※2018年10月4日更新~2018年モデルが出揃いましたので内容を見直しました。

インダッシュ型のカーナビはオーティオ機能が一体化しているので便利ではありますが、カーナビを使用する事がほとんどない人、スマホやタブレットを使い慣れている人の中には操作性や地図更新のコスト、本体購入時の初期コストに不満を感じる人もいるかも知れませんね。

私自身はインダッシュナビとタブレットの無料カーナビアプリを別々の車で使い分けていますが、どちらも完璧ではないですし、それぞれの良い部分・悪い部分がありますので、車の使い方によって使用する端末を選んでいる感じです。

なぜ2DINオーディオが必要なのか?

さて、今回は2DINのオーディオの比較記事になるのですが、2DINのオーディオの導入を検討されいる方は、おそらく以下ような理由でその考えに至っていると想像します。

  • カーナビを使用する機会が少ないので、スマホの無料カーナビをオーディオの液晶に出力したい
  • 1DINのオーディオでも構わないが、カーナビパネルとの見た目の一体感を考えると2DINの方が好ましい

他にも導入の動機があれば教えて頂けると幸いなのですが、今回はこの2点の理由から2DINのカーナビの導入を検討している方向けに各社のモデルの紹介・比較を行います。

2DINオーディオの現状の国内メーカーの製品は、ほぼパイオニア・ケンウッド・クラリオンの3社に集約されていますので、まずはメーカー別の製品紹介から全メーカーの目的別の比較を行います。

パイオニアの2DINオーディオ

パイオニアの2DINオーディオは2018年10月現在で7モデルのラインナップとなっており、CD・MDのみのメディア対応のモデルが2モデル、USBメディア対応モデルが2モデル、カラー液晶搭載モデルが3モデルとなっています。

CD・MD対応モデル

CD・MDのみのモデルは2008年に発売されてから年次更新がされていませんが、以下の2モデルが継続販売されています。

パイオニア
FH-P530MD-BFH-P530MD-S
08.02発売08.02発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
MD〇
USB×
iOS/Android×
Bluetooth×
50w×4chアンプ

2モデルと言っても2色展開でスペック的には1モデルとなります。

機能的にはシンプルで、CD・MD再生、ラジオチューナーのみとなります。

AUX入力には対応していますので、アナログ出力であればiOS・Android端末からの音楽再生も可能ですね。

USBメディア対応モデル

こちらはCDに加えてUSBデバイスや、iOS/Andoroid端末の音楽再生にも対応しています。

パイオニア
FH-3100FH-4400
14.10発売17.10発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
USB×1USB×1
iOS/Android〇
Bluetooth×Bluetooth〇
50w×4chアンプ

「FH-4400」の方は、それに加えてBluetoothにも対応しており、スマホの画面に情報表示、本体の操作が可能となっています。

カラー液晶搭載モデル

カラー液晶モデルは次の3モデルで、全てDVDメディア対応となっています。

パイオニア
FH-6200DVDFH-7400DVDFH-9400DVS
15.11発売18.06発売18.06発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
DVD〇
USB×〇
iOS/Android〇CarPlay/Android Auto
Bluetooth×Bluetooth〇
ハイレゾ×ハイレゾ〇ハイレゾ〇
50w×4chアンプ

カラー液晶モデルのメリットは各種操作の利便性などもありますが、このカテゴリーで注目したいポイントは、バックカメラのモニターとしての使用の可否とスマホとの連動性です。

バックカメラとの接続はこれら全てのモデルで可能となっており、USB経由でのスマホの音楽再生についても同様です。

■ バックカメラの選び方 おすすめ17選

「FH-6200DVD」のみBluetoothでの通信には対応していません。

いずれの機種においてもHDMI端子を搭載していない為、ダイレクトにスマホの画面のミラーリングには対応していませんが、背面にRCAの映像・音声入力ポートがありますので、HDMI to AVコンバーターを使用する事でアナログミラーリングは可能なはずです。

【FH-6200/9200DVD取り扱い説明書」~66P】

iOS端末の場合には有線での接続が可能ですので、以下のような変換アダプタ類でミラーリングが可能となります。

android端末の場合には最近はWiFiミラーリングが主流ですので、以下のようなWiFiドングルでミラーリングを行います。

「AnyCast Plus」でお手軽にカーナビにミラーリングしてみた!

最近はChromecastやFire TVなど、外部モニターへのミラーリングが可能なWiFiガジェットも増えていますので、お手持ちの端末や使用するアプリでガジェットを決めるとよろしいかと思います。

カーナビでYoutubeを再生する方法のまとめ!

