ユピテルからGPS内蔵のフルハイビジョン超広角ドライブレコーダー「DRY-ST5100d」が発売されています。
水平録画視野角は138°で、先行して発売されている「DRY-ST1700c」の上位GPS内蔵モデルと言ったところですね。
因みに「DRY-ST1700c」は現時点で1.2万円くらいで販売されていますので、ひょっとすると2019年のエントリークラスドライブレコーダーでは最もおすすめするモデルになるかも知れません。(まだテストしてないのですが)
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この価格帯で出てきているところを見ると録画視野角がとてつもなく広いですが、白飛び耐性や夜間の明るさは捨てているかも知れませんが(そこまでは悪くないでしょう)、それを差し引いてもこのシリーズはなかなか良さそうです。
気になるのはGPS内蔵の「DRY-ST5100d」がやたらと高くなるかも知れないという部分になりますね。
多分…ですけど、「DRY-ST1700c」がこの価格帯で出てきている以上、一番の売れ筋は「DRY-ST1700c」になる筈で、「DRY-ST5100d」はあんまり売れない…かも知れません。
イメージセンサーが300万画素ですので「2304×1296」モデルが来るかな?と予測していたのですが、「DRY-ST5100d」もフルハイビジョンですので、更に上位で現行の高解像度モデル「DRY-ST7000c」の後継として「DRY-ST7100d」的な型番で最上位モデルが出るかも知れませんね。
「DRY-ST5100d」のスペック
「DRY-ST5100d」のスペックは以下の表の通りです。
DRY-ST1700c | DRY-ST5100d |
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19.01発売 | 19.02?発売 |
1920×1080/30fps/HDR | |
LED信号(西日本では同期の可能性あり) | |
録画視野角:水平138° | |
付属8GB | |
最大32GB | |
GPS非対応 | GPS内蔵 |
駐車監視モード | |
動体検知 |
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手動起動 | |
専用ケーブル OP-E1060 OP-VMU01 |
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「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
GPSの有無以外は下位モデルの「DRY-ST1700c」と同様の構成ですね。
「DRY-ST5100d」の駐車監視の仕様
ユピテルの駐車監視は、動体検知・タイムラプス・常時録画+衝撃検知の3つが主流ですが、「DRY-ST5100d」については動体検知による駐車監視モードとなります。(動体検知を使用せずに常時録画+衝撃検知を使う事も出来ますが衝撃感度は走行時のままです)
なお、付属する電源ケーブルについては下位モデルの「DRY-ST1700c」がシガーケーブルであるのに対し、「DRY-ST5100d」では直結ケーブルとなりますので、この差を考えると駐車監視前提で考えているユーザーは「DRY-ST5100d」を購入した方が良いという事になる可能性はあります。
※直結ケーブルをOPで買うと2,000円弱のコストが掛かるので
駐車監視を行う為にはこのケーブル以外にもタイマーユニット、またはマルチバッテリーが必要になります。
なお、駐車監視の運用についてはエンジンオン・オフに動体検知は連動せず、手動での切り替えが必要となります。
タイマーユニット、マルチバッテリーで設定可能なタイマー時間、カットオフ電圧は以下の通りとなります。(マルチバッテリーにはカットオフ電圧は存在しない)
①タイマー設定~30分/1時間/2時間/3時間/4時間/6時間/12時間
②カットオフ電圧設定~11.6/11.8/12.0/12.2/23.6/23.8/24.0/24.2V
ただし、超広角で解像度はフルハイビジョンのままなので、ナンバー認識精度は落ちると思われます。
「DRY-ST5100d」のLED信号対策
ユピテルのドライブレコーダーは2015年の半ばからLED信号対応と表記されていますが、30fpsモデルに関しては電力周波数が60Hzの西日本エリアでは長時間消灯して映る可能性があります。
ユピテルにも27.5fpsモデルが存在し、こちらは高速点滅して映る筈ですが、ユピテルの30fpsモデルに長時間消灯するモデルが多いのが現状です。
30fpsモデルでも29.7fps程度に撮影フレームレートをずらしてコンマ数秒間隔で点滅するものもあり、「DRY-ST5100d」がどちらのタイプであるのかは今のところ不明です。
「DRY-ST5100d」のまとめ
「DRY-ST5100d」は単体で見るとかなり良いモデルであるという印象を受けます。後は「DRY-ST1700c」の価格との兼ね合いや、更に上位で高解像度・広角モデルが出てくる可能性があるので、あんまり急いで買わない方が良いんじゃないかぁな~と思いますね。今のところですが。
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