※2018年11月8日更新~西日本でのテスト撮影を行ったところ、前後ともに0.3~5秒間隔での点滅が確認されました。

ユピテルから一般店舗向けWiFi対応2カメラドライブレコーダー「DRY-TW9100d」が発売されています。

「DRY-TW9100d」は型番的にはスーパーナイトビジョンの「SN」系統ではなく、非STARVISの「DRY」系となっていますが、リアカメラのみSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載していますので、ユピテル的には万人向けモデルとしての位置付けではないかと考えられます。

7月に指定店舗向けモデルとして「SN-TW80d」と言うモデルが発売されていますが、「DRY-TW9100d」については「SN-TW80d」のフロントカメラを非STARVISのものに変更した構成と言って良さそうです。

なお、概ねユピテルの指定店舗モデルは、購入店舗での取り付けを前提としている為、付属の電源ケーブルはシガープラグではなく直結ケーブル、一般向けモデルはシガープラグタイプのものが附属していますが、「DRY-TW9100d」については一般向けモデルではあるもののシガープラグではなく直結ケーブルが附属します。

■ 「DRY-TW9100d」取扱説明書

「DRY-TW9100d」のスペック

「DRY-TW9100d」のスペックは以下の表の通りです。

DRY-TW9100d
18.10発売
フロント:1920×1080/30fps
リア:1920×1080/30fps
全国LED信号(注
フロント:水平117°
リア:水平127°
HDR
付属16GB
最大32GB
GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃検知
タイムラプス
自動起動
専用ケーブル
OP-VMU01
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

フロントカメラに関しては「SN-TW80d」は録画視野角が水平127°の超広角でしたが、「DRY-TW9100d」は他社の広角モデルとほぼ同等の117°となっています。

「DRY-TW9100d」の最大の注目ポイント

「DRY-TW9100d」の最大の注目ポイントは、ズバリHDR補正の味付けです。

ここ2~3年の日本国内とグローバル市場でのドラレコの進化の方向性の違いで、最も目立つのがコムテックやケンウッドのモデルを中心として…と言うかほぼこの2社の特徴ですが、強烈なHDR補正を効かせてトンネル内の白潰れや夜間の先行車両へのヘッドライトを抑える画質の味付けが目立ちます。

ドライブレコーダーのグローバル市場では、HDRモデルはあるもののあくまでも景色もそこそこ綺麗に撮れる…つまりぱっと見綺麗に見える映像、のドライブレコーダーが主流です。

【一般的なHDR】

【コムテックのHDR】

【一般的なHDR】

【コムテックのHDR】

強烈なHDR補正を効かせると自然な色味が出なくなり、にじみが発生したり全体的にピンボケしたような動画になり易くなると言うデメリットが発生します。

つまり、精細感や自然な色味と強烈な白潰れ・黒潰れの防止策はトレードオフの関係にあると言う事です。

※私自身はそこまで強烈な白潰れ耐性が入っているモデルは好みではないですし、景色も綺麗に撮れるものの方が好きです。

ただし、もちろん理想としては以下の全ての条件をクリアしているドラレコがあれば良いとは考えています。

①超広角

②超高精細

③超逆光耐性

④超暗視能力

⑤超利便性

⑥超美麗

 

とは言え、今のドラレコ業界の技術ではあれもこれも「超」と言うのは難しく、何かに特化させるとその代償としてどこかが「劣」になってしまいます。

ユピテルの最近のHDRドライブレコーダーで「STARVIS」に対応していないモデルの逆光補正能力はそれほど高くなく、「STARVIS」モデルについても暗視能力と引き換えにこの部分を最も苦手としています。

逆に景色はそこそこ綺麗に撮影できる~非常に綺麗に撮影できる、と言う特徴が強いメーカーです。

私がドライブレコーダーを評価する際には、全ての項目について個別に評価し、総評という形でまとめていますが、amazonなどのレビューを見ていると、同じモデルであってもユーザーの感じ方によって★★★★★である場合、である場合があります。

