ケンウッド 2020年モデルカーナビ連動2カメラドラレコ「DRV-MN940」「DRV-MN940B」

※2020年3月1日更新~2020年エントリースタンダードグレード向けの「DRV-MN940B」が発売された為、内容を見直しました。

ケンウッドはカーナビメーカーしては初のカーナビ連動型のドライブレコーダーを開発したメーカーですが、2019年~2020年に掛けてのカーナビ側のフルモデルチェンジに合わせて、ドライブレコーダーもセパレート3ピース型の「DRV-MN940」「DRV-MN940B」に進化を遂げています。

これにより、2020年の彩速ナビでは全てのグレードで2カメラのドライブレコーダーとの連動に対応する事になりました。

「DRV-MN940」「DRV-MN940B」のスペックと特徴

「DRV-MN940」「DRV-MN940B」のスペックは以下の表の通りです。

DRV-MN940DRV-MN940B
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ケンウッド(KENWOOD)
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19.06発売20.01発売
フロント:1920×1080/27fps/HDR
リア:1920×1080/27fps/HDR
LED信号対応
録画視野角
フロンド:水平124°
リア:水平124°
microSD付属16GB/最大128GB
microSDフォーマット不要
GPSはカーナビ吸出し
偏光フィルター内蔵
駐車監視モード
衝撃検知/自動起動
専用ケーブル
付属
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

※「DRV-MN940」はカーナビ最上位グレードの900系、「DRV-MN940B」はエントリースタンダードの400/700系用のモデルです。

ケンウッドのカーナビ連動モデルは従来から「DRV-N530/R530」というモデルが存在しており、これらは前後「2304×1296」の高解像度モデルなのですが、ここ2年位のドラレコ業界のトレンドは、高解像度化よりもダイナミックレンジを広げて明るい場所でも暗い場所でも充分な視野を確保しているモデルが人気となっており、「DRV-MN940/B」もその流れに沿って前後フルハイビジョンの構成となっています。

画質の面では実際に他の製品と比較していないので何とも言えませんが、以下の公式動画を見る限りは従来のケンウッドのモデルとは特性が異なる画質の様に感じます。

ケンウッドのドライブレコーダーは、明るさを抑えて白飛びやヘッドライトの絞りを効かせているモデルが多いのですが、他社の同クラスのドラレコと比べると夜間の撮影能力の劣ると感じていました。

「DRV-MN940」の動画を見る限りは曇りの日の昼間、夕方もかなり明るく映っていますし、夜間は街灯が多い場所の動画しかありませんが、従来のモデルとはHDR補正の掛け方が異なるようで、なかなか明るいと感じます。(その分、白飛びは出るかも知れません)

見え方的には「F750/770」などのExmorなどを搭載したモデルに近い印象です。

一応…、HDR補正に関しては画像が上がっていますが、「画像はイメージです」と注釈がありますのでそこまで強い補正ではないかも知れませんね。

ドライブレコーダーのHDR補正の正体
...

デザイン的にもコンパクトで良いかも

「DRV-N530」などは見た目が昔の監視カメラのようでちょっと違和感がありましたが、「DRV-MN940/B」はマウント一体型のコンパクトタイプです。

特にリアカメラを吊り下げ型のマウントでリアガラスに設置すると、見た目がかなりよろしくありませんのが、このモデルはかなりスッキリ収まるようです。

偏光フィルターを内蔵しているという珍しいタイプ

この手のドラレコは初めてお目に掛かりましたが、「DRV-MN940/B」はダッシュボードなどの映り込み防止の対策としてイメージセンサーのすぐ先に偏光フィルターを内蔵しているんだそうです。

今までは偏光フィルターOPなどのモデルはパイオニアなどから発売されていましたが、これは珍しいタイプですね。

バーチャルルームミラーって?

「DRV-MN940/B」にはルームミラーが荷物などで隠れている時も後方を確認出来る「バーチャルルームミラー」機能を搭載していると書かれていますが、普通に後方映像を常時カーナビに出力するだけのものかと思いますが…。

この画像を見ると視野角がルームミラーと変わらないように見えますが、カメラの視野角を考えるともっと広範囲に映る筈ですので、拡大表示でもしてるんでしょうかね?

個人的にはカメラの視野角通りに映し出される、または拡縮機能があるのならばサブミラー的な使い方が出来るのでGoodですが、どうなんでしょう。

フォーマット不要機能もあります

最近は大手のメーカーで実装が増えてきたフォーマット不要機能ですが、そろそろ高価格帯のモデルには標準装備となりつつあります。

まぁ、アフターパーツのカーナビ自体がもはや年配者向けのガジェットになりつつありますし、若い方は彩速ナビの最上位モデルは買わなそうですので、これはカーナビと上手くマッチングさせた機能と言えますね。

どっちかというと敵は自動車メーカーの純正カーナビ+純正ドラレコってとこですかね。今の情勢だとそこを攻めないと厳しいと思いますし…。

microSDカードは128GBまでサポート

「DRV-MN940/B」のmicroSDカードのサポート範囲は最大で128BGBまでとなっていますが、前後フルハイビジョン/27fpsの録画モードでは9時間20分の録画データの保存が可能となっています。

駐車監視について

駐車監視についてはよくある衝撃検知による録画で、エンジンオフで自動でスリーブモードに入り、衝撃検知から1~数秒後に録画を開始するやつですね。

当たった瞬間は映らないので駐車監視向けのモデルではないです。

まとめ

以上、「DRV-MN9408/B」について予測を含めて特徴をご紹介しました。

全体的には思ったよりも好印象を受けましたが、後は実際の録画動画がどうかというところですね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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