※2020年9月5日更新~実機レビューを追記しました。

こんにちは!Omiです。

今回は2019年7月に発売されたパナソニック初のHDR対応バックカメラ「CY-RC100KD」の実機テストを行いました。

日本のバックカメラ市場は海外に比べて変化に乏しい状態が続いていましたが、2019年3月に発表されたケンウッドの「CMOS-C740HD」を皮切りに、HDR化が進みつつあります。

ケンウッドのHDRモデルは同社の特定カーナビ専用モデルですので、パナニックの「CY-RC100KD」は唯一の汎用品と言えますが、今回はこの製品の画質をパイオニアの現行バックカメラ「ND-BC8Ⅱ」と比較してみました。

「CY-RC100KD」のスペック

「CY-RC100KD」のスペックは以下の表の通りです。

・画素数~31万画素
・F値~2.0(
・視野角~水平146°/垂直114°)
・CMOSサイズ~1/3.7型
・照度範囲~1~100,000lx

仕様表記上ではほとんど旧モデルの「CY-RC90KD」と差はありませんので、ポイントはやはりHDR化になりますね。

ケンウッドのHDR対応モデルとの違い

ケンウッドの「CMOS-C740HD」は完全の同社の100万画素のハイエンドカーナビ、「MDV-M906HD」系の3機種専用モデルで、画素数も100万となっていますが、「CY-RC100KD」は汎用の31万画素モデルです。

カーナビなどのモニターとの接続もRCA端子となっていますので汎用性が高く、様々な機器に接続出来そうです。

セット内容とデザイン

「CY-RC100KD」のセット内容はこちらの通りです。

①カメラ本体(ケーブル0.5m)

②両面テープステー

③ACC電源ケーブル(5.0m)

④カメラ中継ケーブル(3.5m)

⑤その他取付け用品

⑥説明書

カメラはコンパクト

最近は中華企画のバックカメラのテストが多かったので大きさに対する感覚がおかしくなっているところもありますが、最近扱ったバックカメラの中では最もコンパクトです。

同じく日本メーカーのデータシステムの製品と比べても奥行きがないので良い感じです。

ステーを固定するネジ穴は上下2つの位置に空いていますので、上下から固定する事が可能です。

ケーブル類

ケーブルに関してはバック信号線ではなくACCから電源を取るタイプとなっており、カーナビ側のRCA端子と合わせてフロント側に引き込む前提のケーブルの割り振りになっています。

電源ケーブルの長さは5m、カメラから出ているケーブルは0.5m、間に2.5mの中継ケーブルが入りますが、状況に応じてこのケーブルは抜く事も可能です。

カメラのコネクタ部分はスタンダードな4芯です。

取付けについて

この製品については最終的にアクアでパイオニアのディスプレイオーディオと合わせて使用する為に購入したのですが、今回はパイオニアの2016年発売の現行品のバックカメラ「ND-BC8Ⅱ」との画質の比較の為に、アルファードに仮留めしています。

バックカメラの中にはバックランプなどに接続してバック時のみに通電させる製品も多いですが、この製品はACCタイプなので取付けも簡単です。

※アクアへの「CY-RC100KD」取付け手順は以下記事で解説しています。

アクアにバックカメラ取付けの巻

画質について

画質については昼夜の見え方をパイオニアの「ND-BC8Ⅱ」と比較しました。

視野角について

視野角については仕様上はこちら通りで、いずれもバックカメラとしては標準的なものとなっています。

・パイオニア「ND-BC8Ⅱ」:水平129°
・パナソニック「CY-RC100KD」:146°

【ND-BC8Ⅱ】

【CY-RC100KD】

パナソニックの方がやや視野角が広いものの、歪みが出ているのが少し気になります。

逆光補正について

パナソニックの「CY-RC100KD」の最大のセールスポイントはHDRによる白飛び・黒潰れへの強さです。

ただし、実際の映像では状況によってはWDRの「ND-BC8Ⅱ」とあまり変わらなかったりもします。

【ND-BC8Ⅱ】

【CY-RC100KD】

白飛びはともかく、画面の左側はしっかり黒つぶれしています。

 

こちらのシチュエーションではパナソニックの方が若干白飛びを抑えられていますが、正直なところ期待していた程ではありませんでした。

【ND-BC8Ⅱ】

【CY-RC100KD】

とは言え、パイオニアの「ND-BC8Ⅱ」との2択であればパナソニックの「CY-RC100KD」を選びますし、以前使用していたリーフの純正バックカメラに比べると圧倒的に見易いと感じました。

【初期型リーフ純正】

夜間の明るさについて

夜間の明るさについては全くの期待ハズレで、むしろパイオニアの「ND-BC8Ⅱ」の方が明るいという結果です。

【ND-BC8Ⅱ】

【CY-RC100KD】

HDR補正で明るい部分が絞られているのは良いのですが、全体の露出を落しすぎのような印象を受けました。

なお、以前同じ場所でMAXWINのHDR対応バックカメラ「CAM21」のテストを行っているのですが、圧倒的な明るさ、クリア感でしたので今回の「CY-RC100KD」の見え方は少し残念に感じます。

また、この様に夜間のコンビニの窓ガラスを背にしたような状況では、パイオニアの「ND-BC8Ⅱ」の方は白飛びが出ますが

【ND-BC8Ⅱ】

【CY-RC100KD】

一方でパナソニックの「CY-RC100KD」の方は白飛びが良く抑えられていますので、HDR補正の恩恵は確かにあります。

「CY-RC100KD」の総評

「CY-RC100KD」の総評ですが、パイオニアの「ND-BC8Ⅱ」と比べるとこちらの2つの点で勝っています。

・視野角がやや広い

・白飛びに強い

ただし、「夜間の暗い場所ではやや暗く、ぼんやり映る」と言う弱点も見受けられました。

パナソニックはデジタルビデオカメラでもHDR補正対応の製品を販売していますが、こちらはそれなりに景色を撮影するにはバランスの良い補正なのかも知れません。

一方でこのバックカメラですが、カーエレクトロニクスとしては30万画素のセンサーでこの程度のダイナミックレンジでは最近見慣れている中華ドラレコに劣ります。

ただし、省スペース性・省電力性・耐久性などの面では中華製を圧倒出来ると思いますし、バックカメラの取付けは素人には面倒な難易度の高い作業ですので、自分で交換作業が出来ない一般のユーザーには故障のリスクが低いパナソニック製品の方がおすすめです。

また、日本のメーカーの中ではカーナビ専用のケンウッドのHDRモデルを除けば、頭ひとつだけ抜けている印象ですし、価格もそれほど高くはないので、一般のユーザーであれば高い満足感が得られると思います。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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