日本製と日本メーカー製のスマートミラー型ドラレコのまとめ

※2022年1月10日更新:最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

後付けのスマートミラー(デジタルインナーミラー)は4年位前に中国メーカーのAUTOVOX製品がamazonでデビューしたのを皮切りに、続々と後発の中国メーカー・商社が市場に参入、オートバックスやイエローハットでも中国製の製品が販売されて久しいですが、日本のメーカーの製品は、価格や品質面で折り合いがつかなかったのか、ユーザーからの要望が多かったにも関わらず発売されていませんでした。

ところが2021年に入ってこの流れが一気に変わり、2022年の1月時点ではケンウッド・セルスター・コムテック・アルパインの4社の製品が既に発売済みとなっており、LaBoon!!では既にこのうち3社の製品をレビューを実施しています。

そこでこの記事では、ケンウッド・セルスター・コムテック・アルパインのスマートミラーについてそれぞれの特徴を解説します。

ケンウッドのミラー貼り付けタイプ「DRV-EM3700」「DRV-EM4700」

ケンウッドの「DRV-EM3700」「DRV-EM4700」はミラー筐体の右側にフロントカメラのレンズを装備する10型、12型液晶の兄弟モデルです。

ミラー液晶のサイズの以外の面では共通仕様となった製品で、これまでに散々販売されて来た中華企画の流用製品と見られ、中国製の保証期間は1年です。

一般の方は、日本メーカーのドライブレコーダーは日本メーカーによる企画・設計・開発・生産である為に性能・品質に優れているとお考えかも知れませんが、それはほとんど誤りです。

ドライブレコーダーは海外(韓国や台湾など)で先に普及していますので、ケンウッドやコムテック、セルスターなどの「ザ・日本メーカー」の製品ですら、海外メーカーによるOEM企画と呼べるものが多いと言うのが実情です。

この「DRV-EM3700」「DRV-EM4700」については、おそらく既に日本での販売実績がある工場や商社が絡んでいるものと見られ、大雑把な仕様的には従来の中華メーカーの製品と変わりません。

故障を防ぐ為に、現状中国が持っている最先端の技術を使わずにスペックを落とした安全重視の特性かと思われますが、それゆえに画質は悪いです。

価格は中華メーカーの製品の3倍程度になりますのが、それでも品質やサポートが良ければ納得できる部分もあるものの、私がテストした個体はなんと1日でリアカメラの映像を受け付けなくなると言う故障に見舞われています。

実機レビュー「DRV-EM4700」「DRV-EM3700」の評価 これが日本を代表するメーカーの実力だ!
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これはほとんど初期不良に近い故障ですが、送料はこちら持ちで修理に出す事になりました。

既存のスマートミラーの工場に入って行って、「ケンウッドらしく、ココとココの仕様を変えてちょ!、簡単でしょ!」とやった上で、デバッグ不足が重なりこのような結果になったと考えられます。

価格が高い・品質が悪い・画質も悪い・サポートも悪い、そして保証期間が一年しかない、と最悪な製品です。

この製品は2021年の買ってはいけないドラレコアワードNo.1になりそうです。

「信頼の世界ブランド」に値しないケンウッドのドラレコ事業
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日本製3年保証が心強いセルスター「CS-1000SM」「DM-10」

セルスターから販売されているスマートミラー「CS-1000SM」「DM-10」の2機種は付属するmicroSDカードの容量で差別化された販売店違いの製品です。

統計的なデータを持っている訳ではありませんが、スマートミラーは通常のドラレコに比べると発熱し易い構造になっている為、故障のリスクも高くなる可能性があります。

中国メーカーのスマートミラーは1万円台前半から2万円台前半が主力となっているのに対して、日本メーカー製はその2~3倍の価格帯となっている事から、故障した時のリスクも非常に大きいものになります。

その点、セルスターのスマートミラーは日本の工場で組み立てを行った事による、安心の3年保証が最大の魅力となっています。

おそらく企画・設計・開発は韓国系のメーカーかと思いますが、韓国系のドラレコメーカーって凄く品質重視で保守的なんです。

少し前に韓国メーカーの話を聞いたところ、スマートミラー型が通常のドラレコと比べると熱を持ちやすく、ガチガチに3年保証とかをやると相当価格を上げないと割に合わないから作りたくないと言ってました。

 

「CS-1000SM」「DM-10」の2機種は純正のルームミラーに貼り付けるタイプではありますが、機能面では3社の中で最も充実しており、ミラーディスプレイに映し出される映像の拡大・縮小表示が可能となっています。

スマートミラーは純正ルームミラーと比べると視野角が非常に広く、広範囲の状況が把握できる点が魅力ではあるものの、その反面距離感が掴みにくくなると言うデメリットもありますので、この製品の映像の拡大・縮小機能は非常に実用性の高い差別化機能であると言えます。

