実機レビュー「VREC-DH300D」パイオニア高解像度2カメラドラレコの評価

※2021年11月20日更新:実機レビューを追記しました。

こんにちは!ドライブレコーダー専門家の鈴木朝臣です。

パイオニアからフロント2.5K+リアフルハイビジョンの2カメラSTARVISドラレコ「VREC-DH300D」が発表されています。

過去の同社の製品には駐車監視向けのモデルはありませんでしたが、本製品は2.5Kの高解像度と新たに追加された常時電源ケーブルを組み合わせる事で、最大12時間の常時録画の継続が可能となった駐車監視向けのモデルと言えそうです。

「VREC-DH300D」のスペック

「VREC-DH300D」のスペックはこちらの表の通りです。

VREC-DH300D
21.05発売
フロント:2560×1440/27fps
リア:1920×1080/27fps
録画視野角
フロント:水平112°
リア:水平105°
LED信号対応
microSD付属16GB/最大128GB
microSDフォーマット不要
GPSマウント内蔵
カメラケーブル3m+6m
駐車監視モード
常時録画+衝撃録画/自動起動
専用ケーブル(最大12時間)
RD-DR001
「ドライブレコーダーの持込取り付け」が出来るお店

イメージセンサーの型番は表記がありませんが、おそらくフロントは500万画素のSONY「IMX335」、リアは200万画素の「IMX307」辺りが使われているのではないかと予測します。

フロントの「IMX335」は1~2年前からSONYがドラレコ用に強く押しているセンサーですが、高解像度ではあるもののSTARVISセンサーの最大の強みである夜間の撮影能力では200万画素の「IMX291/307」を採用したドラレコには及ばず、ドラレコメーカーの使い方次第で良くも悪くもなるセンサーという印象を受けています。

ただ一つ確実に言える事は、200万画素センサーを使った製品よりはナンバー認識精度の面で大きなアドバンテージがあるという点です。

それ以外の事は実際に使ってみなければ分かりません。

セット内容とデザイン

今回は「VREC-DH300D」を購入し、実機テストを行いました。

この製品は中国製の1年保証ですが、コムテック・ユピテル・セルスターの主力モデルは生産国に関わらず3年保証となっていますので、今後このゾーンの製品は1年保証というだけでこの3社に対して随分不利になるでしょう。

製品登録が条件になりますが、VANTRUEやAUTOVOXなどの比較的規模が大きいメーカーは、1年半の保証としていますので、日本の有名ブランドが中国製のドラレコを1年保証で売るのは品質に対する自信のなさの表れのように感じます。(実際に、ケンウッドのドラレコは壊れまくってますが)

・コムテック・ユピテル・セルスター:3年保証
・ケンウッド・パイオニア他:1年保証
・大手中華メーカー:1~1.5年保証

セット内容についてはこちらの通りとなります。

・フロントカメラ筐体
・リアカメラ+一体化ケーブル(3m)
・カメラ中継ケーブル(アナログ4極 to Type C 6m)
・Type Cシガー電源ケーブル
・16GBのmicroSD
・GPS内蔵マウント
・その他取り付け部品
・取扱説明書

フロント筐体

フロント筐体のデザインはスタンダードな箱型タイプで、一般的な2カメラドライブレコーダーと比べるとスタンダードなサイズ感となっています。

筐体正面には3.0型のやや大型の液晶

操作ボタンは右サイドに4つと

筐体上部にはイベント録画ボタン(長押し電源)とリアカメラ用のType C端子

左サイドにはmicroSDカードスロットが装備されています。

GPS内蔵マウントはVANTRUEで使用されているものと同じ端子の形状となっています。(N4のマウントを使って「VREC-DH300D」でGPS受信も出来ました)

因みに私はVANTRUEのアンバサダーもやってますので、これがVANTRUEのOEMかどうかは聞けば分かりますが、聞いても公表出来るような内容ではないので敢えて聞きません。(VANTRUEの下請けが絡んでいる可能性もあります)

