アクションカメラとドライブレコーダーは根っこは全く同じガジェットだった…、と言うのは正しくもあり間違いでもあります。

実は世界に流通しているドライブレコーダーのうち、生産地が中国であるものはアクションカメラと同系統の技術で5VのUSB電源で駆動します。

アクションカメラの場合には車載固定で使用する事が前提ではないので、バッテリーやその他の充電器との連携を考慮して5Vになっており、元は同じような技術が使われていますので「アクションカメラとドラレコなんて似たようなもんだ」と言うのはあながち間違いとも言えません。

ただし、韓国系のドライブレコーダーはアクションカメラとは全く異なるところから発生したものですし、日本で大きなシェアを占めているコムテックなどはこちらの技術系統のドラレコを販売していますので、「アクションカメラとドラレコなんて似たようなもんだ」と乱暴に言いきれない部分もあります。

アクションカメラはドライブレコーダーとして使える?

そこで本題ですが、もともと似たようなガジェットであるアクションカメラはドライブレコーダーとして使えないのでしょうか?

答えは「一応使えます」、となりますが長時間の使用には注意が必要です。

その他にも様々なデメリットが存在しますし、私は原則としてアクションカメラをドラレコとして使用する事はおすすめしません。

アクションカメラをドラレコとして使用する事をおすすめしない理由

アクションカメラをドラレコとして使用する事をおすすめしない理由は大きく分けると次の2つです。

①高温時の安定性に不安がある

②利便性が圧倒的に落ちる

高温時の安定性に不安がある

そもそもアクションカメラとドラレコの使われ方の違いですが、アクションカメラは比較的短時間で屋外において動きながら撮影、ドラレコは長時間の撮影をフロントガラスで固定しつつ、と言う違いがあります。

①アクションカメラは長時間の安定性はそれほど求められず、駆動時間が短く熱も滞留しにくい

②ドラレコは長時間の安定性が求められる上、駆動時間が長く熱がこもり易い上、車内で最も気温が高い位置に固定される

このような理由から普通のアクションカメラをドラレコとして長時間使用すると、熱でシャットダウンする可能性があります。

利便性が圧倒的に落ちる

アクションカメラをドラレコ代わりに使用する場合に利便性の観点から問題となるのは以下のポイントです。

①事故の際のファイルロック機能がない

②とにかく脱着が面倒

③西日本エリアではLED信号が同期して消える

事故の際のファイルロック機能がない

ドライブレコーダーは、ほぼ全ての機種でGセンサーに衝撃検知によるファイルロックを行います。

これは事故あった後にカードを抜き忘れ、ファイルが上書されてしまう事を防止する為の機能になりますが、アクションカメラにはこの機能がありません。

まあ、「問題の走行シーンがあった際にカードの抜き忘れなんて事はしないよ」と言う方には許容出来るかも知れませんね。

とにかく脱着が面倒

おそらくアクションカメラをドラレコとして使用してみようかと考えている方は、使わなくなったアクションカメラで代用するのではなく、兼用で考えているかと思います。

この場合にはカメラのフロントガラスへの脱着が結構面倒だったりします…。

まぁ、この辺りは頻度の問題なので、車に乗る回数も人によって異なりますし、月に1回程度ならOKであるとか、週に1回ならOKなど、個々に許容レベルが異なる事でしょう。

私の場合には頻度が低くても面倒なのは嫌ですし、アクションカメラで代用できる程度のドラレコ性能であれば1万円でお釣りが来ますので、ドラレコは別に買います。

西日本エリアではLED信号が同期して消える

アクションカメラの撮影フレームレートは30fps/60fpsなど、30の倍数になります。

このフレームレートで西日本エリアのLED信号を撮影した場合、以下の動画のように数秒間消灯して映る可能性が大きくなります。

一部のドラレコはアクションカメラと同様に上の動画の様に信号が消えて映る事がありますが、ユピテル以外の日本のメーカーのドラレコは、以下の様にフレームレートが調整されており、西日本エリアでもLED信号はチカチカと高速点滅して映ります。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ

景色撮影を目的に車載するのは超アリだと思います

ここまではアクションカメラにドラレコの実用面を期待した際に考えられる問題点並べていますが、趣味的に車載動画を撮影したい場合には、景色についてはアクションカメラの方が綺麗に映せる可能性があります。(モノによりけりだが)

最近のアクションカメラは1万円以下のモデルでも強烈な手振れ補正や「2560×1440/60fps」での撮影など、景色撮影能力ではドライブレコーダーを上回るものが多くなっています。

※以下、1万円以下のアクションカメラ TENKER「EX7000Pro」で撮影した動画

TENKER WiFi対応アクションカメラ「EX7000 PRO」のレビュー、評価

「2560×1440/60fps」の撮影が可能なハイエンドドラレコもありますが、アクションカメラと比べると価格は倍くらいになります。

ナンバー読み取り能力抜群!VANTRUE リアル4Kドライブレコーダー「X4」のレビュー、評価

まとめ

アクションカメラをドラレコ代わりに使うと言うのは滅多に乗らない車の場合ならまだ良いですが、日常的に使用する車にはドライブレコーダーを付けた方が色々幸せになれるでしょう。

ただし、景色を綺麗に撮影したい場合には同じお金を出せばアクションカメラの方がドラレコよりも景色は綺麗に撮影出来ます。

この辺りは目的に合わせて考えて行きましょう!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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