パイオニアがようやくドラレコ開発でも本気を出して来たようです。

2016年に他社に後れを取ってようやく発売された汎用ドラレコの「ND-DVR10」が、当時のケンウッドの売れ筋モデルとほとんど同じような仕様で全く独自性がなかった事で不発に終わりました。

その後のラインナップもコムテックやユピテル、ケンウッドなどとの正面からの勝負を避けるようなニッチなゾーンを狙ったものが多く、2018年のモデル更新でも旧モデルの型番変更のようなマイナーチェンジが行われただけでしたし諸々の騒動でレームダック化するのでは?と懸念していたのですが、4月15日の製品発表会を見た限りではドラレコ部門においてはこれから他社と真剣勝負をして行こうと言う姿勢が大いに感じられ、今後に期待が持てる内容となっていました。

今回の製品発表会では楽ナビやオーディオメインユニット、リアモニターなどのいくつかのカテゴリーで新製品が展示されていましたが、どれも過去の同社では見られなかったユーザーの声が反映されているような更新ポイントが見られ、その中でも最も期待しても良さそうと感じたのがやはりドライブレコーダー部門です。

ドラレコ部門ではいくつかの製品が同時発表されていましたが、私が最も興味を持ったのがコムテックやユピテル、ケンウッドなどの他社メーカーと正面から戦う事になるであろう2カメラモデル、「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」です。

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」のスペック

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」は前後フルハイビジョンのSTARVIS対応モデルで、スペック概要は以下の通りとなっています。

まだ発売まで3ヶ月ありますので仕様は若干変わるかも知れません。

VREC-DZ700DLCVREC-DZ700DSC
19.07発売
フロント:1920×1080/27.5fps/WDR
リア:1920×1080/27.5fps/WDR
録画視野角
フロント:水平130°
リア:対角137°
LED信号対応
microSD付属16GB
microSD最大128GB
GPS内蔵
WiFi
カメラケーブル9mカメラケーブル?m
駐車監視モード
衝撃検知
自動起動
内蔵バッテリー40分
専用ケーブル
同梱?
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

これらの2つモデルの違いはDLCがリアカメラを後方に設置する9mのロングケーブル付属版、DSCが主にタクシーなどの法人車両向けでフロントガラスに内向きにセカンドカメラを設置する為ショートケーブル付属版との事で、製品発表会での説明では「ケーブル以外は同じ物」との事でした。

主な特徴としては最近増えてきた平型筐体の小型液晶を採用しWiFiに対応、前後フルハイビジョンのSTARVISセンサーを搭載し、録画視野角はフロント水平130°とかなり広め(リアは対角137°)、駐車監視は40分の内蔵バッテリー+常時電源ケーブルの組み合わせとなる模様です。

※正確な情報は説明書がアップされてから更新します。

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の画質の特徴

実際に撮影された動画が既に掲示されていますが、夕方の逆光時には暗く感じるものの夜間はかなり明るめに振ったモデルのようです。

ただし、HDRには非対応なので絞りはそれほど効いていない印象です。

この動画の画質を見る限り、特性はユピテルの「SN-TW80d」に近いと感じますね。

「SN-TW80d」は西日本LED信号がガッツリ同期しますので、「VREC-DZ700DLC」をテストした結果次第では事故の際の状況証拠能力が高い2カメラドラレコとしては一番におすすめする可能性が出てきました。

なお、基本性能が高いようであればOPで選択可能な偏光フィルターも生きてきますし、これは期待値大です!

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の駐車監視の仕様

駐車監視の仕様に関しては説明書が掲示されるまで正確なところは分かりませんが、今のところ分かっているのは40分の内蔵バッテリーでの監視時には衝撃の前後20秒を録画し、内蔵バッテリーが尽きると車のバッテリーからの給電に切り替わり低電力で衝撃の3秒後からの録画を行う仕様に切り替わるとの事です。

なお、フロントカメラについては車内側に向きを変える事も可能なようですので、前向き駐車を行い車内側を向ける事で内蔵バッテリーが生きている間はドアパンチの瞬間なども映せるかも知れません。

※この辺りは衝撃の大きさにもよりますので、個人的には動体検知を入れた方が良いと感じる

まとめ

以上、「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の特徴についてざっくりとご説明しました。

おそらくパイオニアは一連の騒動で経営方針が大幅に変わっている筈ですので、1年くらいは要注目ですね!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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