特に2018年モデルのユピテルのSTAVIS対応モデルは、夜間の先行車両のナンバーにヘッドライトが当たった時に読み取れないという理由からを喰らっているケースが多いように思いますが、実際のところそのような反射の状況でナンバーが確実に読み取れるドライブレコーダーは、コムテックの一部のモデルに限ります。(95%以上のドラレコでは無理)

しかしながら、ユピテルとしての自社モデルのユーザー評価は気になるところでしょうし、少なからずユーザーサポートにこのような問題点を問い合わせる方もいらっしゃると思いますので、これを受けて改善をする方向性なのか、それとも自社のスタンスを維持して景色の撮影や明るさを優先するのか?、この辺りが最も気になるところです。

過去のモデルとHDR補正のレベルが同等であれば、他社のモデルと比較した場合の絶対的な優位性は無くなりますね。

逆にこれらがコムテック並みに上昇しているなら、リアカメラがSTARVIS対応である事から2カメラドラレコとしては最も万人向けで数が売れるモデルになるでしょう。

セット内容とデザイン

今回はユピテルさんには連絡せず、勝手にサンプル購入しました(笑)。

「DRY-TW9100d」のセット内容については以下の通りとなります。

①フロントカメラ

②リアカメラ

③カメラ接続ケーブル(6m強でかなり太め~デジタルのものは太い傾向がある)

④ヒューズ直結ケーブル

⑤16GBのmicroSDカード

⑥両面テープ

 

フロントカメラ・リアカメラともに見ての通り円筒型で非常にコンパクトです。

以下、左から同社の「SN-SV70c」、「SN-SV40c」、「DRY-TW9100d」フロント、「DRY-TW9100d」リアと並べてみましたが、どれも少しずつ長さや直径が異なります。

フロントカメラの運転席側からの向かって正面には、SDカードのフォーマットボタン、WiFi接続ボタン、駐車監視ボタンが搭載されています。

運転席から見て左側面にはminiUSBタイプの電源ポート、miniUSBタイプのリアカメラ接続ポートが配置され、右側はマニュアル録画ボタン、microSDカードスロットが搭載されています。

カメラの接続ケーブルは、フロント側はL字、リア側がストレートタイプになります。

なお、マウントの可動範囲は360°ですが、画像の上下の反転はしませんので、車外向けに設置した物を車内に向けるにはマウントごと再設置する必要があります。

コムテックの2カメラモデル「ZDR-015」と比較すると、フロントカメラ筐体は随分コンパクトになっていると感じます。(まぁ、液晶がないですから当然ですが)

WiFiアプリの使い方とインターフェイス

WiFiアプリを使用する手順は以下の通りです。

アプリはこちらからダウンロードして下さい。

■ 「DRY-TW9100d」PCビュワー・スマホアプリ

使い方の手順は以下の通りです。

①「DRY-TW9100d」のWiFiボタンを押す

②スマホのWiFi設定で「DRY-TW9100d」を選択(YP-●●●)

③接続が確立したら、アプリを立ち上げると以下の初期画面になります。

 

なお、デフォルトの設定ではリアカメラの解像度が1280×720になっている為、前後フルハイビジョンに変更した方が良いでしょう。

選択できる解像度は以下の通りです。

①FHD/30fps+FHD/30fps

②FHD/30fps+FHD/15fps

③FHD/30fps+HD/30ps

④FHD/30fps+HD/15fps

⑤HD/30fps+HD/30fps

⑥HD/15fps+HD/15fps

 

アプリの使用方法はそれほど複雑ではなく、メーカーページに操作方法の記載があります。

 

各アイコンの機能は以下の通りです。

① 写真をスマートフォンに記録

② 走行速度を表示

③ 接続可能なカメラ一覧画面へ移動~他にユピテルのWiFi対応ドラレコがある時に使います。

④ リアカメラ映像表示~ライブビューではフロントカメラが大ウィンドウ、リアカメラが小ウィンドウに表示され、表示の切り替えは出来ません。

⑤ フロントカメラ映像表示~表示の切り替えは出来ません。(スマホを横にするとこんな感じ)

⑥ アルバム画面に移動~アルバム画面とはスマホ内の画像・動画、ドラレコ内の画像・動画を再生する画面です。

⑦ 映像記録の開始/停止

⑧ 設定画面に移動~設定画面では以下の項目が表示されます。

⑨ 現在位置をマップ表示

 

