実機レビュー ケンウッドAI搭載の2カメラドラレコ「DRV-MR8500」の評価!

※2021年7月12日更新~不具合のあった初期ロット無償交換手順について追記しました。

※本製品については2021年1月6日に致命的な不具合に対応する為に販売停止となったようです。

「信頼の世界ブランド」に値しないケンウッドのドラレコ事業
...

こんにちは!Omiです。

最近のケンウッドのドライブレコーダーはブランドのイメージが先行し、性能・機能面がイマイチな状態が続いており、直近でレビューを行った「DRV-W650」の評価も惨憺たるものでした。

この記事の最後に古いモデルですが同社の最上位モデル「DRV-830」の方が圧倒的にコスパが高い旨を記載しているのですが、今回発表されているAI対応の「DRV-MR8500」はどうも「DRV-830」を進化させた2カメラモデルのようで、現時点では少しだけワクワクしています。(また期待を裏切られない事を祈る…と言うか最近はケンウッドのドラレコには期待していない状態が続いてました)

ケンウッドが売れているのはブランド力のおかげ

最近は月度によって従来のドラレコシェアNo.1のコムテックの売上をケンウッドが抜く事もあるようですが、ケンウッドのドライブレコーダーが売れている理由は製品の機能・性能が他社よりも優れているからではなく、ブランドの信頼性が高いと一般に認識されているからです。

まあ、こういう事です。↓↓↓

特に量販店などでは店員さんもそれほど知識がある方が多い訳ではないですし、いくらコムテックの製品が良いと分かっていても「コムテックなにそれ?」、「コムテックは〇〇〇・・・」と販売に説明が必要になるケースがあります。

一方で「ケンウッドがおすすめです!」ときっぱり言い切ってしまえば、大抵の人は納得してケンウッド製品を購入されるのではないでしょうか?

ドラレコ業界でのケンウッドの立ち位置はそんな感じで、最近では高級化路線に走りつつあります。

ケンウッドは完全独自にドラレコを開発している訳ではない?

ケンウッドには大きく分けると5Vで駆動するminiUSBタイプ(台湾・中国系)と12Vで駆動するDCプラグ/3PINタイプの2系統の製品があります。

5V駆動のminiUSBタイプは台湾系の商社が中国で生産していると見受けられ、既存の製品をBTOパソコンのようにカスタマイズして「世界のケンウッド!」とブランド力だけでゴリ押ししてるように見受けられます。

この形態だと開発費用や金型代も掛からないですし、ぼろ儲けやなクソったれが(笑)

因みにこのケンウッドのminiUSBタイプの製品は私の評価が低く、コムテックなどのように12V駆動の「DRV-830」がケンウッドでは唯一高評価のモデルとなっています。

「DRV-MR8500」は「DRV-830」の上位2カメラ版に当たる製品でこちらは元が韓国系の技術っぽいので間に入っている商社も工場も5V機とは全く異なる筈です…という訳で久々にケンウッドドラレコとしては期待値大な訳なのです。

※「DRV-830」の系統はどうやらほぼ自社開発に近い形態のようで、タイの子会社扱いの工場で生産しているようです。となると外に投げているものがダメ、ほとんど自社開発と考えられるモノは高評価という事になりますね。

■ Car Watch「ケンウッドのドライブレコーダーが作られるタイ工場「JKOT」を見学してきた」

「DRV-MR8500」のスペック

「DRV-MR8500」のスペックはこちらの通りです。

DRV-MR8500
20.09発売
フロント:2560×1440/29fps/HDR
リア:2560×1440/29fps/HDR
録画視野角
フロント:水平112°
リア:水平112°
LED信号対応
microSD付属32GB/最大128GB
GPS内蔵
フォーマット不要
駐車監視モード
衝撃録画/自動起動
専用ケーブル
CA-DR100
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

イメージセンサーには前後とも500万画素のSONYの夜間特化型STARVIS対応イメージセンサーおそらく「IMX335」を採用し、レンズは前後F1.6とケンウッドとしては珍しい明るめのレンズとなっています。

ぶっちゃけ「DRV-W650」のSTARVISのチューニングはダメダメだったのですが、完全別系統の企画・開発・生産となる「DRV-MR8500」には大いに期待したいところです。

AIセンシングで後方車両の挙動を監視

直近の6月30日に煽り運転の厳罰化が開始されたのは記憶に新しいところですが、「DRV-MR8500」の目玉機能には3台までの後続車両を同時に補足して、一定距離内に入った場合や蛇行運転を行った際にはこれを検知して自動でイベントロックフォルダに動画を保存する「AIセンシング機能」と言うものが実装されています。

学習機能がある訳ではなさそうですので、ケンウッドやセルスターの類似機能と大差はない可能性はありますが、どの程度の精度が確保されているか見ものですね。

私にも後方の敵が見えるのか見えないのか?

