※2020年4月24日更新~2020年最新機種との比較を踏まえて評価を見直し、有料記事を無料公開しました。

こんにちは!Omiです。

パイオニアがようやくドラレコ開発でも本気を出して来たようです。

2016年に他社に後れを取ってようやく発売された汎用ドラレコの「ND-DVR10」が、当時のケンウッドの売れ筋モデルとほとんど同じような仕様で全く独自性がなかった事で不発に終わりました。

その後のラインナップもコムテックやユピテル、ケンウッドなどとの正面からの勝負を避けるようなニッチなゾーンを狙ったものが多く、2018年のモデル更新でも旧モデルの型番変更のようなマイナーチェンジが行われただけでしたし、諸々の騒動でレームダック化するのでは?と懸念していたのですが、2019年4月15日の製品発表会を見た限りではドラレコ部門においてはこれから他社と真剣勝負をして行こうと言う姿勢が大いに感じられ、今後に期待が持てる内容となっていました。

今回の製品発表会では楽ナビやオーディオメインユニット、リアモニターなどのいくつかのカテゴリーで新製品が展示されていましたが、どれも過去の同社では見られなかったユーザーの声が反映されているような更新ポイントが見られ、その中でも最も期待しても良さそうと感じたのがやはりドライブレコーダー部門です。

ドラレコ部門ではいくつかの製品が同時発表されていましたが、私が最も興味を持ったのがコムテックやユピテル、ケンウッドなどの他社メーカーと正面から戦う事になるであろう2カメラモデル、「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」です。

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」のスペック

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」は前後フルハイビジョンのSTARVIS対応モデルで、スペック概要は以下の通りとなっています。

VREC-DZ700DLCVREC-DZ700DSC
19.07発売
フロント:1920×1080/27.5fps/WDR
リア:1920×1080/27.5fps/WDR
録画視野角
フロント:水平130°
リア:水平112°
LED信号対応
microSD付属16GB/最大128GB
GPS内蔵
WiFi
カメラケーブル9mカメラケーブル0.6/3/6mセット
駐車監視モード
衝撃検知/自動起動
内蔵バッテリー40分
専用ケーブル同梱
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

これらの2つモデルの違いはDLCがリアカメラを後方に設置する9mのロングケーブル付属版、DSCが主にタクシーなどの法人車両向けでフロントガラスに内向きにセカンドカメラを設置する為ショートケーブル付属版との事で、製品発表会での説明では「ケーブル以外は同じ物」との事でした。

主な特徴としては最近増えてきた平型筐体の小型液晶を採用しWiFiに対応、前後フルハイビジョンのSTARVISセンサーを搭載し、録画視野角はフロント水平130°とかなり広め(リアは水平112°)、駐車監視は40分の内蔵バッテリー+常時電源ケーブルの組み合わせとなる模様です。

「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の画質の特徴

実際に撮影された動画が既に掲示されていますが、夕方の逆光時には暗く感じるものの夜間はかなり明るめに振ったモデルのようです。

ただし、HDRには非対応なので絞りはそれほど効いていない印象です。

この動画の画質を見る限り、特性はユピテルの「SN-TW80d」に近いと感じますね。

「SN-TW80d」は西日本LED信号がガッツリ同期しますので、「VREC-DZ700DLC」をテストした結果次第では事故の際の状況証拠能力が高い2カメラドラレコとしては一番におすすめする可能性が出てきました。

なお、基本性能が高いようであればOPで選択可能な偏光フィルターも生きてきますし、これは期待値大です!

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「VREC-DZ700DLC」「VREC-DZ700DSC」の駐車監視の仕様

駐車監視の仕様に関しては説明書が掲示されるまで正確なところは分かりませんが、今のところ分かっているのは40分の内蔵バッテリーでの監視時には衝撃の前後20秒を録画し、内蔵バッテリーが尽きると車のバッテリーからの給電に切り替わり低電力で衝撃の3秒後からの録画を行う仕様に切り替わるとの事です。

なお、フロントカメラについては車内側に向きを変える事も可能なようですので、前向き駐車を行い車内側を向ける事で内蔵バッテリーが生きている間はドアパンチの瞬間なども映せるかも知れません。

※この辺りは衝撃の大きさにもよりますので、個人的には動体検知を入れた方が良いと感じる

 セット内容とデザイン

「VREC-DZ700DLC」のセット内容については以下の通りとなります。

①フロントカメラ筐体

②リアカメラ

③カメラ接続ケーブル(9m)

