ドライブレコーダーの耐用年数・寿命ってどれくらい?

※2021年12月30日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

ドライブレコーダーを購入する際に気になるのが、性能や機能だけでなく価格と寿命・耐用年数とを考えあわせた全体のコストパフォーマンスの高さかと思います。

これについては個体の不具合もありますし、私自身は同一の製品を連続で長い期間使用し続けている訳ではないので感覚的な部分もありますが、メーカー側は概ね1~3年と考えているようです。

ドライブレコーダーの耐用年数・寿命は1年から3年

いきなり答えを言ってしまいましたが、これはドライブレコーダーの使い方によって大きく変化するであろう部分です。

タクシー会社などでドライバーがひっきりなしに交代で運転する車に装着した場合などは、事実上24時間駆動しっ放しの状態になりますので、寿命は短くなりがちです。

このようなハードな使い方をした場合には、法人向けモデルを中心に展開している有名な日本のメーカーのモデルでも、1年ちょいで不具合が出始める事があります。(これは事実確認しています)

逆に個人利用で車にほとんど乗らない人の場合には、想像以上に寿命が延びる事も考えられるでしょう。

※法人向けの製品だけを展開しているメーカーの場合、ハードウェアの能力の半分くらいまでしか使わないように、画質を落としている製品も多く、このような製品は寿命が長くなりがちです。

なお、ドライブレコーダーのを含む電子製品には保証期間が設定されていますが、概ね海外生産であれば1~2年、国産モデルに関しては3年となっている事が多いです。

これは製品の販売価格にも反映され易い部分ですが、3年保証を行うモデルは似たようなスペックの製品よりも価格が高くなりがちです。(3年保証はそれだけメーカー側のリスクも大きくなるという事)

2021~2022年の最新情勢では、ほぼ100%国内組み立てのセルスターは3年保証、国内・海外工場併用のコムテック・ユピテルのスタンダードグレード以上は3年保証ケンウッド・パイオニア・アルパイン・パナソニックは海外生産で1年保証となっています。

中国のメーカーでもドラレコを専門的に扱っている規模が大きいメーカーでは、1年半保証を謳っているところもあり、ドラレコの保証期間は伸びる傾向が見られます。

日本の大手メーカーでも1年保証を貫いているところは、自社で品質を向上させるノウハウを持っていないメーカーと言えるでしょう。

コムテック・ユピテル・セルスターの3社はドラレコ専門メーカー、ケンウッド・パイオニア・アルパインはカーエレクトロニクスの何でも屋、パナソニックは電気製品の何でも屋です。

この辺りのメーカーとしての成り立ちが、最近のドラレコの保証期間の長さに反映されていると見られます。

そもそもドライブレコーダーはなぜ壊れるのか?

これはドライブレコーダーだけではなく電子製品全般に言える事ですが、その製品のうち最も消耗度が高く、弱いパーツから壊れていきます。

一概にどことは言えませんが、基本的にはどんな電子製品であっても内部的には消耗パーツの組み合わせとなっていますので、いつかは必ず壊れます。

例えばドライブレコーダーであれば、最も良く働いてくれそうなmicroSDカードへの書き込み部分の部品であったり、電気を貯めておくキャパシタであったりするのかと思います。

また、こう言った電子部品は熱に弱いという特性も持っており、本体保護の為に一定以上の温度になると自動的に電源が落ちるものも多いです。

ただし、このような保護機能が頻繁に働いていてはドラレコとして使いものになりませんし、かといって高温下での駆動は各部品に負担が掛かりますので、寿命を縮める要因になります。

車やパソコンなどでも同様ですが、エンジンやCPUがハイスペックになればなるほど、熱が発生し易かったり、その他のパーツに掛かる負荷も高まりますので、ハイスペックなドライブレコダーは壊れやすいです…というのは嘘で、壊れにくくする為に余裕を持ったパーツ構成を採用する事で価格が高くなっています。

日本製なら壊れにくい?

「中国製のドライブレコーダーが壊れやすい」というのは100%正確な表現ではありませんが、中国製のドライブレコーダーの中には極端に壊れやすい物が存在するのは確かです。

品質がしっかりしているものもあれば、粗悪なものも存在する玉石混淆の状態かとは思います。

その上、最近はamaoznで中国業者が中国から遠隔で直販を行うケースが多い為、サポート面でもブランドや業者間の差が大きくなっているように見受けられます。

 

一方で「日本製のドライブレコーダーが高性能である」とも一概には言えませんが、「品質的に安定している」のは間違いないでしょう。

何故なら、日本製のドライブレコーダーはコムテックやセルスター、ユピテルなどの比較的規模の大きいメーカーしか生産していないからです。(これらのメーカーの全ての製品が日本製という訳ではない)

