こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。
カーメイトから2023年向けの最新360°ドラレコ、ダクション360D「DC3600R」が発表されています。
カーメイトのダクション360シリーズは、アクションカメラ的ドラレコと言うコンセプトが微妙だった第一世代の「DC3000」、第二世代の「DC5000」は万人受けしませんでしたが、ドラレコとしての実用性を高めた「DC4000R」が人気モデルとなり、LaBoon!!でも高評価をつけています。
因みに「DC4000R」はシリーズ当初の構想であったアクションカメラ的ドラレコではなく、純然たるドラレコなので、ドライブ+アクションの造語であるdAction(ダクション)と名乗るのはいかがなものかとは思いますが、私はマーケターとしての観点から企画としても高く評価してます。
スペック的にハイエンドなのは5000系だが
ダクション360シリーズの型番は、ハードウェアスペックが高い製品ほど大きい数字が割り当てられています。
第二世代の「DC5000」は、万人受けしなかったと言うだけでハードウェアスペックはシリーズ最高ですし、実用性はともかくガジェッターとしては魅力を感じるものでした。
今回発表されている「DC3600R」は、3000系の型番からも分かるようにハードウェアスペックはシリーズ最低クラスです。
ただし、実用性に関しては「DC4000R」には及ばないものの、これに準ずるものとなっているように思われます。
「DC3600R」のスペックと特徴
「DC3600R」のスペックはこちらの表の通りです。
DC3600R |
---|
フロント:1920×1080/27.5fps 360°:960×960/27.5fps リア:1920×1080/27.5fps |
LED信号対応 |
レンズ視野角 フロント:水平86° 360°カメラ:水平180°×垂直220° リア:水平131° |
リアカメラケーブル?m |
microSD付属32GB/最大128GB |
GPS内蔵 |
駐車監視モード |
常時録画/衝撃検知 |
専用ケーブル DC204 |
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店 |
録画の仕様に関しては、第二世代の「DC5000」に近いものとなっており、フロントカメラの360°部分の影像を一部切り出してフルハイビジョンの解像度で出力するデュアルレック方式を採用しています。
セパレートのリアカメラの仕様は、おそらく「DC5000」と同様かと考えられます。
こちらの公式画像を見る限り、ナンバー認識精度は一般的なフルハイビジョンドラレコには及ばないものの、それなりの精度で読み取りが可能なように見受けられます。
360°カメラ部分の解像度は100万画素相当と、一般的な360°モデルの1/4~1/8サイズしかありませんが、イタズラ・ドアパンチの証拠や走行中の状況証拠を捉える目的では必要充分なサイズです。
夜間の明るさがどの程度のものか気になるところではありますが、「DC3600R」は必要最小限のスペックで高い実用性を追求したコスパに優れた製品ではないかと考えられます。
「DC5000」と同様に企画が非常に良いですね。
コメント