※2018年8月29日更新~リアカメラのスペアパーツ「S1」について追記しました。

パパゴジャパンから2カメラモデルとしては国内初の「GoSafe S36GS1」が発表されています。

発売は6月27日~で、参考価格は税込み28,058円との事です。

2カメラドライブレコーダーは昨年10月の東名高速の事件以来、世の中的に売上数がかなり伸びているという話ですが、パパゴのメーカーの規模から考えるともう少し早めの発売が望まれていたのではないかと感じています。

「GoSafe S36GS1」のスペック

「GoSafe S36GS1」のスペックは以下の表の通りとなります。

パパゴ
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店
GoSafe S36GS1
18.06発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazonを頻繁に使うなら、是非とも作っておくべきカード
フロント:1920×1080/30fps
リア:1920×1080/30fps
全国LED信号
フロント:水平録画視野角119~120°
リア:水平録画視野角131~132°
付属32GB
最大128GB
64GB~128GBのmicroSDカードを使用する裏技
GPS内蔵
駐車監視モード
動体検知
手動起動
専用ケーブル
A-JP-RVC-1
モバイルバッテリーから給電・充電出来るドライブレコーダー
※スペックは誤りがある可能性もありますので、念の為メーカーサイトでもご確認下さい。

前後フルハイビジョンのSONY Exmor搭載となっていますが、公式ページでハードウェア構成が公開されていませんし、実機テストを行っていない今の段階では何とも言えないので詳細は控えておきましょう。

公開されている公式動画を見ると、画質はなかなか良さそうな印象ですね。

 

なお、2カメラモデルである点以外の機能や仕様に関しては、同社の他の上位モデルと同様に6つの安全運転支援機能、動体検知・タイムラプスによる駐車監視機能などが搭載されていますが、車線逸脱と前方衝突に関しては2カメラ運用時には機能させられません。

リアカメラは車外に設置、バックカメラとしても使用可能

リアカメラはIPX7の防水設計で車外にも設置が可能との事ですので、バックカメラとしての使用も出来るそうです。

リバース信号線から信号を拾う事で、バックギアに入れた時だけ自動で後方映像に切り替える事も可能なそうですので、正確には二刀流ではなく三刀流と言うことになりますね。(これで鏡像出力が不可という事はないでしょう)

「GoSafe S36GS1」のセット内容とデザイン

ぼちぼち実機テストを開始しましたので可能な部分から報告します。

セット内容は①フロント筐体、②リアカメラ、③フロントリアの接続ケーブル、④両面テープ付きマウント、⑤シガーケーブル、⑥32GBのmicroSDカード、⑦リアカメラ固定ネジ、⑧ドラレコ録画ステッカーとなります。

筐体部分は2.7インチ液晶搭載なので、そこそこ幅が広めですが、ルームミラー裏に隠せるサイズではあります。

なお、このモデルはGPS内蔵ですが筐体ケースを他のモデルか何かと共有しているのか、GPSポートらしき穴が開いていますが、説明書に何も記載がないので使用は出来ない穴かと思います。

 

リアカメラは思ったより小さく、大人の親指程度の大きさです。

なお、マウントは前後にしか動かず、可動範囲が90°しかありません。

デフォルトの状態では車外のバックカメラ用として下向き方向にしか動かないので、リアガラスに設置する際にはマウントとカメラの接合部のネジを外して逆向きに付け直す必要があります。

【デフォルトだと下向きにしか動かない】

とりあえず最初はリアガラスに設置しようと思っていたので、マウントのネジを外して向きを変えたのですが、取り付けの際に狭い隙間に極小のナットをはめ込まなければならず、かなり苦戦しました。

最初と逆向きに付け替えるとカメラを方向に向かせる事が出来るようになります。

リアカメラとフロントカメラを接続するケーブルのリア側は珍しい8芯、フロント側はminiUSBタイプとなりますが他の製品との互換性はないと思います。

なお、電源ポートもminiUSB形状ですが間違って互い違いに挿し込まないように、若干形状が異なっています。

リアカメラの用のケーブルは、後退灯のプラスに接続する赤ケーブルと、アースに接続する黒ケーブルも生えていますが、こちらはまだ接続していません。

まぁ、この辺りは通常のバックカメラの配線と同じですので、リア用カメラの配線の取り方は以下の記事が参考になるかと思います。

■ バックカメラの取り付け方法について

画質と視野角について

皆さんが最も気になっているポイントはココかと思うのですが、期待値以上の部分もありますが期待値未満の部分もあります。(笑)

