※2020年11月13日更新~最新の情勢に合わせて内容を見直しました。

こんにちは!Omiです。

ドライブレコーダーに求められる最大の役割は、①事故やトラブルの際の状況の記録、②当て逃げやトラブルの相手車両のナンバーの記録、の2つになろうかと思いますが、各社とも付加価値を付けて他社製品と差別化を行なう為に危険な状況を察知すると警報を行なう、安全運転支援機能を搭載した製品が増えています。

警報精度や実用性の面では疑問符が付く製品が多いですが、最近では「安全運転機能が主でドラレコ機能がオマケ」と謳っているような面白い製品も出てきていますので、主要な製品と少し目先の変わっった面白い製品についていくつかご紹介します。

PlayWings「MINIEYE」

PlayWingsの「MINIEYE」は、おそらく日本では業界初となるであろう、AIを活用した安全運転支援機能を搭載したドライブレコーダーで、メーカー側がドラレコ機能はオマケと言っている製品です。

実はまだ正式販売ではなく、Makuakeでのクラウドファンディングを行っている状態ですが、LaBoon!!では先行してプロトタイプサンプルにて事前テストを実施しています。

「MINIEYE」はこちらの8つの警報が実装されており、それぞれ3~4段階での感度の調整が可能となっています。

・衝突注意警報
・低速時衝突注意警報
・車間距離警報
・歩行者距離警報
・歩行者接近警報
・車線逸脱警報
・発進遅延警報
・急加速/急コーナリング/急減速警報

全ての機能をテストした感想としては、まだまだ調整が必要な部分はあるものの、他のドラレコのオマケ機能とは一線を画する警報の精度と感じました。

詳しくは以下のレビュー記事をご参照下さい。

AI搭載安全運転支援システム+ドラレコ「MINIEYE」クラウドファンディング案件

ケンウッド「DRV-MR8500」

ケンウッドの「DRV-MR8500」はフロントカメラでは従来式の3つの安全運転支援機能、リアカメラにはAIを搭載した後続車の動作を検知する機能が搭載された、同社としては最新・最上位のフラッグシップモデルです。

フロントカメラで行なう通常の安全運転支援警報はこちらの3種類です。

・前方衝突警告~30km以上で走行中、車間距離15m未満、または5km以上の速度差で警告
・車線逸脱警告~60km以上で走行中に車線を逸脱すると警告
・発進遅延警告~先行車発進後、1.5秒で警告

・前方衝突警告は警報タイミングが遅く、かなり車間距離を詰めないと鳴りませんので実用性はイマイチと感じました。

 

・車線逸脱警告は車線からはみ出そう、または白線に乗った段階で警報が出ており、タイミングは適切と感じました。

 

・発進遅延警告は1.5秒のタイムラグがあると説明書に書かれていますが、警報がやたらと早いタイミングで出るか、全く出ないかのどちらかと言う傾向が強く、実用性はイマイチと感じました。

リアカメラでAIを活用して行なう警報はこちらの2つです。

・後方車異常接近警告~後方車両が異常接近すると警告・イベント録画(速度不明)
・後方車蛇行運転警告~後方車両が蛇行運転をしながら接近すると警告・イベント録画(30/50/70km以上)

 

・後方車異常接近警告は、おそらく30km以上で警報と言う仕様かと思いますが、概ね設定した位置で警報が出ます。

ただし、AIセンシングなどどご立派なネーミングの割には自車速度・後続車両の速度・相対速度などは全く加味されず、40kmから減速中に後続車との距離が少し近いだけでも警報が出ますので、AIではない普通の警報と大差ない印象です。

AIというからには、最低でも速度に応じた警報を期待したのですが、どこがAIなのかさっぱり分かりませんでした。

 

・後方車蛇行運転警告については、この警報が出る前に、既に「後方車異常接近警告」でファイルロックされるので実用性は皆無です

後方の煽り運転に対する警報は、コムテック・セルスターの上位機種にも実装されていますが、それらと大差ない印象です。

実機レビュー ケンウッドAI搭載の2カメラドラレコ「DRV-MR8500」の評価!

