ユピテルからフルハイビジョンの箱型エントリークラスのドライブレコーダー「DRY-ST1100c」が発売されています。

同じくエントリークラスとしては新系統の超広角モデル「DRY-ST1700c」「DRY-ST5100d」が年始に発売されていますが、「DRY-ST1100c」系統は従来型の2017年モデル「DRY-ST1000c」の後継機となりそうです。

「DRY-ST1100c」のスペックと特徴

「DRY-ST1100c」のスペックは以下の表の通りです。

参考として「WD300」を併記しますが、これは2017年「DRY-ST1000c」のGPS内蔵ネット専売モデルで、「DRY-ST1000c」よりも低価格で流通している良モデルです。

DRY-ST1100cWD300(DRY-ST1000c)
19.02発売17.08発売
1920×1080/27.5fps
LED信号対応
録画視野角 水平95°
HDR
付属8GB
最大32GB
非対応GPS内蔵
駐車監視モード
動体検知(10fps)
専用ケーブル
OP-E863
OP-VMU01
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

見た目のスペック上は「WD300」とほとんど違いがなく、唯一駐車監視の動体検知が従来の10fpsから1fpsになっている点が異なります。

これなら1fpsのタイムラプスで良いんじゃね?と言う気もしなくはないですが…、おそらく「付属の8GBのmicroSDカードで駐車監視もそれなりにやってしまえ!」と言うのがコンセプトなのかと…なるほど!

…と思ったら説明書には10fpsと書かれていますね。多分説明書が正だと思います。

外観的には「WD300」と全く変わらないですし、中身も全く同じかもしれません。

2017年モデルと言う響きが悪いので型番変更しちゃった系ですかね。

「DRY-ST1100c」の画質面の特徴

「DRY-ST1100c」はテストしてませんので画質は「WD300」と同等と言う前提で見て行くと、まずは録画視野角の面ではスペック表記は水平95°ではあるものの、おそらく実測値は104°程度になると予測されます。

以下、95°の筈の「WD300」と100°のケンウッド「DRV-320」の視野角の比較画像です。

「WD300」の方が若干広い事がお分かり頂けるでしょう。

因みにケンウッドも2019年モデルのエントリークラスとしては「DRV-320」の後継機として「DRV-240/340」系統をリリースしていますが、こちらも更新ポイントはマウントや本体デザインなどの微変更にとどまっています。

ケンウッド エントリースタンダードクラスドライブレコーダー「DRV-240」「DRV-340」発売!!

ぶっちゃけこのクラスのドラレコが普及し始めてから3~4年経ちますので、各社ともにそろそろ手が尽きてきて、価格だけの勝負にはしたくない為に細かいマイナーチェンジを行ってるように見受けられますね。

パイオニアも同様ですが、こちらは中身も型番のみの変更となっています。

パイオニア エントリー~スタンダードクラスドラレコ「VREC-DH400」「ND-DVR10」のレビュー、評価

ユピテルの場合には円筒型などのデザイン面や、STARVISモデルなどの機能や性能面などでの訴求力があるのでまだ良いのですが、このスタンダードな箱型モデルはどこでも作れちゃうものなのでブランドで選ぶ方も多そうですね。

コムテックも「ZDR-022/024」系統の箱型エントリークラスのモデルを販売していますが、基本設計の新しさで考えるとこのクラスは「ZDR-022/024」が押しかな?と個人的には感じます。

久々のモデル更新~コムテック エントリークラスドライブレコーダー「ZDR-022/024」のレビュー・評価

ただ、円筒型も含めるとユピテルの「SN-SV40c」の方が全体的なバランスが良く、優位性があるとは思いますけどね。

ユピテル STARVIS対応エントリードライブレコーダー「SN-SV40c」のレビュー、評価

視野角以外の画質面に関してはケンウッド「DRV-240/340」と同クラスで、他のモデルも含めると以下の序列になりそうです。

 

取り敢えずこのモデルを検討されている方は、この辺りのモデルをチェックしといた方が良いですね。

なお、インターフェイスの面では「DRY-ST1100c」の系統はやや取っ付きにくい部分があるので、年配の方やガジェット系が苦手な方はスタンダードなインターフェイスのコムテック・ケンウッドのモデルを選んだ方が良いと思います。

「DRY-ST1100c」の駐車監視の詳細

「DRY-ST1100c」の駐車監視モードは動体検知のみとなり、衝撃検知によるイベント録画機能はありません。

駐車監視には以下のOPのケーブル類が必要になります。

①タイマーユニット「OP-VMU01

②直結ケーブル「OP-E863

 

因みにユピテルのドライブレコーダーは電圧変化に弱いので、モバイルバッテリーでの運用はおすすめしません。

これらのケーブル類を使用するとエンジンオフでも電源が落ちず、走行時のままの録画を継続しますので、microSDカードの容量を節約したい場合にはボタン操作で動体検知モードを起動させます。

タイマーとバッテリーのカットオフ電圧は以下の通りです。

①タイマー設定~30分/1時間/2時間/3時間/4時間/6時間/12時間

②カットオフ電圧設定~11.6/11.8/12.0/12.2/23.6/23.8/24.0/24.2V

 

ユピテル駐車監視ユニット「OP-VMU01」の使い方

車に戻った際には動体検知モードをオフにし、家の駐車場などで駐車監視を行わない場面では「OP-VMU01」のスイッチをオフにする必要があります。(駐車監視をする時に再度オン)

ユピテルのドライブレコーダーは電源ボタンがないものが多く、一時的に駐車監視をしない場合の操作がちと面倒な部分がありますね。

「DRY-ST1100c」のまとめ

「DRY-ST1100c」は見たところ「DRY-ST1000c」と「WD300」との違いが見当たりませんので単純な型番変更ではないかと思うのですが、基本設計的にはやや古くなって来ていますので、箱型のコンパクトモデルであればコムテックの「ZDR-022/024」、ユピテルにこだわるなら円筒型の「SN-SV40c」辺りが全体のバランスに優れていますのでそちらをおすすめします。

広角エントリーモデルの「DRY-ST1700c」も中々良いかも知れませんね。

録画視野角水平138°のドライブレコーダー ユピテル「DRY-ST1700c」発売!!

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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