もっとも日本の工場で組み立てると日本製を謳える事になりますし、個々のパーツ自体は日本製ではありませんので、組み付けの最終工程だけ日本でやれば「日本製」を謳う事は可能なのですが、ドライブレコーダーメーカーでそんなインチキ手法を使っているメーカは多分ありません。(…と思ってましたが、一部には存在しているようです)

2022年以降は3年保証を選びたい

2021年末の時点で、ドラレコ専門メーカーとしての特性が強いコムテック・ユピテル・セルスターの3社の製品では、3年保証のものが中心となっています。

この3社はドラレコ黎明期と言われる2014~2015年以前から、レーダー探知機と並ぶマニア向けの車載アイテムとしてドライブレコーダーを展開して来ました。

なので、古くから台湾・韓国などのドラレコの企画・生産地とのパイプを持っており、これらの工場を使ってドラレコを生産するノウハウを2014~2015の時点で持っていた筈です、

一方で、ドラレコが注目され始めてから市場に参入した、ケンウッド・パイオニア・アルパイン・パナソニックなどのカーナビメーカーは、カーナビに代わる売り上げを確保する為にドラレコ市場に参入したという背景があり、コムテック・ユピテル・セルスターの3社と比べると海外メーカーの企画と海外工場を使ってのドラレコ生産のノウハウに乏しい様に感じられます。

ケンウッドのドラレコに故障が多く、パイオニアやアルパインの製品にもリコール対象の製品が目立つものその為でしょう。

「信頼の世界ブランド」に値しないケンウッドのドラレコ事業
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日本メーカーのドラレコの品質・サポートが良いと断言は出来ないという話
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このような背景から、私は2022年以降は3年保証がベースとなっているコムテック・ユピテル・セルスターの3社の製品を強くおすすめします。

コメント

  1. 古いおっさん より:

    1−3年とは思いの外短いのだなと驚いています。
    張り切って高額製品選ばないで安価な製品をまわすくらいがいいんですかね。とはいえ、決定的瞬間の記録に使いますから変なもの選びたくない。定期的に録画を観て、正常である事を確認することも大事そうですね。

    • ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      古いおっさん様
      保証期間は利益を考慮してかなり慎重に決められているみたいです。
      メーカーも出来れば全部3年としたいところですが、出来ない理由があるという事ですね(笑)

  2. combat armor より:

    Omi様 こんにちは。

    combat armorです。そろそろ最新の機種で4カメ体制に車を変えようかと以前コメント欄でご相談させていただいたガーミンを検討してたのですが車を変えるかもしれないので思いとどまっているところです。さて現在の車にはフロントカメラにコムテックの「HDR-351H」を使っていて、とりあえず熱的に厳しいと思いボディにヒートシンクを付けエアコンの冷風が本体に当たるよう導風板も付けております。今年の10月で取付から4年を経過しましたが特にトラブルも無く稼働しています。せめて5年は余裕でもって欲しいですよね。

    • ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      combat armor様
      最近の3年保証の機種は3年キッチリで壊れるって事はないと思うので4~5年位は行けるんじゃないですかね。
      中華ドラレコとの分かり易い差別化ポイントですよね。

  3. ドラレコマニア より:

    こんばんは。

    そもそもドラレコの必需性が世間で高まったのは例のM容疑者の案件からでしょうが、その案件からは「車内撮影」も含めたドラレコの多「機能」性を多くの人が望んでいたことが事実です。

    以来、世間の要望するものは上記を含め「駐車監視」であったりしますが、結局土台となる「耐久性」という機能(?)は多くの世人(ハードをあまり解さない)にとって当たり前のことなんですよね。ただ、1ユーザーとして鑑みると確かにそうではあります。

    要は「機能」と「耐久性」の両方を本来は望みたいところなのに、メーカー側はコスパ・販売率向上のために「機能」優先で製作・販売しているってところなんでしょうか。そうしないとアマゾン等の通販で売れませんしね。

    実際にキャパシタやCMOS等の集積回路に耐久性を求めると、このご時世高くなってしまうのも理解できます。

    なんとも難しい2律相反なんでしょうね。

    それでもある程度の金額を出して、高耐久・高機能のドラレコを手に入れたいですねー!

    • ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣 管理人Omi より:

      ドラレコマニア様
      最終的にはビジネスモデルの問題になるのかと思いますが、保証期間と性能を上げて行くと販売価格も高くなりますよね。
      ドラレコが5万円とかになるなら、月間1000円などのサブスクみたいなサービスで契約中は本体が壊れたら無償で新品交換のような形態もアリかも知れないですね。
      似たような事を保険会社がクラウドモデルでやってますけど、ドラレコ機能が粗悪過ぎますね(笑)

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