使ってみた限りではVANTRUE製品との仕様上の共通点は多いと感じます。

リアカメラ

リアカメラはVANTRUEの「N4」と全く同じデザインの円筒型です。

完全オリジナルかと思いましたが、そうでもないようです。

リアカメラケーブルはカメラ側に付属している部分が3m、中継ケーブルが6mで、Type Cの中継ケーブルでカメラ側の4極ケーブルを受ける形となっています。

電源ケーブル

付属の電源ケーブルはシガープラグタイプのType C形状ですが

駐車監視をする場合にはこちらの専用タイマーケーブル「RD-DR001」が必要になります。(外部バッテリーと合わせて使う場合にはこのケーブルは不要)

【保存版】自分で前後2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法について解説
...

車内への取付けについて

今回はアクアに「VREC-DH300D」の取り付けを行いました。

本体部分はミラー裏に隠せますが、なるべくレンズが車の真ん中近くになるように設置したいところです。

一般的な2カメラドライブレコーダーの取り付け手順はこちらの記事で解説しています。

【保存版】自分で前後2カメラドライブレコーダーを取り付ける方法について解説
...

インターフェイスについて

電源ONから録画開始までの起動時間は10秒程度と2カメラドライブレコーダーとしては標準的です。

メニューツリーは一本化されており、操作ボタンは右側にアイコンの目印がありますので操作性はまずまず良好です。

なお、「VREC-DH300D」のソフトウェアはオープンソースである事が明記されており、VANTRUEで使われているものと同じ物であるように見受けられます。(アイコンとツリー構成、操作音が同じです)

この絵コンテを見るとオリジナル企画のように思えますが、私は全くそうは見えません。

これがお客様の声から生まれたって事はないと思います。たぶん改造人間です。

ドライブレコーダーとしての画質について

画質については、今回は初めにコムテックの「ZDR035」と比較した後に、こちらの3つの高解像度モデルと前後カメラの比較を行いました。

・ユピテル「Y-4K」
・セルスター「CS-92WQH」
・ケンウッド「DRV-MR8500」

比較ポイントはこちらの通りです。

・録画視野角
・逆光補正能力(白飛び・黒つぶれ)
・ナンバー認識精度
・夜間の明るさ

※明るさに関わる画質設定はこちらの通り

・「CS-92WQH」:前~HDRナイトクリア1/後~HDRナイトクリア3
・「DRV-MR8500」:リアスモーク濃い目
・「Y-4K」「VREC-DH300D」:標準設定

録画視野角について

フロントカメラの録画視野角は、仕様表よりも若干狭い水平110°程度でした。

リアカメラは仕様表よりも若干広い水平110°程度です。

高解像度モデルを含めたこれら5つのモデルの前後合わせた録画視野角を広い順番に並べると次のようになります。

・「ZDR035」~前:水平135°+後:135°=270°
・「Y-4K」~前:水平132°+後:132°=264°
・「DRV-MR8500」~前:水平112°+後:112°=224°
・「CS-92WQH」~前:水平106°+後:117°=223°
・「DRV-DH300D」~前:水平110°+後:110°=220°

逆光補正能力について

トンネル内での逆光補正については、白飛びはまずまず抑えられてはいるものの、周囲が暗くなり、黒潰れが出易いチューニングとなっています。

【フロント】

リアについては白飛びが出易く黒潰れも出易いので、低画質の典型のような特徴となっています。

【リア】

特にリアカメラに関しては、他社製品と比べてダイナミックレンジの差が大きく、センサーなどのハードウェア面に課題があるように感じました。

ナンバー読み取り精度について

ナンバー読み取り精度については、録画解像度、録画視野角と合わせて録画データの大きさの目安となるビットレートの高さや処理チップの性能に左右されます。

「VREC-DH300D」のフロントカメラの解像度は2.5Kですので、フルハイビジョンの「ZDR035」と比較すると非常に高いナンバー読み取り精度となっていますが

【フロント】

4Kモデルの「Y-4K」と比べると相当な差があります。(フロントはY-4Kのみ4K、それ以外は2.5K)

