「N2X」VANTRUEの60fps録画対応の一体化2カメラドラレコ

★10%OFF割引コード: VTN2X777
開始日 2024/09/13 00:00 JST
終了日 2025/02/28 23:59 JST
Amazon販売リンク: https://bit.ly/3YyOqAK

こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

駐車監視向けの多カメラドライブレコーダーが人気のVANTRUEから、筐体前後にカメラを搭載した一体化2カメラモデル「N2X」が発売予定との情報を頂きました。

この製品は型番的には「N2S」の後継に当たりますが、筐体デザインやイメージセンサーなどのハードウェア構成の面では「N5」の2カメラバージョンに近いものとなっています。

私自身は事故や当て逃げの際に全方位の状況を記録したい派ですので、3カメラ以上の構成を複数の車で採用していますが、車によってはフロントがシングル、リアに一体化2カメラ、またはフロントに一体化2カメラ、リアにシングルの構成になっています。

このような考え方から、「N2X」単独の使用は個人的にはおすすめせず、他のシングル、または一体化2カメラモデルとの併用をおすすめします。

因みにこの製品は55fpsの録画フレームレートをサポートしていますので、車載限定のアクションカム的な使い方も出来そうです。

「N2X」のスペックと特徴

「N2X」のスペックは以下の表の通りです。

N2X
24.0?発売
フロント:2560×1440/27.5fps
2560x1440/55fps
インナー:1920×1080/27.5fps
LED信号対応不明
レンズ視野角
対角158°/160°
microSD付属なし/最大512GB
GPSはマウント内蔵
駐車監視モード
衝撃検知/自動起動
動体検知/自動起動
タイムラプス/自動起動
専用ケーブルはOP
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

基本的には「N5」のフロント筐体に55fps撮影モードを追加したような仕様です。

フロントカメラのイメージセンサーは「N5」と同じく、SONYのSTARVIS 2対応のIMX675である事から、 画質面ではそっくりそのまま「N5」と同じである可能性があります。

セット内容とデザイン

今回はVANTRUEの提供サンプルにて実機テストを行いました。

セット内容は以下の通りとなります。

・フロント筐体(2カメラ)
・GPSマウント
・Type Cシガー電源ケーブル
・PC通信用Type Cケーブル
・取扱説明書
・ドラレコステッカー×2
・両面テープ
・取付部材

フロントカメラ筐体

フロントカメラ筐体のデザインは「N5」とよく似たものですが、若干幅が狭くなっています。

液晶はドラレコとしてはアスペクト4:3に近い長方形の2.0型程度

筐体の下側面には4つの操作ボタン

電源・イベント録画ボタンは正面左側

microSDカードスロットとPC接続用のTypC電源端子

車載用電源端子はGPS内蔵のマウント横に配置されてます。

電源ケーブル

電源ケーブルはType Cシガープラグタイプとなりますが、

駐車監視の運用には別途専用の常時電源ケーブルが必要です。

VANTRUEからタイマ―機能付きの降圧ケーブル発売
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OPの偏光フィルター

こちらはOPの偏光フィルターです。

偏光フィルターではダッシュボードの映り込みが効果的に抑えられていますので、合わせて購入をおすすめします。(以下「N5」での効果検証)

インターフェイスについて

電源ONから録画開始までの起動時間は13秒程度と、ドライブレコーダーとしてはやや遅めです。

メニューツリーは従来のVANTRUEドラレコと同系統ですので、使い勝手は悪くありません。

ただし、本機はWiFi対応機種ですので、操作系はWiFiアプリを使った方が良いでしょう。

WiFiアプリについて

WiFiアプリについてはこちらからダウンロードが可能です。

■VANTRUE DASHCAM APP

本機では、本体側からの操作の他に、「WiFiを開く」「WiFiを閉じる」の音声コマンドでWiFiポートの制御が可能となっています。

WiFiメニューでは本体のメニュー項目が全て網羅されており、使い勝手は非常に良いと感じました。

今回は5GHz帯での接続を行いましたが、WiFiアプリでの動画のストリーミング再生は、カクツキなどは見られず、ストレスなく視聴する事が出来ました。

スマホへの動画のダウンロードも、他社製品と比べると速い方でした。(2.5K/27.5fps/5分の動画で65秒くらい)

