4K録画が可能なWiFi対応ドライブレコーダー

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

アクションカメラの世界では4K解像度は当たり前、5Kを超えるような解像度で60fps録画が可能な製品もありますが、動作の安定性と長時間使用を前提とした耐久性、複数のカメラをサポートする拡張性が重要なドライブレコーダーにおいては、4K録画が可能な製品はまだまだ希少な存在です。

※amazonで販売されている4Kモデルには、まがい物4Kが多い

その中でもWiFi対応となるとかなりレアな存在にはなりますが、この記事ではそんなレアモデルをいくつかご紹介します。

偽物の4Kと本物の4Kの違い

そもそも4Kとは何なのか?

4Kとは「3840×2160=829万画素」のドットの数の規格です。

モニター側で4Kと謳われている製品でれば、これ以上のドット数がある事になりますし、カメラ側の場合には出力されるファイルのドット数が「3840×2160=829万個」以上である必要があります。

3,840個=概ね4000個=4キロ個=4Kです。

今回はカメラ側であるドラレコの話なので、出力ファイルのドット数が「3840×2160=829万個」以上である事が第一の条件です。

 

では出力ファイルさえ「3840×2160」の基準を満たしていれば良いのか?と言えば実はそうではありません。

ドライブレコーダーを含めたカメラ類は、「イメージセンサー」という人間の目で言うところの網膜に映像を焼き付けて、それを圧縮データとしてカードメディアに保存しています。(一眼レフなどの静止画は圧縮しない場合もあり)

人間の目の網膜細胞は1億2千万個ありますので、画素数で言うと1.2億画素になり、この信号を視神経を通じて脳に出力しています。

ところがドライブレコーダーの場合には、4K(829万画素)のファイルを出力していたとしても、それに見合ったイメージセンサーの画素数が確保されていない事があります。

例えば400万画素のイメージセンサーで撮影した粗い映像を出力ファイルの解像度だけを上げて4K解像度で出力し、4Kと謳っているという事です。

従って本物の4Kは、以下の2つの条件を満たしている必要があります。

・出力ファイルは「3840×2160」以上である

・イメージセンサーは800万画素以上である

偽物の4Kの事例

偽物の4K製品としては以下のJAPAN AVEの「GT65」が代表例になります。

高精細4K対応と謳われているにも関わらず、イメージセンサーは400万画素、最高出力解像度は「2880×2160」と、どこからどう見ても4Kではありません。

こちらのAZODOMEの「M550」も4Kと表記されていますが、録画解像度は「2560×1440」の2.5Kである上、さらにイメージセンサーを偽装している可能性すらあります。

「M550」AZDOMEの3カメラWiFi対応ドラレコが安いがセンサー偽装の可能性あり
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こう言ったものを4Kと勘違いして選ばないように注意しましょう。

VANTRUE「X4S」

VANTRUE「X4S」は2021年末に発売された、4K+フルハイビジョンのWiFi対応2カメラドライブレコーダーです。

イメージセンサーは前800万画素/後200万画素で、4K+フルハイビジョンでの2カメラ録画を行いますが、この製品は同社から3年前に発売されている4Kドラレコの先駆けとなった「X4」の後継機となっており、高解像度による精細感の高さだけでなく、明るさが調整出来るPCビュワーによる補正能力が特徴的な機種です。

この画像を見て頂ければ分かる通り、夜間は圧倒的な明るさを実現しています。

2カメラ動体検知による駐車監視モードにも対応しており、夜間のナンバー認識精度も抜群に高めななのも、他社製品との差別化ポイントと言えるでしょう。

なお、本機は4Kモードでは28fpsのフレームレートでの録画を行いますが、フレーム調整が入っている為か、動画にカクツキが見られ、景色撮影向けの特性とは言えません。

また、2.5K/55fpsの録画モードにも対応しているものの、このモードでは視野角がかなり狭くなるのが残念ポイントです。(色目はキレイですが)

ドラレコとしての実用性の観点から考えるのであれば、2022年1月時点での2カメラドラレコの中では断トツのNo.1評価となっています。

実機レビュー「X4S」の評価 思ったより良く出来ていたVANTRUEの4K2カメラ+WiFi
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VIOFO「A129 Pro Duo」

VIOFOは海外では非常に評価の高いハイエンドドラレコメーカーですが、2年位前から日本市場への参入を開始しました。

このうち「A129 Pro Duo」は同社の2カメラモデルとしては最上位に当たります。

本製品もVANTRUEの「X4S」と同様に、イメージセンサーは前800万画素/後200万画素で、4K+フルハイビジョンでの録画を行います。

本機は視野角を狭めない「2.5K/60fps」の録画モードを備えている事から、景色撮影ではこちらの方が有利であり、私の知る限りでは現行のドラレコとしては最も景色が綺麗に撮影できる製品として評価をしています。

WiFi対応の4Kの2カメラドラレコ VIOFO「A129 PRO DUO」の実機レビューと評価
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【2021年版】景色が綺麗に撮影出来るおすすめドライブレコーダー
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BlackVue「DR900S/X」

BlackVueは世界でも珍しい、個人向けのクラウド遠隔監視対応のドラレコを専門的に展開している、韓国の異色のメーカーです。

クラウド対応が標準装備のBlackVueドライブレコーダー各モデルの違いとおすすめモデル
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同社の製品では、WiFiアクセスポイント、または専用のLTEキットを使ってインターネットに接続する事が可能となっており、クラウドサーバーへのデータのアップロードや、遠隔からのリアルタイムでの動画の視聴が可能となっています。

同社の製品はフルハイビジョンモデルが主流ですが、このうち「DR900S」「DR900X」ではフロントカメラの4K録画に対応しています。

世界一高性能なドライブレコーダーBLACKVUE「DR900S」
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上の記事は2018年5月に書かれたもので、既にこの製品は4年前から販売されていますが、ハードウェアスペック的には少々古くなっていますので、この製品は避けた方が良い様に思います。

まとめ

以上、4K録画が可能なWiFiドライブレコーダーについて3機種ご紹介しました。

現状では実用性で選ぶならVANTRUEの「X4S」、景色撮影の用途であればVIOFOの「A129 Pro」をおすすめします。

実機レビュー「X4S」の評価 思ったより良く出来ていたVANTRUEの4K2カメラ+WiFi
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WiFi対応の4Kの2カメラドラレコ VIOFO「A129 PRO DUO」の実機レビューと評価
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