最近は2カメラドライブレコーダーの人気が上昇しており、駐車監視についても2カメラモデルで対応される方が増えているようです。

2カメラドライブレコーダーは操作系をフロントに集中できるなどのメリットもありますが、同グレードの単体モデル×2の構成よりも価格が高くなりがちで、DIYでの取り付けのハードルが上昇する事なども考えられます。

また、既にフロントにはドライブレコーダーが装着されていて、追加でリアにもドライブレコーダーを設置したい場合などは、2カメラモデルよりも追加で単体モデルをリアガラスに設置する方法がトータルコス的に安くなる事もあります。

ただし、特にリアカメラでも駐車監視を行いたい場合については、駐車監視の出入りなどの運用面でかなり面倒な操作が必要になるケースも考えられますので、この記事ではリアの単体ドライブレコーダーで駐車監視を行う際に必要になる操作と運用面を各メーカーごとに説明し、ちょっとした工夫で運用が楽になる方法についてもご紹介します。

コムテックのドライブレコーダーをリアに設置する場合

コムテックの以下の現行主要モデルについては、全て「HDROP-09」「HDROP-14」の何れかの駐車監視用ケーブルを使用し、駐車監視を行います。

①「HDR-751G」またはその派生型番~「HDROP-14」

②「HDR-851G」~「HDROP-14」

③「HDR-360G」~「HDROP-14」

④「ZDR-022/024」~「HDROP-09」

 

「HDROP-09」「HDROP-14」の違いはドラレコ側のプラグ形状の差で、車両側はどちらも①赤、②黄、③黒の3芯構造となります。

通常の接続手順だと、①赤をエンジンのON/OFFに連動するACC系統のヒューズ、②黄色を常時通電している常時系統のヒューズ、③黒を車両のアースに落とします。

コムテックのこれらのモデルはワンタイム駐車モードが存在している為、駐車監視の設定がOFFになっている状態からでも、ボタンの長押し等の操作で一時的に駐車監視モードを起動させる事が可能ですが、これがフロントならまだしも、リアになるとちと面倒な事になります。

この問題を解決する為には以下の2つの方法が考えられます。

①市販のスイッチで手元でドラレコの電源を管理する

②ユピテルの駐車監視ケーブル「OP-VMU01」を使用して手元でドラレコの駐車監視の出入りを管理する

市販のスイッチで手元でドラレコの電源を管理する

まず、市販のスイッチを選ぶ際の注意点ですがコムテックのドライブレコーダーは消費電力が大きいものが多く、以下のようなボタン式のスイッチだと許容電力をオーバーしてしまう可能性があります。

従ってスイッチは以下のような埋め込みタイプを使用した方が無難です。

接続方法については以下の通りです。

①常時電源ケーブルの赤線は通常通りACC系統のヒューズに接続

②常時電源ケーブルの黄線をスイッチの電装品側に接続

③スイッチの電源入力側を車の常時電源ヒューズに接続

 

ドライブレコーダーの電源の出入りは①赤線ではなく、②黄色の常時線で管理されています。

従ってこの方法でスイッチを使用した場合の運用方法は以下の通りとなります。

①ドライブレコーダーの駐車監視設定は常にON

②走行時のスイッチも常にON

③出先で駐車監視をする場合には操作不要

④家の駐車場ではスイッチをOFFにする

⑤次に出かける時はスイッチをONにする

 

この方法は帰宅時と出発時のスイッチのON/OFFの操作が必須になりますが、フロントのドラレコも合わせてスイッチに接続してしまえば、スイッチだけで前後のドラレコの電源の管理が可能になります。

ユピテルの駐車監視ケーブル「OP-VMU01」を使用する

ユピテルの「OP-VMU01」はユピテルのドラレコ専用の駐車監視ケーブルですが、ドラレコ側への出力コネクタの形状が12V/24Vのギボシタイプとなっている為、他のメーカーのドラレコにも幅広く使用が可能です。

「OP-VMU01」にはスイッチが付いていますが、このスイッチはエンジンOFF時(車両から本機にACCから給電されていない状態)でのドラレコ側への給電を管理します。

