中華ディスプレイオーディオと、日本メーカーのディスプレイオーディオの棲み分けは今後どうなって行くだろうか?

こんにちは!LaBoon!!編集長の鈴木朝臣です。

CarPlayやAndroid Autoの認知度の向上に伴って、一昔前に比べると車載オーディオは絶対にメーカー製のナビソフトが入っていなきゃダメ、と言うユーザーは減ってきているように思います。

私自身も、法人・個人で所有する車のうち、2台はサイバーナビ・彩速ナビ、残りの2台はパイオニアのディスプレイオーディオ・中華メーカーのディスプレイオーディオを積んでいます。

因みにサイバーナビ・彩速ナビは、2015~2016年に掛けて取り付けたもので、その後の7年間は新しく購入したのはディスプレイオーディオだけとなっています。

このような状態なので、次に車載オーディオを購入する時にはディスプレイオーディオに行く可能性が高いのですが、CD/DVD/地デジなしのエントリークラスのメーカー製ナビに、CarPlayやAndroid Autoをくっ付けたような製品が出てくれば即買いします。(多分出ないだろうな)

現状、ディスプレイオーディオはパイオニア・アルパイン・ケンウッドなどの日本メーカーから販売されているほか、従来からこのゾーンを専門的に扱っているATOTOなどの中華メーカーも大きな存在感を誇っています。

そこでこの記事では、どのメーカー、どのディスプレイオーディオがおすすめなのか?と言う観点ではなく、ユーザー、マーケーター、販売者、取付店の視点をまじえて、日本メーカー製・中華メーカー製のディスプレイオーディオの今後の行方を占ってみます。

日本メーカーのディスプレイオーディオ

日本メーカーのディスプレイオーディオのうち、私が使用した事があるのはパイオニアの「DMH-SF700」のみですが、多少の動作の不安定性はあるものの、その後の継続的なファームアップデートでの改善や、日本メーカーならではの品質の安定性などが魅力です。

また、カーナビやディスプレイオーディオはドライブレコーダーなどとは異なり、取り付け難易度が高い為、メーカーサイドから見ると量販店や電装店などでの取り付けサポートへの依存度が高いと言う特性があります。

壊れたからと言って簡単に脱着が出来るものではありませんので、ユーザー・販売店・取付店の品質に対する要求は他の車載ガジェットよりも高くなり、これが中華メーカーに対する大きなアドバンテージとなっているように考えられ、今後もこれは変わらないように思います。

価格帯的には、パイオニアの9型フローティングモデルが9万円台、7型インダッシュモデルが5万円台となっています。

中華メーカーのディスプレイオーディオ

中華メーカーのディスプレイオーディオと言えば、ATOTO製品が有名です。

ATOTO製品の日本メーカーに対するアドバンテージは、価格が安い事に尽きますが、最も価格が安い7型モデルの「F7WE」は2万円台前半の価格帯となっています。

最も価格が高い、10型モデルでも3万円台と日本メーカー製品と比べると圧倒的な価格の安さが魅力です。

ただし、品質的には不安な面があり、過去に購入した個体では半年程度でディスプレイが故障するなど、故障率はそこそこ高いように見受けられます。

このような背景から、私自身も中華ディスプレイオーディオは壊れるのが前提の為、DIYで取り付けが可能な方以外にはおすすめして来ませんでした。

おそらく、今後もこの情勢は変わる事はなく、実店舗では日本メーカー製品、ネット販売でも取り付けを店舗に依頼するユーザーは日本製品、ATOTO製品はDIYで取り付けが出来るユーザーのみに売れていくものと考えられます。

ATOTO自身は、取付店と協業したいような意向も持っていますが、本体価格と取り付け工賃のバランスが取れない上に、故障での脱着のリスクを考えると、LaBoon!!としても取付店を紹介する気になれないと言うのが本音です。

具体的に3年間の故障率などのデータが示されれば別ですが、高過ぎて示せない可能性もありますね(笑)

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