おそらく、このモデルに使用されているのは前後ともにSONYの「IMX323」かと思います。(聞いてないので確実ではないのですが、画質を見る限りほぼ間違いないかと)

最近のドラレコ市場はSONYが本格的にドラレコ向けのイメージセンサーの開発を始めた事で、Exmorを搭載した製品が非常に多くなっています。

「IMX323」の特徴は、色の諧調はそれほど豊富ではないものの、比較的ダイナミックレンジが広く、精細感も高く、明るい、と言ったところかと思います。

特に前後「IMX323」を搭載したAUKEYの「DR02D」などは、夜間の明るさに極振りしたようなチューニングになっています。

同じイメージセンサーでも、レンズやソフトウェアの処理などで見え方は大きく変わる部分もあるのですが、最近は2カメラモデルのテストの機会が増えており、手持ちのモデルも多くなってきたので、掟破りのExmor搭載の2カメラドラレコ4モデルの比較を行いました。

多分、皆さんが知りたいのは他の2カメラモデルとの比較ですよね?

 

…という訳で、血も涙もないExmorドラレコ対決です…LaBoon!!は比較サイトなのでこれはしょうがない(笑)

出場選手は以下の通りです。

・ゼッケン1 パパゴ「GoSafe S36GS1」~前後ともにおそらく「IMX323」

・ゼッケン2 AUKEY「DR02D」~前後ともに「IMX323」

・ゼッケン3 innowa「Journey Plus」~フロントは「IMX323」リアはHDなので不明

・ゼッケン4 BLACKVUE「DR-750S-2ch」~前後ともに「IMX291」(夜間特化のSTARVIS対応センサー)

録画視野角について

フロントカメラの録画視野角は、実測値で「GoSafe S36GS1」とinnowa「Journey Plus」が水平119~120°程度、次いで「DR-750S-2ch」が水平116°、「DR02D」が107~108°程度でしたので、「GoSafe S36GS1」が一歩リードしていますね。

というか、2カメラモデルとしては水平120°が今のところ業界の最大値なので、ここは素晴らしいと思います。

リアカメラは正確に測定できていないのですが、「GoSafe S36GS1」はおそらく水平128~132°の間くらいかと思います。

BLACKVUEの「DR-750S-2ch」が水平116°くらいかと思うのですが、実測132°のユピテル「SN-SV70c」と比べてほぼ差がなかった為、131~132°はありそうです。

【SN-SV70c】

【GoSafe S36GS1】

AUKEYの「DR02D」は107~8°、innowaの「Journey Plus」は98°程度なので、リアに関しても「GoSafe S36GS1」がダントツのナンバーワンです。

ここまで広いリア用のカメラは、現時点では他には存在しないでしょう。

従って、視野角では前後ともに「GoSafe S36GS1」が1位ですね。

精細感について

精細感についてはほとんど差が出ないであろうと言う事前の予測通りですが、コントラストが強く「IMX291」を搭載している「DR-750S-2ch」がやや認識し易く、「Journey Plus」はコントラストは強いもののやや文字が崩れ気味、「GoSafe S36GS1」「DR02D」はコントラスト弱めで文字が背景と一体化しがち、という形になります。

※どれも標準的なフルハイビジョンのドラレコよりは全然良いです。

従って「DR-750S-2ch」>「GoSafe S36GS1」=「DR02D」=「Journey Plus」と言った形になるかと思います。

【フロントカメラの比較】

【リアカメラの比較】

 

リアカメラについては「Journey Plus」がHDなので同じ土俵で比べると厳しいのですが、その他の3モデルはフロントと同様の結果です。

白潰れに対する耐久性について

「IMX323」自体がもともとダイナミックレンジが広い方かと思いますので、HDR補正を入れているモデルは少ないのですが、この4つでは「DR02D」のみHDRとの記載があります。