録画データに関してはスマホでのストリーミング再生、スマホへのダウンロードが可能です。

ストリーミング再生でも読み込みが間に合わず、時々止まる事があります。

WiFiアプリの問題点

「DRY-TW9100d」はスマホと接続すると、自動的に録画状態が解除されます。

WiFi接続状態でも録画アイコンを押せば録画状態にはなりますが、設定の変更だけを行った場合にはWiFiの接続が切れるまで録画はされません。

つまり、設定を変更した後は必ずWiFiの接続を切らなければ録画は自動では開始されないという事です。

設定変更後にWiFiの接続を切るにはWiFiボタンを5秒間長押しする操作が必要になり、この操作をしないと5分程度で自動でWiFiが切断されるものの、その5分間は録画がされない状態が続きます。

※他社のWiFiモデルはアプリを強制終了させたり、スマホでWiFi接続をオフにすれば自動でドラレコ側もWiFiモードを終了しますが、「DRY-TW9100d」の場合手動でWiFiボタンを5秒間長押ししなければ5分間はWiFiモードが継続し、その間は録画アイコンを押しておかなければ録画されない状態になります。

※駐車監視の際に感度をいじる必要があるモデルなので、諸々の手順がかなり大きい負担になるかと…。

「DRY-TW9100d」の取り付けについての注意点

「DRY-TW9100d」は一般店舗向けモデルですが、何故か付属のケーブルがシガープラグではなく、ヒューズ直結ケーブルとなっています。

駐車監視を行わない場合には赤のケーブルをACC系統のヒューズ電源、黒をボティアースに落とします。

駐車監視を行うのであれば、別売のマルチバッテリー「OP-MB4000」、またはタイマーユニット「OP-VMU01」とキボシ接続します。

なお、マルチバッテリー「OP-MB4000」を使用しても、GPSデータを活用して自動で登録ポイントでの監視をキャンセルする機能は「DRY-TW9100d」では使えませんので、ちょっと割高になります。

 

カメラ接続ケーブルの長さは6m強ですので、ミニバンだと下を這わせた場合1m位長さが不足します。(上を這わせれば全然足りますが、サイドエアバッグ等がある車だと結構取り付けが面倒かも知れません)

コムテックやセルスターは7~8mとしているのでこれは今後延長した方が良いのではないか?と感じる部分です。

フロントカメラはもちろんミラー裏には余裕で隠せる大きさです。(色々付いてるので隠してませんが)

リアカメラも他社のモデルと比べるとやや省スペース性に優れていますね。

「DRY-TW9100d」の録画視野角と画質について

「DRY-TW9100d」の画質については、ドライブレコーダーを取り扱っているメーカーとしては国内大手の以下の2カメラモデルと比較を行いました。

①KENWOOD「DRV-MR740」(前後FHD)

②COMTEC「ZDR-015」 (前後FHD)

③セルスター「CSD-790FHG」(フロントのみFHD STARVIS、リアはHD)

 

比較の前に先に単体動画を上げておきます。

録画視野角について

録画視野角についてはメーカースペック表ではフロント水平117°、リア水平127°ですが、フロントリアともに水平100°のケンウッド「DRV-MR740」と比較しました。

フロントに関してがメーカースペック通りのおよそ水平117°。

リアについてもスペック表通り水平127°程度でした。

精細感とナンバー認識精度について

「DRY-TW9100d」のイメージセンサーの型番は公開されていませんが、動画を見る限りおそらくフロント・リアともにSONYのExmorで、フロントはIMX323・リアはIMX291辺りではないかと思います。

※フロントのIMX323はAUKEYの「DR02D」のフロントカメラに近い調整が入っている感じです。

録画視野角は前後ともに広い為、ナンバー認識の面では不利になりますが、録画視野角なりの精細感は出ている印象です。(「DRV-MR740」はフルハイビジョンとしては精細感はかなり高めのモデル)

【フロント】

【リア】

リアは録画視野角が更に広がるので水平100°の「DRV-MR740」と比べるとかなり差が出ますが、それでも「ZDR-015」よりはクッキリ映っています。(「ZDR-015」はリアカメラはFHDですが、アナログ接続なのでやや滲みます)