④3芯電源ケーブル

⑤AV出力ケーブル

⑥RCA変換ケーブル

⑦16GBのmicroSDカード

⑧取扱説明書

フロントカメラ筐体

フロントカメラ筐体は最近増えている板状マウントと液晶部分に円筒型のレンズ部分が組み合わさった形状でオリジナリティが強く、スタイリッシュであると感じました。

サイズ感が伝わりにくいですが、そこまでコンパクトではありません。

操作系のボタンは正面下の方に4つです。

本体右側にはmicroSDカードスロット

右側にはリセットボタン

上側には左からAV出力端子、電源端子、miniUSBタイプのリアカメラ端子が装備されています。

リアカメラ

リアカメラはminiUSB接続のコンパクトタイプです。

ケーブル類

カメラ接続ケーブルは9mのロングタイプで両側はストレートのminiUSB端子。

電源ケーブルは他の製品と全く互換性のないタイプ

車両側との接続は常時、ACC、アースの3芯となっています。

テレビやカーナビなどに映像を出力するアナログケーブルも付属しています。

車内への取付けについて

今回は初期型リーフのミラー裏にフロント筐体を設置しました。(スマートミラー「X1 Pro」に交換しています)

リアカメラについては天地の反転機能はなく、端子が右ハンドル車の運転席側に向いてしまいます。

普通車ならヒューズボックスは助手席側にある事が多いので、日本向けのモデルの割にローカライズがイマイチな感じです。

 

また、この製品はフロント筐体のデザインが独特で、レンズ部分を車両センター付近にセットし易いのは良いですが、色々おかしなところもあります。

通常ならレンズをセンター付近に配置すると筐体ルームミラー裏に隠れますが、本体は助手席側に寄ってしまいます。

この製品は日本向け(つまり右ハンドル向け)のデザインではないですね。

普通に取り付けるとmicroSDカードスロットも助手席側に来てしまいますし、運転席側からの操作性が最悪です。

本来ならこのように鏡に映したようなバーツ配置にするべきだったと感じます。

日本ではなく中国市場を見据えてのデザインなのでしょうか?

しかも液晶部分が完全にフロントガラスと平行になるので、液晶の視認性も最悪です。(WiFiで全てカバーできれば許せますが)

 

インターフェイスと操作感について

エンジンONから録画開始までの時間は2カメラドラレコとしてはやや遅めの10秒程度です。

液晶さえ見やすい位置にあるならば、インターフェイスは分かり易くボタンも押し易いので操作性は良好ですが

いかんせん下から画面を覗き込むのに一苦労です。

従って本体液晶での動画の再生はやらない方が良いでしょう。多分首が痛くなります。

パイオニアとしてはこう言った場所への取り付けを想定しているのでしょうが…

フロントガラスの上部には日除けのドットが入っている車も多く、そう言った車の場合にはルームミラー裏に取り付けざるを得ません。

助手席側のミラー裏に取り付けて液晶を覗き込むと首がもげそうになります。

やはり左ハンドル用のデザインですね。

WiFiアプリについて

WiFi通信に関しては、電源ONで自動的に通信ポートがアクティブになりますので接続の手間はそれほど掛かりません。

ただし、WiFiアプリはメニュー項目が限定されており、ほぼライブビューの確認と動画の再生しか出来ません。

本体の画面が見にくいので、せめてWiFiアプリで全ての設定を変更出来るようにして欲しかったですね。

今後の改善に期待したいところです。

 

動画の再生についてはmicroSDカード内のファイルを直接ストリーミング再生する事が出来ず、フルサイズの90MB/分のファイルをスマホに一度ダウンロードしなければなりません。

1分の動画をダウンロードするのに1分30秒掛かりましたので、普通の人ならストレスを感じるでしょう。

これはスマホサイズの圧縮動画をストリーミング再生できるようにして欲しいところですね。

ドライブレコーダーとしての画質について

ドライブレコーダーとしての画質については、2020年4月18日の段階での最新ファームウェアで、以下の3つの最新モデルとの比較を行いました。

これらの製品は2020年4月時点での夜間の前後カメラの明るさトップ3の製品です。

①セルスター「CS-91FH」~前後フルハイビジョン、STARVIS

②セイワ「PDR800FR」~前後フルハイビジョン、STARVIS

③VIOFO「A129 Duo」~前後フルハイビジョン、STARVIS

比較ポイントは以下の6項目です。

①録画視野角

②ナンバー認識精度

③逆光補正能力(白飛び・黒つぶれ)

