こんにちは!Omiです。
先日、日本の中堅クラス以上のメーカーとしては初のスマートミラー「DMR-M01R」がアルパインから発表されていますが、東京オートサロンでセルスターからも2021年発売予定の「CS-1000SM」と言うスマートミラーが発表されました。
ここまでに市場に流通しているスマートミラーは中国企画の製品が大半ですが、セルスターは韓国系のメーカーと連携してドラレコを開発しており、今回発表されている「CS-1000SM」についてもカメラ部が従来機と似た規格である為に韓国系の生産背景の製品であると見受けられます。
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「CS-1000SM」の特徴
「CS-1000SM」の情報は今のところこちらの画像しかありません(笑)
正式発表前の未確定情報である可能性はありますが、この画像から読み取れるのは以下のポイントです。
・室内リアカメラがセットがベースで、フロントカメラはOP対応(GDO-38)
・イメージセンサーはIMX307
・録画解像度はフルハイビジョン
・駐車監視OPあり
・フォーマット不要機能をサポート
9.35型の液晶サイズについて
スマートミラー市場では12型が主流になっており、10型についてもベゼルが存在しない全面液晶ですので、このベゼルの幅が大きい9.35型は過去の遺物になっていますが、中国に出回っているパーツ類を使わずに一からコストを考えて生産しようとするとこう言う感じになるのでしょう。
ミラー筐体のサイズだけを見ると12型相当になるでしょうか?
9.35型の液晶サイズだけを考えると必要最小限と言ったところです。
明るさは充分だと思うが、ヘッドライトの防眩をどう処理しているか?
セルスターのSTARVIS機は過去に何台かテストしていますが、夜間の明るさは充分と感じるものが多いので気になるのはスマートミラー特有の課題であるヘッドライトの防眩能力の水準です。
2019年後半以降はHDR補正によって、この様に後続車のヘッドライトの絞りを強くした製品が主流です。
過去のセルスターの製品は明るさでは定評があるものの、HDR補正による強烈な絞りが入った製品は見当たらず、むしろこの分野では同じく韓国系の生産背景を持つコムテックが先行している印象です。
コムテックのスマートミラーなら大体予測がつくのですが、セルスターが明るさと防眩のバランスをどの様に処理してくるかが注目ポイントになりそうですね。
オマケ
最近の日本と中国企業の関係と見ていると、以前は…と言っても10年以上前ですけど、日本のメーカーの製品の劣化コピーを作るのが中国系のメーカーだったものが、最近では中国系のメーカーの製品の劣化コピーとは言いませんが、性能を落として品質を安定させようとした製品を作るのが日本のメーカーの動きになっていますね。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)

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