白潰れ耐性について

白潰れ耐性については「DRY-TW9100d」の最も気になっていたポイントですが、このモデルは思っていたのと少しコンセプトが違っていて、フロントはSTARVISではないものの、個人的に非STARVISモデルとしては常用域で夜間が最も明るく映るAUKEYの「DR02D」のフロントカメラの特性を参考にしているのではないか?と感じました。

まぁ、この部分は夜間の動画を見ないとピンと来ないかと思うのですが、「DR02D」は明るさと引き換えrに白潰れ耐性を犠牲にしているモデルなのですが、「DRY-TW9100d」はそこから少しバランスをとって、白潰れ耐性を強化している味付けとなっています。

【フロント】

フロントの白潰れ耐性は概ね標準クラスかと思います。

①「ZDR-015」~2カメラモデルとしては最強

②「DRV-MR740」~まずまず強い方

③「DRY-TW9100d」~概ね標準

④「CSD-790FHG」~HDRだがSTARVISモデルなので弱め

 

リアについては「DRY-TW9100d」はSTARVISですし、「DRV-MR740」以外はほとんどリアの白潰れ対策自体重要視していないようなモデルなので、そこそこ白つぶれが出ます。

【リア】

夜間の明るさとナンバー認識について

夜間の明るさについては、「DRY-TW9100d」のフロントカメラはSTARVISではないので、それほど期待していませんでしたが、ある程度以上の明るい場所ではかなり明るく映るように調整されています。

因みにフロントSTARVISの「CSD-790FHG」は、白潰れ対策で明るい場所では少し明るさを抑えているモデルです。

【フロント】

一定以上の明るさの場面では「DRY-TW9100d」が最も全体の視認性のバランスが良いと感じます。

最近のドラレコの画質に関わるハードウェアとソフトウェアのトレンドは、①非STRAVISのIMX323を明るさ特化調整したパターン、②STARVIS対応のIMX291の白潰れを抑える為に明るさを抑えたパターン、の2つの流れになっています。

まぁ、個人的には多少の白潰れは容認してIMX291の明るさ特化が好きですけどね。(笑)

街灯が少ない場所でもヘッドライトが点灯している限り、他のモデルよりも明るく映りますね。

流石に真っ暗に近づくと、比べてはならないレベルにSTARVISが有利になりますが…。

この見え方も含めて、まさにAUKEYの「DR02D」のフロントカメラです。

ただし、録画視野角は広いですし白潰れ耐性もそこそこあるので、「DRY-TW9100d」の方が成熟された感はあります。

IMX323の最終進化版と言うところでしょうか?(…と言いつつIMX323であるとは限りませんが)

リアカメラに関しては「SN-SV70c」と比べると、若干明るさを絞っているような感じはしますが、明るい場所~暗い場所の全てにおいて非STARVISモデルを上回る明るさであると感じました。

同じSTARVISでもセイワの「PDR800FR」など、暗所で更に明るいものもありますが、「DRY-TW9100d」のリアカメラは平均的なSTARVISモデルの明るさかと思います。

 

夜間のナンバー反射については、STARVISモデルでなくても、明るめに調整してあるドラレコは基本全滅です。

この辺りのバランス調整はコムテックが最も巧いと感じますね。

 

後続車両のナンバーについては、ヘッドライトが点灯していても距離が近ければ読み取りは可能です。

「DRY-TW9100d」と他の3モデルの画質面の特徴をまとめると以下の通りになります。

①ユピテル「DRY-TW9100d」~フロント・リアともに明るさが一定上の場所では最も明るいが、フロントは非STARVISではないので、暗所だと普通のドラレコ+αの明るさ、白潰れ耐性はそれなりにある。ただし、ヘッライトが反射するナンバーの読み取りは苦手

②「DRV-MR740」~フロント・リアともにハードウェア的には明るく撮影できる筈だが、敢えて白潰れ耐性を上げる目的で暗めの調整が入っており、明るい場所・暗い場所ともに明るさ特化モデルよりも暗い。白潰れ耐性はそれなりにある。ただし、ヘッライトが反射するナンバーの読み取りに強いとも言えないので良く言えばバランス型だが、中途半端とも言える。

