実機レビューと評価 GoPro HERO12で車載動画を比較

※2023年10月11日更新:実機レビューを終了しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家でLaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

年次で新製品がリリースされているGoProですが、9月に2023年向けの新製品であるHERO12が発売されています。

最近は以下の動画のようにGoProやOSMO ACTIONなどのハイエンドアクションカメラを使用してツーリング動画などを撮影していますので

既にHERO12は入手済みなのですが、主に車載用途に絞ってHERO11との比較を実施します。

GoPro HERO12のスペックと特徴

GoPro HERO12のスペックは以下の表の通りです。

HERO12HERO11Action4
センサーサイズ1/1.9型1/1.9型1/1.3型
レンズ視野角未確認未確認対角155°
録画解像度5.3K/60fps5.3K/60fps-
4K/120fps/60fps4K/120fps/60fps4K/120fps/100fps/60fps
2.7K/240fps/120fps/60fps2.7K/240fps/120fps/60fps2.7K/120fps/100fps/60fps
1080P/240fps/120fps/60fps1080P/240fps/120fps/60fps1080P/240fps/200fps/120fps/60fps
HDR5.3K/30fps 4K/60fps--
最大ビットレート120Mbps120Mbps130Mbps
バッテリー容量1720mAh1720mAh1770 mAh

イメージセンサーやレンズ、SoCなどのハードウェアの基幹部分にはHERO11からの変更はないようですが、ソフトウェア部分で新たにHDRモードが追加されています。

※HDRモードは5.3K/30fps 4K/60fpsのみで使用可能

また、GPS受信機能を外すなどの変更により、省電力性が向上しており、HERO11とバッテリースペックは同様にも関わらず、以下の録画時間となっています。

HERO11対比では、15%程度の省電力性を達成しているようです。

車載で使用する分には充電しながらの録画が可能ですが、省電力化した事で発熱量も減る可能性がありますので、従来よりも安定した長時間の録画が可能になる可能性がありますね。

デザインとセット内容

「HERO12」のセット内容はこちらの通りです。

・カメラ本体
・マウントアタッチメント
・バッテリー
・Type Cケーブル
・取扱説明書

マウント、アタッチメント類は最小限しか入っていませんので、必要に応じて買い足しましょう。

カメラ本体

カメラ本体はHERO12とほぼ同じデザインですが、ボディに飛び散り柄が入っています。

 

アタッチメント類

製品に付属しているのは、ヘルメット用の一式のみです。

選択可能な録画モード

選択が可能な主な録画モードはこのようになっています。

解像度視野角MAXフレームレートアスペクト比16:910ビットMAXビットレート
5.3KHyperView30fps
120Mbps
5.3KSuperView60fps120Mbps
4KHyperView60fps120Mbps
4KSuperView120fps
×120Mbps
2.7K広角240fps×120Mbps
1080P広角240fps×120Mbps

視野角は何段階かで調整する事が出来ますが、一番広いのが「HyperView」、その次に広いのが「SuperView」となっています。

なお、本機からはHDRモードがサポートされていますが、HDRモードでは以下の解像度・フレームレートの組み合わせしか選択出来ません。

・5.3K/30fps以下/SuperView以下
・4K/60fps以下/広角以下
・4L/30fps以下/HyperView

※HERO11では2.7K以下でも「SuperView」を選択出来ましたが、HERO12では広角までしか選べません。

アクションカム的な車載動画の比較

今回は車載撮影を前提として、普段使いが想定される1080p/60fpsモードでの録画状況をHERO 11と比較しました。

結果は全く同じ画質で、どこからどう見ても見分けがつきません。

HDRモードでの比較

HERO12には新たにHDR撮影モードが追加されていますが、サポートされている設定は以下の通りで、私が車載で常用するフルハイビジョンはサポート外です。

・5.3K/30fps以下/SuperView以下
・4K/60fps以下/広角以下
・4L/30fps以下/HyperView

そこで今回は以下のモードでHERO11との比較を実施しました。

・HERO12:4K/60fps/HDR
・HERO12:4K/60fps

結果はこちらの通り。

他のレビューサイトでは、HDRモードは映像が暗くなるだけで恩恵は感じられないと評価されていましたが、それはテストしたシチュエーションがHDR機能を活かせない状況であっただけで、今回のテストではシビアな逆光時に劇的な画質の改善が見られました。

これは見れば分かるだろ?ってレベルです。


もともとHERO11自体が、他社製品と比べるとダイナミックレンジが極めて広い製品なので、軽い逆光程度では差は感じられません。

また、このテスト以前の結果としてダイナミックレンジの広さはHERO11>Action4>Action3と明確な差が出ていました。

従ってダイナミックレンジの面では、GoProとOSMO Actionの間には逆転不能な大きな差があり、特に明暗の差が激しいシチュエーションを撮影する場合にはHERO12のHDRモード一択と言っても良いと感じました。

 

なお、現状のamazonでのそれぞれの実売価は以下の通りです。

・HERO12:62,800円~
・HERO11:48,160円~
・OSMO Action4:57,999円~
・OSMO Action:39,929:円~
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私としては、この手の製品は高画質である事が最大のセールスポイントだと考えていますので、この価格差ではHERO12一択だと考えています。

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