私にも敵がみえる!

128GB+128GBのmicroSDカード2枚とフォーマット不要機能

本機は「DRV-830」と同様に128GBまでの2枚のmicroSDカードでのリレー録画とフォーマット不要機能に対応しています。

最近はわざとノロノロ運転を行い、相手を挑発した上であおり運転を誘発し、YouTubeで自分の都合の良い様に編集した動画を晒す「煽らせ屋」と呼ばれる悪質な「ドラレコモンスター」も増えているとの事ですので、長時間の録画データが保存できるのは心強い限りです。

セット内容とデザイン

「DRV-MR8500」の実機を購入しましたのでレビューを追記します。

なお、こちらの動画でも概要をレビューしています。

ケンウッドの 最新の最上位 2020~2021年モデル 2カメラドラレコ「DRV-MR8500」を無慈悲にレビュー!

セット内容については以下の通りとなります。

①フロントカメラ筐体
②リアカメラ
③カメラ接続ケーブル(アナログ4極端子 8m)
④12V3PIN電源ケーブル
⑤32GBのmicroSD
⑥取扱説明書
⑦ソフトテープ

フロント筐体

フロント筐体のデザインは歴代ケンウッドの1カメラモデルで最も高評価の「DRV-830」がベースになっており、2カメラドラレコとしてはやや厚みがあるものの、スタンダードなサイズ感です。

液晶は2.7型、正面はフラットでボタン類はありません。

筐体右側にはお馴染みの4つの操作ボタンが配置されています。

下部には緊急録画ボタン

左側面にはmicroSDポートが2つ

上部には3PIN/12Vの電源端子とリアカメラ接続ポートが装備されています。

リアカメラ

リアカメラは歴代のケンウッドの2カメラドラレコと比べるとややコンパクトな箱型

接続ポートは上側面にあります。

他社の主要製品と比較したサイズ感はこちらの通りです。

リアカメラ接続ケーブルはノイズ対策が容易な細めのアナログタイプなっています。

また、ケーブルの長さは8mですので、ミニバンなどでもどうにか配線をマット下から引き込む事が出来るかと思います。

電源ケーブル

シガー電源ケーブルはコムテックと同様に12V/3PINタイプで、ケンウッドの主力モデルで採用されている5VのminiUSBタイプとは異なります。

タイの自社工場生産品ではないよう

「DRV-830」の方はタイの自社工場の生産品のようでしたが…

「DRV-MR8500」はmade in 台湾になってました。

この製品の企画自体は自社であろうと思われるのですが、組み立てはタイの自社工場ではなく台湾で行っているのには何か理由があるのでしょうか?

「DRV-MR8500」の取付状況について

今回はアクアに「DRV-MR8500」の取り付けを行いました。

フロントガラスのど真ん中に取り付けるとルームミラーの台座の出っ張りの影響で下の部分がミラーからはみ出でしまいますので、少し右側にずらしてミラー裏に設置しました。

リアカメラはケーブルポートが上の方にあるのでスッキリ感があります。

インターフェイスについて

電源ONから録画開始までの起動時間は5秒程度と2カメラドライブレコーダーとしては速い部類に入ります。

インターフェイスは「DRV-830」と同系統かと思いきや、ツリー構造はほぼ同じであるもののプロトタイプのような手抜き感満載のデザインです。

ベースの「DRV-830」と比べると見ずらいのですが、一体どうしてしまったのでしょう?