③「CSD-790FHG」~フロントについてはSTARVIS対応センサーを搭載している為、暗所での視界の確保が得意だが、ヘッドライトが点灯してる状態だと視認性は「DRY-TW9100d」に劣る。また、精細感と白潰れ耐性が低く、いずれのシーンにおいてもナンバー認識は苦手。(STARVISモデルの中ではやや暗めに調整されている)

④コムテック「ZDR-015」~ヘッドライトが点灯してる状態ではそれなりに明るくはあるものの、明るさ特化モデルには劣る。精細感は高くないものの白潰れ耐性に優れており、反射にも強い。リアカメラはあまり良いところがない。

 

…という形なので、暗所での駐車監視を目的としないのであれば、録画視野角が最も広く、ヘッドライト点灯時の明るさがこの中でNo.1である「DRY-TW9100d」が総合評価はNo.1となります。

ただ、このモデルは液晶なしのWiFiモデルの為、操作系が少し面倒になると言うデメリットもあるにはあります。

フレームレートと西日本LED信号の見え方

「DRY-TW9100d」は30fpsですが、動画のコマ割りを見る限り西日本LED信号では同期しなそうです…たぶん。

実際に西日本エリアでテストを行ったところ、前後ともに0.3~5秒程度の間隔で点滅して映りました。

因みに同じ30fpsモデルでも「SN-TW80d」「SN-SV40c」「SN-SV70c」ではガッツリ同期が確認でされましたので、早急にファームウェアでの修正を行うべきと強く感じます。…とユピテルさんにはお伝えしています。

地デジのノイズ干渉について

地デジのノイズ干渉については、ギリギリフルセグが映る場所で駆動しても映像に変化は見られませんでした。

地デジへのノイズ干渉については、カーナビや車種、アンテナの位置により程度が異なります。

駐車監視の仕様と運用について

「DRY-TW9100d」の駐車監視モードは1秒1コマのタイムラプスモードになります。

駐車監視には、別売のマルチバッテリー「OP-MB4000」、またはタイマーユニット「OP-VMU01」が必要になり、12時間までの監視が可能です。

なお、駐車監視モード中には衝撃検知によるイベント録画の設定のオン・オフがありますが、走行中と同じ感度だとほとんどのケースで反応しないと思いますので、駐車監視中にもイベントロックしたい場合にはGセンサーの感度の調整が必要になります。

Gセンサー感度については0.1G刻みでXYZ軸個別に設定が可能です。(0.5~4.0Gまで0.1G刻みで調整)

WiFiでしか操作出来ないのでこれはちょっと面倒かもしれません。

最高感度の0.5Gの設定では普通の強さでドアを閉めても反応する時、しない時があり、強めに閉めると反応すると言う感じでしたので、軽く当てられた程度では反応するかどうか分かりません。

 

駐車監視の運用の流れは以下の通りとなります。

①エンジンオフ

②WiFiボタンを押す

③スマホでWiFi接続の確立

④アプリでGセンサー感度変更(より敏感に)

⑤WiFiボタンを長押し(5秒)して、WiFi接続を切る

⑥「P」ボタンを長押してタイムラプスによる駐車監視に入る

⑦復帰の際には「P」ボタンを長押し、常時録画に戻す(駐車中の衝撃録画のアナウンスはなし)

⑧WiFiボタンを押す

⑨スマホでWiFi接続の確立

⑩アプリでGセンサー感度変更(走行時用に)

⑪WiFiボタンを長押し(5秒)して、WiFi接続を切る

 

その都度感度変更をするのはかなり面倒ですね。

自宅駐車場などで駐車監視をしない場合には本体から電源ケーブルを抜いて電源をオフにします。(再始動の際はケーブルを挿す)

因みに電源ケーブルは、位置的に運転席側から見てリアカメラ接続ケーブルの裏にある為、かなり抜きにくいです。

 

