CarPlay・Android Auto対応のディスプレイオーディオの弱点は克服され、従来型のインダッシュナビ以上に便利に

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

従前はGoogle Mapやヤフーカーナビのナビゲーション能力の低さ、メディア対応能力の貧弱さから一部のユーザーに敬遠されて来たCarPlay・Android Auto対応のディスプレイオーディオですが、パイオニアのナビアプリ「COCCHI」や、Ottocastの「AI BOX」(Androidドングル)の登場によってその潮目が変わりつつあります。

CarPlay・Android Auto対応のディスプレイオーディオと、既に販売されているガジェット類を上手く組み合わせる事で、従来型のインダッシュナビ以上に便利に使う事が出来るようになった事で、LaBoon!!としては従来型のインダッシュナビよりもディスプレイオーディオをおすすめしている状況です。

そこでこの記事では、これから従来型のインダッシュナビからディスプレイオーディオへの乗り換えを検討されている方向けに、従来型のインダッシュナビと比べても利便性の面で遜色のない構成についてご紹介します。

なお、従来型のインダッシュナビと遜色ない利便性を実現する為に、ナビアプリはパイオニアのナビアプリ「COCCHI」を使用する前提条件とします。

パイオニアの「COCCHi」最高に親切な案内のスマホナビアプリ
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※「COCCHI」では車速信号を活かしたリルート機能により、長いトンネル内でも自律走行が可能ですが、ディスプレイオーディオによっては車速を拾えない機種もありますので注意が必要です。(CarPlayは車速センサーの情報を活用出来ず、Android Autoのみ活用可

※因みにiOSは車速センサーの情報を活用出来ないそうですが、手元の中華ディスプレイオーディオとiPhoneとの組み合わせでは、トンネル内でも測位を維持していましたので、ジャイロセンサーなどの情報を活用しているのかも知れません。

おすすめのディスプレイオーディオ

2024年4月時点では中華メーカーの他に、パイオニア・アルパイン・ケンウッド・イクリプスの4社からディスプレイオーディオが発売されています。

※中華製のディスプレイオーディオは品質が不安定ですので、ご自身で取り付けが出来ない方にはおすすめしません。

これらの4社の特徴は以下の通りです。

パイオニアアルパインケンウッドイクリプス
ディスプレイサイズ7型/9型7型/9型/11型7型10型
CarPlay有線のみ有線/無線
有線のみ有線のみ
Android Auto有線のみ有線のみ有線のみ×
DVD××

CD××

地デジ×××
車速センサー〇/××

※イクリプスのみ、Android Autoには非対応

なお、ディスプレイオーディオの展開時期は、パイオニア→アルパイン→ケンウッド→イクリプスとなっており、後発のメーカーは先行メーカーとの特性の被りを避ける為、CD/DVD/地デジなどをサポートする方向性となっていますが、その分価格も高い傾向にあります。

特に音楽再生に関しては、Apple Musicなどの配信アプリへの移行が進んでおり、これらを利用しているユーザーはCDなどのドライブ類が不要となる事から、安価にディスプレイオーディオを導入出来る傾向があります。

CD/DVD/地デジが不要なユーザー向け

既に音楽再生にはスマホの配信アプリを利用しているユーザーには、パイオニア・アルパイン製品がおすすめです。

これらの製品はほとんど同等の構成となっていますが、パイオニアは従来機種から車速センサーに対応、アルパインは第二世代の機種のみ対応しています。

また、パイオニアは無線CarPlayには非対応ですが、アルパインは無線CarPlayをサポートしています。

※Android Autoの無線接続はサポートしていません。

「DAF11Z」「DAF9Z」「DA7Z」アルパインから2022年向けの上位グレードディスプレイオーディオ発売
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なお、私自身はかつては無線CarPlay&ワイヤレス充電にこだわっていた時期がありましたが、この組み合わせだとスマホが著しく発熱し、夏場は動作が不安定になる事がありましたので、現在ではCarPlayは有線接続の方が好ましいと考えています。

このようなユーザーにはパイオニア製品をおすすめします。

「DMH-SF500」パイオニアから2023年向けの新型ディスプレイオーディオ発表
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CD/DVD/地デジが必要なユーザー向け

CD/DVD/地デジが必要なユーザーには、イクリプスの製品がおすすめです。

同社は後発メーカーですので、マス市場であるパイオニア・アルパインが展開しているゾーンは狙わず、この記事のテーマのような少し遅れて消極的にディスプレイオーディオへの移行を検討しているユーザー向けの製品と言えます。(その分価格は高めです)

「DAV-DS01F」イクリプスのCarPlay対応のディスプレイオーディオ
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ディスプレイオーディオで動画アプリを視聴する方法

CarPlay・Android Autoは、いずれも車内で安全にスマホのアプリを使う目的で開発されているシステムですので、動画アプリを視聴する事が出来ません。

しかしながら、以下のようなAndroidドングルを使用する事によって、CarPlay対応のディスプレイオーディオでは動画アプリを含めたほとんどのアプリを車内にて運用可能になります。

実機レビュー OTTOCASTの新機種 CarPlay AI Box PICASOU 2 PCS40
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その他にもHDMI入力に対応するディスプレイオーディオでは、スマホのミラーリングやFire TV、Chromecastと組み合わせる事で動画アプリの視聴が可能です。

iPhoneをカーナビにHDMIで有線ミラーリングする方法
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Fire TVをカーナビで使ってみた!
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「Chromecast」をカーナビで使用してみた!
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コメント

  1. アサゾー より:

    https://pioneer.tayori.com/q/cocchi-support/detail/598166/

    Cocchiの公式サイトではAndroid ではなくiPhone の方が車速を使えないと記載があるようです。

    • ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 ドライブレコーダー専門家 LaBoon!!編集長 鈴木朝臣 より:

      お知らせ頂きありがとうございます。
      確かにそのように書いてありますね。
      こちらでトンネル内で測位を維持て来ていたのは、ジャイロによるものかもしれません。

  2. アームズ より:

    記事とは関係ないのですが、BLITZのTL401Rを使用しており、最新の313Rへ買い替え検討してるのですが、誤報の方はどんな感じでしょうか?

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