKEEYOさんにてOP設定がないためどうしても社外品になってしまいます。素人な質問で申し訳ないのですが、宜しくお願い致し
ジャッキー様
>画像のように5ピンのものを購入すれば接続は可能でしょうか?
可能だと思いますが、今後このようなご要望が増える可能性があるので、AKEEYOさんにケーブルの別売について可能か確認してみます。
ジャッキー様
この製品についてはV360S、X3GTLの共通パーツのようです。
https://amzn.to/32KRfQM
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車外/車内兼用可能リヤカメラはAKY-V360Sと一緒でございます。
ブラケット、延長ケーブル、カメラ本体セットの単価で販売しております。
画像と情報不足で誠に申し訳ございませんでした。すぐに更新してアップロードいたします。
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との事ですので近々表示内容が更新されると思います。
管理人様、お忙しい中のご返信ありがとうございます。
大変貴重な情報も頂きました。更新を待って製品と周辺機器を整えてから、近日施工してみたいと思います。色々と貴重な情報をありがとうございました。
ジャッキー様
今確認したところ更新されてるみたいですね。
Omi様
管理人様、いつもお世話になっております。いつも本サイトを参考させていただいています。
AKY-X3GTLを購入したのですが、シガーソケットに直挿しで電源を取っているのですが、電源が入りはするのですが、画面がチラつき、すぐに落ちてしまいます。
このような現象で何が原因かお分かりになりますでしょうか?
※分岐等は特にしておりません。
ねまっち様
試しに電圧を落してみましたが、電圧を12V→5Vまで下げたところで同様の症状が出ています。
ケーブルの不良か本体の不良じゃないですかね?
後はシガーソケットに正常な電圧が掛かってないとか?
こう言ったソケットをバッテリー直で接続して、付属のシガーケーブルを使ってみれば機器の不具合かどうか分かります。
https://amzn.to/32JjFMa
汎用品のRCA出力カメラの接続は出来るのでしょうか。
又、AKY-X3GTLに接続可能なRCA変換ミニプラグは有るのでしょうか。
ヒロシ様
RCAカメラの接続は出来ないですね。同じ4極でも互換性無いものあります。
ウインカー連動にしようとリアの左ウインカーにリアカメラのバックギア配線を分岐接続しましたが点滅信号なので画面が通常画像とバック映像が交互に映ってしまいます。何か良い解決法はありますか?
テツヤ様
そう言えばウィンカー信号はパルスですよね。MAXWINなどの製品はそのまま映りっぱなしになるので行けるかと勘違いしてました。
一応、このような方法で対策は可能なようですが、本体側に2秒程度の遅延設定を入れた方が言いような気がするので、AKEEYOさんに提案してみます。
https://ameblo.jp/semarusan/entry-12208567594.html
テツヤ様
AKEEYOさんに伝えましたが、出来そうとの事ですので早期に実現すると良いですね。