一部ディーラなどで販売されている日本製と謳われた「WATEX」のドライブレコーダーについてご質問を頂きました。

ドラレコ業界内ではそこそこ有名な会社なので、私も以前から知ってはいますがこのメーカーについてはかなり専門的にドライブレコーダーを扱っています。

販路に関しては量販店・通販・ディーラー向けに製品自体を分けて販売しているようですが、現時点では5~6モデルのラインナップとなっていますね。

■ WATEXドライブレコーダー

改めてざっくり商品構成を見た感じでは、中国系の企画の製品が通販向け、韓国系が量販・実店舗向けになっているようです。

全ての製品で日本製と謳われてますが、他社品と同一デザインでハードウェアも似通っているものがありますので、既存の企画のパーツセットを韓国・中国から輸入して、組み立てを全て日本で行っているか、組み立ての最終工程のみ日本で行っている可能性が高いように見受けられます。

各製品の保証期間を見ると1年のものと3年の物がありますので、1年が中国企画、3年が韓国企画のものと思われます。

コストの面からはこの方式は考えにくいんですが、売り先にディーラーなども含まれているっぽいので「日本製」と謳いたいという事情がありそうですし、別に韓国と中国からの仕入れを隠している訳でもなさそうです。

どっちかと言うと販売店よりも年齢層が高いディーラーなどでのユーザー受けを狙った「日本製」表記っぽいですね。

■ ワーテックス、韓国に品質管理子会社 検査体制を拡充

「XLDR-L3」

「XLDR-L3」は同社としては唯一の1カメラタイプのドラレコです。

XLDR-L3

1920×1080/30fps
録画視野角:水平114°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大64GB
GPS別体(セット内容による)
駐車監視モード
動体検知
衝撃検知
自動起動
専用ケーブル
セット内容による
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

本機はセルスターのフォーマット不要モデルとよく似ており、3.5型の大型液晶を搭載したタッチパネル操作が可能な年配者向けのモデルと言ったところかと思います。(韓国系の企画でしょう)

駐車監視についてはエンジン連動式の衝撃検知+動体検知、GPSや駐車監視用のケーブルはセット内容ごとに付属するケースがあるようですね。

録画解像度はフルハイビジョンですが、イメージセンサーの型番等は不明ですので画質の特徴は良く分かりませんが、スタンダードで扱いやすいモデルである事は間違いなさそうです。

価格帯的にやや高めではあるのものの、使い勝手はセルスターのモデルよりも良さそうですので、年配の方が運転する車への搭載を検討してみても良いかも知れません。

「DVR-2CAM-R」

「DVR-2CAM-R」はおそらく中国企画のフロントフルハイビジョン+リアハイビジョンのエントリ-クラスの2カメラドラレコです。

DVR-2CAM-R
フロント:1920×1080/30fps
リア:1280×720/25fps
レンズ視野角
フロント:水平139°
リア:水平124°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大64GB
GPS非対応
駐車監視モード
常時録画(2時間)
手動起動
専用ケーブル
付属
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

スペック的にはフロントフルハイビジョン+リアハイビジョンの構成となっており、最近主流の前後フルハイビジョンモデルと比べるとリアカメラの映像が見劣りするかも知れません。

フロントのイメージセンサーはSONYのIMX322となっていますので、比較的明るく鮮明な動画が撮影出来るかと思いますし、4.0型の大型IPS液晶を搭載している為、動画の視認性も良さそうです。

ただし、リアカメラの素性が不明で、夜間は暗めに映る可能性はありますね。

価格がそこそこ安いので、リアカメラの性能次第では…と言った印象です。

「DVR-ADASX」

「DVR-ADASX」は前後フルハイビジョンのスタンダードクラスの2カメラモデルです。

DVR-ADASX

フロント:1920×1080/30fps
リア:1920×1080/30fps
録画視野角
フロント:対角170°(レンズ)
リア:対角170°(レンズ)
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS別体付属
駐車監視モード
タイムラプス
自動起動
専用ケーブル
付属
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

