側面・横方向が撮影できるトライブレコーダーのまとめ

※2021年9月26日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

最近は前後2カメラタイプのドライブレコーダーの普及率が上がっているようですが、それでも側面からの衝突に関しては万全ではないので、全方位の録画を検討している方が増えています。

私の知り合いでも交差点で対向車に横からぶつけられた方がいますが、横方向が映っていなかった為、動いた動いていないの水掛け論になり、事故処理は揉めに揉めたそうです。

身近でこのような話が出てくるとやはりドライブレコーダーで全方位を撮影したくなりますが、この記事では事故の際の幅広い証拠を押さえる事を目的とし、360°ドライブレコーダーを始めとしていくつかの方法で横方向を撮影する方法について解説します。

一番手っ取り早いのが360°ドラレコ、でも弱点もあるよ?

横方向を撮影できるドライブレコーダーうち、最もリーズナブルで取り付けも簡単なのはやはり360°ドライブレコーダーです。

通常はこのような魚眼タイプのレンズを下に向けてフロントカメラに設置します。

コムテックなどの大手メーカーの製品であれば、以下の動画ようにPCビュワーやWiFiアプリなどで録画映像の視野を変更出来るため、明るい昼間であれば横方向の状況認識が可能です。

ただし、360°ドラレコには次の2つの弱点があります。

・前後の車のナンバーが読みとれない
・後方の状況がイマイチ掴みにくい

前後の車のナンバーが読みとれない

ドライブレコーダーのナンバー認識精度はイメージセンサーの画素数と録画ファイルの解像度に依存します。

360°モデルではないスタンダードなドライブレコーダーの場合、200万画素のイメージセンサーを使って「1920×1080」のフルハイビジョンの解像度で録画を行いますので、よほどおかしなハードウェアを使わない限り数m先の車のナンバーは読みとれます。

ところが360°ドライブレコーダーの場合には通常のドライブレコーダーの10倍程度の視野の範囲を200~400万画素程度の限られた画素数の中に無理矢理収める為、ナンバーの読み取り精度の面では絶望的です。

※360°モデルとしては現行最高解像度である4Kの「ZDR037」はそこそこ読み取れる。

従って「ZDR037」以外の製品では、当て逃げや煽り運転の証拠を押さえる目的は果たせない可能性が高くなります。

後方の状況がイマイチ掴みにくい

360°ドラレコは後方の情況も撮影する事が出来ますが、前方に比べて距離がありますので後続車両の様子が掴みにくいと言う弱点もあります。

大体の動きは分かりますが、距離感が掴みにくくナンバーはまず映りません。

リアカメラ付きの360°ドライブレコーダー

前述のように一見最強のように感じられる360°ドライブレコーダーには2つ弱点がありますが、これらの弱点が改善されたモデルも各社から発売されています。

それがコムテックの「HDR360GW」などの、360°モデルにリアカメラが付属した2カメラ録画タイプです。

これらの製品ではリアカメラが200万画素のフルハイビジョン録画となっていますので、通常のセパレート型の2カメラドラレコと同じく、後続車両のナンバー認識も可能です。

ただし、最新のコムテックの4Kモデル「ZDR037」以外では、フロントカメラの解像度は変わりませんので、前方車両のナンバーを読み取る事が難しい事には変わりありません。

従って360°タイプを選ぶなら、まずはコムテックの4Kモデル「ZDR037」を検討しましょう。

実機レビュー「ZDR037」4K相当の360°+リアカメラドラレコの評価!
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3~4カメラドライブレコーダー

最近ようやく本格的に展開され始めたのが前後のセパレートタイプの2カメラドラレコに、左右のサイドカメラを追加した4カメラドライブレコーダーです。

現行最強の4カメラドラレコ AKEEYO「AKY-Z3GT」

AKEEYOの「AKY-Z3GT」は現在市販されている個人向けのドラレコとしては珍しい最大4カメラ録画に対応した最新モデルです。

5.5型の大型液晶にセパレート型の4つのカメラを接続する事でフルハイビジョン×4カメラでの録画に対応していおり、それぞれのカメラの逆光補正能力やナンバー読み取り精度、夜間の明るさのいずれの面でも、ドラレコとしての必要な水準は余裕でクリアしています。

走行中の事故や煽り運転に遭った際の状況証拠を残すと言う目的においては現行機としては最強の性能と言えるでしょう。

実機レビュー 最大4カメラ対応のドライブレコーダー AKEEYO「AKY-Z3GT」の評価
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4カメラまで対応可能な異色のネットワークドラレコ GARMIN「47Z」

GARMINは言わずと知れたアメリカのGPSメーカーでガジェットメーカーとしては抜群の信頼性を誇ります。

同社の「47Z」は2019年6月に発売された、WiFiとBluetoothでネットワークを構築する2カメラドライブレコーダー「46Z」の2021年向けの後継機ですが、このネットワークリアカメラ相当の単品モデル「mini2」を2台まで追加する事で、最大で4台の構成が出来ます。

3台構成の場合には3台目を車内向きに、4台構成なら左右のクォーターガラスに外向きに取り付けるなど方法でユーザーの要望に合わせて撮影範囲を調整する事が可能です。

本機はSTARVISセンサーを採用している訳ではありませんが、ソフトウェアによるチューニング技術が優れており、昼間の白飛びを抑えながら夜間も比較的明るく撮影できるのが特徴です。

Garmin「47Z」最大4カメラ クラウド遠隔監視対応のネットワークドラレコ
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3カメラドラレコなら VANTRUE「N4」