どれも海外メーカーにありがちなWDRモデルとしては比較的白潰れしにくいですが、国内メーカーのHDRモデルと比べるとちょっと弱いですね。

この4モデルの中では「Journey Plus」が最も白つぶれに強く、次いで「DR-750S-2ch」>「GoSafe S36GS1」=「DR02D」となりました。

なお、AUKEYの「DR02D」はHDRモデルとありますが、夜間が明るめの味付けのモデルなので国内メーカーのHDRモデルと比べると白潰れには弱いようです。

夜間の明るさについて

夜間の明るさについてはSTARVIS対応の「IMX291」を搭載した「DR-750S-2ch」が圧倒的に有利になりますが、調整の仕方によっては「IMX323」でもかなり明るくなります。

「GoSafe S36GS1」はかなり明るいモデルであろうと予測していたのですが、(実はリアのみ「IMX291」を入れてくるのではないかと思っていた)、「IMX323」の調整は明るさには振られていないようです。

以下のような光源の多いシチュエーションだと、もちろん「DR-750S-2ch」が最も明るくなりますが、他の3モデルは同じイメージセンサーを使用しているとは思えない明るさの差が出ています。

「GoSafe S36GS1」の明るさはドラレコ全体の中でも標準値かと思います。

「Journey Plus」は標準から2ランクくらい明るさが落ちるかと思います。

 

リアについても同様の印象ですね。「IMX323」でここまで明るくしている「DR02D」の調整がすげえ・・・と感じます。

ただ、「DR02D」は無理矢理明るくしている部分もある為、暗くなると砂嵐のような高感度ノイズが出始めますが、暗いよりは全然良いと思います。

暗さの限界を超えると「GoSafe S36GS1」「DR02D」は同じ明るさになり、「DR-750S-2ch」のみがやたらと明るく見えるようになります。

 

 

因みに前方の車両のナンバーにヘッドライトがガッツリ当たっている状態だと、明るさの順に認識しにくくなります。

【DR-750S】

【DR02D】

【GoSafe S36GS1】

【Journey Plus】

夜間に明るく白潰れもしないというのは現在のドラレコマーケットの最大の課題ですね。この点に関してはコムテック・ケンウッドの最上位モデルが良い線行ってますが、他はどうかな…と。

なお、パパゴの「GoSafe S36GS1」についてはフロント・リアが個別に露出調整可能ですし、リアに関しては明るさを上げた方が良いと感じました。

また、バックカメラ使用の前提で車外に出せば明るくなりますので、後日露出調整&外付けのテストを行います。

明るさ変更時のテスト結果について

標準設定の画質の特徴から、白潰れ耐性がやや弱く夜間も標準クラスのドライブレコーダーの明るさの域を出ない状態でしたので、明るさの調整はなかなか難しい部分があると感じました。

フロントカメラについては明るさを上げるとかなり白つぶれが目立つようになりそうでしたが、とりあえず標準+1~3の設定のうち、標準+1の設定を選択しました。

 

リアに関してはまだ白潰れ耐性がありそうでしたし、スモークの影響もありますので最大の+3の設定にしています。

 

また、今回のテストに関しては「Journey Plus」を外し、韓国のシェアNo.1メーカーのTHINKWARE「F770」を比較モデルに追加しました。

「F770」はCMOSセンサーにドラレコ用の量産化モデルである「IMX323」ではなく、型番としては古いもののグレードが上であろう「IMX122」を搭載したバランスの良いモデルで、個人的には景色が最も綺麗に撮影可能な2カメラモデルであると感じています。

白潰れ耐性からフロントの明るさは+1/3がベターかと

最も気になっていたポイントは、白潰れ耐性が弱い「GoSafe S36GS1」の露出を上げた時に昼間の白つぶれ具合がどうなのか?と言った点です。

結果としてはどうにか問題ないレベルであると感じました。

【フロント】

【リア】

「F770」のバランスの良さも光りますね。(笑)リアは明るさ最大設定ですが、フロントは標準設定なので、フロントに関してはまだ明るさを上げても大丈夫そうです。

 