「DVR-ADASX」のデザインは先日テストを行った中華メーカーのYAZACOの「YA-660」と全く同じで、駐車監視用の3芯ケーブルが付属、取り付けブラケットの形状が異なる、などの相違点はあるものの、チップセット・レンズ・イメージセンサーなどの基幹部品はおそらく「YA-660」と同一の物でしょう。

因みにスペック表の表記では「画角」の欄に

・前~水平139°/垂直93°/対角170°

・後~水平139°/垂直61°/対角170°

と記載されていますが、これだとリアのアスペクト比がおかしくなるので前後ともに垂直は93°かと考えられ、これらは録画視野角ではなくレンズ視野角を表記しているものと思われます。

ソフトウェアの部分では「YA-660」とは若干異なる部分がありますので、画質の面ではまた違った調整が行われている可能性はあり、ハードウェア構成から考えると画質はなかなか良さそうではあるものの、価格が高めですね。

なお、「DVR-ADASX」は保証期間が1年ですが、「YA-660」は2年になっているますので、「YA-660」の方が良さげです。

「DVR-ADASX」の総評としては「画質はそこそこ良いとは思われるが価格がちと高い」と言ったところになりますね。

「DVR-C02」

「DVR-C02」は前後100万画素ハイビジョンのエントリークラスの2カメラドライブレコーダーです。

DVR-C02
フロント:1280×720/30fps
リア:1280×720/30fps
録画視野角
フロント:水平112°
リア:水平123°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS別体付属
駐車監視モード
動体検知
衝撃検知
自動起動
専用ケーブル
付属
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

この製品についてはおそらく韓国系の企画のもので、エンジンのON/OFFに連動して動体検知+衝撃検知による駐車監視を行う仕様となっています。

ハードウェアの構成については特に記載がありませんので画質の詳細に関しては不明です。

フロント筐体には3.5型のタッチパネル液晶が搭載されている為、操作性は良好であると思われますね。

ただし、HD×2と言う構成はナンバー認識精度の面で現在主流となっているFHDモデルに劣り、価格もフルハイビジョンの上位モデルよりも上となりますので、ネットでの購入を検討しているならもっと安価なHDモデルもありますし、3万円の予算で考えているならコムテックの最上位の「ZDR026」も視野に入ります。

「XLDR-L2」

「XLDR-L2」はフロントがフルハイビジョン+リアがハイビジョンのスタンダードクラスの2カメラドライブレコーダーです。

XLDR-L2
フロント:1920×1080/30fps
リア:1280×720/??fps
レンズ視野角
フロント:水平92°
リア:水平100°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS別体(セット内容による)
駐車監視モード
動体検知
衝撃検知
手動起動
専用ケーブル
(セット内容による)
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

こちらもおそらく韓国系の企画となっており、3.5型の大型タッチパネル液晶を搭載しているのが特徴となります。

年式的にはやや古いらしく、最近の韓国系モデルはフォーマット不要がスタンダードになっていますが、このモデルは1~2週に一度のフォーマットが必要と説明書に記載されていますね。

なお、エンジンのON/OFFに連動した駐車監視の出入りを行い、動体検知+衝撃検知による駐車監視を行いますので3.5型液晶のタッチパネルと合わせて使い勝手は良さそうな印象です。

なお、このモデルと同様の3.5型タッチパネル搭載の韓国系ドラレコでは、以下の製品がほぼ同価格帯となり、こちらはフォーマット不要機能を搭載しています。

操作性に特化したフォーマットフリー 2カメラドライブレコーダー ikeep「iZ500-DR」

まとめ

以上、「WATEX」のドライブレコーダーの特徴についてご説明しました。

一部のモデルを除き、基本は実店舗での販売を前提としているようですので価格は高めです。

個人的には1カメラの3.5型液晶モデルである「XLDR-L3」は他社の代替製品が見当たらないですし、タッチパネル液晶+フォーマット不要機能でこの価格であればそれほど高くはない印象ですね。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

WATEX ドライブレコーダー XLDR-L3 [XLDR-L3S-S] 3.5インチ液晶 500万画素 シガータイプ
価格:21000円(税込、送料別) (2019/5/12時点)

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他もモデルはちょっと微妙な気がします。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

ドライブレコーダーをディーラーで取り付けるメリットとデメリット

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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