④夜間のナンバー認識精度

⑤夜間の明るさ

⑥暗視能力

なお、カメラの露出はフロントカメラが全て標準、リアカメラについては調整が可能なもののみを以下の設定としてあります。

①パイオニア「VREC-DZ700DLC」~明るさ設定不可

②セルスター「CS-91FH」~明るさ設定最高

③セイワ「PDR800FR」~明るさ設定最高

④VIOFO「A129 Duo」~明るさ設定+2/6

録画視野角について

「VREC-DZ700DLC」の録画視野角は仕様表ではフロント水平130°、リア水平112°となっていますが、実測値はフロント水平128°、リア水平113°程度、前後合わせて241°となります。

【フロント】

【リア】

これら4つのモデルの前後合わせた録画視野角を広い順番に並べると次のようになります。

①パイオニア「VREC-DZ700DLC」~水平128°+113°=241°

②セルスター「CS-91FH」~水平119°+114°=233°

③セイワ「PDR800FR」~水平107°+105°=212°

④VIOFO「A129 Duo」~水平107°+105°=208°

「VREC-DZ700DLC」は、現行2カメラドラレコとしては広めの録画視野角です。

ナンバー読み取り精度について

昼間のナンバー読み取り精度はフルハイビジョンクラスの中では前後ともに比較的高い部類に含まれますが、ここで比較しているモデルはSONYのExmorセンサーを搭載しているものが多いので、フロントカメラについては単純に視野角の狭い方が精度が高く、広い方が低いと言う傾向が見られます。

【フロント】

リアに関してはセルスターの「CS-91FH」のみがアナログ、その他はデジタル接続ですので、「CS-91FH」がやや低め、「VREC-DZ700DLC」は標準+αのレベルです。

【リア】

前後の総合評価はドラレコ全体では標準よりも少し上のクラスになります。

逆光補正能力について

これら全てのモデルの前後カメラに使用されているSTARVISセンサーは昼間の白飛びに弱いのが弱点ですが、白飛びと潰れの発生状況はこちらの通りです。

フロントは白飛びがやや強めに出るが、黒潰れはそれほど出ていません。

【フロント】

日陰の部分はやや暗めに映り、視認性は良くありません。

【フロント】

一方でリアには強めのHDR補正が掛かっているような画質の特徴が見られ、白飛びはかなり抑えられているが黒潰れが出易く、

【リア】

日陰の部分はかなり暗めに映っています。

【リア】

逆光時の前後カメラの見易さはドラレコ全体の中ではやや低い部類に含まれます。

夜間のナンバー読み取り精度について

夜間の先行車のナンバープレートにヘッドライトが強く反射した状態でのナンバー認識は、STARVISモデルが最も苦手とする項目ですが、「VREC-DZ700DLC」は白飛びし易くフロントは最低ランクです。

【フロント】

リアについてはフロントと比べると後続車両のヘッドライトが比較的絞られていますが、対向車のヘッドライトが反射するとやや読み取り精度が落ちています。

【リア】

夜間の明るさについて

夜間の明るさについては、「VREC-DZ700DLC」のフロントカメラは市街地においては絶対的な明るさではNo.1です。

【フロント】

ただし、何も考えずに単純に露出を上げて明るくしているだけなので、このように対向車のヘッドライトの広がりや路面からの照り返しが強く、全体のバランスは良くありません。

【フロント】

チューニングが適当でヘタクソと言う印象ですね。

リアカメラに関してはかなり強めのHDR補正が掛かっているのですが、全体としてはフロントカメラと同様にかなり明るめ、ただし時々HDR補正の強弱が変更されて暗くなる場合があります。

また、明るい部分と陰になっている部分の明るさのコントラストが強く、植栽の光が当たってない部分のように画面内の暗い部分が見にくいと言う特徴があります。

【リア】

【リア】

 

街灯が少ない場所でヘッドライトのみでの走行時には非常に明るいのですが、他の製品と比べると砂嵐のような高感度ノイズがやや多めに発生します。

この中では「CS-91FH」が頭一つ抜けている感じですね。

【フロント】

【フロント】

 

リアカメラに関しては、街灯がまばらな場所ではこの4機種はどれも概ね同じような明るさに見えます

【リア】

暗視能力について

暗視能力については「VREC-DZ700DLC」のフロントカメラはSTARVISモデルとしてもまずまず明るめなのですが、ここで比較している3モデルはトップ3の明るさなので、これらと比べると「VREC-DZ700DLC」は少し厳しい感じです。