また、最上モデルの「FH-9400DVS」のみ、CarPlay/Android AUTOに対応していますので、連動アプリを使用する事でカーナビからスマホを操作する事が可能です。

 

ただし、カーナビソフトがCarPlayの場合にはアップルマップ、Android Autoの場合にはGoogle mapを使用する事になる為、今のところ見知らぬ土地をドライブするにはまだまだ使い勝手の面では問題がありそうです。

案内やルート探索の面では市販カーナビ、もしくはYahoo!カーナビなどの方が全然良いですし、その他の対応アプリも今ひとつ実用性に欠けるものばかりです。

スマホの全てのアプリに対応していれば文句なしなんですけどね~。

インダッシュカーナビはいらないけど、ガジェット好きの人におすすめと言った位置付けのモデルかと思います。

既に7インチ程度のタブレットがあるなら、見た目の一体感は全然ないですが1DINオーディオとタブレットの組み合わせと言うのもアリかも知れません。

■ カーナビアプリはどこまで便利に使えるのか?

■ タブレット車載ホルダー おすすめ8選

■ 車のWiFiの使い方 そもそも車載Wi-Fiは必要なのか?

ケンウッドの2DINオーディオ

ケンウッドの2DINオーディオは非カラー液晶×2モデル、カラー液晶×2モデル、地デジ対応マルチメディアプレイヤー×2モデルとなっています。

カラー液晶なしのUSBメディア対応モデル

カラー液晶ではないUSB対応モデルは次の2モデルです。

ケンウッド
DPX-U530DPX-U740BT
16.01発売17.10発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
USB〇
iOS/Android〇
Bluetooth×Bluetooth〇
50w×4chアンプ

この2モデルの違いはBluetoothへの対応の有無ですが、「DPX-U740BT」のみ着座位置指定で音場を調整する「デジタルタイムアライメント」と言う機能が搭載されています。

エントリーの「DPX-U530」でもUSB経由でスマホの音楽再生は可能ですので、上位モデルの機能差を考えると「DPX-U530」のコスパは非常に高いと感じますね。

カラー液晶搭載モデル

カラー液晶モデルは次の2モデルで、全てDVDメディア対応となっています。

ケンウッド
DDX4190BT
DDX6190BT
18.10発売18.10発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
DVD〇
USB×〇
iOS/Android〇
Bluetooth〇
50w×4chアンプ

これらの2モデルの違いは液晶サイズとボタンの配置となります。

2モデルともバックカメラにはケンウッド専用端子かRCA端子からの入力に対応しており、別途外部映像入力端子を搭載していますのでコンバーター等を使用すればスマホのミラーリングも可能でしょう。

映像・音声の入力にはRCAではなく4極のミニプラグを使用します。

【取扱い説明書 P38】

カーナビでYoutubeを再生する方法のまとめ!

地デジ対応マルチメディアプレイヤー

以下の2モデルはカーナビからナビ機能を取り除いたような構成のマルチメディアプレイヤーです。

ケンウッド
DPV-5000
DPV-7000
18.03発売18.02発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
DVD〇
USB×〇
Bluetooth〇
iOS/Android〇
フルセグ〇フルセグ〇
-ハイレゾ〇
-CarPlay/android Auto
-HDMI〇
50w×4chアンプ

機能構成的にはケンウッドのスタンダードグレードとハイエンドのカーナビからナビ機能を外したものとなっており、下位の「DPV-5000」と上位の「DPV-7000」との違いは、ハイレゾ再生の可否、CarPlay/android Autoへの対応の有無、HDMIポートの有無となっています。

これは発想としてはなかなか面白いと思うのですが、CDとかDVDとか地デジもいらないので、安くCarPlay/android Autoに対応したモデルを出すか、HDMIは標準搭載にして欲しいですね。

今の時代、CDやDVD、地デジなどの以前からあるメディアは必要ないが、音質だけはこだわりたいと考えるユーザーも多いと思うのでもうちょっとやりようがあるのでは?と感じます。

このグレード、全然売れてないみたいですし…。

2DINオーディオの比較

では、ここからは各社の2DINオーディオの比較を行いますが、USB非対応のMDモデルはパイオニアから実質1モデルしか販売されていません。

どうしてもMDが聴きたいという事でなけれなコスパ的にも微妙なのでUSB対応モデルを選んだ方が良いでしょう。

カラー液晶なしのUSBメディア対応モデル

カラー液晶なしのUSBメディア対応モデルは種類が多いので、Bluetooth対応の有無で括って見ていきます。

Bluetoothに対応しないモデル

Bluetooth非対応のモデルは以下の2モデルです。

パイオニアケンウッド
FH-3100DPX-U530
14.10発売16.01発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
USB〇
iOS/Android〇
Bluetooth×
50w×4chアンプ