※映像の拡大・縮小機能はMAXWIN「MDR-A001」でも実装

ただし、機能や画質面ではタッチパネル操作に対応していない、画面が暗い、ヘッドライドの白飛びに弱いなどの問題点も目立ちます。

とは言え、日本メーカーによる日本製の3年保証である点と機能面での優位性を考慮した場合、この4社の中では視野角重視であれば最もおすすめなのがセルスターの製品になります。

実機レビュー セルスター「CS-1000SM」日本メーカースマートミラーの評価
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3年保証で画質は良いが視野角が広すぎるコムテック「ZDR038」

コムテックはドラレコ国内シェアNo.1の人気メーカーですが、韓国メーカーの「EMT OMEGA」によるOEM品を中心に展開しており、2022年1月現在で販売されているミラー貼り付けタイプの前後セパレートカメラスマートミラーである「ZDR038」もおそらくこのメーカーのOEM品の様に見受けられます。(韓国製)

コムテックのドライブレコーダーの中でも、この「EMT OMEGA」によるOEM品と見られる製品群は強いHDR補正による逆光補正に優れた製品が多く、「ZDR038」も同様の特性となっている事から、ケンウッドやセルスターの製品と比べると後続車両のヘッドライトの防眩能力が高い上、夜間の明るさもそれほど低くないレベルとなっている事から、この3社の中では最もおすすめし易い製品となっています。

ただし、一般的なスマートミラーの視野角が水平100~120°であるのに対して、「ZDR038」では水平138°と規格外の広さとなっている事から、広範囲の状況の認識の面では有利であるものの、後続車との距離感が極端に掴みにくくなると言うデメリットもあります。

実機レビュー「ZDR038」コムテックのスマートミラー型ドラレコの評価
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純正交換式で車両との一体感重視のアルパイン

アルパインのスマートミラーは車種専用の純正ミラー交換式で、こちらの車種専用となっています。(中国製だと思います)

■ 車種専用取付けキット

デザイン的にはスマートミラーとしては珍しい逆台形型で、車種専用の取り付けアームやリアカメラカバーが用意されています。

見た感じではMAXWINの「MDR-C003系」などを生産している工場の製品に近いです。

※アルパインのOEM生産をしている、中国の工場の子会社の製品は過去にレビューした事がありますが、親会社がどこであるかは分かりません。(悪い工場でななさそう)

スマートミラーとしての機能的な部分では特にこれと言った特徴は見当たりませんが、この製品は発売直後から大規模な不具合が発生しており、一旦販売中止となっています。

■ 2021年4月28日|デジタルミラー交換対応、再出荷時期のご案内

こちらもケンウッドと同様に既存のスマートミラーの工場に入って行って、「アルパインらしく、ココとココの仕様を変えてちょ!、簡単でしょ!」とやった上で、デバッグ不足が重なりこのような結果になったと考えられます。

アルパイン「DMR-M01R」日本の大手メーカーから初のスマートミラー発売
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工場提案モデルの仕様やファームウェアをいじくると、結構な確率で不具合発生しますのでそんなに簡単ではありません。

だからほとんどの中華メーカーは出来るだけコストを掛けないで済むように、工場提案モデルをロゴだけ変えて売っている訳です。

※AUTOVOXやAKEEYOなどは独自企画が多いですが

まとめ

以上、日本のメーカー製の3社スマートミラーの特徴について解説しました。

今のところ日本メーカーの製品であれば、ケンウッドは外して考えた方が良いでしょう。

距離感重視ならセルスター、画質ならコムテック、純正ミラー交換式ならアルパインだと思います。

まだ付けてないの?後付けスマートミラー型ドラレコのまとめ
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コメント

  1. プラドマン より:

    こんにちは!
    プラド150系後期にスマートルームミラー型ドラレコをつけたいと思っています。
    MDR-E001を検討中ですが、電波干渉が気になっています。
    また、最近MDR-C 005が発売され、そちらが付けれるならミラー交換で付けることも考えてます。
    プラドに付けるならコレがおススメ!ってありますか?

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      プラドマン様
      MDR-E001はこちらでは未検証なのですが、ノイズが強いとの報告がありますね。
      今手元にこちらの製品が届いたところですので、ひょっとするとこっちの方が良いかも知れません。月末までにはレビューアップ出来ると思います。
      https://car-accessory-news.com/ya-350/

  2. ゆう より:

    MDR-A001Bの動作が不安定になりZDR038に付け替えました。
    地デジのノイズが明らかに減ったこと、死角になりやすい斜め後ろの車の動向は見えて便利なのは良かったのですが、確かに距離感は少し掴みづらい感はあります。
    またGPS測位によるあやふやな速度表示がオフに出来ないこと(正確な時計はオフにできるのに)、カメラの形状的都合からレンズをガラスに密着させられないためヒーター線がめちゃくちゃ映り込むなど改善の余地は多い印象です。
    MDR-A001Bの後継機種が出たら検討してみたいところです。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      ゆう様
      MAXWINさん自体がMDR-A001Bに対しての現時点の評価をしていないと思うので、次はないような気がします。
      MDR-A001Bの拡縮の企画も私が提案したものですし、OEM工場からの進化版の提案もなさそうな雰囲気ですね。

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