特に木漏れ日が射すシビアコンディションでの対向車のナンバー認識では、ハードウェアとソフトウェアの総合力が試されますが、「Y-4K」がダントツの認識力の高さでした。

このようなシチュエーションでのドラレコの映像は細部が崩れやすくなります。

【フロント】

これを見ると「VREC-DH300D」と「CS-92WQH」は2.5Kらしく、シビアコンディションにおける対向車のナンバーもそこそこ読み取れていますが、ケンウッドの「DRV-MR8500」はボロボロに崩れてしまって名ばかりの2.5Kモデルである事が分かります。

リアに関しては「CS-92WQH」と「DRV-MR8500」が2.5K、「VREC-DH300D」「Y-4K」がフルハイビジョンですが、解像度と読み取り精度が比例しません。

【リア】

特に対向車のナンバー読み取り精度はフルハイビジョンの2機種が高いという結果に終わりました。

「VREC-DH300D」の夜間のヘッドライトが反射した状態のナンバー認識精度もそこそこ高めでした。

【フロント】

最近のドラレコはこの点が改善されて来ていますので、どれもそこそこ読み取りが可能なレベルです。

リアに関しても「VREC-DH300D」の読み取り精度は高めです。

【リア】

夜間の明るさについて

イメージセンサーは画素数が増えるほど光を取り込む能力が落ちる為、高解像度モデルは暗くなりがちですが、フロントカメラに関しては市街地においては最近のSTARVIS機と比べるとやや暗めです。

【フロント】

リアに関してはここで比較している製品は、どれもドライブレコーダーとしては充分な明るさです。

【リア】

街灯が少ない場所でのヘッドライトのみでの走行時には、フロントはまずまずの明るさとなっています。

【フロント】

リアに関しては一定以下の明るさのシーンになると、やや暗さが目立ちます。

【リア】

暗視能力についてはフロントカメラはそこそこありますが、4Kモデルの「Y-4K」と同程度ですので標準+αと言ったところで、そこまで高いものではありません。

リアカメラはほぼ皆無と思って良いでしょう。

【リア】

ドライブレコーダーとしての画質の特徴は、最近のハイエンドな製品と比べると

・視野角が狭い点
・逆光補正能力が低い点
・リアカメラの性能が低い点

の3つがネックとなっています。

ただし、ナンバー認識精度がそこそこ高く、価格はこの中では最も安いので、コスパ的には悪くはないと考える事も出来ます。

点数視野角ナンバー昼ナンバー夜逆光明るさ暗視
X4S29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DC2000R29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
S1 Pro
28.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR80126.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Element 2 26.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-4K25.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR57025.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR05525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR04525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
47Z24.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-92WQH24.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR03523.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-300R22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02522.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 IR Duo22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-91FH21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Duo21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-400di21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR963GW21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
PDR800FR21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Plus Duo20.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW8120.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR850020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
P420.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW80d19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR77019.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DH300D19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW9500dp19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRY-TW9100d19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ700DLC18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02618.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DR750X Plus18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ800DC18.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Pro Duo18.0点★★★★★★★★★★★★★★
DR750S-2CH18.0点★★★★★★★★★★★★★★★
S117.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR48017.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
46Z17.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
GoSafe S70GS117.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR76016.0点★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR87015.5点★★★★★★★★★★★★★
ZDR-01515.5点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74515.0点★★★★★★★★★★★★
YA-67014.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74013.5点★★★★★★★★★
CSD-790FHG11.5点★★★★★★★★
=2pt、=1pt、☆=0.5pt

西日本LED信の見え方について

「VREC-DH300D」のフレームレートは前:27fps、後:27fpsとなっていますので、日本全国でLED信号が高速点滅して映るでしょう。

ドライブレコーダーのLED信号対策のまとめ
...

