実機レビューDJI Osmo Action4の評価

※2023年9月2日更新:実機レビューを追記しました。

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

2022年から2023年のか上半期に掛けて、景色撮影の為にドラレコではなくアクションカムを使用する方向性に転換しており、現在ではGoPro Hero 11とOsmo Action 3を使って前後の影像を撮影しています。

ドラレコに比べると熱暴走防止の為のシャットダウンが掛かるなど、安定性には不安がありますが、1080p/60fpsの録画モードでは、ほとんどのケースで長時間録画を継続出来ています。

比較テストの結果ではGoPro Hero 11>Osmo Action 3>VIOFO A139と、ビットレートと手振れ補正の面でアクションカムに優位性があり、その中でもやはりGoPro Hero 11が画質面ではNo.1の評価となっています。

また、最近では編集ソフトで明るさや彩度を調整していますので、彩度の面ではGoPro Hero 11、Osmo Action 3のいずれも問題のないレベル、ダイナミックレンジの面ではOsmo Action 3のみ、改善の余地が見られます。

今回はOsmo Action 3の後継モデルである、Osmo Action 4が発売されていますので、この製品の仕様について見て行きます。

「Osmo Action4」のスペックと特徴

公式サイトから読み取れる仕様はこちらの通りです。

■DJI Osmo Action 4 公式

Action4Action3HERO11
センサーサイズ1/1.3型1/1.7型1/1.9型
レンズ視野角対角155°対角155°未確認
録画解像度-
-5.3K/60fps
4K/120fps/100fps/60fps4K/120fps/60fps4K/120fps/60fps
2.7K/120fps/100fps/60fps2.7K/120fps/60fps2.7K/240fps/120fps/60fps
1080P/240fps/200fps/120fps/60fps1080P/240fps/120fps/60fps1080P/240fps/120fps/60fps
最大ビットレート130Mbps130Mbps120Mbps
バッテリー容量1770 mAh1770 mAh1720mAh

ざっくりとスペックを見る限りでは、先代からの変更点はセンサーサイズが1/1.7型から1/1.3型アップした点のみとなります。

私の場合にはYouTubeへの動画のアップロードを前提とした使い方をしており、編集時のPCへの負荷を考えると、高解像度ではなく1080p/60fpsの録画モードで充分と考えています。

今回はセンサーサイズが20%程度アップしている事から、ダイナミックレンジが広がり、1080p/60fpsの録画モードでの画質の向上も期待出来そうです。

デザインとセット内容

「Osmo Action4」のセット内容はこちらの通りです。

・カメラ本体
・マウントアタッチメント
・バッテリー
・Type Cケーブル
・保護カバー
・取扱説明書

マウント、アタッチメント類は最小限しか入っていませんので、必要に応じて買い足しましょう。

カメラ本体

カメラ本体はAction 3とほぼ同じデザインで、GoPro Hero11に比べるとやや小振りです。

前面にはレンズとサブディスプレイ、筐体下部にはマウントネジ穴はなく、マウントに接続するオリジナルタイプのアタッチメントアダプタとなっています。

手前側にはメインディスプレイ。上側面には録画ボタンが装備されています。

 

左側面には電源ボタン。カバーを開くとUSB C端子にアクセス出来ます。

右側面のカバー内にはバッテリーとmicroSDカードスロットが装備されています。

アタッチメント類

製品に付属しているのは、ヘルメット用のこちらの一式のみです。

 

選択可能な録画モード

録画視野角を最大の超広角に設定した場合、選択が可能な録画モードはこのようになっています。

解像度視野角MAXフレームレートMAXビットレート
4K超広角60fps130Mbps?
4K広角120fps130Mbps?
2.7K超広角60fps130Mbps?
2.7K広角120fps130Mbps?
1080P超広角60fps130Mbps?
1080P広角240fps130Mbps?

視野角によって最大フレームレートが変わりますが、最大視野角の超広角モードでも4K/60fpsの撮影モードがサポートされていますので、スローモーション撮影以外の実用域では全く問題はないでしょう。

各モードでの視野角はACTION 3と全く同等のようです。

アクションカメラとしての画質の比較

本製品の手振れ補正は、以下の4通りの設定となっています。

・ロックステディオフ
・ロックステディ
・ロックステディ+
・ホライゾンバランス

ロックステディプラスに設定すると、視野角が極端に狭くなります。車載の場合にはノーマルのロックステディで充分です。

アクションカム的な車載動画の比較

今回は普段使いが想定される1080p/60fpsモードでの録画状況をHero 11、Action 3と比較しました。

※Hero 11は夏場の4K/60fpsモードでは熱暴走ですぐに落ちてしまうので、このモードでの比較はもう少し涼しくなってから実施します。

1080p/60fpsモードでの比較結果

1080p/60fpsモードでの比較結果はこちらの通りです。

【一部倍速 OSMO Action4 Action3 Gopro HERO11 比較動画】

比較ポイントはダイナミックレンジの広さと彩度です。

ダイナミックレンジに関してはGopro HERO>Action4>Action3と、シチュエーションによっては明確な差が出ています。

Action 4はAction3と比べると幾分ダイナミックレンジが広がっていますが、HERO11との差はまだまだ大きいと言った印象を受けました。

ここは価格なりの差があるように思います。

彩度に関してもHERO11には彩度を上げるモードがありますので、HERO11に軍配が上がります。

ただし、PCで編集する前提なら彩度は自由に変えらえますので、ここはあまり気にしなくても良いでしょう。

以下、Action3とAction 4の彩度を調整した映像です。

【一部倍速 補正あり OSMO Action4 Action3 Gopro HERO11 比較動画】

彩度を調整するとAction 3のダイナミックレンジの狭さが目立ちますね。そう考えるとPCでの補正前提ならAction 3とAction 4の差は大きいと言えそうです。

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