2018年9月18日更新~WiFi技適認証の確認が取れましたので実機レビューを追記しました。

昨年末にAnkerから第一弾のドライブレコーダー「Roav C2」が発売されたのは記憶に新しいところですが、3月にはWiFi対応でマウントがボードタイプのコンパクトモデル「C1」が発売されています。

型番的にはC1の方が古そうですが、同時期に開発されているものかと思います。

「Roav C1」のスペック

「Roav C1」のスペックは以下の表の通りです。

Roav C2Roav C1
17.12発売18.03発売
1920×1080/30fps
LED信号非対応
対角145°(レンズ)水平108°(録画)
WDR
付属なし
最大128GB
GPS非対応
-WiFi(技適マークあり)
駐車監視モード
衝撃検知
内蔵バッテリー(470mAh/3.7V)内蔵バッテリー
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

仕様的にはほぼ同じように見えますが、チップセットが異なり、前回の「C2」はAmbarellaのA12、「C1」についてはNovatekの「NT96658」というものが使用されています。(おそらく性能差はそこまでないと思います)

CMOSセンサーはいずれもSONYの廉価版Exmor IMX323、レンズ視野角は145°ですが、レンズについても「C2」はF値2.0、「C1」は1.8ですので別物です。

従って似たようなスペックではあるものの、「C1」と「C2」はCMOSセンサーだけ共通の全く別系統のモデルという事になります。

※WiFi通信機能については、国内での使用に必要な技適認証が済んでいるのかamazonで質問中です。

おそらく録画視野角は水平105~115°程度でスタンダードかと思いますが、価格帯的に面白いモデルかと思います。

AUKEY「DR02」の対抗馬として有力

このクラスのモデルで最も人気があると思しきモデルはAUKEYの「DR02」辺りではないかと思います。(入荷と欠品を繰り返しています)

「DR02」は録画視野角こそ108°と凡庸ではあるものの、クラスに見合わない強力な夜間の明るさを誇り、国内メーカーのハイエンドクラスを除くとトップレベルの明るさかと思います。

■ AUKEYドライブレコーダー「DR02/DR02D」の修正モデル発売

デザイン的にも似通ったボード型のマウントタイプですし、CMOSセンサーも同じIMX323、レンズのF値も1.8と同様です。

夜間の明るさ次第では「Roav C1」が1番人気に躍り出る可能性も無くはありませんね。

ただし、「Roav C1」についてはLED信号対応と記載がありますが、LED信号対応=チラツキ防止のアンチフリッカーの事を指すメーカーもあり、数秒間消える現象が起きない事を以って「対応」と謳っていないケースもあります。

対応させているのであれば、西日本でチカチカ小刻みに点滅するものと思われます。

セット内容とデザインについて

「Roav C1」のセット内容は①ドラレコ本体、②microUSBシガーケーブル、③2ポートシガーチャージャー、④板状マウント2枚、⑤取扱説明書となります。

電源端子の形状は一般的なAndroid端末と同様のmicroUSBですので、最近ドラレコで良くあるminiUSBとは互換性はありません。

私自身はANKERのドライブレコーダーは初の使用になるのですが、ここのメーカーはブランド化が非常に上手であると言う印象ですね。

パッケージであるとか、付属のペーパー類、USBチャージャー、本体のデザインや質感とも、どれもセンスが良く、完成度が高いと感じます。(センスのない私に評価されるという事は、センスが悪いのかも知れないが…)

まあ、ドラレコUSBチャージャーだとかは普通は適当な有り合わせ品が付属している事が多いのですが、個人的にはこのチャージャーのデザインは気に入りました。(笑)

本体のデザインもシンプルではありますが、なかなか高級感は出ている気がします。

本体の電源ボタンは、車内側から見ると左側(助手席側)になります。(まぁ、グローバル品なので)