駐車監視の仕様について

「VREC-DH300D」には駐車監視モードというものは存在しません。

本製品で駐車監視を行う場合には、こちらの専用常時電源ケーブルを使用して、エンジンOFF後も車のバッテリーから電力を供給し続ける必要があります。

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このケーブルの主な仕様はこちらの通り。

■入力電源電圧:DC12V / 24V
■出力電源電圧:DC5V (最大1.5A)
電圧カットオフ設定 :12V時 11.6V / 11.8V / 12.0V / 12.2V
:24V時 23.2V / 23.6V / 24.0V / 24.4V
■タイマーオフ設定:1時間 / 3時間 / 6時間 / 12時間

このケーブルを使用して、最大12時間まで走行中の録画モードを継続しますが、衝撃感度は走行中のものが引き継がれますので、少々の衝撃では検知しないでしょう。

画質はともかく、この仕様では駐車監視向けとは言えません。それを承知でセルスターの「CS-92WQH」との2択で考えるのであれば価格面の優位性がある「VREC-DH300D」もアリかとは思います。

iZONEを使用して自動で駐車監視キャンセル

駐車監視ケーブルを使った状態で「VREC-DH300D」で駐車監視をせずに電源を落とす場合には、電源ボタンの長押しによる電源OFFの操作が必要です。

また、次回の録画開始時にも電源ボタンの長押しによる電源ONの操作が必要になります。

動画内解説に訂正あり

誤:「常時電源ケーブルを使った駐車監視時電源をOFFにする際は、電源ボタンの長押し→次回の録画開始時も電源ボタンの長押し」

正:「常時電源ケーブルを使った駐車監視時電源をOFFにする際は、電源ボタンの長押し→エンジンON時には自動で録画開始」

ただし、こちらのLaBoon!!企画のガジェット「iZONE」と組み合わせて使用する事で、自宅駐車場などの予め登録したGPSポイントでは自動でドラレコの電源をOFFにする事が可能です。

GPSで自動で駐車監視のON/OFF LaBoon!!企画のガジェット「iZONE」
...

外部電源「iCELL」を使用した駐車監視の運用について

外部電源を使用した駐車監視のテストは「iCELL」で行い、正常な動作を確認しました。

「VREC-DH300D」の消費電力は以下の通りでした。

・常時録画+衝撃検知モード(走行モード/画面OFF):3.8W

従って走行中の常時録画モードでの連続駆動時間の予測はこちらの表の通りとなります。

型番B6AB12AB40A
容量76Wh153Wh422Wh
駆動時間18時間36時間100時間
満充電50分100分150分

ikeep「iCELL B6A/B12A」

ikeep「iCELL B40A」

iCELLとの接続方法

iCELLを使って走行中の常時録画を継続する場合には、通常はOPの「RD-DR001」を使用してこちらのような接続をします。

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「RD-DR001」を使った場合、連続駐車監視時間は12時間までとなっていますし、そもそも「RD-DR001」はタイマーと電圧を監視しているだけであって、駐車監視モードの制御はしていません。(「VREC-DH300D」には駐車監視モードがない)

従って外部バッテリーを使用する場合には、以下のエーモンのソケットと「VREC-DH300D」付属のシガーケーブルを使った方が安上がりです)

・⑯にエーモンソケットの+線を接続
・⑰にエーモンソケットの-線を接続
・⑭はACCヒューズに接続

動画ファイルの再生方法について

動画の再生については以下の4つの方法をテストしました。

・ドラレコ本体での再生
・PC専用ビュワーでの再生
・PC汎用ビュワーでの再生
・スマホでの再生

ドラレコ液晶での再生について

ドラレコ本体での動画の再生は、液晶サイズが3.0型でラージサイズの為、比較的見易い方だと感じました。

PC専用ビュワーでの再生について

残念ながら本製品にはPCの専用ビュワーはありません。

PC汎用ビュワーでの再生について

PC汎用ビュワーでの再生については、Windows 10のメディアプレイヤー、OSにデフォルトで搭載されているソフトウェアでの再生も可能でした。

スマホでの再生について

スマホでの再生については、iPhone SEでは「Tube Reader」、Androidスマホではカードリーダー経由でVLCでの再生が可能でした。

スマホで再生するとカード内に余分なフォルダが作成されますが、そのままカードを戻してもフォーマットなどは要求されず、通常通りに録画が開始されました。

microSDへの録画時間について

「VREC-DH300D」の使用可能なmicroSDカードの最大容量は128GBとなっています。

1時間当たりの録画容量は12GB程度、以下の256GBのmicroSDカードでは1時間の録画と再生に異常は見られませんでした。(それ以上の長時間デバッグは作業負担が大きいので未実施)

