ベンツ純正ドライブレコーダーについて解説

※2021年7月29日更新:最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

最近ではほぼ全ての自動車メーカーで2カメラドラレコが標準装備となっていますが、ベンツでは2019年から前から2カメラモデルを取り扱っています。

2019年に取り扱いが始まった2カメラモデルは、従来の1カメラのフロントカメラにリアカメラの追加したものですが、過去に私は1カメラバージョンのテストを行っており、価格の割に画質が悪過ぎると言う評価をしています。

その後2020年にベンツのドラレコはフルモデルチェンジを行っていますので、この記事では最新バージョンのベンツ純正2カメラドラレコについてご紹介します。

2021年7月時点のベンツ純正ドラレコ

2021年7月時点のベンツ純正ドラレコは、KEIYO製のこちらのWiFi対応タイプとなっています。

M000 829 50 10 MM
フロント:2560×1440/27.5fps
リア:1920×1080/30fps
録画視野角
フロント:水平115°
リア:水平115°
LED信号対応
microSD付属16GB/最大64GB
GPS内蔵
駐車監視モード
常時録画+衝撃録画/自動起動
専用ケーブル
M 000 829 40 30 MM
・取扱説明書

この機種にはノーマルタイプと、赤外線反射ガラス対応タイプの2種類があり前者はGPS内蔵、後者はGPSアンテナ外付けとなります。

2019年までの旧製品も同じくKEIYO製の酷い画質のものでしたが、最新モデルではイメージセンサーがSONYの500万画素STARVIS「IMX335」+リア「IMX307」へとハードウェア面での改善が見られます。

従っておそらくですが、画質面では前作のような事にはならないのではないかと予測します。

価格はベースモデルの16GBカード付属タイプが41,250円、OP扱いのリアカメラが11,000円、駐車監視ケーブルユニットが11,000円の合計63,250円のゴージャスプランになっています(笑)

同クラスの一般モデルではコムテックの最新モデル「ZDR035」+駐車監視ケーブル「HDROP-14」のセットが27,000円程度の実勢価格となっていますので、相当な価格差があります。

駐車監視について

駐車監視については説明書を見る限り、OPの駐車監視ケーブルユニットと合わせて使用する事で7fpsの常時録画+衝撃検知の録画となるようです。

その他設定項目はこちらの通り。

・降車時キャンセルタイマー設定:あり
・衝撃感度設定:0.1~1.0G
・高温保護シャットダウン設定:60~85℃

まとめ

以上、2021年7月時点で最新のベンツドラレコの製品概要について解説しました。

ハードウェアスペックと駐車監視などの仕様を見る限りは、まずまず高画質で使い勝手も良さそうな印象です。(前作みたいな事はないでしょう)

価格面が許容出来るのであれば、選択肢に入れても良いかと思います。

ベンツの純正ドライブレコーダーの画質や性能がヤバかった!

—以下は過去にテストした旧モデルの画質比較結果です。2020年以降の最新モデルは未テスト—

ベンツの純正ドライブレコーダーは2019年モデルから2カメラ対応となるようですが、スペック等を見る限りは従来のフロントカメラをベースに2カメラ化したもののようです。

従来モデルから400万画素のイメージセンサーと「2560×1440」の超高解像度、水平145°の超広角の録画視野角など、スペック的にはかなりのハイエンドだと感じていましたので、今回は旧モデルについて実機テストを行い、コムテック・ケンウッド・ユピテルの400万画素のモデルと画質を比較してみました。

スペックと仕様の概要

新モデル、旧モデルともにGPSとWiFi対応のコンパクトモデルとなりますが、赤外線反射・ノイズ軽減ガラスにを装備する車種とそれ以外の車種ではドラレコの型番が異なるようで、通常ガラス用のモデルはGPS内蔵、対策モデルは別体となります。

型番的にはM000で始まる方が内蔵、M222は別体の対策モデルと言う事になります。

今回テストしたのはGPS内蔵の「M000 829 30 10MM」となりますが、スペックについは別体モデルも変わらないようです。

■ 取扱説明書

主なスペックは以下の通りです。

・イメージセンサー~403万画素・出力解像度~2560×1440/WDR、2304×1296/HDR、1920×1080/HDR、1280×720/HDR

・フレームレート~27.5fps

・録画視野角~水平145°

・microSD~高耐久16GB付属、最大64GB

・駐車監視モード~なし

セット内容とデザイン

セット内容については以下の通りとなります。

 