ナンバーの読み取り精度は「F770」「DR-750S-2ch」>「GoSafe S36GS1」「DR02D」となろうかと思います。(4モデルとも前後同一のイメージセンサー)

【フロント】

【リア】

夜間に関しては、フロントは+1/3設定で標準レベルのドラレコ+αの明るさにはなっていますが、他の3モデルのうち「DR-750S-2ch」は完全夜間特化のイメージセンサーですし、「DR02D」は夜間の明るさに特化したチューニングを行っているモデルですので、これらと比べるとやはり暗いですね。

【フロント】

「F770」はバランスタイプですが、標準設定でもかなり明るめで白潰れ耐性にもまだ余力がありますので、露出を上げても良さそうであると感じました。

 

リアは「GoSafe S36GS1」「F770」が露出最大設定、その他は標準設定です。

これで大分良い感じになったかと思います。

因みに変更前がこれですので、どう考えても露出はMAXの方が良いですね。

なお、単体ドラレコで比較的明るめのパナソニックCMOSセンサーを搭載しているAUTO・VOX「D6 PRO」では以下のように映る場所ですので、今回テストした4モデルはどれもかなり明るい事がお分かり頂けるかと思います。(スモークありだと通常はこうなります)

ただ、暗くなればなるほどCMOSセンサーの受光能力に左右される部分が大きくなりますので、暗所だと「IMX291」>「IMX122」>「IMX323」の序列がはっきりしてきます。

【フロントのみ昼間】

 

【リアのみ昼間】

 

【フロントのみ夜間】

 

【リアのみ夜間】

 

とりあえず露出の調整で大分良くなりましたが、「GoSafe S36GS1」のメイン用途は車外への設置ですし、まだ明るくなる可能性がありますね。

バックカメラ位置での見え方については、今後テストを行います。(編集がすげー大変なんですけど…)

合わせて「GoSafe S36GS1」のフロントの露出も、あと1段階上げるとどうかな~と(笑)

リアカメラ外出しと露出の再調整

おそらく「GoSafe S36GS1」については、メーカー推奨の設置位置はバックカメラの取り付け位置ではないかと思います。

外に出す事でリアガラスのスモークの影響をうけなくなる事と、雨の日には直接水が掛かりにくい場所に設置する事でリアガラス内側よりも視界の確保の面で有利になる事が考えられます。

逆にデメリットとしては車両最後尾への設置となる事で横方向の視野が狭くなる点が挙げられます。(ミニバンやハッチバックなどのトランクの出っ張りがない車の場合にはこの限りではありません)

今回はランエボ10のリアバンパー下に設置しました。(仮留めなので配線剥き出しです)

通常のバックカメラと比べるとやや大き目なので、ナンバープレートの文字を隠さないように注意が必要なケースもありそうですね。

バックカメラとしての運用は別途説明の項目を設けますので、ここではドライブレコーダーとしての画質面でのテスト状況について報告します。

録画視野角について

視野の範囲についてはリアガラスに設置した場合と比べると、横方向が狭くなります。(当たり前なんですが)

【水平132° GoSafe S36GS1】

【水平116° DR-750S】

それでもリアガラスの一番上に設置した水平116° の「DR-750S-2ch」よりも若干録画範囲は広く、水平125°相当のモデルをリアガラスに設置したのと同等の視野角は確保出来ていますので、視野角の面での「GoSafe S36GS1」の優位性は変わりません。

露出の調整と夜間の明るさについて

この部分が最も気になっていたところですが、リアカメラの方はフロントよりもダイナミックレンジが狭いと言う印象を受けました。(バンパー下の凹みの部分に設置した為、常に軽い逆光状態になる事で白潰れし易いのかも知れない)

露出に関しては標準から上が3段階の設定になっているのですが、露出を上げると極端な逆光のシーンでなくても白潰れが出やすくなります。(+1/3、+2/3、+1で試した結果、露出は上げない方が良いという結論)

曇りの日でこんな感じなので、晴れた日だと更にきつくなりそうです。

標準でどうにか白つぶれが出ない程度に抑えられているという感じですね。

 

