こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
今回はトヨタなどのディーラーでOPとして販売されているコムテックの2カメラドライブレコーダー「DC-DR652」についてご質問を頂きましたので解説します。
本機はベースモデルがコムテックの2カメラ最上位機種「HDR-963GW」ですので、全ディーラー向けの製品の中でも最もバランスが良いおすすめ機種です。(価格を気にしなければ)
「DC-DR652」のスペックと特徴
「DC-DR652」のスペックは「HDR-963GW」とほぼ同じで、こちらの表の通りとなっています。
DC-DR652 |
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フロント:1920×1080/27.5fps/HDR/WDR リア:1920×1080/28fps/HDR |
レンズ視野角 フロント:水平136° リア:水平136° |
LED信号対応 |
microSD付属32GB/最大32GB |
GPS内蔵 |
フォーマット不要 |
駐車監視モード |
衝撃録画/自動起動 常時録画+衝撃録画/自動起動 タイムラプス/自動起動 |
専用ケーブル付属 |
「HDR-963GW」との相違点は以下の4つです。
・付属するケーブルがシガータイプではなく、3芯の直結ケーブル
・安全面への配慮で、時速10km以上で走行時には画面が強制OFF
・駐車監視のエリアON機能がない
画質や画角の面では「HDR-963GW」と全く同様と考えられ、前後ともに2カメラドラレコとしてはほとんど最大視野角の水平136°の録画視野角となっているのが大きな特徴です。
何故かコムテックのプロダクトページには水平視野角の表記がありませんが、説明書には「HDR-963GW」と同じ水平136°記載が見られます。
ベースとなる「HDR-963GW」は、フロントカメラの夜間撮影能力はそれほど高くはなく、ヘッドライトが点灯した状況では標準的、スモークの影響を受け易いリアカメラは非常に明るめとなっています。
また、コムテックの上位機種の最大の特徴としては、夜間にヘッドライトが点灯した先行車のナンバー読み取り精度が単独で最も高いというものが挙げられ、こちらは他社製品への大きな差別化ポイントになっています。
駐車監視について
「DC-DR652」の駐車監視に関わる仕様は、以下の2点を除いて「HDR-963GW」と同様です。
・駐車監視のエリアON機能がない
録画方式はこちらの3種類からの選択式です。
・常時録画+衝撃検知(常時録画と合わせて、衝撃の前後の状況をイベントロック)
・タイムラプス(1fpsの常時録画)
コムテックのドラレコの駐車監視は非常に利便性が高く、衝突前後の状況をイベントロックする機種が多いので証拠能力は強力です。
ただし、駐車監視中の消費電力が走行中のそれとほとんど変わらないので、長時間の駐車監視はカーバッテリーの寿命を縮めます。
因みにトヨタではバッテリー劣化のクレーム予防策として、「駐車監視は1時間を目安として下さい」との注釈を入れています。
バッテリーの劣化が気になる場合には、外部バッテリーと組み合わせるなどの対策を検討しましょう。
その他の付加機能
「DC-DR652」は事実上コムテックのフラッグシップの構成ですので、その他の付加機能も豊富です。
・安全運転支援機能(先行車発進/先行車接近/車線逸脱/ドライブサポート/車速アラーム)
・GPS警報(逆走お知らせ/事故ポイント/ヒヤリハット/速度監視路線)
これらはドラレコとしては必須ではありませんが、あればあったで便利と感じる方も多いでしょう。
まとめ
以上、「DC-DR652」の特徴について解説しました。
ベースモデルの「HDR-963GW」と比べると価格がかなり高いのが難点ですので、車両価格と合わせて値引きの材料として使うのが吉だと思います。
なお、ディーラーによっては「DC-DR652」ではなく、ベースモデルの「HDR-963GW」に差し替えという弾力な対応をしてくれるところもあるようなので、一応ダメ元で聞いてみても損はないと思いますよ。
https://car-accessory-news.com/tz-d205w/
私はディーラーと相談のうえ、HDR963GWをネット購入して持ち込み、納車時にサービスで取り付けして頂くことになりました。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
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