これでは私のような素人がデザインしたように見えてしまいます。

ベースの「DRV-830」このインターフェイスのデザインが分かり易くて高い評価をしていたのですが、明らかにしょぼくなりました。

また、操作ボタンが右側面にあり、液晶にはそれぞれの役割が表示されているものの、ボタンの凹凸が小さいので指でどのボタンを操作しているのかが掴みにくく、ボタンを横から覗き込みながらの操作となりますので、操作性は良くありません。

ドライブレコーダーとしての画質について

画質については次の3つの2カメラドライブレコーダーと前後の映像を比較しました。

・ケンウッド「DRV-MR745」
・コムテック「ZDR-025」
・セルスター「CS-91FH」

比較ポイントは以下の通りです。

・録画視野角
・ナンバー認識精度
・逆光補正能力
・夜間のナンバー認識精度
・夜間の明るさ

なお、リアカメラの明るさに関わる設定はこちらの通りに固定しています。

・「DRV-MR8500」~リアカメラスモーク普通(3段階の真ん中)※アクアの場合には濃い目にすると白くなり過ぎたので3段階の真ん中としています。

【スモーク濃いめ】

【スモーク普通】

この時点で同じスモークシースルーを謳っていて全く効果が感じられなかった「DRV-MR745」とは大違いでケンウッドドラレコとしては珍しく期待出来そうな予感がしました。

・「DRV-MR745」~リアカメラスモーク濃いめ(最高)
・「ZDR-025」~リアカメラ明るさ最高
・「CS-91FH」~リアカメラ明るさ最高

DRV-MR8500テスト撮影

録画視野角について

録画視野角は前後カメラとも、仕様表通りでドライブレコーダーとしてはやや広めの水平112°程度でした。

これら4つのモデルの前後合わせた録画視野角を広い順番に並べると次のようになります。

①コムテック「ZDR025」~前:水平138°+後:135°=272°
②セルスター「CS-91FH」~前:水平119°+後:114°=233°
③ケンウッド「DRV-MR8500」~前:水平112°+後:112°=224°
④ケンウッド「DRV-MR745」~前:水平122°+後:100°=222°

「DRV-MR8500」は、2カメラドラレコ全体の中ではやや広めの視野角と言えます。

ナンバー読み取り精度について

「DRV-MR8500」は、前後カメラとも2.5Kの高解像度ですが、激的とは言えないもののこの4つのモデルの中では一番高いナンバー認識精度となっています。

【フロント】

【リア】

逆光補正能力について

「DRV-MR8500」は前後カメラともに同じ様なチューニングとなっており、トンネル出口付近での白飛び・黒つぶれがバランス良く抑えられています。

【フロント】

【リア】

日陰の部分も暗くなりませんので、全体のバランスは4機種の中でも最も良いと感じました。

【フロント】

【リア】

夜間のナンバー読み取り精度について

夜間のヘッドライトが強く反射した状態のナンバープレートの読み取りについては、「ZDR025」には及ばないものの、それに次ぐ精度の高さです。

【フロント】

ただし、リアに関しては明るさを絞る調整が入っている為か、距離が離れると読み取りにくくなります。

【リア】

夜間の明るさについて

夜間の明るさについては、フロントカメラは「CS-91FH」と概ね同程度でSTAVISモデルとしても標準的な明るさとなっています。

【フロント】

リアについても市街地では充分な明るさとなっています。

【リア】

ただし、街灯が少ない場所になるとフロントはSTARVISらしい明るさを維持しているものの、リアは後続車のヘッドライトを絞る為の防眩の調整が入っているようでかなり暗くなります。

【フロント】

【リア】

フロントの暗視能力はゼロではないですが、STARVISらしい明るさではありません。

【フロント】

リアの暗視能力はほぼゼロです。

【リア】

これは、リアカメラの設定をスモーク濃い目に設定しても全く変わりませんでした。

【スモーク普通】

【スモーク濃いめ】

【CS-91FH】

ケンウッドのリアカメラの調整も良くない部分もあると思いますが、500万画素のIMX335というセンサーも200万画素のSTARVISのセンサーと比べるとかなり受光能力が落ちますので、リア用としてはあまり向いていない印象です。

西日本LED信号の見え方について

「DRV-MR8500」の出力ファイルは29fpsとなっていますので、全国のLED信号で高速点滅して映ると思います。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ
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運転支援機能について

「DRV-MR8500」の運転支援機能はこちらの5種類となっています。

・前方衝突警告~30km以上で走行中、車間距離15m未満、または5km以上の速度差で警告
・車線逸脱警告~60km以上で走行中に車線を逸脱すると警告
・発進遅延警告~先行車発進後、1.5秒で警告
・後方車異常接近警告~後方車両が異常接近すると警告・イベント録画(速度不明)
・後方車蛇行運転警告~後方車両が蛇行運転をしながら接近すると警告・イベント録画(30/50/70km以上)