夜間についてはこのところ雨続きで、晴れた日のテストがなかなか出来ないのですが、やはり露出が標準設定だと明るさそのものはイマイチな感じですね。

普通のドラレコをリアガラスの外に出すとこんな感じに見えるのではなかろうか?と言う明るさのレベルかと思います。(露出を上げると昼間の撮影に支障が出そうなので、夜間な標準でのテストしか実施していません)

なお、ランエボ10についてはリアワイパーレスなので、雨の日には「GoSafe S36GS1」の視界が圧倒的に良くなります。

まあ、リアワイパーレスの車なんて世の中にそうは存在しないと思うので、これは参考程度にしかならないとは思いますが。

という訳なので、ドラレコとしての運用面では車外に出して露出を標準にするより、リアガラスに設置して露出を最大にした方が良いのではないかと言う気がします。(その方が明るいし視野角も広い)

【車外で露出標準】

【車内で露出最大】

 

なお、フロントカメラについては「GoSafe S36GS1」と「F770」を露出最大にして駐車の映り具合をテストしてみましたが、やはり両機ともこの設定がベターであると感じました。

 

 

ここ1週間くらい雨か曇天の日が多く、カンカンに晴れた日がなかったので晴れの日の白潰れ状況が気になるところではありますが、今後「ZDR-015」「CSD-790FHG」のテストも実施しますので、その際に晴れの状態で対決させてみようと考えています。

フロント露出最大、リア露出標準で外出しの状態だと以下の動画のように映ります。

 

日が出ている日に露出MAXで白潰れチェック

このところ、なかなかカンカンに晴れた日がないのですがコムテックの「ZDR-015」と合わせて日が出ている日に前後カメラの露出を最高に上げた状態での白潰れテストを行いました。

他のモデルに比べるとやはり白つぶれがかなり強く出ていますね。(以下は【DR750S】のみ明るさ標準、他は最高の設定)

【GoSafe S36GS1】

【F770】

【DR750S】

【ZDR-015】

こう言った部分を考え合わせると、フロントの露出調整は+1~2段階までにした方が良いような気がします。(IMX323の素のダイナミックレンジがこんなもんなんでしょうね)

バックカメラとしての取り付けについて

「GoSafe S36GS1」をバックカメラとして運用する場合には、リアカメラとフロント筐体を接続するケーブルから生えている、赤・黒のケーブルをそれぞれ後退灯の+-に接続します。

■ 「GoSafe S36GS1」取扱説明書

なお、カメラの黒線(アース)については接続しなくても動作可能でした。(筐体側にも電流が抜けられるようです)

なお、リアカメラから生えている中継ケーブルまでのコネクタケーブルは1mしかありませんので、車種によってはコネクタ部分が車内に入らない恐れもありますね。(ランエボ10の場合には余裕で車内まで届きません)

このコネクタ部分がバンパー内やバンパー下に来てしまうので、何らかの防水対策が必要になる事もあります。

基本的にはバックカメラの取り付け方法と同じです。

■ バックカメラの取り付け方法について

また、リバース信号を拾う為の赤・黒のケーブルについても長さが2mしかない為、後退灯ではなくフロント側のリバース信号線に接続する場合にはケーブルの延長が必要になります。

日本メーカーのバックカメラは、リアカメラから生えているコネクタケーブルとリバース信号を拾う為の赤・黒のケーブルについては、様々な車種への設置を想定してかなり余裕を持った長さになっていますので、この部分は改善した方が良いかと思います。

バックカメラとしての運用について

バックカメラの運用面では、ドライブレコーダーとしては2.7インチ液晶とそこそこ大き目のものを搭載している為、バック時の後方の状況確認であれば問題はないかなと思います。(視野角も広いですし)

以下、データシステムの水平180°のバックカメラでの同じシーンです。

■ データシステム 水平180°バックカメラ「MVC811」のレビュー、評価

「GoSafe S36GS1」はドラレコ兼用なので地面に対して水平に取り付け、「MVC811」は下向きに取り付けており、至近距離での距離感の掴み易さにはやはり差が出ますね。

