※2020年2月13日更新~実機レビューを追記しました。

こんにちは!Omiです

コムテックから2019年9月に超広角フルハイビジョンクラスのドライブレコーダー「HDR752G」が発売されています。

型番からも分かるように本機はこのクラスでは最も人気の高かった「HDR-751G」の後継機で、発表と同時に旧モデルが正式ラインナップから消えています。

ただ、兄弟モデルの「HDR-75GA」はまだ継続販売して行くようですので、旧系も完全に消える訳ではなさそうです。

「HDR752G」のスペック

「HDR752G」のスペックは以下の表の通りです。

HDR752G
19.09発売
1920×1080/29fps/HDR
LED信号対応
水平136°(HDR/レンズ)
microSD付属16GB
microSD最大32GB
GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃検知
タイムラプス
自動起動
専用ケーブル
HDROP-014
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

旧モデルの「HDR-751G」からは若干のデザイン変更がありますが、スペック表記は全く変わっていません。

サイズ的に若干のコンパクト化が図られた感じですね。

フォーマット不要機能がないのは相変わらずですし、機能的には旧モデルと同等品のような気がします。

「HDR752G」の付属品とデザイン

レビュー概要や操作方法等については以下のレビュー動画でも解説しています。

「HDR752G」の付属品は以下の通りです。

①2.4型液晶搭載の筐体

②3PINカプラーシガーケーブル

③板状のマウント

④32GBのmicroSDカード

⑤ドラレコステッカー

⑥取扱説明書

⑦その他取り付け用品

筐体のデザイン

「HDR752G」の筐体は先代の「HDR-751G」から大幅なコンパクト化が図られ、横に並べて比べてみるとその大きさの差が分かり易いかと思います。

全体的に二回りくらい小さくなっている感じです。

レンズ部分は上下のみの可動タイプ

カードスロットとパーキングボタンは右側面、左側面にはリセットボタンのみ


上部には映像出力、またはレーダー探知機との連動に使用するDR-LINK端子と3PINの電源端子が配置されています。

「HDR752G」の取付について

今回は初期型リーフに取り付けを行いました。

ルームミラーは純正ではなく、AUTO VOXの交換式スマートミラー「V5 Pro」が装着されていますが、レンズを車両センターに配置した上でミラー裏に隠す事が出来ました。

本体サイズが大幅に小さくなった事で、先代の「HDR-751G」よりも車両のセンター付近に設置し易くなっています。

「HDR752G」のインターフェイスについて

「HDR752G」の起動時間は10秒程度で1カメラのドライブレコーダーとしてはやや遅めの部類に含まれます。

インターフェイスはこれと言って特徴のないスタンダードなツリー型ですので、可もなく不可もないと言ったところですが、ミラー裏のセンター付近への設置が前提ですので下から覗き込んで操作する必要があります。

場合によっては首が痛くなるかも知れませんが、ボタンは比較的大きめで押し易い位置に配置されていますので、操作性は悪くはないと言う印象です。

「HDR752G」のドライブレコーダー画質について

「HDR752G」のドライブレコーダーとしての画質は、当初の予測では先代の「HDR-751G」と全く同じものであろうと予測をしていましたが、改めて比較した結果「HDR752G」と「HDR-751G」は全く同じ画質である事が確認出来ました。

コムテックのドライブレコーダーは、①事故の際の状況証拠に強い超広角、②強烈なHDR補正による夜間のナンバー認識能力の高さ、③駐車監視の利便性、などの固有の特徴を持っている為、指名買い、または私も指名推しをする事が多いのですが、今回は同じくコムテックの以下の3つのモデル、他社の3つのモデルと「HDR752G」の画質を比較してみました。