この2モデルは価格も機能面も似たようなものですので、既存のスピーカーのメーカーなどに合わせるか、デザインやメーカーの好みで選ぶ感じになりそうです。

発売日がパイオニアの方が2014年なので新しいモデルが良ければケンウッドですね。

Bluetooth対応モデル

Bluetooth対応のモデルは以下の2モデルです。

パイオニア
FH-4400
DPX-U740BT
17.10発売17.10発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
Amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
USB〇
iOS/Android〇
Bluetooth〇
50w×4chアンプ

これらの2つのモデルもどちらも同じような構成で見た目もそっくりですね。

しかも発売時期まで全く同じと言う…。

価格帯的にはパイオニアの「FH-4400」が若干安いですし、市場の売れ数的にもこちらの方が上のようです。

カラー液晶搭載モデル

カラー液晶搭載モデルについても種類が多いので、CarPlay/Android Auto、または地デジへの対応の有無で括って見ていきます。

CarPlay/Android Auto、地デジ非対応

CarPlay/Android Autoに非対応のモデルは以下の4モデルです。

パイオニアケンウッド
FH-6200DVDFH-7400DVDDDX4190BTDDX6190BT
15.11発売18.06発売18.10発売18.10発売
Amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
DVD〇
USB×〇
iOS/Android〇
Bluetooth×Bluetooth〇
ハイレゾ×ハイレゾ〇ハイレゾ×
50w×4chアンプ

機能面ではパイオニアの「FH-6200DVD」のみBluetoothに非対応、「FH-7400DVD」とケンウッドの上位モデルの「DDX6190BT」が液晶サイズや機能的に同じような構成となっていますが、「FH-7400DVD」のみこのクラスでは唯一のハイレゾ音源の再生に対応しています。

「DDX4190BT」も含めてまだ発売まで少し時間が掛かりそうですので、ケンウッドの2モデルが発売されてから価格を見て考えて行きたいところです。

CarPlay/Android Auto、または地デジのいずれかに対応

CarPlay/Android Auto、または地デジのいずれかに対応するのモデルは以下の3モデルです。

パイオニアケンウッド
FH-9400DVSDPV-5000DPV-7000
18.06発売18.03発売18.02発売
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
amazon
楽天市場
Yahoo!
CD〇
DVD〇
USB×〇
Bluetooth〇
ハイレゾ〇ハイレゾ×ハイレゾ〇
CarPlay/AndroidAuto-CarPlay/AndroidAuto
フルセグ×フルセグ〇フルセグ〇
HDMI×HDMI×HDMI〇
50w×4chアンプ

純粋にハイレゾ再生だけに対応したモデルはパイオニアの下位グレードにありますので、ここでは「CarPlay/Android Auto」が必要ならパイオニアの「FH-9400DVS」、地デジだけ欲しいなら「DPV-5000」、全部必要であれば「DPV-7000」となりますね。(かなり高いですが…)

中国メーカーのAndroid OS搭載の2DINオーディオ

Android AutoやCarPlayなどを搭載したカーオーディオは高い上に、車載用に本来のOSの機能をかなり絞り込んであります。

スマホの機能を丸ごとカーナビで使用できるのが最も便利ではあると思うのですが、ここ1~2年でAmazonなどで急速にAndroid OS搭載のオーディオの出品が増えているようです。

これらのモデルは、従来のオーディオユニットにWiFi通信機能を持つAndroid OSを搭載したタブレットがくっついていると考えて頂けると分かり易いかと思います。

Android OS搭載のカーナビとオーディオのまとめ

品質の安定性や、音質などではかなり微妙であるかとは思いますが、機能的な部分では原則としてAndroidのアプリが全て使用出来ますので、Yahoo!カーナビなどの比較的使い易いカーナビアプリも使用が可能です。

Android Autoでは使用が出来ないアプリも使用可能ですし、価格も非常に安い事から今後は急速に普及が進むかも知れません。

対応メディアに関してはCD/DVD/フルセグ地デジに対応していたり、していなかったりとモデルによって差がありますが、必要最小限の機能で良いと考えるユーザーにはなかなかおすすめのカテゴリーかも知れません。

Android OS搭載のオーディオユニット ATOTO「A6」の実機レビュー

2DINオーディオのまとめ

以上、2DINオーディオについて14モデルの紹介と比較を行いました。

昔に比べるとかなり価格が下がっていますが、機能面では多様になっていますので選ぶのが難しいかと思いますが、自分が必要な機能だけに絞っていけばかなりお買い得なモデルが見つかるかも知れません。

取り付けに関してはカーナビよりは簡単ですので、DIYでチャレンジしてみるもの良いでしょう。

■ カーナビの取り付けは意外と簡単

■ 工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ ネット通販で購入した持ち込みパーツの取り付け店舗の探し方

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