【フロント】

ただし、一般的なSTARVISや通常のドラレコと比べるとこれでもかなり明るい方です。

【フロント】

【フロント】

リア関しては「VREC-DZ700DLC」のみが街灯が少ない場所でブレーキを踏んでいない状態でも、ポジションの光だけでかなり明るく映っています。

【リア】

リアの暗視能力については「VREC-DZ700DLC」が単独で最高と言えそうです。

ドライブレコーダーとしての画質のまとめ

「VREC-DZ700DLC」のフロントカメラは露出(ISO感度)を上げ過ぎており、HDR補正も入れていない事から

①昼間の白飛びはまだ許せるものの、夜間の対向車のヘッドライトの光が広がり過ぎて視界が悪化

②先行車のナンバープレートにヘッドライトの光が当たり始めると、最も早い段階でナンバー読み取りが不能になる

と言う2つの大きな問題点を抱えています。

一方でリアカメラの調整については、昼間の日陰や夜間の明暗の差が激しい場所では暗い部分が見えにくくなるものの、暗視能力については単独で最高の性能となっています。

フロントカメラは視野角が広く明るいのは良いのですが、チューニングが適当で「明るくしてみました!あとは知りません」と言った乱暴さが感じられます。

リアがそこそこ良く出来ているのでこれは惜しいところですね。

※今後のファームアップデートで調整されるようであれば良いが、2020年4月までの動きを見ていると多分やらないかな…。

LED信号の見え方について

「VREC-DZ700DLC」のフレームレートは前後ともに27.5fpsですので、東日本・西日本の何れにおいてもLED信号は高速点滅して映ります。

※西日本エリアでは未テスト

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ

駐車監視の仕様と運用について

「VREC-DZ700DLC」の駐車監視の仕様は、内蔵バッテリーによる40分間の衝撃検知録画です。

通常の衝撃検知録画は衝撃後の起動&録画ですが、本機の場合には内部メモリに一定時間の録画データを保存しながら、衝撃があった場合にのみ前後20秒のデータをmicroSDカードに保存しますので、衝撃前の録画データも残ります。

※駐車監視の衝撃感度を最高にしているとドアの開閉で反応した

この駐車監視モードとは別に「セキュリティモード」が存在し、これをONにしておくと衝撃検知から3秒後に60秒間の録画を行います。

こちらは車のバッテリーを使用して待機と録画を行いますが、頻繁に衝撃が加わらない状態であればそれほどバッテリーに負荷は掛からないでしょう。

ドライブレコーダーの駐車監視用3芯直結ケーブルの接続方法のまとめ

外部電源「UPS400」を使用した駐車監視について

「VREC-DZ700DLC」の駐車監視は付属の3芯ケーブルのACC系統の入力が遮断される事で開始されますが、「UPS400/500」、またはMIGHTYCELLと以下のような接続とする事で駐車中も走行中の常時録画モードを継続させる事が出来ました。

【UPS400/500との接続方法】

【MIGHTYCELLとの接続方法】

UPS400」での録画可能時間は6時間でしたので、他のバッテリーでの駆動予測時間は以下の表の通りになります。

型番UPS300
UPS400
UPS500EN6000EN12000
容量28.8Wh115.4Wh76Wh153Wh
駆動時間5時間20時間13時間26時間
満充電180分240分50分100分

ドラレコ駐車監視用 急速充電バッテリー ikeep MIGHTYCELL「EN6000」「EN12000」

なお、駐車監視をしない場合には本体の電源ボタン長押し→「はい」を選択でシャットダウン、再起動は電源ボタンの長押しの操作が必要です。

※「UPS400/500」にはバッテリー側のスイッチもありますが、スイッチをOFFにして電源を落としたところ、駐車監視モードの設定をOFFにした状態にも関わらず、何故か内蔵バッテリーによる駐車監視モードに入ってしまいました。ACCのみをOFFにするとシャットダウンしますが、常時電源とACCの両方を落とすと強制的に駐車監視モードに入ってしまうようです。

動画ファイルの再生方法について

動画の再生については以下の4つの方法が選択可能です。

ドラレコ液晶での再生について

液晶の向きの問題で首が痛くなりますのでやめた方が良いです。

スマホアプリでの再生について

スマホアプリでの再生についてはmicroSDカード内のファイルを直接ストリーミング再生する事が出来ず、フルサイズの90MB/分のファイルをスマホに一度ダウンロードしなければなりません。