・マウント一体型のカメラ筐体

・直結電源ケーブル

・16GBの高耐久microSDカード

・取扱説明書

・PCビュワー収録のCD-ROM

・その他取り付け部品

本体デザインはとにかくコンパクトの一言に尽き、マウント込みでの大きさは今まで扱ってきたどのドラレコよりも小さいです。

なお、電源ケーブルは本体から2PINのカプラー状のコネクタが生えており、付属の直結ケーブルを接続させる形となります。

ポイントは表面の「Mercedes-Benz」の刻印とサイドのエンブレムでしょうか。(笑)

このエンブレムの部分は脱着可能なカバー状となっており、外すとmicroSDポートとAV出力ポートが顔を出します。(左ハンドル用ですね)

反対側のカバーを外すと技適マークと認証番号が確認出来ますが、本機は製品として慶洋エンジニアリングが認証を取得しておりファームウェアのダウンロードサイトもKEIYOが管理しています。

KEIYOは過去にスバルのアイサイト対応のドライブレコーダーを扱っていた事もありますが、基本は昔から中国製のエントリーモデルのドラレコを安く販売しているイメージしかありません。

…という訳で、このモデルも怪しい気がしてきました。(もともとハイエンドな製品を作って来たメーカーではないですし、他のドラレコも良くある中国系の工場があちこちで生産してるものと大差ない印象)

まぁ、見た目はなかなかカッコイイと思いますが。

WiFiアプリの使用感について

WiFiアプリははっきり言って完成度は低いです。インターフェイスが地味で設定項目が少ないのは使い易さの観点から考えればプラスとも捉える事は可能ですが…。

再生画面の動画一覧にサムネイルが表示されないので使いにくくてしょうがないです。

過去に100台以上のドラレコをテストしてきましたが、こういうのは一つもなかったですね。

画質の特徴について

今回最も気になっていたのが実際の録画視野角と、「2560×1440」モードでのナンバー認識精度、夜間の明るさの3つです。

画質の特徴については、同じく400万画素のイメージセンサーを搭載し「2560×1440」の録画モードを備えているコムテック「HDR852G」、ユピテル「DRY-ST7000c」、ケンウッド「DRV-830」の3モデルと比較を行いました。

録画解像度は以下の通り全てのモデルで「2560×1440」に設定しています。

・ベンツ純正~2560×1440/WDR

・コムテック「HDR852G」~2560×1440/WDR

・ユピテル「DRY-ST7000c」~2560×1440/HDR

・ケンウッド「DRV-830」~2560×1440/HDR

なお、全体の比較項目をポイントだけかいつまんで動画にまとめていますので、こちらを先に見て頂くと雰囲気が掴みやすくなると思います。

無慈悲なドラレコ比較! ベンツ純正ドラレコvsコムテック・ユピテル・ケンウッドの上位モデル

録画視野角について

録画視野角は他のモデルと比較した結果、水平145°のスペック表記よりもやや狭い138°でコムテックの「HDR852G」未満ですが、一般的なドライブレコーダーの中では「超広角」の部類に入ると言っても良いでしょう。

ナンバー認識精度について

「2560×1440」の高解像度モデルとして最も期待されたのがナンバー認識精度ですが、残念ながら良くある中華ドラレコのようにイメージセンサーは400万画素を超えているのにもかかわらず、かなりにじみが強く出ており、ナンバー認識精度は4機種中最下位でした。

録画視野角の関係でコムテックの「HDR852G」もフルハイビジョンの上位機種に劣りますが、ベンツの純正ドラレコはそれよりも明らかに認識精度が落ちますので、通常のフルハイビジョンモデル以下のような印象です。

すっげー安いイメージセンサーとチップセットを使っている気がします…。

逆光時の白飛び耐性について

ナンバー認識精度と同様に逆光時の白飛びの出方も安物の中華ドラレコによく似ており、4機種中最下位でした。

…、というか最近は1万円そこそこの中華ドラレコも性能が上がって来ていますのでチップセットとイメージセンサーの構成がグレードが低い上に旧世代の物なのではないかと言う印象を受けました。

夜間のナンバー認識について

ヘッドライト反射時のナンバー認識精度についてはHDRモードの「DRV-830」のみが比較的読み取り易く、次いで「DRY-ST7000c」、「HDR852G」とベンツの純正は苦手な感じですね。

もっとも最近のSTARVIS機に比べれば幾分マシな印象ですが…。

夜間の明るさについて

夜間の明るさを比較して私は悟りました…これは駄物であると!