 地デジへのノイズの影響について

「VREC-DH300D」の単体使用では、アルファード+サイバーナビの組み合わせで影響は確認出来ませんでした。

ラジオへのノイズの影響も確認出来ませんでしたが、車種やカーナビの種類、アンテナの位置で状況は変わる事がありますので結果は参考程度に捉えて下さい。

ドライブレコーダーのノイズ対策と、ノイズが少ないであろうドライブレコーダー
...

「VREC-DH300D」の総評

「VREC-DH300D」の各比較項目をまとめるとこちらの通りとなります。

点数視野角ナンバー昼ナンバー夜逆光明るさ暗視
X4S29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DC2000R29.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
S1 Pro
28.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR80126.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Element 2 26.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-4K25.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR57025.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR05525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR04525.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
47Z24.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-92WQH24.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR03523.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-300R22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02522.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 IR Duo22.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
CS-91FH21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Duo21.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
Y-400di21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
HDR963GW21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
PDR800FR21.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Plus Duo20.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW8120.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR850020.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
P420.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW80d19.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR77019.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DH300D19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
SN-TW9500dp19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
DRY-TW9100d19.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ700DLC18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★★
ZDR02618.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DR750X Plus18.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
VREC-DZ800DC18.0点★★★★★★★★★★★★★★★★★★
A129 Pro Duo18.0点★★★★★★★★★★★★★★
DR750S-2CH18.0点★★★★★★★★★★★★★★★
S117.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR48017.5点★★★★★★★★★★★★★★★★
46Z17.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
GoSafe S70GS117.0点★★★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR76016.0点★★★★★★★★★★★★★★
DRV-MR87015.5点★★★★★★★★★★★★★
ZDR-01515.5点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74515.0点★★★★★★★★★★★★
YA-67014.0点★★★★★★★★★★★★
DRV-MR74013.5点★★★★★★★★★
CSD-790FHG11.5点★★★★★★★★
=2pt、=1pt、☆=0.5pt

クラスとしてはハイエンドではなく、アッパーミドルとして見れば悪くはないが、少しでも画質・性能が良いものをお求めの方にはおすすめしません。

そう言う方には「Y-4K」がおすすめです。

実機レビュー「Y-4K」本命のユピテル4Kドラレコの評価
...

また、価格帯的には「ZDR035」と近いので、「ZDR035」を差し置いて「VREC-DH300D」の方をおすすめする事もありません。

実機レビュー「ZDR035」の評価!2021年の最強2カメラドラレコだが弱点あり!
...

残念ですが、最終的には「VREC-DH300D」をピンポイントでおすすめするシチュエーションはないと言えそうです。

コメント

  1. おみや より:

    いつも参考にさせていただいています。こちらのレビューで決断し、ユピテルのY-300Cを娘と妻の車に取り付け、トランセンドの128Gを入れて使ってますが、今のところ問題ありません。私の車にもY-300Cを付けるか迷っていた矢先に本製品の発売情報を発見。とても魅力的で(証拠用の走行動画を重視、駐車監視機能は重視しません)候補に挙がりましたが、これまでのパイオニア製ドラレコの口コミを見る限り多々の問題が発生しているようで躊躇しています。コムテックのZDR035も気になりましたが、前後の録画データを簡単に取り出せない(切り離せない)仕様のままのようなので、残念ながらドロップ。本製品がメーカー情報の通りマトモなドラレコなのか、是非とも詳細なレビューをお願いできれば幸いです。

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