DRV-MR8500 安全運転支援機能テスト

キャリブレーションについて

フロントカメラはボタン操作で黄色枠をセンター付近に、カメラの上下首振りで赤線を地平線に合わせます。

リアカメラは捕捉範囲を表す赤枠をセンター付近に、警報位置を表す黄色線を任意の位置に合わせます。(10mくらいが良いかと)

発進遅延警告

発進遅延警告は1.5秒のタイムラグがあると説明書に書かれていますが、警報がやたらと早いタイミングで出るか、全く出ないかのどちらかと言う傾向が強く、実用性はイマイチと感じました。

車線逸脱警告

車線逸脱警告は車線からはみ出そう、または白線に乗った段階で警報が出ており、タイミングは適切と感じました。

前方衝突警告

警報タイミングが遅く、かなり車間距離を詰めないと鳴りませんので実用性はイマイチと感じました。

後方車異常接近警告

おそらく30km以上で警報と言う仕様かと思いますが、概ね設定した位置で警報が出ます。

ただし、AIセンシングなどどご立派なネーミングの割には自車速度・後続車両の速度・相対速度などは全く加味されず、40kmから減速中に後続車との距離が少し近いだけでも警報が出ますので、AIではない普通の警報と大差ない印象です。

AIというからには、最低でも速度に応じた警報を期待したのですが、どこがAIなのかさっぱり分かりませんでした。

後方車蛇行運転警告

蛇行警報が出る前に、既に「後方車異常接近警告」でファイルロックされるので実用性は皆無です。

駐車監視について

駐車監視については専用の常時電源ケーブルを使用して駐車中も常時電力を供給する事で運用が可能になります。

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ドライブレコーダーの駐車監視用3芯直結ケーブルの接続方法のまとめ
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録画方式は「衝撃検知」となり、駐車監視の設定をONにしておく事でエンジンOFF後に自動で待機状態になります。

待機中に衝撃を検知すると5秒後に録画を開始し、1分間の録画を行いますが、こちらで設定したタイマーが有効な時間は無効になります。

・降車時:30秒/1分/3分
・乗車時:1分/2分/3分

駐車監視録画が有った場合には、エンジンをONにした際に音声と画面メッセージによるアナウンスが入ります。

なお、この方式は車のバッテリーの節約にはなりますが、当て逃げの際の衝突の瞬間は映りませんし、イタズラ対策にも向いていません。

駐車監視の面倒な操作から開放されるLaBoon!!企画の「iZONE」
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外部電源を使用した駐車監視について

外部電源を使用した駐車監視のテストは、「UPS400」「MIGHTYCELL」と「DRV-MR8500」に付属のシガーケーブルを組み合わせて常時録画モードで行い、正常な動作を確認しました。

駐車監視の駆動時間の計測は「UPS400」のみで実施しましたが、それぞれのバッテリーでの駆動時間の予測はこちらの表の通りとなります。(駆動の可否のみ確認。ドラレコの個体差、使用環境によって20~30%程度の誤差が出る可能性もあります)

※こちらのテストでは「UPS400」での本製品の駆動に問題は出ていませんが、「UPS300/400/500」の出力は12V/1A/12Wまでとなっており、2カメラドラレコは瞬間的に大きな電力を使用するケースもあります。

LaBoon!!では各ドラレコとの適合を担保する訳ではありませんので、直接メーカーに問い合わせて下さい。

なお、24W~36Wと出力に余裕があるMIGHTYCELL、iCELLについては全てのドラレコで安定動作が可能です。(LaBoon!!も卸に入っている関係で積極的にサポートに介入していますが、適合機種は今のところ皆無ですし、仮に適合不可のケースが有った場合にはユーザー目線でしっかりサポートします)