1分の動画をダウンロードするのに1分30秒掛かりましたので、普通の人ならストレスを感じるでしょう。

PC専用ビュワーでの再生について

PCの専用ビュワーはこちらの「PC汎用ビュワーでの再生については、こちらの「Driving Viewer」を使用します。

ソフトウェアの説明では②と⑥の枠でメイン・サブの同期再生が可能なような事が書かれています。

ただし、私の環境では②と⑥の片方しかアクティブにならない為、前後の同期再生は出来ませんでした。

このビュワーで可能な操作や表示は以下の通りです。

①地図への走行軌跡の表示

②速度の表示

③Gセンサーグラフの表示

④1/8~2倍速の間での再生速度調整

⑤200/400/800%の部分拡大

PC汎用ビュワーでの再生について

PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。

仕様外のmicroSDでの録画・再生状況

「VREC-DZ700DLC」は128GBまでのmicroSDカードの使用をサポートしていますが、128GBのカードを使用した際の連続常時録画時間はFHDの解像度では7時間20分となっています。

「VREC-DZ700DLC」は128GBまでのmicroSDカードの使用をサポートしていますが、以下のカードで特に問題なく使用が可能でした。

■ サンディスク200GB Class10

■ 上海問屋256GB U3

■ サムスン256GB U3

■ サムスン512GB U3

地デジへのノイズの影響について

地デジへのノイズの影響のテストは、初期型リーフの純正EVナビで行いました。

ギリギリでフルセグが映る場所での電源のON/OFFの操作で、アンテナの数に変化はありませんでした。

※地デジへの影響は車種やカーナビの種類、アンテナの位置で異なる場合があります。

ドライブレコーダーのノイズ、地デジ電波障害の対策

不具合の発生とファームアップデート

なお、「VREC-DZ700DLC」のテストを開始した当初はやたらと録画ファイルのクラッシュや再起動が発生していたのでmicroSDカードの異常と相性の問題を疑ったのですが、どうやらこれはソフトウェアのデバッグが不完全だったようで、後日ファームウェアでの修正が行われています。

■ ドライブレコーダー「VREC-DZ700DLC/VREC-DZ700DSC」をご愛用のお客様へ

こちらのファームウェアを入れる事で再起動とファイルクラッシュのバグは今のところ発生しなくなっています。

amazonの評価などを見ているとかなり基本動作系のエラーが発生しているようですが、とりあえず手元の個体ではファームアップデート後には安定した動作となっています。

※2020年4月の再テストの際にも特に問題はないように感じられた。

「VREC-DZ700DLC」の総評

「VREC-DZ700DLC」の各比較項目をまとめるとこちらの通りとなります。

2020年点数視野角ナンバー昼ナンバー夜逆光明るさ暗視
ZDR02522.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 IR Duo22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-91FH21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Duo21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR963GW21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
PDR800FR21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Plus Duo20.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW8120.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR850020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ700DLC19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW80d19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW9500dp19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02619.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRY-TW9100d19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
DR750S-2CH18.0点★★★★★★★★★★★★★★★
S117.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
46Z17.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Pro Duo17.0点★★★★★★★★★★★★★★★
GoSafe S70GS117.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR-01515.5点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74514.0点★★★★★★★★★★★
YA-67014.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74012.5点★★★★★★★★
CSD-790FHG11.5点★★★★★★★★
=2pt、=1pt、☆=0.5pt

①録画視野角:2カメラモデルとしては広めの水平128°+113°~★★★★

②昼間のナンバー認識精度:フロント・リアともにフルハイビジョンとしてはやや高い~★★★

③逆光補正:チューニング精度が低く、白飛に弱い。日陰が暗い。~★★

④夜間のナンバー認識精度:ヘッドライトの反射に非常に弱い~

⑤夜間の明るさ:フロント、リアともに非常に明るい~★★★★★

⑥暗視能力:フロントカメラの暗視能力はまずまず、リアは単独最高~★★★★

全体としては非常に高評価なのではありますが、特にフロントカメラのチューニングが乱暴で明るすぎてヘッドライトの照り返し、ヘッドライトの広がりが気になるシチュエーションがあります。

VIOFOやTHINKWAREのモデルのように、市街地では光源の絞りを効かせ、コントラスト調整で暗い部分の明るさを上げる、などのチューニングが入っていれば2カメラドライブレコーダーとしては最高評価になっていた可能性が高く、残念な結果となりました。

まぁ…これこそがドラレコメーカーのこだわりと技術の蓄積なので、現時点でのパイオニアにはそれがないと言う事でしょう。

WiFi指定でなければセルスターの「CS-91FH」の方が良さそうですし、WiFiモデルなら「PDR800FR」の方がバランスに優れています。

ユピテルの「SN-TW80d」と比べるとどっこいと言った感じですね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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