※2019年3月13日更新~最新の情勢に合わせて大幅に内容を見直しました。

ミラー型ドライブレコーダーは一時期はそこそこ人気があったのですが、2017~2018年に掛けてスタンダードタイプのモデルでコンパクトタイプ、円筒タイプのエントリークラス・ハイエンドクラスの品揃えが充実してきたことから、最近では「ミラー型」というデザインだけではほとんど売れなくなってきています。

ユピテルやセルスターなどもかつてはミラー型モデルを販売していましたが、モデルの最終更新が2015~6年で停止しており、3~4年は新モデルが発売されていません。

まあ、「わざわざミラー型にしなくても他のコンパクトタイプを選べば良いじゃん!」と考えているユーザが増えてきたという事ですね。

一方でバックカメラ機能や、スマートルームミラー機能などの付加価値のついたものは逆に人気が上昇していますので、ミラー型でなければ実現できない機能を搭載したものはしっかり売れているようです。

これらのモデルが選ばれている理由は、ドライブレコーダーそのものの機能が良い、というのは2番目で、1番はバックカメラやスマートルームミラー機能のモニターとしての機能面が優れている点かと思われます。

従って、この記事ではミラー型のドライブレコーダーのメリットデメリットと、ミラーモニターとしての付加価値に焦点を当てておすすめのモデルを紹介します。

ミラー型ドライブレコーダーのメリット

ミラー型ドライブレコーダーのメリットは、取り付け場所を選ばないだけでなくミラー部分が大型で広い視野を確保出来たり、防眩加工により後続車両のヘッドライトの眩しさを軽減してくれたりしますので、純正のミラーよりも後方の視界確保が容易なる点が挙げられます。

また、通常のドライブレコーダーと異なり、運転の邪魔にならない点も大きなメリットではないかと思います。

ミラー型ドライブレコーダーのデメリット

ミラー型ドライブレコーダーは良いことばかりではなく、デメリットも存在します。

カメラの取付位置を真ん中に設定できない

スタンダードタイプのドライブレコーダーであれば、ミラーの裏に隠すことで出来るだけレンズの位置を車両の中央付近に寄せる事が可能です。

ところがミラー型のドライブレコーダーの場合にはカメラ部分が左右のどちらかに寄っていますので、どうしてもセンターにカメラを設置する事が出来なくなります。

※最近はミラー型のドライブレコーダーでもレンズ部分が中央に設置されているモデルもあります。

他の車載機器に対するノイズ対策が限られている

ミラー型に限らず、他のドライブレコーダーも同様ですが、どんなにノイズ対策を行っていても周囲にモデル電磁波はゼロにはなりません。

仮にETC車載機や自動ブレーキシステム、地デジなどへの干渉が確認された場合、設置位置をずらす対策が不可能な点がスタンダードタイプとの違いです。

※○○の車種の○○のシステムに○○のドライブレコーダーは干渉しますか?と聞かれても私には分かりません。これは自動車メーカーもドラレコメーカーも分からない事だと思いますので、メーカー・ディーラーなどでは特定の車種とドラレコの組み合わせをテストして純正、オプション扱いしている筈です。おそらくディーラーに聞くと、指定オプション以外は保証外扱いになると思います。

複数人で使用する車の場合、レンズの向きの調整が必要になる

コメントを頂いて気が付きましたが、同じ車を複数人で使用する場合、着座位置や視点に合わせてミラーの向きを変える必要があります。

向きが大幅に変わる場合にはカメラの向きを調整しないと全く意図しない方向を撮影してしまう可能性がありますので、運用面を考えると、家族で使用する車などにはミラー型のドライブレコーダーは選ばない方が良いという事になりますね。

※一部カメラ部分がセパレートタイプになっており、ミラーの向きを調整する必要がないモデルも存在します。

ミラー型ドライブレコーダーのタイプは5つ

ミラー型ドライブレコーダーには先に説明した通り、単体カメラのモデルだけでなく以下のように様々な付加価値を持ったモデルが発売されています。

①スマートミラー+バックカメラ機能付きの2カメラ録画モデル

②バックカメラの映像を記録する2カメラ録画モデル

③バックカメラ機能が付帯した1カメラ録画モデル

④カメラセパレートタイプの1カメラ録画モデル

⑤通常のミラー型1カメラ録画モデル

 

ここからは上記のカテゴリーの中で特におすすめのモデルに絞っていくつかのモデルをご紹介します。

スマートミラー+バックカメラ機能付きの2カメラ録画モデル

「ミラー型ドライブレコーダーと言えばやっぱこれでしょ!」と最近は感じるようになるほど、ここ一年で急速に普及しているスマートミラー型2カメラドライブレコーダーですが、特にミニバンなどの後方の見切りの悪い車の場合には一度使うと手放せない便利アイテムだと思います。