型番UPS300/UPS400UPS500EN6000/B6AEN12000/B12AiCELL
容量28.8Wh115.4Wh76Wh153Wh422Wh
駆動時間4.5時間18時間12時間24時間59時間
満充電180分240分50分100分150分

ikeep「iCELL B6A/B12A」

ikeep「iCELL」

ikeep MIGHTYCELL

MEDIK「UPS400」「UPS500」

動画ファイルの再生方法について

「DRV-MR8500」の動画の再生についてはこちらの3つの方法をテストしました。

・ドラレコ本体での再生
・PC専用ビュワーでの再生
・PC汎用ビュワーでの再生

ドラレコ液晶での再生について

ドライブレコーダー液晶での再生に関しては液晶が2.7型と比較的大き目な事から、視認性は良い部類に入ります。

PC専用ビュワーでの再生について

PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード出来ます。

■ KENWOOD DRIVE REVIEWER DC

ビュワーとしてはこちらの様に比較的多機能ではありますが、毎度のケンウッドのビュワーはソフトウェアとしての安定性が低く、頻繁に固まったり、動画部分が真っ暗になったり、地図が読み込まれなかったりします。

CPU・GPUの性能不足なんて事は全くありません。

PCの環境との相性の問題の可能性もあるのですが、過去にあらゆるメーカーのドラレコをテストしてきて、こういう問題が頻繁に起きるのはケンウッドだけです。

・前後同期再生~〇
・映像の拡大~〇
・地図への走行軌跡の表示~〇
・速度の表示~〇
・Gセンサーグラフの表示~〇
・再生速度調整~〇(1/2~2.0倍)

PC汎用ビュワーでの再生について

PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。

microSDでの録画時間について

「DRV-MR8500」の録画データサイズは以下の通りです。(前後2.5Kの解像度)

・常時録画~1分当たりフロント110MB+リア110MB=220MB、一時間当たり13~14GB

microSDカードの容量は128GB×2枚までサポートされていますが、これを超える容量のカードは全て弾かれました。

2枚で256GBまでは使える筈なので、18時間分くらいの常時録画データは保存出来そうです。

※公式サイトには128GBで508分と書かれている。

 地デジへのノイズの影響について

「DRV-MR8500」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。

ラジオへのノイズの影響も確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事がありますので結果は参考程度に捉えて下さい。

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策
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「DRV-MR8500」の総評

最後に「DRV-MR8500」の総評ですが、各項目の評価をまとめると23機種中8位と、ケンウッド製品としてはトップクラスの高バランス型となりました。

 点数視野角ナンバー昼ナンバー夜逆光明るさ暗視
N4(3カメラのインナー除く評価)30.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR03524.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-300R22.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02522.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 IR Duo22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-91FH21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Duo21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR963GW21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
PDR800FR21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Plus Duo20.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW8120.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR850020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ700DLC19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW80d19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW9500dp19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02619.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRY-TW9100d19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
DR750S-2CH18.0点★★★★★★★★★★★★★★★
S117.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
46Z17.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Pro Duo17.0点★★★★★★★★★★★★★★★
GoSafe S70GS117.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR-01515.5点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74514.0点★★★★★★★★★★★
YA-67014.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74012.5点★★★★★★★★
CSD-790FHG11.5点★★★★★★★★
8.5点★★
=2pt、=1pt、☆=0.5pt

視野角はそれほど広くはありませんが、逆光補正能力が高く、実用域では夜間もそこそこ明るいと言う特性になっています。

ただし、街灯が少ないような暗い場所になると高解像度のリアカメラが弱点になります。

現状ではコムテック、セルスターの製品をおすすめ上位に持ってきていますが、「ZDR025」「HDR963GW」「CS-91FH」などよりも「DRV-MR8500」をおすすめする理由はありません。

イメージセンサーに500万画素のIMX335ではなく、受光能力がダントツに高い200万画素のIMX327を使用していれば超おすすめモデルになってたかも知れませんので、残念なところです。

一方で、、コムテック、セルスターはサポートするmicroSDカードの容量が32~64GBなので、「DRV-MR8500」には2つのmicroSDカードで長時間の録画データを保存出来るというアドバンテージはあります。

また、過去のケンウッド製品のように他社と比べて明らかに見劣りするような画質でもありませんので、ケンウッドブランドが好きなら「DRV-MR8500」を選ぶのもアリだと思います。