ダウンロード動画には地図にGPS情報が反映されますが、一旦画面をこちらに戻してアルバムを選択して再生しなければ地図が出て来ません。

音声操作について

また、本機ではこちらの9つの音声操作にも対応しています。

・WiFiを開く:WiFiポート開放
・WiFiを閉じるWiFiポート閉鎖
・写真を撮る:静止画撮影
・ビデオスタート:録画開始
・音声オン:録音開始
・音声オフ:録音中止
・スクリーンオン:ディスプレイON
・スクリーンオフ:ディスプレイOFF
・ビデオをロック:イベント録画

WiFiポートの開放が音声コマンドに追加された事で、この手の製品としては扱いやすくなっています。

車内への取付けについて

今回は「N5」との画質比較の為にボクスターに「N4X」の取り付けを行いました。(仮り取付けなので、脱落防止用のフィルムは使用していません)

このタイプはインナーカメラのレンズがディスプレイ横に付いていますので、ミラー裏には隠せません。

一般的ドライブレコーダーの取り付け手順はこちらの記事で解説しています。

【保存版】自分で前後2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法について解説
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ドライブレコーダーとしての画質について

画質についてはVANTRUEの「N5」と映像を比較しました。

比較ポイントはこちらの通りです。

・録画視野角
・逆光補正能力
・ナンバー認識精度
・夜間の明るさ

なお、「N」シリーズのビュワーは明るさ調整に対応していますので、夜間の映像は明るさを調整したものと合わせて比較しています。

録画視野角について

「N4X」の録画視野角は、以下の通りでした。

【前】

【中】

フロントカメラは「N5」よりもやや狭め、インナーカメラは同等です。

逆光補正能力について

逆光補正についてはよく見比べなければ「N5」との違いには気が付きませんが…

【前】

【中】

「N2X」の方がより強度の高いHDR補正が掛かっており、白飛び・黒潰れがよく抑えられています。

「N5」は4カメラですが「N2X」は2カメラの為、ハードウェアへの負荷がより小さくなる事から、内部ソフトウェアでの補正処理を強化したものと考えられます。

ナンバー読み取り精度について

ナンバー認識精度については、「N5」と同様に2.5Kなりの高レベルなものでした。

また、夜間のヘッドライトが反射したナンバー認識は、強度の高いHDR補正が入った「N2X」の方が効果的に白飛びを抑えられています。

夜間の明るさについて

夜間の映像については、素の動画の他にVANTRUE VIEWERで再生したものをキャプチャリングして比較しました。

市街地での明るさなドライブレコーダーとしては、ほぼ最上位のクラスとなっています。(VANTRUE VIEWERによる、補正ありきの話)

対「N5」では、ヘッドライトが点灯している状態では「N5」よりも明るく、ヘッドライトを消した状態での暗視能力は「N5」未満でした。

※インナーカメラのHDR補正は「N5」よりも優秀

【前】

【中】

【前】

【中】

【前】

【中】

景色の撮影について

今回は55fpsモードでVIOFOの「A139」と景色撮影の状況を比較しました。

「A139」よりも「N2X」の方が精細感が高く、映像がクリアな印象を受けます。

彩度の面では「A139」の方がややアクションカム的な色味ですが、この辺りは好みが分かれるところでしょうし、明るさ・彩度は編集ソフトである程度調整が可能です。

景色撮影モデルとしてもなかなか良い感じだと思います。(明るさの調整が段付きになるのが残念)

フレームレートとLED信号の映り方について

「N2X」のフレームレートは27.5fpsとなっていますので、日本全国でLED信号が高速点滅して映るでしょう。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ
...