これらのスマートミラー型のドライブレコーダーは、リアカメラの視野角やイメージセンサーのグレードで大きく後方の視認性が変わりますし、価格もそれなりに高い事からじっくり検討してお選び頂きたいところです。

ここでは2万円台後半以上でLaBoon!!でテストを行ったもの、またはテストは行っていないが生産の背景やハードウェアのスペック的に良さそうなものをいくつかご紹介します。

元祖スマートミラー型ドラレコAUTO VOX「X1」「X2」

AUTO VOXについては中国メーカーではありますが、もともとは欧州系の液晶やカメラメーカーのOEM工場であったようです。(おそらく今でもOEM生産も継続している筈)

専門的にドライブレコーダーやバックカメラの開発とamazonでの直販を行っており、私が知る限り中国のドラレコメーカーでは最も品質面で安定しており、多機能なモデルを販売しています。

このメーカーの製品は過去に数モデルのテストを行っていますが、日本語へのローカライズや機能性の面でのユーザーの意見のフィードバックが他社よりも早く、より完成度が高いモデルが増えてきていると感じています。

「X1」「X2」は9.88型液晶を搭載したスマートミラー型の2カメラドライブレコーダーで、私の知る限りこの手のモデルの中では最も早い時期に日本国内で発売されています。

「X1」と「X2」の違いはリアカメラのケーブルの長さとなり、いずれも純正ミラーに被せるタイプとなります。

これらを含めたスマートミラー型ドラレコの機能は3つありますが、①スマートルームミラー機能、②バックカメラ機能、③2カメラドライブレコーダー機能ともに、どれもなかなか完成度が高く、感心させられました。

バックカメラの設置位置などで悩むことになるかも知れませんが、リアウィンドウ内側上部・リアウィンドウ外側上部、リアバンパー下など、何れの設置位置においてもスマートルームミラー機能は大きな問題なく使いこなせました。

ドラレコ機能についても解像度「2304×1296」+「1280×720」、水平録画視野角120°のフロントカメラ+リアはバックカメラと兼用の低照度カメラの構成となっており、特に夜間については通常の2カメラドライブレコーダーよりも状況証拠能力は高めです。

リアカメラの水平視野角は85°程度で、スマートミラー型の中では最も狭い部類に入りますが、純正ミラーと比べるとかなり広い視野角となります。

詳しいレビューは以下の記事を参照して下さい。

スマートルームミラー型 2カメラドライブレコーダーAUTO VOX「X1」「X2」

純正ミラー交換タイプのスマートミラー型ドラレコAUTO VOX「X1 Pro」

「X1 Pro」は純正ミラー交換タイプのスマートミラー型ドライブレコーダーで、「X1」「X2」の上位と言うよりも調整版のような映像の特徴を持ったモデルです。

「X1」「X2」に関しては夜間の明るさ、暗視能力に特化したモデルですが、ヘッドライトの絞りが甘く、中間距離では後続車のヘッドライトが広がって見えますが、「X1 Pro」は暗視能力を落としてヘッドライトの絞りを効かせているのが最大の特徴です。

録画解像度については、フロント「2304×1296」+リア「1280×720」となります。

リアカメラの水平視野角は95°程度で「X1」よりも若干広めとなります。

AUTO VOX ルームミラー交換型2カメラドラレコ「X1 Pro」のレビュー・評価

「X1 Pro」の上位互換のような特性のMAXWIN「MDR-C002」「MDR-C003」

MAXWINの「MDR-C002」「MDR-C003」は「X1」「X1 Pro」と同一筐体を使用したモデルで、リアカメラがハイエンドイメージセンサーを搭載したモデルとなっています。

「MDR-C002」が「X1」とほぼ同一筐体で純正ミラーに被せるタイプ、「MDR-C003」は「X1 Pro」とほぼ同一筐体で純正ミラー交換タイプとなります。

スマートミラー、ドライブレコーダーとしての画質の特徴はフロントはほぼ「X1」「X1 Pro」と同等、リアに関しては「X1 Pro」よりも暗視能力と防眩能力を高めてありますので、これらのモデルの上位互換的な位置付けになりますが、リアカメラの視野角が水平120°とかなり広い為、ドライブレコーダーとして証拠能力を考えるとかなり強力なモデルと言えます。