①「HDR852G」~最上位モデルだが景色撮影優先の趣味型

②「HDR203G」~「HDR752G」と近いグレードだがスタンダードな箱型

③「ZDR022」~コムテックの最新エントリー

④「SN-SV70c」~ユピテルの超広角STARVIS

⑤「DRV-830」~ケンウッドの超広角フラッグシップ

⑥「A119V3」~VIOFOの高解像度STARVIS

比較ポイントは次の5つです。

①録画視野角について

②ナンバー読み取り精度について

③トンネル出口での白飛び耐性について

④夜間のナンバー読み取り精度について

⑤夜間の明るさについて

コムテックの3モデルとの比較

まずはコムテックの3つのモデルとの比較結果です。

全てのモデルで景色撮影用のWDRモードと、実用向けのHDRモードが選択できますが、今回はより実用向けのHDRモードでテストしました。

録画視野角について

録画視野角についてはコムテックの上位モデルと同等で先代から変化なしの水平132°で、現行品のドラレコとしてはほぼ最大値となります。

この辺りはハイエンドクラスの「HDR203G」「HDR852G」も同様です。

ナンバー読み取り精度について

これらのドラレコは録画視野角が広い為にナンバーの読み取りでは不利になりますが、スタンダードなフルハイビジョンクラスの読み取り精度は確保出来ています。

トンネル出口での逆光補正について

コムテックの上位モデルは強烈なHDR補正が特徴的で、この分野に関しては今のところ他社の追随を許していません。

その中でも「HDR752G」の補正能力が最も高くなっています。

夜間のナンバー読み取り精度について

コムテック以外のドライブレコーダーは、ヘッドライトが強く反射した状態のナンバーの読み取りは難しいのですが、HDR系の3モデルは反射が良く抑えられています。

過去に200台以上のドライブレコーダーのテストを行っていますが、他社の製品ではこれらHDR系の補正能力に肉薄するものに出会った事はありません。

夜間の明るさについて

夜間の市街地では「HDR752G」の明るさが目立ち、特に「HDR203G」については絞りの強さから全体の明るさが極端に落ちてしまっています。

街灯が少ない場所でのヘッドライトのみでの走行時も同様で、「HDR752G」の明るさが目立っています。

最上位である「HDR852G」よりも全体の認識能力は「HDR752G」の方が優れています。

暗視能力は最近のSTARVIS機に比べると微妙ですが、この4モデルの中では「HDR752G」が最も明るくなっています。

結果をまとめると、「HDR752G」はコムテックの製品の中では、ドライブレコーダーとして重視すべき録画視野角、逆光補正能力、夜間の明るさの3つが最高クラスと言う事になります。

他社の3モデルとの比較

次に他社の3つのモデルとの比較結果です。

録画視野角について

録画視野角についてはVIOFOの「A119V3」が特性が異なる狭角モデルで水平95°、それ以外は水平132°です。

ナンバー読み取り精度について

ナンバーの読み取り精度については解像度の異なる「DRV-830」「A119V3」には劣りますが、同じく水平132°でフルハイビジョンの「SN-SV70c」よりは高めとなっています。

トンネル出口での逆光補正について

逆光補正能力は他社モデルとの差が最も顕著に出易い項目ですが、他の追随を許さない補正能力の高さとなっています。

夜間のナンバー読み取り精度について

同様に夜間にヘッドライトの光が強く反射したナンバープレートの文字の読み取り能力についても、強烈なHDR補正の恩恵で「HDR752G」がダントツの高さとなります。

夜間の明るさについて

夜間の市街地では非常に明るめではあるものの、光の角度や状況によっては「SN-SV70c」「V119V3」などのSTARVIS機には及ばずと言ったところです。

暗い場所でのヘッドライトのみでの走行時はSTARVIS機との差はそれほど大きくなく、充分な明るさです。

暗視能力についても「SN-SV70c」には及びませんが、ドライブレコーダー全体の中ではそこそこ明るめと言えます。

「HDR752G」のドライブレコーダーとしての画質の評価はこちらの通り、総合評価ではシングルモデルとして現行最高点となります。

 点数視野角ナンバー逆光明るさ暗視
HDR752G18点★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-83017点★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-SV70c16点★★★★★★★★★★★★★★
HDR852G16点★★★★★★★★★★★★★★
A119V315.5点★★★★★★★★★★★★★
HDR203G14.5点★★★★★★★★★★★★
ZDR02212点★★★★★★★★★★