長時間の駐車監視にも向いていますが、夜間の暗い場所は苦手と言う点は押さえておいた方が良いでしょう。

amazonでは低評価が多かった

この記事をかいてからamazonのレビューもチェックしてみました。

amazonレビューではフロントカメラの滲みの指摘が複数件見受けられますが、こちらの個体ではそのような事はありません。

ただし、本製品はタイの自社工場ではなく、ケンウッドでは今回始めて目にするmade in Taiwanです。

初めての工場ではこのような事が起きやすいので、これは工場を変えた為に起きた組み立ての精度の低さに由来する症状かも知れません。

ケンウッドは規模が大きいので品質管理はしっかりしてそうなイメージとは裏腹に、自社以外の工場管理に関してはそれほどノウハウの蓄積がない張子の虎なのかも知れません。

カーナビなどは安定していますが、ドラレコはもともと自社のノウハウが無かったものを海外OEM中心に展開しきていますし、過去にはバッテリーが上がりやすい常時電源ケーブルもあったりと結構ボロが出ていますね。

また、後日記事に事にするつもりですが、今回久々にテストに引っ張り出した「DRV-MR745」の方があり得ない壊れ方をしています。

【液晶面が浮き出る「DRV-MR745」】

液晶面を固定するフックが見事に全部折れてました(笑)

その前の「DRV-MR740」でも色目がおかしくなる不具合が出た事から、ケンウッドは品質が良いというのはイメージだけのような気がしています。

DRV-MR740 故障か?リアカメラの色味の不具合

今回の「DRV-MR745」は流石に修理に出す予定ですが、保証期間内でも送料はユーザー負担となっていますのでサポートも良いとは言えないと思います。

過去にセルスターの製品でもmicroSDカードの固定が効かなくなって修理に出した事がありますが、こちらは初期不良と言う事で送料は負担なしでした。(日本製を謳っていますが、しょうもない故障もありますよ)

因みに私は前職が小売業でしたが、不良品である場合には送料をユーザーに負担させると言う考え方については理解に苦しみますし、今でもいくつかもメーカーさんにサポートのあり方に関するご相談を頂く事がありますが、不良品なら送料はメーカー負担にすべき、とお伝えしています。

いきなりぶった斬るのもどうかと思うので、ケンウッドにもこのような形で問い合わせをしていますが…

10日ほどの使用で液晶部分が浮き出で来ています。
初期不良と思われる症状の修理に対する送料負担は、保証期間内であってもユーザー側になります
か?
以下写真です。

このような状況で送料が自己負担になるようであれば、ケンウッドのドラレコは品質も思ったより良くない、更にサポート対応も良くない、と言った見解を出したいと考えています。

・48時間後に「今回に限り、着払いで送付して下さい」と返信がありました。(2営業日なので、これは普通)

不具合追記

トランセンド・東芝の128GBのmicroSDカードで突然録画が停止され、メニューボタンを押すまで録画が再開出来ないと言う不具合が発生しています。

amazonレビューでの相性問題も多数出ているようです。

2020年11月7日時点ではファームアップデート対応なし。

※2021年6月23日に最新ファームウェアが公開されています。

初期ロットの無償交換手順について

2021年3月16日から、不具合のあった「DRV-MR8500」の無償交換が開始されています。

■ ドライブレコーダー「DRV-MR8500」をご愛用のお客様へお詫びとお知らせ

原則としては不具合があるとユーザーに認識された製品が交換の対象のようですが、私の場合にはこのまま使用して不具合が出た場合、損をするのは私ではなくケンウッドさんなので、面倒でしたが交換させてもらう事にしました。

交換対象品はシリアルナンバーが0から始まり、2020年製と記載されているものだそうです。

当然ですがうちのはガッツリ該当します(笑)

実店舗の店頭で購入された方は、購入店舗が窓口となり、通販の場合にはケンウッドのサポートセンターが窓口となるようです。

お問合せ窓口
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター

DRV-MR8500 交換専用フリーダイヤル:0120-176-300

受付時間:月曜日~金曜日 9:30~18:00(土曜日、日曜日、祝日、弊社休日は休ませていただきます)

こちらに電話したところ、1~2週間以内に代替品を送るので、次の物を着払いで返送して欲しいとご案内頂きました。

・フロントカメラ、リアカメラ(マウント除く)

カメラ部分を交換するだけですし、作業は誰にでも出来る内容かと思います。

これでケンウッド2カメラドラレコは「DRV-MR745」の液晶パカパカ事件に続いて2度目の交換です(笑)