少し分かりにくいですが…

①エンジンONの時にはスイッチのON/OFFに関わらずドラレコに給電

②エンジンOFFの時にはスイッチがONの時だけドラレコに給電

 

と言った挙動になります。

ドラレコ側のケーブル+-の2芯ですので、ユピテルのドラレコとの接続時には以下のような接続方法となります。

ユピテルのドライブレコーダーはエンジンオフ後に①動体検知やタイムラプスモードなどへの切り替えを手動で行うもの、または②走行時の録画状態を継続するものがほとんどですので、「OP-VMU01」のスイッチがONの状態では常にドラレコに電源が供給されている状態となります。

これをコムテックのドライブレコーダーに流用する場合には、「HDROP-014」などのケーブルと「OP-VMU01」の2つが必要になり、以下のような接続方法となります。

要はドラレコの駆動電力を担う黄色の常時線とアースは常時給電の「OP-VMU01」に、駐車監視の出入りの判断を担う赤のACC線はACC系統のヒューズに接続する事で、「OP-VMU01」のスイッチがONの状態であればエンジンOFFで駐車監視に入ると言う仕組みです。

「OP-VMU01」のスイッチをOFFにした状態であればドラレコの電源が落ちます。

従って運用の手順は以下の通りとなります。

◆外出時は100%駐車監視をする場合

①家を出る時に「OP-VMU01」のスイッチをONにする

②家に帰ったら「OP-VMU01」のスイッチをOFFにする

 

◆外出時は時々駐車監視をする場合

①駐車監視をする時だけ「OP-VMU01」のスイッチをONにする

②駐車監視が終わったら「OP-VMU01」のスイッチをOFFにする

 

なお、「OP-VMU01」のデメリットとしては電力の大きさの問題でコムテックのドラレコは2台駆動させられない為、完全にリアのみでの運用となる点が挙げられます。

試しに「HDR-751G」1台のみでの接続では問題ありませんでしたが、「HDR360G」を追加で接続すると「OP-VMU01」のインジケーターが点滅し再起動を繰り返すようになりました。

また、「OP-VMU01」は最大12時間までの連続給電しか出来ませんので、12時間を超えるような駐車監視には使用できません。

「OP-VMU01」の仕様の詳細については以下の記事を参照して下さい。

ユピテル駐車監視ユニット「OP-VMU01」の使い方

分かりにくいコムテックの駐車監視について機種別に解説

ユピテルのドライブレコーダーをリアに設置する場合

フロントにユピテルのドライブレコーダーを設置している場合には、リアにもユピテルのモデルを設置した方が運用面が楽になります。

こちらでテストした限りでは「OP-VMU01」はユピテルのモデルであれば2台通電させても動作が不安定にはなりませんでしたので、既に「OP-VMU01」を使用しているのであれば、そこにリアの配線も割り込ませるのが最も簡単な接続方法になるでしょう。

なお、フロントについては手動切替の動体検知モデルでも構いませんが、リアについては動体検知への切り替えがしんどいと思いますので、常時録画の継続をおすすめします。

運用面に関しては以下の通りとなります。

◆外出時は100%駐車監視をする場合

①家を出る時に「OP-VMU01」のスイッチをONにする

②家に帰ったら「OP-VMU01」のスイッチをOFFにする

 

◆外出時は時々駐車監視をする場合

①駐車監視をする時だけ「OP-VMU01」のスイッチをONにする

②駐車監視が終わったら「OP-VMU01」のスイッチをOFFにする

 

ユピテルのドライブレコーダーの駐車監視モデルをまとめて解説!!

リアのドライブレコーダーで楽に駐車監視を行う方法

以上、フロント・リアに個別のドライブレコーダーを設置し、リアでも駐車監視を行う上で運用面で楽になる方法についてご紹介しました。

他社や個別のモデルに関しては、コメント欄でご質問頂ければ分かる範囲でお答えします。

なお、ついでにスイッチ付きの駐車監視用のバッテリーを使用し、車のバッテリーの負担を減らしつつスイッチ操作が可能になる方法もありますので、興味のある方には以下の記事もおすすめです。

ドライブレコーダー駐車監視用バッテリー 「UPS300」の使い方

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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