電源ポートは右側です。

microSDスロットは手前側なので、カードの出し入れは比較的やり易い方かと思います。

他社の板型マウントのモデルと比べると、大きさはスタンダード(真ん中らへん?)でしょうか。

※以下、左からコムテック「HDR-751G」、ANKER「ROAV C1」、AUKEY「DR02」

まあ、板型マウントのドライブレコーダーは多少大きくてもミラー裏に隠せますので、大きさはあまり気にしなくても良いかも知れませんね。

因みにこの手の板状マウントのモデルはフロントガラスのセンター付近に設置する事が前提なので、レンズの左右の向きの調整は出来ません。

なお、説明書はあまり詳しくないですが、こちらにアップされていますので事前に確認したい方はどうそ。

■ ANKER「ROAV C1」取扱説明書

録画視野角と画質について

「ROAV C1」はAUKEYの「DR02」とハードウェア構成がほとんど同じかと思いますので、画質については良く似たものであると予測していました。

実際には「ROAV C1」の方が、イメージセンサーのSONY IMX323の映像を補正なしにそのまま出力しているのに対して、AUKEYの「DR02」はホワイトバランスなどの調整が入ってるような印象です。

録画視野角は「DR02」とほぼ同等

まずは録画視野角についてですが、「DR02」とほぼ同等の107~108°程度と言ったところでした

最近のこのクラスのモデルとしては平均的な録画視野角です。

白潰れ耐性について

白潰れ耐性耐性については両者に差は見られません。WDRモデルの中ではやや白潰れに強い方かと。

ただし、「ROAV C1」は昼間の日陰が黒潰れし易い傾向が見られますが、「DR02」は何らかの補正が入っているようなので日陰の黒潰れにも強いという印象です。

昼間の屋内駐車場などでは明るさに結構差が出ますね。

ナンバー認識精度について

ナンバー認識精度に関しては、明暗のコントラストが出易い「ROAV C1」の方が良いですね。

「DR02」もナンバー認識精度は高い方ですが、「ROAV C1」はIMX323を使用しているイメージセンサーの中でも最も高い部類に入ります。(余計な補正を入れてないから…と言うのもその要因であると思います)

ファイルの出力形式は「MOV」コーデックはH.264、ビットレートは11.9Mpsとなっていますので、通常の国内メーカーのフルハイビジョンモデルよりも録画ファイルの容量は大きくなりますが、画質は劣化しにくい仕様となっています。

3分の録画ファイルの大きさは300MB程度ですので、1時間あたり6GBを使用する形となります。

夜間の明るさについて

夜間の明るさについては、ある程度以上の明るさの場所であれば、IMX323を搭載したドライブレコーダーの中で最も明るめの味付けがなされている「DR02」の方に分があります。

STARVISに対応したIMX291を搭載しているドライブレコーダーと比べると厳しいですが、ある程度以上の明るさがあればそこまでは変わらないかと思います。(IMX291のサンプルは未発売品で公開不可のモデルですが、明るさは結構良いですね)

なお、「ROAV C1」については以下の記事で同価格帯のモデル7つと画質を比較しています。

1万円程度のコスパが高いドライブレコーダー おすすめ8選

西日本LED信号の見え方について

「ROAV C1」には50/60Hzの切り替え設定がありますが、50Hzと60Hzのいずれの設定においても、出力ファイルは30fpsピッタリとなっており、撮影と出力のフレームレートを調整している形跡も見られないので、西日本エリアではLED信号と同期する可能性があります。

…と言うか、Youtubeなどの動画を見ると同期してますね(笑)

やはり、ANKERさんは日本のLED信号の同期問題を認識しておらず、ANKERのドラレコをOEM生産している工場の謳い文句をそのまま鵜呑みにして掲載している可能性があります。

