フィアット純正ドライブレコーダー「DR-SFT1」の評価

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

フィアットの純正ドライブレコーダー「DR-SFT1」についてご質問を頂きましたので解説します。

自動車メーカー、または販売店指定の純正ドライブレコーダーはメーカー名を明記しているような出所がはっきりしているモノ、出所不明のモノの2パターンが存在し、フィアットについては市販品と同じパイオニア「VREC-DS600」と出所不明の「DR-SFT1」の2機種を取り扱っているようです。

特に輸入車ディーラーで気を付けたいのが、ベンツの純正ドラレコのようにデザインやプロダクトページだけが立派にデコレーションされたぼったくり低スペック製品です。

ベンツ純正ドライブレコーダーについて解説
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「DR-SFT1」は出所不明だが、見ればわかる

「DR-SFT1」についてはメーカー名は記載されていませが、製品の仕様を見れば韓国のBlackVueのODM製品である事が分かります。

※「DR-SFT1」パンフレット

DR-SFT1
フロント:1920×1080/29fps
リア:1920×1080/29fps
LED信号対応
レンズ視野角
フロント:対角139°
リア:対角140°
microSD付属16GB
GPS内蔵
駐車監視モード
動体検知+衝撃検知/自動起動
専用ケーブルは不明
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

ベースは「DR590W-2CH」という、同社の2カメラドラレコの4グレードのうち、下から2番目の製品です。

過去にテストした「DR750S-2ch」と似た感じだが

BlackVueはドラレコの普及率が世界一の韓国の異端メーカーで、他社が国内向けのスタンダードなドライブレコーダーの開発に力を入れているのに対して、クラウド対応などのニッチなゾーンを狙ってグローバルに商品展開をしています。

私も過去に同社の「DR750S-2CH」をテストしていますが、この製品の評価は非常に高いものでした。

クラウド対応ドライブレコーダー BLACKVUE「DR750S-2CH」のレビュー・評価
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※目立った問題点としてはリアカメラのファイル間ギャップが1秒程度出る事がある点が挙げられますが…。

「DR590W-2CH」と「DR750S-2CH」は以下のポイントが異なります。

①リアカメラがSTARVISではない

②60fpsの録画モードがない

③クラウド対応がない

駐車監視について

駐車監視についてはフィアット側には説明がありませんが、BlackVueのドライブレコーダーは原則として以下外部バッテリーでの常時給電を前提とした駐車監視を行う仕様となっています。(バッテリー類の安全性に関わる日本国内規格のPSE認証に基づいた「PSEマーク」、Bluetooth通信に必要な「技適マーク」の表示の有無は不明)

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「DR590W-2CH」には2芯の直結電源ケーブルが付属するのか、または「DR750S-2CH」と同様にシガー電源ケーブルが付属するのかも不明です。

録画方式については「DR750S-2CH」と同様に「動体検知+衝撃検知」となります。

2カメラドラレコとしてはアッパーミドル

「DR-SFT1」は現行のアフターパーツの2カメラドラレコの中ではアッパーミドルクラスとなりますが、価格がネットの2倍近くになっていますので、コスパは悪いです。

…ので、おすすめはしませんが、ディーラーとの付き合いもあると思いますので判断は人それぞれですね。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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