駐車監視について

駐車監視については、今後別記事にて解説予定です。

PCでの動画の再生について

PCでの動画の再生については以下の2つの方法をテストしました。

・専用ビュワーでの再生
・汎用ビュワーでの再生

専用ビュワーでの再生について

PCの専用ビュワーは以下のページからダウンロード可能です。

■「N2X」専用ビュワー

こちらのビュワーはElementシリーズ・Nシリーズで共通ですが、明るさ調整機能が実装されています。

※Google Mapが開発者向けのライセンスになっている気がします。

その他の機能的には以下のようにドラレコのビュワーとしてはスタンダードなものでした。

・2カメラの同期再生~〇
・映像の拡大縮小~×
・地図への走行軌跡の表示~〇
・速度の表示~〇
・方位計の表示~×
・Gセンサーグラフの表示~〇
・再生速度調整~〇
・明るさの調整~〇

汎用ビュワーでの再生について

汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されている「フォト」「映画&テレビ」での再生も可能でした。

microSDでの録画時間について

microSDカードは最大で512GBまでがサポートされていますが、手持ちのこちらの512GBカードでは1時間以上の録画と再生に異常は見られませんでした。

※データサイズが4K相当なので4K対応のU3規格でないとエラーが出る可能性があります

録画データのおよそのサイズは、それぞれ以下の通りとなります。

・27.5fpsの常時録画:11.4GB/H
・15fpsのタイムラプス:5.7GB/H
・10fpsのタイムラプス:3.8GB/H
・5fpsのタイムラプス:1.9GB/H
・1fpsのタイムラプス:0.4GB/H

※データーサイズはファームアップデートごとに変更される事もあり得ます。

 地デジへのノイズの影響について

「N2X」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。

ラジオへのノイズの影響も確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事がありますので結果は参考程度に捉えて下さい。

ドライブレコーダーのノイズ対策と、ノイズが少ないであろうドライブレコーダー
...

「N2X」の総評

最後に「N2X」の総評です。

画質面では従来の一体型2カメラモデルと比べると、ダイナミックレンジの広さの面で大きな工場が見られており、一体型2カメラモデル限定であれば他社製品でこの画質を超えるものは今のところないと考えられます。

ただし、一体型2カメラと言う構造上、セパレート型の2カメラと比べると後方の状況録画が弱いと言う問題点もあり、基本的には他の製品との組み合わせが好ましいと感じます。

また、インナーカメラの視野角がそれほど広くない為、個人的にはリアガラスへの取付けが最も適した運用の方法とも感じます。

熱対策なども考慮すると、「N5」よりも「N2X」×2の構成の方が好ましくも思えます。

私自身は現在余っている「S2」をエボ10のリアガラスに取り付けていますが、これを「N2X」に換装しようと考えています。

VANTRUE製品のレビューは無償で請け負っています

最後にLaBoon!!に掲載されているVANTRUEやコムテック製品のレビュー記事に対して、

このようなコメントを頂く事があるのですが…

コムテックからいくら貰っているのか知りませんが、他社の製品への評価コメントにいちいち誰もがマイナス点と感じる修飾語を付けて表現するのはフェアでは無いと思います。

LaBoon!!はコムテックから掲載依頼も頂いた事はなく、金銭どころかサンプルすら提供を受けた事はありません。

一方でVANTRUE製品は毎回レビュー依頼を頂いており、サンプルは提供を受けていますがレビューの報酬として金銭は受け取った事は一度もありません。(頼めば貰えると思いますが、どうせ大した額ではないでしょうし、面倒なので良いやって感じでここまで来ています)

私は他社製品の広告代理業も請け負っている為に確実に言えますが、ある程度以上のチャンネル登録者のあるカー用品系のYouTubeチャンネルではレビューはサンプルを提供した上で5万~15万程度の報酬を受け取っています。

レビュー動画の作成は機材の調達にコストも掛かりますし、時間や手間も掛かります。

従って案件として請け負うのであれば、普通はある程度利益が出る程度の報酬が必要です。

また、LaBoon!!のレビューではベンチマークとする製品と画質を客観的に比較していますので、その時の気分やメーカーからの圧力で評価が変わる事もありません。(依頼を受けて良くない比較結果が出た製品は、レビューそのものを見送っています)

LaBoon!!でVANTURE製品をおすすめしているのは、単純に自分の好みの製品であり、他社製品と比較してもほとんど穴がないからです。

★10%OFF割引コード: VTN2X777
開始日 2024/09/13 00:00 JST
終了日 2025/02/28 23:59 JST
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