きっちり白線に合わせて停車させるのであれば、「GoSafe S36GS1」を下向きに設置する必要が出てきますが、そうするとドラレコとしての視野が微妙になります。

この辺りは「GoSafe S36GS1」の特定の問題ではなく、兼用モデルの全てに当てはまるものかと思います。

夜間に関してはそこそこ明るいですが、バックカメラとしての性格上、明るい部分と暗い部分の差が少ない方が見易いと思いますので、改善の余地はありそうです。

スマートルームミラーとしては使えません

この手のモデルは明るさと液晶のサイズに余裕があるなら、「スマートルームミラー」としても使えるのかどうかが気になりますが、残念ながらこのサイズでこの視野角の広さだと、数メートル離れた車は豆粒大にしか映りませんので、「スマートルームミラー」としての運用は難しいと思います。

また、ソフトウェアのバグではないかと思うのですがリアカメラの液晶への出力を「鏡像」に設定しても、「鏡像」にならない事があります。(後退時は「鏡像」になる)

一応本体の設定はこんな感じにしています。

液晶の表示については以下の3種類からボタンで切り替えが可能なのですが…

③の複合表示の場合にはリアカメラが「鏡像」になるものの、②のリアカメラ単体表示だとなぜか「正像」で出力されてしまいます。

バグなのか仕様なのか分からないのですが、後日パパゴさんに確認します。(まぁ、「スマートルームミラー」として運用しないなら関係ないですが)

※メーカー回答にいると、どうやらこれは仕様のようで、デフォルト表示をオンにしたとしても液晶が「鏡像」になるのは、分割画面の時と、後退時のみの模様です。

駐車監視について

駐車監視については前後ともに視野角が広く、精細感もそこそこ高めである為、運用面を除いては「駐車監視特化モデル」と言っても良いかと思います。

リアカメラについてはリアガラス内側への設置が私のおすすめではありますが、駐車監視をするなら外側に設置した方がナンバーの認識能力は上がります。

仕様面では「動体検知」or「タイムラプス」の選択式で、駐車監視の出入りの際に毎回手動でのオン・オフの操作が必要になります。(この間、衝撃センサーは働きません)

※microSDカードの容量に余裕があるなら常時録画を継続した方が管理は楽です。(勘違いされている方が多いですが、動体検知モデルは待機状態でも常にメモリに録画データを保存している為、待機状態と録画状態での使用電力の差はほとんどありません)

なお、駐車監視については専用のケーブル、またはモバイルバッテリー等の外部電源が必要になります。

「UPS300」を使用して動体検知モードの駆動

「UPS300」を使用して動体検知モードの駆動時間を計測したところ、10時間20分程度の待機&録画が可能でしたので、使用電力は1カメラモデルとそれほどの大きな差はない省エネ仕様であるかと思います。

 

「UPS300」を使用する場合にはバックアップポートに「GoSafe S36GS1」のシガープラグを挿し、動体検知のオンと「UPS300」の背面スイッチをオンにします。

ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー 「UPS300」が便利過ぎて泣けた

モバイルバッテリーを使用して動体検知モードの駆動

モバイルバッテリーでの駆動については、以下の20,000mAhのモバイルバッテリーと、そこら辺に転がっていたminiUSBケーブルを使用しました。

RAVPower 20,000mAhモバイルバッテリー 「RP-PB006」がドラレコ外部電源としてなかなか良いかも知れない

結果は30.5時間の待機・録画が可能でしたので、平均的な電力量は5V/0.49A=2.4~2.5Wh程度かと思います。

パススルー機能についてもバッテリーが空の状態から、短時間のテストを行いましたが、モバイルバッテリーへの入りが4.86V/0.98A=4.7~4.8Whでした。

入力の半分強が「GoSafe S36GS1」の駆動に回されている感じで、「RP-PB006」の3.7V/20,000mAhを電力量に直すと3.7V×20A=74Whとなりますので、パススルー状態での充電で満タンにするには、74Wh÷2.3Wh=32時間掛かる事になります。

大体1時間のパススルー充電で「GoSafe S36GS1」が1時間駐車監視できる計算ですね。

 