セルスター「CS-91FH」

セルスターの「CS-91FH」は2019年11月に発売された同社の2カメラフラッグシップモデルで、日本メーカーとしては唯一SONYの最上位200万画素STARVISセンサーの「IMX327」を搭載している暗視特化モデルです。

本機に搭載されている安全運転支援機能はこちらの4種類となっています。

・前車発車警告~前の車が発車した情報をお知らせします。
・車線逸脱警告~設定した速度以上で走行時、車線を逸脱すると警告します。
・車間距離保持警告~設定した速度以上で走行時、前車との適正距離を保持するよう警告します。
・後車接近警告~走行時、後車が接近すると警告します。イベント録画を行います。

・前車発車警告については、設定はON/OFFのみで感度の調整はありません。

精度はイマイチでテストでは全く警報が鳴りませんでした。

 

・車線逸脱警告については、警報する速度を時速40~100キロ以上から選択出来ます。

テストでは40キロ以上で警報するように設定しましたが、全く警報が鳴りませんでした。

 

・車間距離保持警告については、警報する速度を時速40~100キロ以上から選択出来ます。

テストでは40キロ以上で警報するように設定しましたが、GPSの速度検知のタイムラグが数秒から10秒程度と安定せず、停車直前の誤報が出まくりました。

状況によって速度の反映時間のラグは異なりますが、最大で10秒程度かかる事もありますので安全運転支援機能が云々以前に速度計測の欠陥プログラムである可能性があります。

 

・後車接近警告については、警報する速度を時速40~100キロ以上から選択、判定距離は5/10mのいずれかとなります。

今回のテストでは40キロ以上で警報するように設定しましたが、10m設定では過剰と感じるほど頻繁に反応し、5m設定で比較的適切と感じる挙動となりました。

なお、こちらもGPSの速度検知プログラムがポンコツなので誤報が出まくった可能性もあります。

この製品の安全運転支援機能は精度が非常に低く、気まぐれな事が多い印象です。

実機レビュー セルスター夜間最強のSTARVIS2カメラドラレコ「CS-91FH」の評価

コムテック「ZDR025」「ZDR026」

コムテック「ZDR025」「ZDR026」は一般的なドラレコの安全運転機能セットとは異なり、前方衝突と車線逸脱の2つの機能がなく、こちらの3つの機能のみとなっています。

・先行車発進お知らせ~先行車の発進を検出しお知らせします。
・前方信号お知らせ~前方の信号が青信号であることを検出しお知らせします。
・後続車接近おしらせ~後方から接近する車両を映像で認識し、お知らせを行います。また設定により後続車接近録画データとして記録することもできます。

先行車発進お知らせは、検出直後・3秒後・5秒後と警報タイミングを調整する事が可能です。

3秒設定でテストを行いましたが、誤検出はあるもののそれほど多くはなく、比較的実用性は高いと感じました。

前方信号お知らせは検出直後・3秒後・5秒後と警報タイミングを調整する事が可能です。

3秒設定でテストを行いましたが、鳴ったり鳴らなかったりする事はあるものの、誤警報はほとんどないので実用性は高いと感じました。

後続車発進お知らせは時速50km以上から検知を行いますが、他社製品と比べるとやや警報タイミングが遅い印象です。

前方衝突と車線逸脱の2つの機能はありませんが、その他の警報の精度は比較的高く、それほどうるさく感じませんので実用性はまずまず高い方です。

やはり最強だった! コムテック2カメラドラレコ「ZDR025」の実機レビューと評価

実機レビュー コムテック STARVIS対応 前後370画素2カメラドライブレコーダー「ZDR026」の評価

まとめ

以上、安全運転支援機能を搭載したドライブレコーダーについて代表的案製品をご紹介しました。

2020年末現在でもケンウッド・コムテック・セルスターの安全運転支援機能は未だオマケレベルですし、精度の高い警報を望むのであれば最初に紹介したMINIEYEのファームウェアアップデートを待ちましょう。

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

レーダー探知機とドライブレコーダーの一体化モデルのまとめ

 

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