地デジノイズ干渉について

地デジへの電波干渉については、ギリギリフルセグが映る場所で電源のオンオフを行っても影響は確認出来ませんでした。

※車種やカーナビの種類、アンテナの位置などによって変わりますので参考までに。

駐車監視の仕様について

「ROAV C1」の駐車監視モードは、内蔵バッテリーを使用した衝撃検知となっており、衝撃から数秒後の録画開始となります。

この駐車監視モードはオマケ的な感じではありますが、ナンバーは高いので駐車監視には向いた特性かとは思います。

「ROAV C1」で駐車監視をするのであれば、駐車監視モードをオフにしてモバイルバッテリーなどの外部電源を使用し、常時録画を継続する方法もアリかと思いますね。

モバイルバッテリーに関しては以下の製品でパススルー時の駆動状況等を確認しましたが、特に電圧の変動で電源が落ちるなどの不具合は今のところ確認出来ていません。

消費電力は5V/0.3A~4A程度ですので2W弱です。

3.7V/20000mAh/67Whのモバイルバッテリーであれば、33時間程度の駆動時間が期待できるでしょう。

RAVPower 20,000mAhモバイルバッテリー 「RP-PB006」がドラレコ外部電源としてなかなか良いかも知れない

使用可能なmicroSDカードの最大容量について

「Roav C1」はデフォルトで128GBまでのmicroSDカードに対応していますが、以下の200GBのmicroSDカードについても、ドラレコ本体メニューからのフォーマットと1時間以上の正常な録画が可能でした。

WiFiアプリと操作性について

WiFiアプリに関しては、「Roav C1」のメニューから、WiFiボタンを押す事で通信待機状態になります。

スマホ側で「Roav C1」と接続すると、専用アプリで操作が可能になります。

■ iOS用「ROAVアプリ」

■ Android用「ROAVアプリ」

アプリでの操作は限られていますし、メニューは比較的分かり易いので使ってみればわかるレベルかな?と思います。

トップ画面からは説明書の閲覧、動画の閲覧、ファームアップデート、動画のダウンロードなどの操作が可能です。

メニューに入ると以下の項目が変更できます。

WiFi接続を行うと、スマホの日時が同期されましたので、日時の設定は不要です。

因みにスマホとWiFi接続を行い、アプリで操作を行っている間は録画は停止しますので、WiFi接続はあくまでも設定の変更や動画の再生などの際に行うべきであり、常時接続しておくのは止めた方がよいです。

気になるポイントとして、WiFiメニューで一つ誤記と思われるメニューがあり、「録画音声をミュート」については、チェックを入れない事ミュートされるようですので、録音を行う場合にはオンに設定する必要があります。

また、WiFiアプリの終了時には注意が必要で、スマホ側でWiFiアプリを終了しても「Roav C1」との接続は自動的に切れません。

スマホのWiFi接続ポイントを切り替えて手動で「Roav C1」との接続を切る必要があります。

さらにこれだけだと「Roav C1」の方はまだWiFi接続の待機状態にありますので、本体の「OK」を押してWiFi接続を切らなければなりません。

以下がWiFi待機の状態のアイコン表示です。

スマホとの接続が切れていれば、上の画像のアイコン表示となり、録画そのものはされているのですが、この状態から車両のエンジンを切り、「ROAV C1」に対する給電を止めても、何故か電源が落ちず内蔵バッテリーが尽きるまで録画を行い続けるようです。

従ってWiFi操作から抜ける際には、サイドの電源ボタンを押す必要があるという事になります。

何故こんな仕様になっているのか理解に苦しみますが、やはりANKER 自体がドラレコのソフトウェア面ではあまり深く考えていないように感じますね。(多分OEM工場のありモノのソフトウェアを流用した物だと思います)

「ROAV C1」の総評

「ROAV C1」はこの価格帯のドライブレコーダーとしては比較的バランスが取れた良モデルかと思います。(1万円を切る価格でこの性能は良いものである事は確か!)

ただし、昼間の日陰の黒潰れの出方や、夜間の明るさの面を考えると、このクラスのドラレコの実用面的な部分ではAUKEYの「DR02」の方が良いです。

まぁ、WiFiの使い勝手が悪かったりはするんですが、その点が許容できるのであれば結構良いんじゃないかな?と思いますね。

デザインや質感の面では圧倒的「ROAV C1」の方が優れているのは間違いなさそうです…主観ですが。(笑)

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

「ROAV C1」と競合するモデルはこちらです。

■ 1万円程度のコスパが高いドライブレコーダー おすすめ8選

■ 夜間が明るいドライブレコーダー14選

■ WiFi対応のドライブレコーダー 12選

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