なお、録画解像度については、フロント「2304×1296」+リア「1280×720」となります。

MAXWIN スマートミラー型2カメラドライブレコーダー「MDR-C002」のレビュー、評価

純正ルームミラー交換式スマートルームミラー型2カメラドライブレコーダーMAXWIN「MDR-C003」のレビュー、評価

前後フルハイビジョンの純正ミラー交換スマートミラー型ドラレコ MAXWIN「MDR-D001A」

MAXWIN「MDR-D001A」はこれまでに紹介した9.88型液晶よりも一回り小さい、純正ミラーとほぼ同サイズの8.5型液晶のスマートミラー型モデルです。

先に紹介した4つのモデルはフロント「2304×1296」、リア「1280×720」の解像度でしたが、こちらは前後がフルハイビジョンの解像度となります。

スマートミラーとしては、リアカメラの解像度が高い為、非常にクッキリとした精細感の高い映像が特徴的です。

液晶サイズが他のモデルと比べると小さいですが、9.88型液晶のモデルと横に並べて比べてみてもそれほどの差は感じられません。

また、液晶以外の部分の幅が狭い為、ミラー型でもあまりにも大きなものは苦手…と考えている方におすすめのモデルとなります。

前後フルハイビジョン スマートミラー型2カメラドライブレコーダーMAXWIN「MDR-D001」のレビュー、評価

なお、ここでご紹介しているモデル以外にもスマートミラー型のモデルはいくつか存在しますので、興味のある方が以下の記事もどうぞ。

後付けスマートルームミラーのまとめ

バックカメラの映像を記録する2カメラ録画モデル

こちらは上記のスマートミラー型のモデルとは全く異なる、単体のミラー型ドライブレコーダーに付属のバックカメラを接続し、オマケでその映像まで録画してしまおうというモデルです。

レンズがセンターに配置されているYOKOO「YO-550」

YOKOO「YO-550」はミラー型の2カメラドライブレコーダーの中では廉価モデルとなります。

特徴としてはレンズ部分を筐体のセンターに配置する事で、録画映像が左右のどちらかに偏ってしまう事を防いでいる点が挙げられます。

液晶部分は5.0インチと比較的大き目なので、バックカメラとしての視認性は良好で夜間も明るく映ります。

価格帯的に他のモデルよりも安いのが魅力ですね。

YOKOO バックカメラ付きミラー型ドライブレコーダー「YO-550」のレビュー、評価

バックカメラ機能が付帯した1カメラ録画モデル

こちらはスタンダードなミラー型のドライブレコーダーの液晶に、付属のバックカメラの映像を出力し、録画は行わないモデルとなります。

バックカメラ兼用で価格が安い!AUTO VOX「M6」

「M6」は水平録画視野角100°、解像度「2304×1296」の単眼ドライブレコーダー+録画は行わないバックカメラがセットになったモデルで、最近は前述の「X1」に人気が流れているものの、以前はミラー型のドライブレコーダーでは人気No.1となっていました。

AUTO VOX自体がもともと単品でモニターる類やバックカメラを開発してきたメーカーなので、バックカメラも明るく見易いという印象を受けました。

また、価格が1万円ちょいと非常に安く、バックカメラを使用しない人にとっても他社のモデルと比較すると高コスパのモデルであると思われます。

「AUTO・VOX」2カメラ ミラー型ドライブレコーダー「M6」のレビュー、評価

なお、「M6」には上位モデルで液晶部分がかなり大き目の7インチとなった「M8」というモデルも存在します。

AUTO・VOX バックカメラ付きドラレコ「M8」発売

カメラ部分がコンパクトなセルスターのセパレートタイプ

ミラー型ドライブレコーダーのデメリットは、レンズ部分がセンターからズレてしまう点、運転するドライバーによってレンズ角度を調整しなければならない点であると説明していますが、セルスターの「CSD-620FH」「CSD-630FH」はカメラ部分がセパレート式になっている為、これらのデメリットを解消できるのがポイントです。

録画解像度は「1920×1080」、水平録画視野角107°とやや広めとなっていますが、西日本LED信号には対応しているかどうか不明です。

この記事で紹介しているモデルのうち、唯一の日本メーカー・日本製の製品になります。まぁ…3年前のモデルなんでどうかな?と思うところもありますが…。

セルスターミラー型ドライブレコーダー「CSD-630FH 」「CSD-620FH」

通常のミラー型1カメラ録画モデル パパゴ「GoSafe 268」

最近はスタンダードなミラー型のドライブレコーダーは絶滅危惧種になりつつありますが、パパゴの「GoSafe 268」はSONYのExmorイメージセンサーを搭載した水平録画視野角110°のバランス型モデルです。

その他、速度超過警報などの安全運転支援機能も充実しており、スタンダードなミラー型のドライブレコーダーで信頼度の高いモデルを販売しているメーカーが絶滅状態に近いので、バランスタイプを求めるならこのモデルがおすすめです。

パパゴ「GoSafe 268」の評価、レビュー

ミラー型ドライブレコーダーのまとめ

以上、ミラー型ドライブレコーダーのおすすめモデルをカテゴリー別にいくつかご紹介しました。

機能的にも価格的にも様々なモデルが販売されていますので、目的にあった製品をお選びください。

後付けスマートルームミラーのまとめ

(ドライブレコーダー専門家 鈴木朝臣

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