ヘッドライトの絞りが効かない上に明るくもなく、特に街灯少ないような場所だとかなりの差が出ています。

もちろんですが暗視能力は皆無です。

画質の面ではWiFi対応でGPS内蔵である事を勘案しても、amazonで売られている1万円程度の中華ドラレコよりも明らかに劣りますね。

無慈悲なドラレコ比較! ベンツ純正ドラレコvsコムテック・ユピテル・ケンウッドの上位モデル

PC専用ビュワーについて

PC専用ビュワーについては付属のCD-Rがパソコンで認識されなかった為、こちらからダウンロードしました。(ドライブが悪い可能性もある)

■ ビューワーソフトアップデート

特に可もなく不可もないスタンダードなもので速度とGセンサーグラフのほか、GoogleMapに走行軌跡が表示されます。

フルスクリーン表示は可能で再生速度は0.3~4倍速の範囲で変更できますが、拡大・縮小の機能はありません。

なお、Window 7から10にアップグレードしたPCでメディアプレイヤー12での再生も可能でした。

ベンツの純正ドライブレコーダーの総評

総評としてはデザインは別のエンブレムやロゴが入っており、コンパクトでスタイリッシであるものの、性能面では録画視野角が広いだけで画質の面では1万円以下の中華ドラレコ以下である可能性があります。

少なくとも録画視野角だけなら最近テストしたユピテルの1万円ちょいのエントリーモデルである「DRY-ST1700c」と同等ですし、ナンバー認識精度はベンツのモデルの方が上かも知れませんが、白飛び耐性や夜間の明るさなどの面では明らかに劣ります。

録画視野角水平138°のドライブレコーダー ユピテル「DRY-ST1700c」の実力を検証
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このモデル自体は既に販売終了していますが、2019年の2カメラモデルもフロントカメラのベースが旧モデルと同様かと思いますので、よほど純正のエンブレムなどにこだわるのでなければコムテックやユピテル、セイワなどの2カメラモデルを選んだ方が良いでしょう。

前後が撮影できるおすすめ2カメラドライブレコーダー【2021年版】
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(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

コメント

  1. David より:

    はじめまして!いつも楽しく拝見させて頂いています。
    この度メルセデスSUV用のドラレコを検討しているのですが、ぜひお知恵を貸して頂けると幸いです。
    メルセデス純正「ドライブレコーダー付きデジタルルームミラー(https://www.mercedes-benz.jp/myservice/home/accessory/drive-recorder-mirror/)」をVクラスから他のSUVの車種に対応できたようで、購入を検討しています。
    こちらのモデルをどう思われますか?
    GPSは搭載していない旨の記載があるため、もし他におすすめのGPSを搭載したデジタルルームミラードラレコがあれば教えていただけないでしょうか。ご意見頂けたら幸いです。
    これからもブログを応援したいと思います。よろしくお願いいたします。

    • 管理人Omi 管理人Omi より:

      David様
      ベンツも純正品対応してるんですね。
      筐体のデザインを見る限りは専用開発ではなく、市場にある企画の流用のように感じます。
      実機を比較しないと評価は不可ですね。ただ、価格があり得ないくらい高いという印象です。

      純正交換式でなければ1.5万円くらいでGPS対応の製品が買えますよ。
      https://car-accessory-news.com/pr996/
      https://car-accessory-news.com/aky-x2gr/

      純正交換式だとちょっと高めです。
      https://car-accessory-news.com/v5-pro/

      • David より:

        Omi様
        早速のお返事ありがとうございました。私も値段はゼロが一つ多すぎではと思いました。また、ほかのおすすめのGPS付きモデルを教えて下さってありがとうございます。これからもLaBoonを応援しております。

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