「HDR752G」のフレームレートとLED信号の映り方について

「HDR752G」のフレームレートは29fpsですので、LED信号は東日本では高速点滅、西日本では1秒に数回点滅して映るでしょう。

ドライブレコーダーで信号は点滅して映った方が良い?

動画の再生方法について

「HDR752G」の動画の再生については、本体液晶、PCの専用ビュワー、PCの汎用ビュワーでのテストを行いました。

本体液晶での再生

本体液晶での再生については液晶サイズはスタンダードではあるものの、ミラー裏に設置した場合には下から覗き込む形になりますので、視認性は良くありません。

※詳細は以下動画で説明しています。

PC専用ビュワーでの再生

専用のPCビュワーはこちらからダウンロードが可能です。

■ 「HDR752G」専用ビュワー

ビュワーとしての機能はそこそこ充実していますが、ウィンドウサイズを変更できないのでその点が扱いにくいと感じます。

フルハイビジョンのモニターではこれくらいの画面領域に表示されます。

機能をまとめると以下の通りとなります。

①映像の拡大~〇

②再生速度の変更(0.5~4.0倍速)~〇

③地図への走行軌跡の表示~〇

④速度の表示~〇

⑤Gセンサーグラフの表示~〇

⑥明るさの調整~×

レーダー探知機連動、OBDⅡ接続時に各種車両情報表示

※詳細は以下動画で説明しています。

PC汎用ビュワーでの再生

PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されているソフトでも可能でした。

 駐車監視の仕様について

「HDR752G」の駐車監視の仕様はこちらの通りです。

①使用するケーブルは「HDROP-14

②録画方式は常時+衝撃/タイムラプスの二択

③タイマーは30分/1時間/2時間/3時間/4時間/5時間/6時間/7時間/8時間/9時間/10時間/11時間/12時間/常時ON

④電圧設定は11.7~12.2Vで0.1V刻み

⑤キャンセルタイマー1分/2分

⑥衝撃検知アナウンスあり

となっています。

専用ケーブルを使用する事で、駐車監視の設定をONにした状態ではエンジンのON/OFFに連動して駐車監視と走行録画が自動で切り替わります。

また、駐車監視の設定がONになっている状態でも、右側面の駐車監視スイッチを押す事で一時的に監視をキャンセルする事ができ、反対に駐車監視の設定がOFFの状態でも同様に駐車監視スイッチを押す事で一時的に駐車監視をアクティブ化させる事が可能です。

なお、設定項目に「衝撃録画停止」と言うものがありますが、この設定をONにしておかなければ駐車監視から復帰時の「イベント告知」はありません。

「衝撃録画停止」をONにしておくと録画データの保護の為、衝撃検知から5分後に録画を停止します。

車に戻ってエンジンを掛けると「イベント告知」があり、映像の確認を促されます。

「はい」、「いいえ」のいずれかの操作をしなければ走行時の常時録画が開始されません。

「衝撃録画停止」をOFFにしておく事で衝撃検知から5分後に録画停止は行われなくなりますが、「イベント告知」もなくなります。

「イベント告知」には降車・乗車時にドアの開閉分のカウントを避ける為、降車後・乗車前のそれぞれ1分/3分のタイマー設定があります。

タイマー中の検知に関してはカウントされず、告知は行われません。

 