なお、駐車監視の運用については、個人的には毎回「動体検知」のオン・オフの設定変更は面倒なので、microSDカードの容量に余裕を持たせて常時録画を継続する方法が良いと考えています。

因みに128GBのmicroSDカードを使用した場合、前後2カメラの録画で13.5時間分の録画が可能ですので、通常の外出先での駐車監視であれば充分な時間ではないかと思います。

なお、200GBのmicroSDについてはSanDiskの製品でテストしてみましたが、ドラレコ本体でもPCのフォーマッター各種を使用しても使用は出来ませんでした…残念ですが。

専用ビュワーについて

専用ビュワーに関してはこちらのページからダウンロードが可能です。

■ パパゴ「GOLIFE PLAYER」

機能的には地図表示と前後同時再生、前後動画の再生ウィンドウの表示などとなっており、特にこれと言った特徴はありません。

前後の動画を個別にフル画面表示する機能があれば良かったと感じますね。(フロントとリアのファイルを別フォルダに保存すると、フル画面表示に近い形にはなります)

フロントとリアのフル画面表示ですが、パソコンにデータを落とす時にフロント、リアと別フォルダを作成してそれぞれの動画を保存します。

ファイル名の最後が「A」になっているのがフロント分、「B」がリア分です。

するとこのようにフル画面に近いような表示も可能となります。

…が、この表示にしてみて、どうも再生の解像度がフルハイビジョンになっていないのではないかと気が付きました。

【専用ビュワー】

【Win10メディアプレイヤー】

何故か素の動画に比べるとギザギザ感が出てしまいます。(メーカー問い合わせ中)

Android端末での再生について

以下のAndroid 6.0のHuawaei mediaPad T3では、USBカードリーターを使用して問題なく動画の再生が出来ました。

タブレットやスマホのmicroSDスロットからでも再生可能かと思います。

iPhone 7での再生について

iPhone 7での再生に関してはカードリーダー経由でも可能かと思いますが、今回は以下のストレージスロット付きモバイルバッテリーにてテストを行いました。

こちらも特に問題なく再生が可能でした。

このバッテリーについての詳細は以下の記事をご参照下さい。

■ ドライブレコーダーの動画をスマホで再生Remax RePower 10000mAh

カーナビでの再生について

「GoSafe S36GS1」は動画ファイルがmp4形式で保存される為、メディア用のSDカードスロットやUSBポートを搭載したカーナビで、フルハイビジョンのmp4形式の動画の再生に対応しているものであれば、カーナビでの再生が可能である場合があります。

カーナビのグレードやモデルによって再生可能な動画ファイルや、SD/USBでの可否があるのですが、例えばパイオニアの楽ナビであれば、2017~2018年モデルのエントリークラス「AVIC-RZ301」では以下の通りSDカードスロット経由でのmp4動画の再生が可能と表記されています。

なお、mp4はいくつかの種類のコーデック(圧縮保存規格)によって動画ファイルが格納された箱ですので、コーデックはMPEG-4、またはH.264である必要がありますが、「GoSafe S36GS1」の場合はH.264形式が使用されています。

ただし、再生可能な最大解像度は「720×480@30fps」となっており、最大ビットレートは4Mbpsまでと併記されていますので、解像度とビットレートの部分でアウトになる可能性があります。

因みに「1280×720@30fps/8Mbps」までの対応となっている、ケンウッドの「MDV-702Z」で「GoSafe S36GS1」の動画再生を試みましたが、再生不可でしたので、ハイエンドなカーナビ以外では再生は難しそうです。

サイバーナビ2016年モデルのAVIC-CL900系では、「1920×1080@30fps」との記載があり(ビットレート不明)、問題なく再生出来ました。

なお、最新のケンウッドの最上位モデルである「MDV-Z905/905W」、一つ下の「MDV-M805L」「MDV-M705/705W」までは「1920×1080@30fps/8Mbps」と書かれています。

「GoSafe S36GS1」のビットレートは11Mbpsとなっているので、怪しい部分もありますが、ひょっとすると再生可能かもしれません。

パナソニックに関しては最上位モデルの「CN-F1XD」ですら、「720×480@30fps」ですのでおそらく全滅かと…。

Android OS搭載の中華オーディオユニットでの再生について

こちらは昨年からコペンでカーナビ代わりに使用しているAndroid OS搭載のオーディオユニットですが、元がAndroid搭載の端末なのでUSBポートから余裕で再生出来ました(笑)


2万円ぐらいの中華オーディオユニットに出来て、10万円オーバーの国産ハイエンドカーナビに出来ない事があるってヤバくないですか?

