9インチ・10インチ・11インチの大型液晶カーナビのまとめ

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

最近のカーナビアフターパーツ市場は廉価モデルと高額モデルの二極化が進み、各社の高額モデルはそのほとんどが9インチ・10インチの大型液晶を搭載しています。

そこで今回はアフターパーツのカーナビ各社が展開する9インチ以上の大型液晶モデルについて、メーカごとに特徴をご紹介します。

パイオニア楽ナビの9インチモデル

パイオニアは楽ナビ・サイバーナビの2シリーズのカーナビを展開していますが、楽ナビの本来の意味での最新モデルは2019年にフルモデルチェンジを行った8インチまでとなっており、8インチについてはインターフェイスの全面更新や地図解像度の100万画素化が行われています。

一方で何故か9型の「AVIC-RQ903」については旧インターフェイス版のマイナーチェンジとなっています。(100万画素化のみ実装)

おそらく2020年の春~秋に掛けて9インチモデルについてもフルモデルチェンジを控えていると推察されますので、2020年3月時点では「AVIC-RQ903」の購入は見送った方が良いと考えられます。

車種別の適合状況についてはこちらから確認出来ます。

■ 楽ナビ・サイバーナビ車種別カーナビ適合

パイオニア 楽ナビ2022年モデルの違いとおすすめモデル
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パイオニアサイバーナビの9インチ、10インチモデル

サイバーナビについては2019年に7~9インチモデルにおいてのみフルモデルチェンジが実施されており、車種別10インチについては2020年のフルモデルチェンジ待ちとなっています。

フルモデルチェンジが行われた7~9型のサイバーナビは、全てのグレードで100万画素化が実装されており、液晶サイズごとの機能差はありません。

新型サイバーナビの最大の特徴はドコモの専用WiFiアクセスポイントを使用してカーナビ自体が高速インターネット通信を使用できるだけでなく、スマホなどのガジェット類もWiFiアクセスポイントに接続が可能、車載WiFi機能が一体化したカーナビであると言えそうです。

主な特徴はこちらの通りです。

①回線がドコモのLTEで安定感と速度は充分…の予定

②回線使用料金が爆安!(1日500円/30日1500円/365日12,000円)で、1年は無料

③Youtubeを直接再生する為のブラウザを搭載

④ついに全地図更新を完全WiFi化

⑤自宅のWiFiネットワーク経由で、家庭のレコーダー内の動画を再生可能

HDMIの出入力にも対応していますので、スマホのミラーリングとも相性が良さそうです。

車種別の適合状況についてはこちらから確認出来ます。

■ 楽ナビ・サイバーナビ車種別カーナビ適合

サイバーナビ2022~2023年モデルの特徴をまとめて説明
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パナソニックカーナビ9インチ、10インチモデル

パナソニックは2016年から9インチのフローティング液晶ナビを展開していますが、2019年に10型100万画素モデルが追加され、以下の3モデルとなっています

CN-F1X10BDCN-F1X10DCN-F1D9D
19.11発売
10型液晶 100万画素9型液晶
VICS WIDE
ETC2.0対応車載機
フルセグ/DVD/SD/USB/Bluetooth/CD録音
ブルーレイ--
HDMI IN×1
HDMI OUT×1
HDMI IN×1HDMI×
Android Auto-
高音質DAC&ハイレゾ再生-
Navicon
連携ドラレコ
バックカメラ
ステアリングリモコン
地図更新
全地図3年間で1回無料
取付・取扱説明書
工賃が安いカーナビの持込取り付けが出来るお店の探し方

9型の「CN-F1D9D」は従来の30万画素、10型の「CN-F1X10D」「CN-F1X10BD」は液晶の大型化に伴い100万画素の高解像度化が行われています。

10型の2モデルはHDMI入力に対応していますので、スマホのミラーリングに対するの相性も良く、最上位の「CN-F1X10BD」はHDMI出力により、リアモニターとの接続も可能となっている他、ブルーレイの再生とAndroid Autoにも対応しています。

パナソニックのフローティング液晶シリーズは適合車種がダントツに多いのが最大の特徴であり、普通車だけでなく軽自動車まで幅広くサポートされています。

車種別の適合状況についてはこちらから確認出来ます。

■ パナソニックFシリーズ車種別カーナビ適合

パナソニックのカーナビ2023年モデルの違いとおすすめモデル
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ケンウッドのカーナビ9インチモデル

ケンウッドの彩速ナビは操作性やレスポンスなど、カーナビの基本的な使い勝手には優れていますが、他社が大画面化を研究して来た2015年以降にドライブレコーダーに開発リソースの多くを注いで来た為、大画面化の波に乗り遅れてしまいました。

2019年にようやく初の9インチモデルである「MDV-M906HDL」が発売されていますが、これらは従来の7型モデルの液晶をサイズアップし、解像度を100万画素に上げただけのモデルとなっています。

最上位ならではの特別さがなく、他社の上位モデルではほとんどサポートされているHDMI入力ポートも非搭載(過去の上位にはあったのですが削除)ですので、価格以外におすすめポイントがありません。

更に価格もそこそこ高いのでかなり微妙なモデルだと思います。

車種別の適合状況についてはこちらから確認出来ます。

■ ケンウッド「MDV-M906HDL」車種別適合

ケンウッド彩速ナビ 2023~2024年モデルの違いとおすすめモデル
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アルパインのカーナビ9・10・11インチモデル

アルパインは元祖大型液晶カーナビメーカーですので、業界で最も早く9インチ以上のカーナビを販売して来ています。

2020年2月にフルモデルチェンジが行われた現行機種としては、9インチ・10インチのスタンダード液晶タイプの他に、パナソニックの10インチフローティングのサイズをさらに超える、11型フローティングモデルも販売されています。

2020年のモデルチェンジではカーナビ操作のボイスコントロールが実装され、ハンズフリーでの操作性が大幅に向上しているようです。

こちらもHDMIはIN・OUTに対応していますので、スマホのミラーリングとの相性は良いと考えられます。

アルパインは車種専用モデルが多いので適合車種が少ないのが弱点ですが、大型液晶狙いなら候補に入れたいところです。

■  アルパインカーナビ 車種別適合

アルパイン ALPINE のカーナビ 2021年モデルの違いとおすすめモデル
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まとめ

以上、9~11インチの大型液晶カーナビについて各社製品の特徴をご紹介しました。

まとめると「大画面+先進性」ならサイバーナビ、「大画面+汎用性」はパナソニック、「大画面+操作性」ならアルパインと言った形になりますね。

後は皆さんのお好みでお選び下さい。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

■ カーナビおすすめ最新モデルの比較

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