その前の代の「DRV-MR740」でも空の色がオレンジになると言う「世紀末モード」が発動する不具合があったので、ケンウッドのドラレコの不具合率高いですね。

DRV-MR740 故障か?リアカメラの色味の不具合

「汚物は消毒だ~!!」とか叫びながら悪党が出てきそうな雰囲気でした。

ファームウェアの方も2021年6月23日に最新版がアップロードされていますので、これでようやく問題は解決されそうですね。

なお、代替品は申し込みから数日で届き、カメラだけでなく付属品一式が揃った状態でした。

ヤマトの着払い伝票が同梱されていますので、カメラを古いものと差し替えて返却するだけです。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

前後が撮影できるおすすめ2カメラドライブレコーダー【2021年版】
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コメント

  1. るん より:

    管理人様
    下記の記事ではDRV-830系統やOEM向けのはJVCケンウッドのタイ子会社で生産製造してるようなので、
    「ケンウッドは完全独自にドラレコを開発している訳ではない」と断言してしまうのは語弊があるかも…しれません。ただ商品開発がどこまでがっつり関わってるかまでは読み取れませんでした。
    https://car.watch.impress.co.jp/docs/topic/special/1193649.html
    DRV-830はタイ製だったので(商品がプチプチ袋もなくそのまま箱入れにはびっくりしましたが笑)、今後ケンウッドが出すドラレコでタイ製ならここで作ってる可能性が高いと思います。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      るん様
      お知らせありがとうございます。
      確かに中国製と思っていた手元の「DRV-830」を見るとタイ製になってました。
      こっちはほぼ自社企画&生産っぽいですね。

  2. yoshiboh より:

    いつも拝見しており、ドラレコ導入に向けて参考にさせて頂いています。
    なかなか絞り切れず、ご相談させて頂くことにしました。可能であればアドバイスをお願い致します。

    希望のスペックは前方の記録に加えて、あおり対策、駐車監視(動体および衝撃)なので、ほぼ全てですが、どの機種も目的別に一長一短でなかなか的を絞れていません。このサイトでZDR-015見て検討を始めてから1年近く経ってしまいました。

    この2カメラのDRM-MR8500に、駐車対策として360°カメラも付けるか、DRV-C750にするかと悩んでいます。後者だとリアが心もとない感じですし。
    そもそも360°カメラが良いのか、これにリアカメラを加えるのがいいのか、はたまた2カメラが良いのか悩みは尽きません。そこでズバリ上記目的に現時点で最適なものをアドバイスして頂けないでしょうか?
    また駐車監視におけるバッテリーも悩みです。大容量のジャンプスターターをつなげば解決するものでしょうか?
    ちなみに車はソーラー充電機能付きのプリウスPHVになります。

    よろしくお願い致します。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      yoshiboh様
      DRM-MR8500についてはまだ未知数な部分があります。
      現状では3カメラのVANTRUE「N4」がコストなどのバランスで最も良さそうですけど。
      https://car-accessory-news.com/vantrue-n4/

      バッテリーについては長時間の監視前提なら外部バッテリーなどを使用するという手もあります。
      ジャンプスターターなどはドラレコ用の電源ではないので、運用面・安全性に難ありです。
      https://car-accessory-news.com/drive-recorder-battery-test/

      • yoshiboh より:

        ありがとうございます。
        VANTRUEは完全にノーマークでした。検討を進められそうです。

        • 管理人Omi 管理人Omi より:

          yoshiboh様
          N4のコメント欄に駐車監視に関するやりとりがありますので、駐車監視をされるようならそちらにも目を通された方が良いと思います。

  3. ここなっつ より:

    参考になる情報ありがとうございます。前後2カメラタイプはコムテックがバランス良く、これを購入すれば間違いないと思うのですが、JVC Everio GC-TR100が気になっています。旧ビクターのビデオカメラEverioの名前を冠しているので、画質は良さそうなのですが、残念な事に比較動画や情報がありません。この商品はどうでしょうか?

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      ここなっつ様
      リアがSTARVISでないのが気になりますね。ケンウッドとは別のOEM先で作ってると思いますので全く別物だとは思いますが。
      https://car-accessory-news.com/gc-tr100/
      もともと日本のメーカーで自社で企画・設計したドラレコを作る開発能力が有るところはユピテルでほかは台湾なり韓国なりのメーカーがOEMに入ってます。
      なのでJVCの技術は生かされてないんじゃないですかね?

      最近はこのようなニュースがありましたが、実装はまだ先になると思います。
      https://car-accessory-news.com/ipsilons/

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