「OP-VMU01」のスイッチをオフにしても電源は落ちますが、これもあんまり操作感は良くないですね。

なお、駐車監視で撮影した動画については、以下のように30倍速になります。(どっちかと言うと当て逃げよりも、長時間のイタズラ監視に向いている特性かも知れません)

 

タイムラプスの駐車監視モードを使わず、衝撃感度の変更もしないのであれば、「OP-MB4000」「OP-VMU01」を使用している限りエンジンをオフにしても常時録画を継続します。

外部電源「UPS300」を使用しての駐車監視

本来であれば、別売のマルチバッテリー「OP-MB4000」を使用してテストをしたかったのですが、色々いじくりまわしている最中に軽くショートさせたらしく、現在使用不能になっているので汎用のドラレコ駐車監視電源である「UPS300」を使用したテストを行いました。

駐車監視モードでの連続録画時間は11時間程度でしたので、2カメラモデルとしては省電力性に優れていると言えますね。

ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー 「UPS300」が便利過ぎて泣けた

「UPS300」との接続はバックアップポートにエーモンのシガープラグ「1539」または前面スイッチ化したい場合には「1538」を挿し込み、+-を「DRY-TW9100d」の電源ケーブルを接続します。

「UPS300」と組み合わせて使用した場合には、スイッチで電源のオン・オフが可能になります。

モバイルバッテリーでの駆動については、時々電圧の変動で再起動する場合があるのでおすすめしません。(ユピテルのminiUSBタイプのモデル全般的に)

専用PCビュワーについて

専用ビュワーについては他の同社のモデルに使用するものと共通のTypeEとなっており、このビュワー自体が「SN-TW80d」や「DRY-TW9100d」の発売に合わせて2カメラ対応となりました。

最近のドラレコビュワーとしての機能面ではイマイチで、早送りや拡大などの操作は不可、1コマごとのコマ送りのみ可能となります。

ただ、前後のウィンドウともにサイズの変更は自在ですので、操作性や動画の視認性はなかなか良いですね。

気になる点としては、フロント動画のサイズをいじくったりすると、リアの再生がしばらく止まり、動き出した時に今まで止まっていた分が一気に早送りとなる点が挙げられますが、これはPCの問題なのかビュワーの仕様なのかは不明です。

PC自体は10年位前に自作したものですが、4コアのCore i 7 930、グラボはGTX1060、メモリは24GB積んでいるので、これでスペックが不足と言われても困りますが(笑)

また、右側のファイル一覧のファイル名が小さすぎて極めて見にくいとも感じました。

録画のファイル形式について

録画ファイルの形式は拡張子がMOV、コーデックはH.264、前後61秒のファイルが生成され、1秒は前の動画とのダブりになります。(前後別ファイル)

こちらの環境でWin7→10にアップデートしたPCで、メディアプレイヤー12での再生が可能でした。

仕様外のmicroSDカードでの録画状況

仕様外のmicroSDカードは以下の128~200GBのもので1時間の録画・再生に問題は見られませんでした。

 

録画時間については前後FHD/30fpsの場合には、16GBで70分となりますので、32GBで140分、64GBで280分、128GBで560分が目安となります。

「DRY-TW9100d」の総評

実は「DRY-TW9100d」のテスト前には非STARVISのフロントカメラの明るさがイマイチだろう…と、勝手に予測していたのですが、これは良い意味で期待を裏切られました。

フロントカメラの味付けがもともと私が非STARVISモデルの中で、夜間の明るさについて最も高く評価していたAUKEY「DR02D」のフロントカメラの調整を成熟させたような感じでしたので、夜間特化型2カメラモデルと表現しても問題ない出来となっています。

正直、明るさを落として白潰れ耐性を上げてくると予測していたのですが、「コムテックの二番煎じはやらない」と言う意思表示でしょうか?(笑)

駐車監視の面ではフロントがSTARVISではないですし、運用面でもイマイチ不便な為、本気で駐車監視をしようと言う方向けではないような気もしますが(直結ケーブルではなく、シガープラグを付属させた方が良いのでは?)、録画視野角も広いですし、常用域では夜間もトップクラスの明るさと言っても良いくらいなので、駐車監視をしないと言うユーザーには最もおすすめ出来る2カメラドラレコの一つとなりそうです。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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