実際に駐車監視の挙動を確認しましたが、最高感度の設定で通常通りにドアを閉めるとその衝撃を検知しました。

衝撃検知させないように静かに閉めると検知しない事もありますので、ドアパンチなどの小さい衝撃は検知しないと思います。

駐車監視の実際の動きは以下動画で解説しています。

外部電源を使用した駐車監視の運用について

外部電源を使用した駐車監視のテストは、「UPS400」「MIGHTYCEL」で行い、正常な動作を確認しました。

駐車監視の駆動時間の計測は「UPS400」のみで実施しましたが、それぞれのバッテリーでの駆動時間の予測はこちらの表の通りとなります。

型番UPS300
UPS400
UPS500EN6000EN12000
容量28.8Wh115.4Wh76Wh153Wh
駆動時間9時間36時間24時間47.5時間
満充電180分240分50分100分

■ ドラレコ駐車監視用 急速充電バッテリー ikeep MIGHTYCELL

■ ドラレコ駐車監視用バッテリーMEDIK「UPS400」「UPS500」

オービス警報について

「HDR752G」のオービス警報は「速度監視路線 」と言う項目をONにする事で有効になります。

北本の小型オービスでテストしたところ、1km手前/500m手前でのアナウンスがありました。

ドライブサポート機能について

コムテックのドライブレコーダー、レーダー探知機に標準装備されているドライブサポート機能ですが、感度は衝撃イベント録画の設定に依存するらしく、1.0Gでは全く検知されませんでしたので、0.4Gでのテストを行ったところ、ちょうど良い具合に警報が出るようになりました。

使用可能なmicroSDカードの最大容量

「HDR752G」のmicroSDカードのサポート範囲は32GBまでとなっていますが、以下の200GB以上のカードでの1時間の録画・再生に異常は見られませんでした。

■ サンディスク200GB Class10

■ サムスン256GB U3

■ 上海問屋256GB U3

32GBのmircroSDカードでの録画時間は最高画質で350分となっています。

常時録画、衝撃イベント録画の保存領域の割り振りは9:1~7:3の範囲で調整可能です。

偽物に注意!!ドライブレコーダーにおすすめのmicroSDカードは?

 地デジへのノイズ干渉について

「HDR752G」の単体使用では、初期型リーフ+純正ナビの組み合わせで影響は確認出来ず、AUTO VOX「V5 Pro」と合わせて、比較に使用したその他3台のコムテック製ドラレコの同時起動を行ってもアンテナ数の変化は確認出来ませんでした。

ラジオへの干渉も確認出来ませんでしたが、ノイズの影響はドラレコの設置位置や車種、カーナビの種類などの状況によって変わる事がありますので、結果は参考程度に捉えて下さい。

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

「HDR752G」の総評

「HDR752G」のドライブレコーダーとしての画質は、2020年現在でもシングルカメラモデルとしては総合評価では現行モデルとしては単独最高です。

 点数視野角ナンバー逆光明るさ暗視
HDR752G18点★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-83017点★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-SV70c16点★★★★★★★★★★★★★★
HDR852G16点★★★★★★★★★★★★★★
A119V315.5点★★★★★★★★★★★★★
HDR203G14.5点★★★★★★★★★★★★
ZDR02212点★★★★★★★★★★

コムテックの「HDR203G」や「HDR852G」辺りだと、「HDR752G」の夜間の砂嵐のような高感度ノイズを抑えてる為、ぱっと見はキレイですが明るさでは「HDR752G」には敵いません。

また、昼間は「HDR203G」や「HDR852G」の方が色の出方などの問題でキレイに撮影出来ますが、景色をキレイに撮影したいと言う目的ならそもそもコムテックのドラレコはおすすめしません。

「HDR752G」は景色撮影能力を敢えて切り捨てて、ドラレコに必要な証拠能力だけに特化したモデルと言えます。

駐車監視の運用面での利便性が高いので、ハイエンドドラレコの中では駐車監視を検討されている方にもおすすめのバランス型モデルです。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

SNSでフォロー

毎日更新! クルマの最新ニュースから雑学までLaBoon!!はどこよりも詳しく紹介!
フォローお願いします!