ドラレコのカレンダー機能、日付、時間、その他の設定がリセットされて飛んでしまう場合の対処法

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

ドライブレコーダーにはカレンダー機能や、その他の設定を保持する仕組みがありますが、まれにこれらの機能が上手く動作せずに、ドラレコを起動する度に初期設定をやり直さなければならない、という不具合に見舞われる事があります。

結論を先に言ってしまうと、特定の機種を除いてはこれらの不具合は製品の故障なので、メーカーに修理を依頼するしかありません。

なぜ設定が飛んでしまうのか?

ドラレコの設定は内蔵されている次のいずれかの電源によって保持されています。

・リチウムイオン電池
・スーパーキャパシタ
・ボタン電池

このうち、ボタン電池に関してはドラレコ登場当初から希少種であり、かつてはリチウムイオン電池が主流でしたが、リチウムイオン電池は高温に晒される車内環境での管理が難しく、膨張や発火事故が相次いだ事から、最近では安全性を考慮してコンデンサに蓄電するタイプのスーパーキャパシタが主流となっています。

コムテック・セルスター~この2社は従来からキャパシタ、ユピテル・ケンウッド・パイオニアはリチウム主体でしたが、2021年10月時点での現行機種では、いずれもほぼキャパシタ化が完了しています。

従ってドラレコの設定が飛んでしまう原因は、このキャパシタ部分の不具合であると特定され、こうなってしまうとメーカーに修理を依頼するしか対処法はありません。

例外的に内蔵電源を持たない機種もある

こちらは例外中の例外ですが、カレンダーや各種設定を保持する為の内蔵電源を持たない機種もあります。

私が知り限りでは、MAXWINのスマートミラーの一部の機種、具体的には「MDR-A001」がそれに該当しますが、この機種は車の常時電源から常に微電力を貰う事で設定を維持しています。

この機種の場合には内蔵電源がありませんので、車両の常時電源に接続したケーブルが接触不良を起こすと設定が飛んでしまいます。

なお、ドラレコの基本設定がシガーケーブルタイプの製品は、ほぼ100%キャパシタやリチウムイオン電池を搭載していますので、このような機種で設定が飛んでしまうのは接触の問題ではなく、キャパシタやリチウムイオン電池の問題です。

そのようなケースでは迷わずドラレコメーカーに修理を依頼して下さい。

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