前述の「AKY-Z3GT」が発売される前までは最強の高画質を誇っていたのが、VANTRUEの3カメラモデル「N4」です。

本製品はフロント筐体の前後とリア用の筐体に、それぞれ500万画素・200万画素・200万画素のSONYのSTARVIS対応のイメージセンサーを搭載し、2.5K/フルHD/フルHDの高解像度録画を行います。

フロントカメラは2.5Kの高解像度録画を行いますので、ナンバー認識精度が非常に高い上、動画の明るさを自在に調整できるPCのVANTRUEビュワーを使って再生する事で、従来のドラレコの明るさの限界値を余裕で振り切る明るさを実現しています。

従来の感覚からするとちょっとおかしいだろう?と感じるくらいの暗視能力で、前後と合わせて室内・左右の録画も可能ですので、現行のドラレコとしては走行時の事故、運転トラブル、駐車監視のあらゆるシチュエーションで最強クラスの証拠能力を誇ると言っても過言はありません。

実機レビュー VANTRUEの3カメラSTARVISドラレコ「N4」の評価
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ただし、ドラレコやガジェットの操作が苦手であったり、機械系が全般的に苦手と言う方にはユピテルやセルスターなどの日本メーカーの製品をおすすめします。

VANTRUEキラーのVIOFO「A139 3CH」

VIOFOは主に欧米を主戦場として来た中国の大手ドラレコ専業メーカーで、VANTRUEと非常に良く似たビジネスモデルを展開していますが、売上規模はVANTRUEのおよそ3倍の年間30万台を誇ります。

ただし、日本市場の進出は2019年後半からとなっている上、日本の売上依存度がVIOFOよりも低い為か未だ日本向けのローカライズが中途半端な印象を受けます。

とは言え、同社の製品はどれも高画質・高性能である為、LaBoon!!では2カメラモデルを中心に積極的におすすめして来ました。

「A139 3CH」は同社のフラッグシップに当たる3カメラモデルで、WiFi対応・偏光フィルター・外部マイクのOPなど、画質だけでなく多機能さも魅力な製品です。

フロントカメラは500万画素STARVISの「IMX335」、インナー・リアはVIOFO定番の200万画素STARVIS「IMX291」とハードウェア構成は概ねVANTRUE「N4」と似たようなものですが、本機は発売後間もない未テスト製品ですので画質面での実力は未知数です。

特性的には「N4」キラーですが、PCビュワーによるアドバンテージがないですし、「N4」ほどの省電力性は持ち合わせてないと予測しています。

実機レビュー「A139 3CH」 VIOFO3カメラドラレコの評価
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スマートミラー型3カメラのNEOTOKYO「MRC-PRO1G」

NEOTOKYOはモジと言う日本のメーカーが持つブランドで、個人的にはウェブでの広告戦略に優れた印象が強いメーカーですが、取り扱い製品を絞る事でサポートを充実させているように見受けられます。

「MRC-PRO1G」は車内撮影用のカメラを装備したスマートミラー型の筐体に、セパレートのフロントカメラ・リアカメラをセットにした3カメラスマートミラーです。

イメージセンサーは前後カメラに200万画素のSONYのSTARVISセンサー「IMX307」を搭載し、強めのHDR補正で昼夜ともに優れた撮影能力を誇ります。

インナーカメラは白飛びが出やすく、赤外線LEDをOFFにする事が出来ませんので車外ではなく車内撮影向けの特性となっています。

タイムラプスによる駐車監視にも対応してますが、消費電力が非常に大きいのでバッテリーへのダメージが気になるところです。

実機レビュー 3カメラスマートミラー ネオトーキョー「ミラーカムPro MRC-PRO1G」の評価
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スマートミラー型 サイド/インナー対応の3カメラ AKEEYO「AKY-X3GTL」

AKEEYOは中国の深圳に本拠を置くカーエレクトロニクスメーカー(商社)です。

同社はイエローハットで販売されている製品などのOEM生産を10年くらい続けてきたと言う実績があるのですが、2019年頃からamazonを中心に自社通販を始めるようになりました。

「AKY-X3GTL」は、12型右レンズの液晶とセパレートのリアカメラに、セパレートのサイドカメラ、またはセパレートの車内向けカメラ、と言う3カメラ対応のスマートミラーです。

NEO TOKYOの「MRC-PRO1G」と比べるとフロントカメラの性能が落ちますが、インナーカメラは昼間の白飛び・夜間の黒潰れには強い特性で、価格的にも「MRC-PRO1G」の半額以下となっていますので、コスパを考えると3カメラモデルとしては「AKY-X3GTL」がおすすめとなります。

また、タイムラプスモードにも対応し「MRC-PRO1G」ほど極端に消費電力が大きくはないので、駐車監視目的であれば「AKY-X3GTL」がおすすめです。

実機レビュー、3カメラスマートミラーAKEEYO「AKY-X3GTL」の評価
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スマートミラー型360°、しかも3カメラの AKEEYO「AKY-V360ST」

「AKY-V360ST」は同社の360°スマートミラー「V360S」にサイドカメラ、またはインナーカメラを付けた3カメラ360°スマートミラーです。

ミラー筐体には360°カメラ、セパレートのサイドorフロントカメラ+リアカメラの3カメラタイプとなります。

本命はまだ発売されていない、フロントカメラタイプと考えており、この構成がおそらく今後の理想パターンとなるでしょう。

実機レビュー 史上最強の360°の3カメラスマートミラー型ドラレコ AKEEYO「AKY-V360ST」の評価
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まとめ

以上、横方向を撮影できるドライブレコーダーについていくつかご紹介しました。

それぞれ価格帯も、見た目も、取り付けの手間も大きく変わりますので予算と目的に合ったモデルをお選び下さい。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

360度の全方位録画が出来るおすすめドライブレコーダーのまとめ
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