拡大・縮小が出来るスマートミラーのまとめ

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

2020年には純正ミラー交換式の「MDR-A001」「MR-A001」しか存在しなかった、拡大縮小機能をサポートしたスマートミラーですが、2022年にはMAXWINから対応モデルが拡充、NEOTOKYOも参入するなど、徐々にその存在感が大きくなりつつあります。

そこでこの記事では2022年9月時点で発売・発売予定となっている拡大・縮小が可能なスマートミラーについてご紹介します。

「MDR-A002」ぶっちぎりの高画質、60fps対応モデル

「MDR-A002」は、2022年8月にMAXWINから発売された、60fpsの滑らかな映像出力に対応した高画質モデルです。

「MDR-A002」熟成された最高のスマートミラーの実機レビューと評価
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本製品の最大のセールスポイントは、全てのスマートミラーが問題として抱えている撮影コマ数の少なさから来る、映像のカクツキを60fpsの高いフレームレートで克服した点にあります。

一般的なスマートミラーの撮影コマ数は、1秒間に25~30コマとなっていますが、テレビや一般的なモニター類のコマ数が60コマとなっている事からも分かるように、これよりも極端に少ないコマ数の映像は人間の目にはカクついて見えます。

実は一般的なスマートミラーの撮影コマ数は60fpsなのですが、後続車のヘッドライトの防眩対策としてHDR補正が採用されています。

HDR補正とは、露出を変えて連続して撮影した2枚の画像を合成して、全体を見易くする技術ですが、ポイントは

・連続して撮影した2枚の画像を合成する

と言うところです。

 

つまり、30fpsのHDR映像は、60fpsで撮影された2枚の映像を合成して出力しています。

従って60fpsのHDR映像は、120fpsで撮影された2枚の映像を合成する必要があり、高速このフレームレートでの撮影が非常に厄介で、一般的なドラレコ用のセンサーでは不可となっています。

そこで「MDR-A002」では、おそらく他のドラレコでの採用実績がないであろう、SONYの上位STARVISセンサーである、「IMX462」を採用しているとの事です。

「MDR-A002」熟成された最高のスマートミラーの実機レビューと評価
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この120fps撮影に対応したセンサーを使わないと、HDR補正が入れられませんので、昼夜に白飛びが出易かったり、夜間にやたらと暗くなるなど、スマートミラーとしては見るに堪えない映像になります。

「MDR-A002」では、他社の30fpsクラスのスマートミラーの画質を凌駕した上で、60fpsの高フレームレートによる滑らかさを実現した製品で、おそらくこのようなチャレンジをするようなメーカーは、今後も簡単には現れないでしょう。

そもそも、ケンウッドやアルパイン、NEOTOKYOであっても、彼らの製品は既存の工場の企画を流用しただけの物であって、オリジナリティは極めて薄いものです。

MAXWINの様にリスクを負って新しいセンサーを使って仕掛ける、と言うようなことはやれない事情があると思います。(ケンウッドやアルパインは、こなれた旧センサーを使っても不具合をバシバシ出してました)

「MDR-A002」熟成された最高のスマートミラーの実機レビューと評価
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「MDR-A001」拡縮元祖だが超高画質

「MDR-A001」は「MDR-A002」の前進である、2020年モデルの拡縮元祖モデルです。

この製品が拡縮に対応するに至った背景として、LaBoon!!からMAXWINへのユーザー要望を反映しての提案があり、LaBoon!!としても思い入れは深いものがあります。

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最新の「MDR-A002」と比べても全ての面で劣っている訳ではなく、60fpsによる滑らかさ以外の面では「MDR-A001」が優れている部分も多くなっています。(GPS非対応なのですが…)

ぶっちゃけ、「MDR-A001」と「MDR-A002」の静止画を比べた場合には、夜間の明るさなどで「MDR-A001」の方が勝っており、「MDR-A002」以外の他社の製品と比べた場合には、相手になるような画質の製品は皆無です。

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ミラー貼付型の「MDR-C012」「MDR-G007」

MAXWINの「MDR-C012」「MDR-G007」は何れもミラーに貼り付けるタイプの拡縮モデルで、C012が前後2カメラ、G007はリアカメラのみの構成です。

画質の面では「A001」「A002」には劣りますが、これらの製品は純正ミラーのステーの形状などの関係で取り付けが出来ない車種もありますので、その代替として、または価格面を考慮して検討する価値はあるでしょう。

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https://car-accessory-news.com/mdr-c012/

ミラー貼付型の「ミラーカム2」「ミラーカムSE」

NEOTOKYOの「ミラーカム2」「ミラーカムSE」は、上述の「MDR-C012」「MDR-G007」と同じコンセプトの製品で、2が前後2カメラ、SEがリアカメラのみの構成です。

こちらで画質を「MDR-G007」と比較した結果、大きな差ではないものの、全体的に「MDR-G007」の方が高画質と言う結果に落ち着きました。

NEOTOKYOはサポート充実、MAXWINはサポート微妙、と言った見方をされていますが、最近はビジネスとしてMAXWINのサポートをLaBoon!!が代行し始めていますので、今後サポート代行の該当製品が増えた場合、私がNEOTOKYOのスマートミラーをおすすめする余地はなくなるでしょう。

※画質はMAXWINが良いですし。

まとめ

以上、拡大・縮小が可能なスマートミラーについて、いくつかご紹介しました。

このカテゴリーは今後も増える可能性が高いので要注目ですね。

コメント

  1. ND より:

    いつも参考になる情報をありがとうございます。
    質問なのですが、ドライブレコーダーの機能無しで、貼り付け型の単純なスマートミラーでおすすめの機種などありますでしょうか?

    現在N4(前後逆付)+スマートミラーでの運用を考えております。

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