1カメラでアラウンドビュー的な俯瞰映像を合成するバックカメラキット ATOTO「AC-SC3601」

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

先日、データシステムの1カメラでアラウンドビュー的な俯瞰映像を合成するバックカメラキット、「SKY812」についてご紹介しましたが、この製品について高いか安いかを判断する為には同じカテゴリーにおける対抗馬が必要だろうとの考えから、2019年に発売されているATOTOの「AC-SC3601」についてチェックしてみました。

現時点では「SKY812」を購入するつもりですし、「AC-SC3601」はテストする予定はないのですが、amazonでは思いの外評判が良く、不良品率も低そうな印象を受けましたので「AC-SC3601」についてもざっくりと特徴を見て行きます。

「AC-SC3601」の特徴

「AC-SC3601」の特徴は「SKY812」と全く同じで、通常は4カメラの映像を合成してモニターに出力するアラウンドビュー的な車両俯瞰システムですが、通常のアラウンドビューと異なるのは1カメラの映像を一定時間吸い出して合成するものであり、後方以外の周囲の動体に関しては過去の状況が反映される点が挙げられます。

なので、この俯瞰映像を見て「左右に歩行者や自転車などがいない」と判断してしまうのは危険になります。

ATOTOの「AC-SC3601」では、車の全方位が映っている様に見えますが、仮に周囲がクリアな状態でもそれは過去数秒前の映像から合成されたものであり、現在は人がいてもカメラにリアルタイムで映っていない部分については反映されません。

この辺りが一般的なアラウンドビュー的な全方位モニターとは異なる点です。

後付け可能なアラウンドビュー的な全方位モニターのまとめ
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ただし、アラウンドビューを検討しているユーザーの中には「後退時の左右の車両との距離感や車の向きを把握できれば良い」と考えている方も多いでしょうし、私もそのような考え方を持っています。

セット内容と取り付け手順

「AC-SC3601」のセット内容はこちらの通り、専用カメラとリモコン・ケーブル類・コントロールユニットと比較的シンプルな構成になります。

バックカメラをDIYで取り付けた事がある方なら分かると思いますが、普通のバックカメラとナビの間にコントロールユニットが入るだけの単純な構成ですので、バックカメラの取り付けが出来る方には朝飯前の作業だと思います。(余分な作業はキャリブレーションくらいかと)

バックカメラの取り付け方法について
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まとめ

以上、「SKY812」の対抗馬として「AC-SC3601」について解説しました。

日本のamazonでは2.2万円とデータシステム「SKY812」と大差ない価格帯ですので、現時点では「AC-SC3601」をテストするつもりも、おすすめするつもりも全く無いですが、アメリカのamazonでは99ドルで販売されています。

1万円台前半なら欲しい!という方がいればATOTOさんに伝えておきましょう(笑)

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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