こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
先日テストを実施したパナソニックのHDR対応の汎用バックカメラ、「CY-RC100KD」をようやくアクアに取付ける時間が取れましたので、備忘録も兼ねて取付け手順を解説します。
結構時間が掛かってしまいましたが、慣れた方であればそこまで難しい作業ではありません。
アクアの純正バックカメラの位置
純正のバックカメラはこのようにリアガーニッシュに穴あけしてバンバーを映す仕様となっていますが、うちのアクアにはこの穴が空いていません。
アクアにバックカメラを後付けする場合には、この位置に埋め込まずに両面テープステーで貼り付ける事が多いようですが、今回はガーニッシュに穴開けしてバックカメラを埋め込みました。
穴のサイズとカメラの角度調整で苦戦して時間が掛かりましたが、埋め込んだ方が雨の日の水滴が付きにくくなります。
作業手順はこちらの通りです。
リアゲートの内貼りを2枚外す
まずはリアゲートのフェルトのパネルを外します。
このようなクリップで10箇所で固定されていますので、クリップ外しを引っ掛けて左右に振りながら抜きます。
こう言う工具がなくても外せますが、あると何かと便利です。
次にこのパネルも外してしまいます。
こちらは4つの白クリップで固定されていますが、手前に引っ張ると簡単に外れます。
リアガーニッシュの5つのナットを外す
次にリアガーニッシュを固定している5つのナットを外します。
このナット以外に一つだけ白クリップが付いていますので、裏からラジオペンチなどで挟みながら押し出します。
このクリップの役割が分かりませんが、ひょっとすると純正バックカメラはこの穴からケーブルを引き込んでいるのかも知れませんね。
リアガーニッシュを外す
ボルトとクリップを外すとガーニッシュがフリーになりますので、ガーニッシュを外す前にリアゲート解放のスイッチ部分に挿さっているカプラーを抜いておきます。(スイッチを先にガーニッシュから外してしまう場合には抜かなくても可)
ガーニッシュは引っ張れば簡単に外れます。
ガーニッシュに穴あけとカメラ固定
アクアのガーニッシュはこの位置に切り取り線のような物が入っています(笑)
どれくらいの大きさの穴を開けて良いものかさっぱり分かりませんでしたので、今回はバックカメラの大きさに合わせて小さ目の穴を開けて、干渉したりカメラの角度調整が上手く行かない場合には穴を広げる事にしました。
最初はこのサイズです。
左右は糸鋸で切れ目を入れて、奥の部分はドリルで穴あけした後にニッパー、ヤスリで整形しています。
この工程が一番面倒で、カメラのステーのネジが干渉したり、カメラの向きが妙に下側になってしまったりと一筋縄では行かず、最終的にはかなり大きめの穴になりました(笑)
切り取った後にはこのような両面テープ付きゴムチューブを被せました、
見た目はちょっと格好悪いですが、正面からは見えないので良しとします。
何度か見え方を確認して位置と角度を調整した後、この位置にこの角度でカメラを両面テープで貼り付けました。
配線の車内への引き込み
先程のガーニッシュを外した時に一箇所だけクリップで固定されているところがありましたので、最初はこの穴にカメラケーブルを通そうかと思ったのですが…
穴が小さすぎてケーブルが通りませんでした。
また、この穴は右側でカメラは左側に取付けていますので、ケーブルを右側に這わせる必要もあり、ガーニッシュとケーブルの干渉も気になりましたのでカメラ上にドリルで穴あけする事にしました。
穴はこのようなラバーシールで塞いだ上に、以前購入しておいた使い掛けの液体ガスケットやコーキング材を使用するつもりでしたが、どこにしまったか分からなくなったのでこのままです(笑)
ケーブルを車内に引き込んだら、次にモニター側のケーブルをこの様に天井からゴムチューブに通します。
このチューブ通しが難関でしたが、蛇が蛇を飲み込むようなイメージでチューブをくねらせながら少しずつ上に引き出します。
チューブをクリア出来たら次はこの経路でケーブルをリアゲートに通します。
針金などと一緒に通す、または針金の後ろにテープでケーブルを固定して針金を引き抜くと通し易いでしょう。
余った配線は適当に固定しておきます。
カーナビ裏に配線を回す
ここまで来たら既に終わったようなものですし、暗くなってきたので後は適当です(笑)
配線をゴムモールに沿って下まで下ろして、内貼りに押し込みつつ前に持っていきます。
助手席のところだけ内貼りを外してケーブルを固定しました。
電源とアース、カーナビへの接続
このバックカメラはACCがから電源を取るタイプなので、既設のACC配線を分岐させました。
ACCを電源とアースの取り方はドラレコを取付けた時に別記事にて解説していますので、以下リンク先をご参照下さい。
カーナビへの接続はカーナビ取付け編を参照して下さい。
最終的にはこんな感じで映るようになりました。バンパーがしっかり映っていて良い感じです。
まとめ
以上、アクアのバックカメラ取付け手順について解説しました。
ガーニッシュやリアゲートに穴あけが必要ですし、チューブを通すのが結構大変だったりもしますが、工具さえあればそれほど難しい工程はありませんので、電動ドリルを持っているような方は是非チャレンジしてみて下さい。
(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣)
コメント
Omiさん
はじめまして。突然のメール失礼致します。
自動車業界に精通されているOmiさんに1点お聞きしたい事があり、いきなりではありますが、ご連絡させて頂きました。
安井様
メールにて返信させて頂きました。