アクションカメラをドライブレコーダーとして使うのはアリか?

※2024年1月27日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

「アクションカメラをドライブレコーダーとして使うのはアリか?」と言ったご質問を定期的に頂くのですが、結論としては私は一部の用途を除いて、アクションカメラをドライブレコーダーとして使う事はおすすめしません。

アクションカメラをドラレコとして使用する事をおすすめしない理由

アクションカメラをドラレコとして使用する事をおすすめしない理由は大きく分けると次の2つです。

・高温時の安定性に不安がある

・ドラレコとして必要な機能がない

高温時の安定性に不安がある

そもそもアクションカメラとドラレコは、使われ方に以下のような違いがあります。

アクションカメラは比較的短時間で屋外において動きながら撮影される事多く、ドラレコは車のフロントガラスに固定した状態で長時間の撮影を行う、という違いがあります。

つまり…

・アクションカメラは長時間の動作の安定性はそれほど求められず、駆動時間が短く熱も滞留しにくい
・ドラレコは長時間の安定性が求められる上、駆動時間が長く熱がこもり易い上、車内で最も気温が高い位置に固定される

と言う事です。

このような理由から、普通のアクションカメラをドラレコとして長時間使用すると、高熱でシャットダウンする可能性があります。

ドラレコとして必要な機能がない

アクションカメラをドラレコ代わりに使用する場合に、利便性の観点から問題となるのは以下のポイントです。

・事故の際のファイルロック機能がない

・西日本エリアではLED信号が同期して消える

事故の際のファイルロック機能がない

ドライブレコーダーは、ほぼ全ての機種でGセンサーに衝撃検知によるファイルロックを行います。

これは事故あった後にカードを抜き忘れ、ファイルが上書されてしまう事を防止する為の機能になりますが、アクションカメラにはこの機能がありません。

まあ、「問題の走行シーンがあった際にカードの抜き忘れなんて事はしないよ」という方には許容出来るかも知れませんね。

西日本エリアではLED信号が同期して消える

アクションカメラの撮影フレームレートは30fps/60fpsなど、30の倍数になります。

このフレームレートで西日本エリアのLED信号を撮影した場合、以下の動画のように数秒間消灯して映る可能性が大きくなります。

一部のドラレコはアクションカメラと同様に上の動画の様に信号が消えて映る事がありますが、ユピテル以外の日本のメーカーのドラレコは、以下の様にフレームレートが調整されており、西日本エリアでもLED信号はチカチカと高速点滅して映ります。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ
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景色撮影を目的に車載するのは超アリだと思います

ここまではアクションカメラにドラレコの実用面を期待した際に考えられる問題点並べていますが、趣味的に車載動画を撮影したい場合、景色についてはGoProなどのハイエンドなアクションカメラの方が断然綺麗に映せます。

 

実機レビューと評価 GoPro HERO12で車載動画を比較
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まとめ

アクションカメラをドラレコ代わりに使うというのは滅多に乗らない車の場合ならまだ良いですが、日常的に使用する車にはドライブレコーダーを付けた方が色々幸せになれるでしょう。

ただし、景色を綺麗に撮影したい場合にはハイエンドのアクションカメラの方がドラレコよりも景色は綺麗に撮影出来ます。

この辺りは目的に合わせて考えて行きましょう!

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