日本のカーナビメーカーさんは環境がガラパゴス過ぎて、本来やるべきユーザー目線での機能開発が上手く行っていない気がしますね。

以下のような端末が進化すると、アフターマーケットのカーナビはさらに打撃を受けそうです。

Android OS搭載のカーナビとオーディオ

地デジへの影響について

電磁波による地デジのへの影響については、日本のVCCI(情報処理装置等電波障害樹種規制協議会を起源とする非営利団体)のノイズ漏れの自主基準のうち、厳しい基準の方である「Class B」基準と同等である、FCC(欧米の団体)の定める「Class B」基準をクリアしています。

ただ、実際にテストしてみた結果では、リアカメラを接続するとかなり電波受信に対する影響を受けているようで、アンテナが2本くらい減る事もあります。(そこそこ強めに影響が出た)

フロントだけだと0.5本くらいかと思うので、リアカメラ接続時はフェライトコアなどを使用して電磁波対策が必要になるケースもあるかも知れません。

なお、場所によってはしっかりアンテナがMAX(3本)になるケースもあり、もともとMAXを超えている状態の受信状況だと影響が出ず、3本ギリギリの状態だと2本くらい減る事があると言った感じです。

「DR02D」「F770」「DR750S-2ch」と合わせて4台起動させると、ワンセグすら映らない状態になりましたが、「DR02D」をコムテックの「ZDR-15」に入れ替えた場合にはアンテナが3本立つ事もありました。

「F770」「DR750S-2ch」「ZDR-15」はノイズ少な目、「GoSafe S36GS1」はやや多め、「DR02D」は多め、と言った感じかも知れません。

※地デジへの影響については車種やカーナビのアンテナ位置などに左右されますので、一概には言えません。(こちらでのテストと違う結果が出る事もありますし、正直なところあんまり深入りしたくない項目です。)

■ ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

「GoSafe S36GS1」の総評

「GoSafe S36GS1」は2カメラドライブレコーダーとしての絶対的な評価は、録画視野角がフロント119~120°、リアが131~132°と非常に広い事から、昼間の状況証拠能力は最高の部類に入ります。(HDRがあるとNo.1だが、負荷が2倍近くになるので多分価格もそれなりに上がります)

夜間については露出の調整を前提に考えれば、STARVIS対応のセンサーを搭載した最上位の明るさのモデルからは1ランク落ちますが、おそらく「ZDR-015」などど比べると前後ともにかなり明るいのでは?と予測します。

■ コムテック 2カメラドライブレコーダー「ZDR-015」のレビュー、評価

バックカメラとの共用モデルとして考えているなら、安い中国メーカーのモデルもありますが、前後にフルハイビジョンの「IMX323」を積んでいるようなのはあまりないかと思います。(あと半年もしたら市場に溢れそうですが)

■ バックカメラと兼用のドライブレコーダー5選

従って、メーカの信頼度の部分を考えてバックカメラ兼用モデルを選ぶなら、「GoSafe S36GS1」が最も無難な選択肢であるとは言えそうです。

 

駐車監視については運用が面倒な部分がありますが、録画視野角とナンバー認識精度の点を考えると、手間を許容できるならかなりおすすめ出来る製品かと思います。

スペアパーツのリアカメラ「S1」について

最近、2カメラドライブレコーダー用のリア専用カメラ「S1」が単体で発売されています。

現在のところ、対応モデルは同社の「GoSafe S36G」のみとなっていますので、「GoSafe S36G」を購入したユーザーが後から2カメラ化したい場合に追加するという使い方がメインになるものと思われます。

また、「GoSafe S36GS1」のリアカメラだけが保証期間を過ぎてから壊れてしまった場合のスペアパーツとしての役割もあるのかとも思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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